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第一章 令和の魔法使い
04 天王台中央公園。住宅街の中にある、木々に覆われた部分
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天王台中央公園。
住宅街の中にある、木々に覆われた部分と児童用遊具ゾーンとが半分半分の、特に珍しくもない町の公園だ。
木々に覆われた側の、隅に置かれたベンチに、二人の女子中学生が座っている。
令堂和咲と、明木治奈の二人である。
治奈は天王台第三中学校の制服、アサキはまだそれが仕上がっていないため仙台の中学校での制服を着ている。
どうして二人が、ここでこうしているのかというと、通学路が同じだからだ。
家がすぐ近くらしい、ということから学校から一緒に歩いてきて、せっかくだしなんか話そうか、と通り道にある公園にて雑談をしているというわけだ。
「今度、食べにきてな。奢るけえね」
「うん。でもお金は払うよ。……わたし広島風って食べたことないんだあ。確か焼きそばが乗っているんだよね」
「ほうじゃ。なおかつ味も食感も最高なのが広島焼きじゃけえ。……じゃというのに、いまいちメジャーになれないんだなあ」
治奈は腕を組み足を組み、長いため息を吐いた。
なんの話をしているのか。
まあ想像は付くだろうが、お好み焼きの話だ。
アサキの住むマンションから徒歩数分の路地裏に、広島風お好み焼きの店舗がある。
そこは治奈の両親が営んでおり、二階に両親と妹と住んでいる自宅でもあるのだ。
というところから、広島風を食べた食べないという話になっていたのである。
「試合の遠征の時は、とにかく炭水化物を摂ろうと思って、ごはんの上に普通のお好み焼きを乗っけてお弁当にしたことがあったなあ」
楽しそうな顔で、以前の中学校での思い出を語るアサキ。
出会いの掴みに失敗していつも教室では暗いが、かといって学校生活が嫌な思い出というわけでもないのだ。
「普通のお好み焼き? 大阪焼きを、普通じゃとお?」
「あ、あ、ごめん!」
そここだわるポイントだったのかあ!
と慌てるアサキ。
「ええよ別に。冗談で怒るふりしてみただけじゃ。ところで試合の遠征ってなあに? アサキちゃん、どんな部活に入ってたの?」
「仙台の中学ではね、バスケをやってたんだ」
「へえ」
「補欠だったけどねえ」
えへへ、と恥ずかしそうに頭をかいた。
「たまーにはメンバーに入ることあったけど、出番は一回もなかったなあ。……まあ強豪らしいから、仕方ないんだろうけど」
「ほいじゃあ、運動苦手いうわけではないんじゃな」
「バスケ部ではそんなだったけど、体育の成績はそこそこよかったよ。まあ、持久走で違うコース走ってしまったりとか、そんな失敗ばっかりでしたけどお」
また、恥ずかしそうに笑った。
「走るのは小さな頃から結構得意なんだけど、運動会で選手に選ばれると決まって直前に足を痛めたりしちゃってさあ。お払いに行け、とか家族にいわれてたなあ」
「それほんまなんか憑いておるのかもなあ。……アサキちゃんって、そがいな霊とか超常現象とかいう話、信じる方なの?」
「いやあ、幽霊とかあ、そういうのは信じないなあ。不思議な能力を持つ不思議な生物とかは、いてもおかしくないと思うけど。……ああ、そういえば子供の頃、なんか白いぬるーっとしたものがたまに見えたことあったなあ」
「白い、ぬるーっとしたもの?」
「うん」
アサキは頷いた。
「そうか。……あのな、アサキちゃん、切り出すタイミング不自然なんじゃけど……ちょっと聞いてもらいたいことがあって……じゃけえ、にわかには信じてもらえない話かも知れなくて……」
「なあに?」
「あ、あのな、聞いてな、と、突拍子もない思うかも知れんけど……」
治奈は、躊躇いがちに、縮めた肩を左右に揺すって、もじもじとし始めた。
やがて、意を決したか、バッグを開いて両手で中をがさごそ漁った。
バッグの中に、その見せたいものが入っているのかな?
