魔法使い×あさき☆彡

かつたけい

文字の大きさ
上 下
230 / 395
第十九章 なんのために殺し合うのか

03 バスケットボールの試合が出来るほどに広く、なんにも

しおりを挟む

 バスケットボールの試合が出来るほどに広く、なんにもない、そして薄暗い部屋。
 先ほどまでいた部屋の、一つ上のフロアにある、今回の戦場として案内された場所だ。

 扉近くには、魔法使いマギマイスターが七人。

 我孫子天王台の魔法使い、
 りようどうさき
 あきかず
 あきらはる
 しましよう
 よろずのぶ

 リヒト特務隊、
 さいとう
 やすながやす

 向き合っている。
 冷たい空気の中を。

 これから、ここで戦うのである。
 明木治奈の妹、明木ふみを取り戻すために。

「ねえ、照明、暗すぎないかな?」

 延子が、リヒトの二人に尋ねる。
 おそらくは遥か格上、とこれから戦うというのに、なんだか普段以上にのんびりした口調で。

「いいんだよ、この方がお互い」

 黒スカートに青ラインの康永保江は、面倒臭そうに答える。

「何故だい?」
「いつもさあ、あたしらと戦うやつも、見ているやつらも、すぐ戦意喪失しちまうんだよ。傷だらけの、ぼっこぼっこの顔になっちまうからな。自分の腹から、ずるずる腸が出ちゃったりするからな」
「強いんだねえ」

 万延子は、青白ストライプの巨大メガネをフレームを摘み、苦笑した。

「ガタガタ震えてるやつらに囲まれてたって面白くないし、てめえらも見たかないだろ? 仲間がぐちゃぐちゃの肉塊になるところなんか、はっきりとは。まあ、結局はみんなあたしたちにブッ殺されるんだから、どうでもいいんだけどよ」

 負けること億に一回もない、と自信満々な表情である。

「みんな、ごめんね」

 しゅんとした声で、割り込んだのは、ぐろ先生である。
 祥子のリストフォンから、空間投影で上半身が浮かんでいるが、声の通り、がくり首を落として申し訳なさそうな表情だ。

「こんなことになっちゃって。甘かった。フミちゃんになにかあったら、全部わたしのせい」
「違います! 先生はなにも……」

 自責の言を否定する明木治奈であるが、いい切るより前に、

 ごっ、
 と鈍く重い音と共に、顔面がひしゃげていた。

 白スカートの魔道着、さいとうの、白い手袋をはめた拳が、無警戒の頬をブチ抜いたのである。

 不意打ちを受けた治奈の身体が、風を切る勢いで、吹き飛ばされる。

 拳放った斉藤衡々菜本人が、なんという脚力そして魔力か、跳躍してその風へと追い付くと、追撃を浴びせた。
 両足を揃え、治奈の身体へと叩き込んだのである。

 ぐじゃりっ
 壁に打ち付けられて、治奈の身体が潰れた。
 ずるり、ぼとり、まるで叩き付けられた濡れ雑巾。
 剥がれ、床に落ちた。
 ぴくりとも動かない。
 動けない。
 そもそも、意識があるのか、ないのか。

 蹴りを見舞った反動で、斉藤衡々菜はトンボを切って着地した。

「十点!」

 両手を高く上げて、喜悦の笑み。
 その、高く上げた手に、いつの間にか武器が掴まれていた。
 クラフトにより具現化させたか、部屋自体に魔道伝送の機能が施されているのか。

 長い柄の先に、緩く反った刀が付いている。
 えんげつとうという中国の武器である。

 白スカートの魔法使いは、柄の中心を持ってぐるん回転させると、大きく振りかぶって、

「はーい、そんじゃまずは一匹い」

 にこにこ笑いながら、倒れて朦朧としている治奈へと、なんの躊躇いもなくむしろ嬉々として刃を振り下ろした。

 魔道着は優秀な防具でもあるが、服にしては、に過ぎない。
 ましてや治奈は意識を半分失っており、
 ましてや刃を振り下ろすのは、得体の知れない能力を持つ魔法使い。

 みながまだ、あっけに取られて動けないでいる間に、こうして惨劇がまず一つ。

 いや、
 そのままであったならば、間違いなく治奈の首は切断されていたであろうが、一本の棒が、その未来を変えた。

 よろずのぶの伸ばす、飾り気のない木刀。
 その先端が、えんげつとうの一撃を、受け止めたのである。

 さすがは一人だけ三年生というべきが、油断をしていなかったため、なんとか間に合ったものだ。

 長い遠心力を持って振り下ろされる金属の刃物を、細い木の刀身で受けたわけだが、折れもしなければ傷一つついてはいなかった。
 正確には、刀身ではなく、気によって弾いたのだ。
 木刀は繊維ゆえに、一瞬で魔力を伝導させられる。
 万延子、彼女が木刀を得物として使う所以である。

