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2人用声劇
多重人格設定 ヤンデレキャラ有 言い合い 屁理屈 比喩多め 2人のうち一人ほぼモブ「ピエロのマジックショー」
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「セリフ」(ナレーション?) 主人格女の子。自身に特別な力を持っていると信じている。人見知りをよくする。優しい女の子。
『セリフ』狂気を司る人格。人が苦しむ姿を何より好む。何かあるとこうしてあらゆる言葉をかけて追い詰めてくる。しかし、嘘はつかない。
『どうだい。他者を助け、己が死んでいく心地は』
(暗闇の中で声が響いた。
その声はどう聴いても自分の声で。
しかし、それでいて決して自分ではないものだった。)
「そうね、つらいね」
『そうだろう。それで他者を助けた、なんて思ってるんだもんな?』
「……そうね」
『厚かましい。相手は裏切り者としか見てはいない、事実だしなぁ?』
「そうね……」
『お前がいくらあれの命を長引かせたかったとはいえ、殺しかけたことに変わりはない。それに』
(なにも見えないその世界の向こうで嘲笑する、私。)
『押し付けがましいエゴだろ』
(そう、これは私が起こしたことの報い。
それに対してつらいなんていうのも間違ってる。
誰かが言ったように、この性格を治せるならもうとっくの昔に治ってる。
それをしなかったのは自分の判断。
そう、しなかったのは……。)
『方法を探しもしないまま突き進んだ結果だろう?』
「探した。探して探して、結果これしかなかった」
『嘘を言うなよ今更。そうなるかもしれないと分かった時点でお前はなにをした? 方法を探す、なんて行動はとらずに、この結果にまっしぐらだったろう』
「……」
『僕の言っていることは間違ってはいないと、思うけど?』
「そう……だったかな」
『死ぬかもしれない、助けたい、方法はどこだ、そこまでは良かったなぁ。お前は結果最初から間違っていた』
「そうね……否定は、しない」
『故に……
助けようとした時点でお前は間違ってたんだよ』
「……え?」
『助けようと思った、死ぬかもしれないと思ったのは何故だ』
「そう、わかったから……」
『わかったのは何故だ』
「夢を見た。あと、そうやってみえた」
『夢を見、会話を交わし、そうだとわかった』
「そう。不意打ちで出てきた、私の力g」
『無い』(遮る様に
「え?」
『お前に力なんてものは無いと言ったんだ』
「何を……現に私はっ」
『お前は会話を交わしてそうだとわかったと言ったな。相手の雰囲気、考えていることを読み、その未来を見る。あるいは見えてしまう。その代償として不幸があり、飢えがある。だったな』
「……そう」
『なら僕が言ってやる。お前に特別な力なんてものはない』
「だから私はっ」
『お前が相手の考えてることを読み取れるのは声の調子や話し方、その全体での雰囲気と、自分の質問に関しての答え方だ。声も聞かずに相手のことを読み取れるわけではないだろ』
「そんなことはn」
『"無い"と言い切れるのか?』
「いいきれる」
『あの男の考えてることも読めず、質問にも答えられなかったのに?』
「あの時は……自分の精神が安定してなかったから。読むに読めなくて……」
『声を聞きながら話していたわけでは無いからね。そりゃわから無いだろうね』
「違うっ」
『どこも、何も違うところなど無いだろう。僕が言っていることは正しい。お前がしていたことは魔法ではなく、手品なんだよ』
「……は?」
『声の調子、話し方、質問の返し方、それを全て含めた全体の雰囲気。お前はこれで相手の考えていることを読む。未来が見えると言ったな。お前が未来を読むのはこれまた相手の性格を分析した上で、こういう状況の場合、そいつはどう動くか想定したものに過ぎ無い。お前は妄想で人の未来を決めつけてたんだよ。哀れだな』
「何を言って……」
『お前の今の姿もそうだ。周りからイイコイイコと持て囃され、笑顔を振りまき、それでいてナルシスト。周りがいい評価をすればするたびに喜んで舞い上がる。その姿も仮面なのになぁ』
「違う!これは私自身で、私本来の姿!私が本体であることをあんたもわかってるでしょ!?」
『あぁ、わかってるよ。十分わかってるさ。故に言ってるんだ。これでも、僕は喜んでいるんだよ。お前は当初、その姿になる前、僕が生まれてくる前に何を願った? 何を望んだ? それを願ったばかりに僕を産んだことをもう忘れた?』
「それは当然覚えて…………え? まさか」
『"あの女を人生をかけて騙し、いつか必ず殺してやる"
そう、願ったんだよ』
「違うそんなことじゃ無い」
『でもそれ以外思い当たる部分はあるのかい? 思い出せるのかい?』
「……」
『あるわけ無いよなぁ、思い出せるわけ無いよなぁ。だってこれが真実だもんなぁ。あの女に一度殺されかけ、心を失い、そう願った時からお前は狂ってるんだよ。狂っていることに関してはある程度自覚があるようだけど。お前はいい子ぶって猫をかぶり始めた。イイコイイコ言われるたびに、周りからはそう見えるようになってると、そう認識するたびにいい子を演じ続け、今がある。要するに、お前の嘘つきは治ってなんぞいなかった。むしろ悪化してたんだな。誰にも嘘をつき、ありもし無い力があると言いふらしながらぶりっ子して、挙げ句の果て魔法使いのふりをした手品師に成り果てた』
「…………」
『まぁ、簡単に言うと』
『お前はピエロのマジックショーを周りに見せていただけなんだよ』
「ピエロ?マジック?なにを言って、、、」
『しかもこれまた厄介なことに、手品師にあるまじき"これは魔法である"なんて嘘までついて、だからお前は間違ったんだ。ピエロのマジックショーなんざ所詮全てが嘘。嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘っ! お前の存在までもが嘘なんだよ、わかる? そんな嘘で塗り固められたものの中で己さえも騙されて、信じ込み、逃げ込んで、そして忘れて。そんなもので見えた世界を助けようなんざ、最初から無理に決まってる。御愁傷様。お前がしようとしたことは何もかもが無駄なんだよ。むしろ助けるなんて結果は待ってはいなかった。お前は進んであれの死期を引き寄せたに過ぎ無い。乙だったなぁ。それは嫌われて当然言われて当然むしろ足り無いんじゃ無いのかなぁ』
「全部、ウソ……?違う!絶対に違う!」
『受け入れられ無い? でも受け入れなければなら無い。これが現実なんだよ。お前が逃げ続けた現実。お前が人を憎み、殺したいと願い、それが無理だとわかって逃げ出した現実なんだよ。わかるのかなぁ。おつむが足り無いお前にはわから無いだろうなぁ。なんたって精神年齢一桁なんだもんなぁこのクソガキってば。なら聞くけど、なんで僕がこんなところにい続けてると思う? なぜお前ら全員を殺したいと思っているかわかる?』
「それは、私たちが苦しむ姿が、見たくて……」
『そう。それは正解。ならなぜ見たいと思う?』
「なぜ……?」
『流石にわかんないか。なら教えてあげる。僕がお前らを苦しませたい理由はね
お前らが舞台のの役者、ウソツキだからだよ』
「あんたは、いったいなにを言ってるの?」
『だから僕は苦しめたいんだ。苦しむ姿が見たいんだ。予定には無い、役者の顔なんぞ壊れてしまえ。うっとおしいよ本当に。苦しむ姿が見てて面白いのはそうだけど、それ以上にお前達がウザいんだ。だから苦しめばいい。だから僕はいろんなことをするんだ。いろんなことができるんだよ。そんな嘘でどうこうしようなんてしこうごとこわれればいい』
「みんなが、嘘つき? そんなはずは無い。嘘なんて、誰もついて」
『無いわけがないだろ。お前はあの母親を殺したくていい子ぶった。信じ、裏切られたと言う恨みと同じ思いをして仕舞えばいいと望んで。ある意味、その思いがあったから平凡に行けていたのかもしれ無いのにな。もっと言うと、それがなければお前は僕みたいになっていたってこと』