「うあん、おっしい!」

 幼児みたいな、まるで邪気のない笑顔を浮かべ、白スカートの斉藤衡々菜は、パチンと指を鳴らしながら腕を振り下ろした。

 敵対関係とはいえ、不意打ちで治奈を殺しかけておいての、そんなことをまるで感じさせない態度に、アサキ、カズミ、祥子はすっかり呆気に取られてしまっている。
 まさかそんな、という常識感に阻害され、気持ちが付いていけていないのだ。

「ああ、いきなりで驚いちゃったあ? 特に始まりの合図とかないから、気楽にね。……だって、どうせどっちが勝つかは決まってるんだし。みんなそんな硬い顔してないでさあ、生きているあとほんの少しの時間を、楽しもうよお、ね」

 白スカートの魔法使いは、勝手な理屈を押し付けながら、手首をパタパタと返した。

 つまり、既に戦いは始まっているわけである。

 相手の強さ、無邪気な言動に調子を狂わされて、アサキたちはただ唖然とするばかりであったが。

 だが、
 一人……

「ライヒ、スターク……」

 微かに聞こえる声で、呪文の詠唱をしていた。
 万延子である。
 気持ちの切り替え早く、既に、こそりぼそりと唱えていた呪文魔法により、両手に握りしめている木刀が、薄青く、輝いた。

 ぶうん
 横薙ぎの一閃が、空気を切り裂いた。

 もしも相手が異空側にいようとも、次元の壁を破り魔道着の上から骨を砕いて不思議のない、破壊魔力に青々輝く豪快な一振り。

 だがその先には、
 戦いの優劣は相対的である、という当たり前の現実が、あるばかりであった。

 木刀の繊維に魔力を行き渡らせての、延子の一撃は、

 白スカートの魔法使い、斉藤衡々菜の、折れそうに細い二本の指に、難なく摘まれ、受け止められていたのである。

 もう片方の腕、小脇に、偃月刀の柄が抱えられている。
 白スカートの魔法使いは、その武器を、腰の回転力だけでぶうんと振り回した。
 軽く腰を捻っただけに見えるが、先に延子の放った一撃以上に、勢い鋭かった。
 周囲の空間粒子を切り裂き潰しながら、刃が延子へと襲い掛かった。

 経験? 本能? 風圧や音を受けるより早く、直感的にその圧倒的な破壊力を見抜いたか、延子は、摘まれた木刀を力任せに奪い返しながら、すっと斜め後ろへと引いていた。

「甘いんだよねえ!」

 ほとんど同じタイミングで、斉藤衡々菜は、引かれた分だけ詰めていた。
 短く持った偃月刀の穂先を、小さなモーションで振り下ろす。

 延子はかろうじて、木刀で打ち上げてかわす。
 だがその瞬間、身体が浮いていた。
 足払いを受けたのである。

 空中で、腰を軸に回転した身体が、ほぼ水平になったところ、その身体に、なにかが振り落とされた。
 延子の全身は、床に叩き付けられた。

 いつ蹴り足を振り上げたのか、白スカートの魔法使いが、踵を落としたのである。

「ぐ、が……」

 苦悶の表情、地に叩き付けられた延子の、呻き声。

「さあああ、今度こそっ一匹い!」

 とどめは武器で、と決めているのか、白スカートの魔法使いは、また楽しげな笑顔を浮かべると、下がって距離を作りながら、長く持った偃月刀を振り上げ、振り下ろした。
 喜悦の表情で。