「え?何であんたに」
『僕はね、言って仕舞えば君の本性なんだよ』
「本性? あんたが?」
『そう。母親云々の話は全くなく、僕が生まれなかったら、お前は僕のようになっていたと思うよ。ヒトの苦しみを喜びとし、したいことをしてつまら無いことはしない。正確にはヒトが苦しんでるのを無視する、のかなぁ。もっと分かりやすく言うならあの母親みたいにね。そんなことはどうでもいいや。』
「なにを、、、」
『何にしても、お前がしていたことはエゴですらなかった。自分にすら嘘をつき突き通してヒトを貶めたんだよ。よかったなぁヒトを貶めて幸せを得られて。それでもまだショーを続けるというその醜悪さに感じすらするよ。わかるかな。お前は"あの時"から間違ってるの。あの男が言ったように治らないんだよ。現時点でお前はどういう存在かって言えば、死ぬしかないんだよ。いらないの。生きていたって苦しむ人間は増え、無理やりに、そしてそれを知らないまま、ピエロのマジックショーを見せられることになるんだからなぁ。必要という人間はよほどのお人好しバカなんだろうなぁ。本心で思っちゃいないな。僕をクソピエロと言うけれど、それはお前のことなんだよクソガキ。お前が僕という現実から逃げ、ショーを見せ続ける限り生きてる資格なんざありはしない。僕はお前達を殺しにかかるし、やめようとも思わない。ちなみに、この会話は全部あの男にプレゼントしておくから、せいぜい血反吐を吐いて演じるんだな。エセヒーローを』
「違う! あんたの言ってることは、、、全部!」
『まだわからないのか。お前がしていたことは、間違いを正当化するための言い訳にしかならないと言ったんだ。大体、お前の言葉なんざ誰一人だって聞いちゃいない。それだって台本の一部だろヘドが出る。消えるべきなのは僕じゃなくてお前達の方だ。せいぜい悶え苦しめ。あの女が受けた苦しみはこれでは贖いないだろう? 安心していいよ。体の方は僕が責任持って保っておいてやるよ』
「な!?」
『じゃあな。ヒーロー気取りのピエロ手品師』
『セリフ』狂気を司る人格。人が苦しむ姿を何より好む。何かあるとこうしてあらゆる言葉をかけて追い詰めてくる。しかし、嘘はつかない。
『どうだい。他者を助け、己が死んでいく心地は』
(暗闇の中で声が響いた。
その声はどう聴いても自分の声で。
しかし、それでいて決して自分ではないものだった。)
「そうね、つらいね」
『そうだろう。それで他者を助けた、なんて思ってるんだもんな?』
「……そうね」
『厚かましい。相手は裏切り者としか見てはいない、事実だしなぁ?』
「そうね……」
『お前がいくらあれの命を長引かせたかったとはいえ、殺しかけたことに変わりはない。それに』
(なにも見えないその世界の向こうで嘲笑する、私。)
『押し付けがましいエゴだろ』
(そう、これは私が起こしたことの報い。
それに対してつらいなんていうのも間違ってる。
誰かが言ったように、この性格を治せるならもうとっくの昔に治ってる。
それをしなかったのは自分の判断。
そう、しなかったのは……。)
『方法を探しもしないまま突き進んだ結果だろう?』
「探した。探して探して、結果これしかなかった」
『嘘を言うなよ今更。そうなるかもしれないと分かった時点でお前はなにをした? 方法を探す、なんて行動はとらずに、この結果にまっしぐらだったろう』
「……」
『僕の言っていることは間違ってはいないと、思うけど?』
「そう……だったかな」
『死ぬかもしれない、助けたい、方法はどこだ、そこまでは良かったなぁ。お前は結果最初から間違っていた』
「そうね……否定は、しない」
『故に……
助けようとした時点でお前は間違ってたんだよ』
「……え?」
『助けようと思った、死ぬかもしれないと思ったのは何故だ』
「そう、わかったから……」