 だが……

 ぎんっ
 と、鈍いも鋭い、金属の打ち付け合う音が響くと、

「しょぼーん」

 稚拙な擬音を発しながら、斉藤衡々菜の喜悦の表情は、残念そうな、落ち込んだものへと変わった。

 またもや、とどめの攻撃を受け止められてしまったからである。
 首と胴体を分かつ喜びを、お預け食らったからである。

 今度は、アサキの剣だ。
 咄嗟に飛び込み、振り下ろされた偃月刀の刃から、仲間を守ったのである。

「まーーーー、いっか」

 すぐまたにっこり笑顔になった白スカートの魔法使いは、そういいながら一歩前へ出て、アサキへと密接した。

 咄嗟に退くアサキであるが、

 白スカートは、引かれた分を瞬時に詰めると、逃げられないよう手首を掴んだ。

 く、と呻きながら、アサキは、払い、振り解く。
 解いた瞬間にまた掴まれて、さらに、もう一つの腕をも掴まれていた。

 斉藤衡々菜は、押し始める。
 アサキの両手を掴んだまま、アサキの身体を、一歩、二歩。

 アサキの身体が、じりじり下がる。
 押された分だけ、一歩、二歩。

「アサキ、なにやってんだ!」

 カズミの、不安焦燥もどかしげな叫び声。

「う、動けないんだ!」

 完全に動かないわけではない。
 ただ、力がまともに入らない。
 感覚が、麻痺してしまって。

 相手のなんともいえない迫力と非常識に、驚いただけ? とも思ったが、そうではない。

 こちらだって覚悟して、ここへきている。
 いつまでも、気持ちで負けたりなどしていない。

 ということは……
 ま、まさか……

 アサキの目が、あらためて驚きに見開かれていた。

 その表情に気が付いた白スカートの魔法使い、斉藤衡々菜は、アサキの身体をぐいぐい押しながら、満足げに目を細めた。

「そう、非詠唱を使えるのはね、きみだけじゃ、ないんだよ」

 やはり、この白スカートの魔法使い、斉藤衡々菜も、アサキ同様非詠唱魔術発動能力者だったのだ。

 俗に非詠唱能力といい、詠唱系呪文を非詠唱つまり声に出すことなく、脳内にて唱え、発動させることの出来る能力だ。
 右脳特定部位の、異常発達によるものだ。
 それにより、本来なら声に出すことで初めて生じる言霊を、念じるだけで作り上げることが出来る。

 その、非詠唱による魔法を、いつの間にか掛けられており、そのため身体に力が入らなかったのだ。

 充分に、想定し得る状況ではある。
 だが実際に、自分以外の同能力者に、出会ったことなどなく。
 すっかり意表を突かれてしまった。

 束縛魔法は初歩の初歩、それが非詠唱というだけで、分かればどうということはないはずだ。
 アサキは、魔力の呪縛を魔力で、非詠唱で、振りほどくべく対抗呪文を念じた。

 だが、これはどうしたわけか。
 束縛魔法を打ち消すための魔力が、体内に生じないのだ。
 そもそも、脳内に言霊が生じない。

 すぐ、原因が分かった。
 白スカートの魔法使い、斉藤衡々菜に、両手首を掴まれているせいだ。
 しっかりと掴んでいるだけでなく、ぎゅ、ぎゅっ、と細かく不規則に捻じり、特定リズムの刺激を与えることで、呪文の発動を乱しているのだ。

「ストルォング、サーヴィアタイス……」

 と、すぐに有詠唱に切り替えた。
 しかし、間に合わなかった。

 どん、ちゃぷんっ

 アサキの背が、壁に押し当てられた瞬間、液体が跳ねた音。
 背が、全身が、壁の中に沈んだのである。

「じゃあやすちゃあん、行ってくうるねえーっ。残りの雑魚は、まーかせたあ」

 白スカートの魔法使い、斉藤衡々菜は、そのままぐいぐいアサキの身体を完全に押し込んで、垂直の水面へ完全に沈めると、自らも壁の中へと飛び込んだ。

 二人の姿は消えて、そこにはただ、冷たく硬い壁があるのみだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R18】童貞のまま転生し悪魔になったけど、エロ女騎士を救ったら筆下ろしを手伝ってくれる契約をしてくれた。

飼猫タマ
ファンタジー
訳あって、冒険者をしている没落騎士の娘、アナ·アナシア。 ダンジョン探索中、フロアーボスの付き人悪魔Bに捕まり、恥辱を受けていた。 そんな折、そのダンジョンのフロアーボスである、残虐で鬼畜だと巷で噂の悪魔Aが復活してしまい、アナ·アナシアは死を覚悟する。 しかし、その悪魔は違う意味で悪魔らしくなかった。 自分の前世は人間だったと言い張り、自分は童貞で、SEXさせてくれたらアナ·アナシアを殺さないと言う。 アナ·アナシアは殺さない為に、童貞チェリーボーイの悪魔Aの筆下ろしをする契約をしたのだった!