『わかったのは何故だ』
「夢を見た。あと、そうやってみえた」
『夢を見、会話を交わし、そうだとわかった』
「そう。不意打ちで出てきた、私の力g」
『無い』(遮る様に
「え?」
『お前に力なんてものは無いと言ったんだ』
「何を……現に私はっ」
『お前は会話を交わしてそうだとわかったと言ったな。相手の雰囲気、考えていることを読み、その未来を見る。あるいは見えてしまう。その代償として不幸があり、飢えがある。だったな』
「……そう」
『なら僕が言ってやる。お前に特別な力なんてものはない』
「だから私はっ」
『お前が相手の考えてることを読み取れるのは声の調子や話し方、その全体での雰囲気と、自分の質問に関しての答え方だ。声も聞かずに相手のことを読み取れるわけではないだろ』
「そんなことはn」
『"無い"と言い切れるのか?』
「いいきれる」
『あの男の考えてることも読めず、質問にも答えられなかったのに?』
「あの時は……自分の精神が安定してなかったから。読むに読めなくて……」
『声を聞きながら話していたわけでは無いからね。そりゃわから無いだろうね』
「違うっ」
『どこも、何も違うところなど無いだろう。僕が言っていることは正しい。お前がしていたことは魔法ではなく、手品なんだよ』
「……は?」
『声の調子、話し方、質問の返し方、それを全て含めた全体の雰囲気。お前はこれで相手の考えていることを読む。未来が見えると言ったな。お前が未来を読むのはこれまた相手の性格を分析した上で、こういう状況の場合、そいつはどう動くか想定したものに過ぎ無い。お前は妄想で人の未来を決めつけてたんだよ。哀れだな』
「何を言って……」
『お前の今の姿もそうだ。周りからイイコイイコと持て囃され、笑顔を振りまき、それでいてナルシスト。周りがいい評価をすればするたびに喜んで舞い上がる。その姿も仮面なのになぁ』
「違う!これは私自身で、私本来の姿!私が本体であることをあんたもわかってるでしょ!?」
『あぁ、わかってるよ。十分わかってるさ。故に言ってるんだ。これでも、僕は喜んでいるんだよ。お前は当初、その姿になる前、僕が生まれてくる前に何を願った? 何を望んだ? それを願ったばかりに僕を産んだことをもう忘れた?』
「それは当然覚えて…………え? まさか」
『"あの女を人生をかけて騙し、いつか必ず殺してやる"
そう、願ったんだよ』
「違うそんなことじゃ無い」
『でもそれ以外思い当たる部分はあるのかい? 思い出せるのかい?』
「……」
『あるわけ無いよなぁ、思い出せるわけ無いよなぁ。だってこれが真実だもんなぁ。あの女に一度殺されかけ、心を失い、そう願った時からお前は狂ってるんだよ。狂っていることに関してはある程度自覚があるようだけど。お前はいい子ぶって猫をかぶり始めた。イイコイイコ言われるたびに、周りからはそう見えるようになってると、そう認識するたびにいい子を演じ続け、今がある。要するに、お前の嘘つきは治ってなんぞいなかった。むしろ悪化してたんだな。誰にも嘘をつき、ありもし無い力があると言いふらしながらぶりっ子して、挙げ句の果て魔法使いのふりをした手品師に成り果てた』
「…………」
『まぁ、簡単に言うと』
『お前はピエロのマジックショーを周りに見せていただけなんだよ』
「ピエロ?マジック?なにを言って、、、」
『しかもこれまた厄介なことに、手品師にあるまじき"これは魔法である"なんて嘘までついて、だからお前は間違ったんだ。ピエロのマジックショーなんざ所詮全てが嘘。嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘っ! お前の存在までもが嘘なんだよ、わかる? そんな嘘で塗り固められたものの中で己さえも騙されて、信じ込み、逃げ込んで、そして忘れて。そんなもので見えた世界を助けようなんざ、最初から無理に決まってる。御愁傷様。お前がしようとしたことは何もかもが無駄なんだよ。むしろ助けるなんて結果は待ってはいなかった。お前は進んであれの死期を引き寄せたに過ぎ無い。乙だったなぁ。それは嫌われて当然言われて当然むしろ足り無いんじゃ無いのかなぁ』