勇者パーティー追放された支援役、スキル「エンカウント操作」のチート覚醒をきっかけに戦闘力超爆速上昇中ですが、俺は天職の支援役であり続けます。

カズマ・ユキヒロ
ファンタジー
支援役ロベル・モリスは、勇者パーティーに無能・役立たずと罵られ追放された。 お前のちっぽけな支援スキルなど必要ない、という理由で。 しかし直後、ロベルの所持スキル『エンカウント操作』がチート覚醒する。 『種類』も『数』も『瞬殺するか?』までも選んでモンスターを呼び寄せられる上に、『経験値』や『ドロップ・アイテム』などは入手可能。 スキルを使った爆速レベルアップをきっかけに、ロベルの戦闘力は急上昇していく。 そして勇者一行は、愚かにも気づいていなかった。 自分たちの実力が、ロベルの支援スキルのおかげで成り立っていたことに。 ロベル追放で化けの皮がはがれた勇者一行は、没落の道を歩んで破滅する。 一方のロベルは最強・無双・向かうところ敵なしだ。 手にした力を支援に注ぎ、3人の聖女のピンチを次々に救う。 小さい頃の幼馴染、エルフのプリンセス、実はロベルを溺愛していた元勇者パーティーメンバー。 彼女たち3聖女とハーレム・パーティーを結成したロベルは、王国を救い、人々から賞賛され、魔族四天王に圧勝。 ついには手にした聖剣で、魔王を滅ぼし世界を救うのだった。 これは目立つのが苦手なひとりの男が、最強でありながらも『支援役』にこだわり続け、結局世界を救ってしまう。そんな物語。 ※2022年12月12日(月)18時、【男性向けHOTランキング1位】をいただきました!  お読みいただいた皆さま、応援いただいた皆さま、  本当に本当にありがとうございました!

選ばれたのは私ではなかった。ただそれだけ

暖夢 由
恋愛
【5月20日 90話完結】 5歳の時、母が亡くなった。 原因も治療法も不明の病と言われ、発症1年という早さで亡くなった。 そしてまだ5歳の私には母が必要ということで通例に習わず、1年の喪に服すことなく新しい母が連れて来られた。彼女の隣には不思議なことに父によく似た女の子が立っていた。私とあまり変わらないくらいの歳の彼女は私の2つ年上だという。 これからは姉と呼ぶようにと言われた。 そして、私が14歳の時、突然謎の病を発症した。 母と同じ原因も治療法も不明の病。母と同じ症状が出始めた時に、この病は遺伝だったのかもしれないと言われた。それは私が社交界デビューするはずの年だった。 私は社交界デビューすることは叶わず、そのまま治療することになった。 たまに調子がいい日もあるが、社交界に出席する予定の日には決まって体調を崩した。医者は緊張して体調を崩してしまうのだろうといった。 でも最近はグレン様が会いに来ると約束してくれた日にも必ず体調を崩すようになってしまった。それでも以前はグレン様が心配して、私の部屋で1時間ほど話をしてくれていたのに、最近はグレン様を姉が玄関で出迎え、2人で私の部屋に来て、挨拶だけして、2人でお茶をするからと消えていくようになった。 でもそれも私の体調のせい。私が体調さえ崩さなければ…… 今では月の半分はベットで過ごさなければいけないほどになってしまった。 でもある日婚約者の裏切りに気づいてしまう。 私は耐えられなかった。 もうすべてに……… 病が治る見込みだってないのに。 なんて滑稽なのだろう。 もういや…… 誰からも愛されないのも 誰からも必要とされないのも 治らない病の為にずっとベッドで寝ていなければいけないのも。 気付けば私は家の外に出ていた。 元々病で外に出る事がない私には専属侍女などついていない。 特に今日は症状が重たく、朝からずっと吐いていた為、父も義母も私が部屋を出るなど夢にも思っていないのだろう。 私は死ぬ場所を探していたのかもしれない。家よりも少しでも幸せを感じて死にたいと。 これから出会う人がこれまでの生活を変えてくれるとも知らずに。 --------------------------------------------- ※架空のお話です。 ※設定が甘い部分があるかと思います。「仕方ないなぁ」とお赦しくださいませ。 ※現実世界とは異なりますのでご理解ください。

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】

小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。 他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。 それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。 友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。 レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。 そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。 レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……

公爵家三男に転生しましたが・・・

キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが… 色々と本当に色々とありまして・・・ 転生しました。 前世は女性でしたが異世界では男! 記憶持ち葛藤をご覧下さい。 作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。

勇者に闇討ちされ婚約者を寝取られた俺がざまあするまで。

飴色玉葱
ファンタジー
王都にて結成された魔王討伐隊はその任を全うした。 隊を率いたのは勇者として名を挙げたキサラギ、英雄として誉れ高いジークバルト、さらにその二人を支えるようにその婚約者や凄腕の魔法使いが名を連ねた。 だがあろうことに勇者キサラギはジークバルトを闇討ちし行方知れずとなってしまう。 そして、恐るものがいなくなった勇者はその本性を現す……。

【完結】私だけが知らない

綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。 やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。 記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位 2023/12/19……番外編完結 2023/12/11……本編完結(番外編、12/12) 2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位 2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」 2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位 2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位 2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位 2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位 2023/08/14……連載開始

処理中です...