「全部、ウソ……?違う!絶対に違う!」
『受け入れられ無い? でも受け入れなければなら無い。これが現実なんだよ。お前が逃げ続けた現実。お前が人を憎み、殺したいと願い、それが無理だとわかって逃げ出した現実なんだよ。わかるのかなぁ。おつむが足り無いお前にはわから無いだろうなぁ。なんたって精神年齢一桁なんだもんなぁこのクソガキってば。なら聞くけど、なんで僕がこんなところにい続けてると思う? なぜお前ら全員を殺したいと思っているかわかる?』
「それは、私たちが苦しむ姿が、見たくて……」
『そう。それは正解。ならなぜ見たいと思う?』
「なぜ……?」
『流石にわかんないか。なら教えてあげる。僕がお前らを苦しませたい理由はね
お前らが舞台のの役者、ウソツキだからだよ』
「あんたは、いったいなにを言ってるの?」
『だから僕は苦しめたいんだ。苦しむ姿が見たいんだ。予定には無い、役者の顔なんぞ壊れてしまえ。うっとおしいよ本当に。苦しむ姿が見てて面白いのはそうだけど、それ以上にお前達がウザいんだ。だから苦しめばいい。だから僕はいろんなことをするんだ。いろんなことができるんだよ。そんな嘘でどうこうしようなんてしこうごとこわれればいい』
「みんなが、嘘つき? そんなはずは無い。嘘なんて、誰もついて」
『無いわけがないだろ。お前はあの母親を殺したくていい子ぶった。信じ、裏切られたと言う恨みと同じ思いをして仕舞えばいいと望んで。ある意味、その思いがあったから平凡に行けていたのかもしれ無いのにな。もっと言うと、それがなければお前は僕みたいになっていたってこと』
「え?何であんたに」
『僕はね、言って仕舞えば君の本性なんだよ』
「本性? あんたが?」
『そう。母親云々の話は全くなく、僕が生まれなかったら、お前は僕のようになっていたと思うよ。ヒトの苦しみを喜びとし、したいことをしてつまら無いことはしない。正確にはヒトが苦しんでるのを無視する、のかなぁ。もっと分かりやすく言うならあの母親みたいにね。そんなことはどうでもいいや。』
「なにを、、、」
『何にしても、お前がしていたことはエゴですらなかった。自分にすら嘘をつき突き通してヒトを貶めたんだよ。よかったなぁヒトを貶めて幸せを得られて。それでもまだショーを続けるというその醜悪さに感じすらするよ。わかるかな。お前は"あの時"から間違ってるの。あの男が言ったように治らないんだよ。現時点でお前はどういう存在かって言えば、死ぬしかないんだよ。いらないの。生きていたって苦しむ人間は増え、無理やりに、そしてそれを知らないまま、ピエロのマジックショーを見せられることになるんだからなぁ。必要という人間はよほどのお人好しバカなんだろうなぁ。本心で思っちゃいないな。僕をクソピエロと言うけれど、それはお前のことなんだよクソガキ。お前が僕という現実から逃げ、ショーを見せ続ける限り生きてる資格なんざありはしない。僕はお前達を殺しにかかるし、やめようとも思わない。ちなみに、この会話は全部あの男にプレゼントしておくから、せいぜい血反吐を吐いて演じるんだな。エセヒーローを』
「違う! あんたの言ってることは、、、全部!」
『まだわからないのか。お前がしていたことは、間違いを正当化するための言い訳にしかならないと言ったんだ。大体、お前の言葉なんざ誰一人だって聞いちゃいない。それだって台本の一部だろヘドが出る。消えるべきなのは僕じゃなくてお前達の方だ。せいぜい悶え苦しめ。あの女が受けた苦しみはこれでは贖いないだろう? 安心していいよ。体の方は僕が責任持って保っておいてやるよ』
「な!?」
『じゃあな。ヒーロー気取りのピエロ手品師』
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