なんだろう。
と、アサキが思っていると、どこからか、動物の鳴き声が微かに聞こえてきた。
「鳴いてる」
どこだろう。
どこから聞こえてくるのだろう。
強くも弱い、必死に訴えているその鳴き声に、アサキは思わず立ち上がっていた。
「猫、かな」
「多分そうじゃろ」
治奈も立ち上がりバッグを肩に掛けながら、耳を澄ませて、きょろきょろと視線を走らせる。
「あっちじゃな」
指差すと、その方へと治奈が小走りし、アサキが慌てたように後を追った。
やはり、猫であった。
公園周辺に植えられたつつじの木の下に、和菓子の箱が置かれており、中にタオルが敷かれている。
その中に、生後間もないであろう、ふにゃふにゃとした子猫が二匹、大きく口を開けて訴えるように必死に鳴いていた。
雑種の、兄弟猫だろうか。
一匹は白黒のブチで、もう一匹は黒っぽい虎模様。
「捨て猫じゃな」
相当に弱っているのだろう。
二匹は力なく、でも生きようと必死に鳴いている。
「どうしよう。猫ちゃん、なんだか元気ないよ。いつからここにいるんだろ。……死んじゃいそうだよ。どうしよう」
涙目で、おろおろとした様子のアサキを見て、治奈は微笑を浮かべた。
「……この近くに動物病院があるけえね。連れてこうか。元気になったら、一緒に飼い主を探そ」
「うん。ありがとう。治奈ちゃん、本当にありがとう」
涙目ながらも顔に笑みを浮かべて、アサキは頭を下げた。
「ええよそんな、頭下げられるようなことじゃない。……優しくて、ええ子なんじゃなあ、アサキちゃんは」
治奈は笑みを浮かべたまま、ため息にも似た小さな息を吐くと、肩に掛けていたバッグが開けっ放しなことに気付き、ファスナーを引っ張って閉じた。
その小さな息のためか分からないが、どこか苦笑にも思える、そんな治奈の笑みだった。
住宅街の中にある、木々に覆われた部分と児童用遊具ゾーンとが半分半分の、特に珍しくもない町の公園だ。
木々に覆われた側の、隅に置かれたベンチに、二人の女子中学生が座っている。
令堂和咲と、明木治奈の二人である。
治奈は天王台第三中学校の制服、アサキはまだそれが仕上がっていないため仙台の中学校での制服を着ている。
どうして二人が、ここでこうしているのかというと、通学路が同じだからだ。
家がすぐ近くらしい、ということから学校から一緒に歩いてきて、せっかくだしなんか話そうか、と通り道にある公園にて雑談をしているというわけだ。
「今度、食べにきてな。奢るけえね」
「うん。でもお金は払うよ。……わたし広島風って食べたことないんだあ。確か焼きそばが乗っているんだよね」
「ほうじゃ。なおかつ味も食感も最高なのが広島焼きじゃけえ。……じゃというのに、いまいちメジャーになれないんだなあ」
治奈は腕を組み足を組み、長いため息を吐いた。
なんの話をしているのか。
まあ想像は付くだろうが、お好み焼きの話だ。
アサキの住むマンションから徒歩数分の路地裏に、広島風お好み焼きの店舗がある。
そこは治奈の両親が営んでおり、二階に両親と妹と住んでいる自宅でもあるのだ。
というところから、広島風を食べた食べないという話になっていたのである。
「試合の遠征の時は、とにかく炭水化物を摂ろうと思って、ごはんの上に普通のお好み焼きを乗っけてお弁当にしたことがあったなあ」
楽しそうな顔で、以前の中学校での思い出を語るアサキ。
出会いの掴みに失敗していつも教室では暗いが、かといって学校生活が嫌な思い出というわけでもないのだ。
「普通のお好み焼き? 大阪焼きを、普通じゃとお?」
「あ、あ、ごめん!」
そここだわるポイントだったのかあ!
と慌てるアサキ。
「ええよ別に。冗談で怒るふりしてみただけじゃ。ところで試合の遠征ってなあに? アサキちゃん、どんな部活に入ってたの?」
「仙台の中学ではね、バスケをやってたんだ」
「へえ」
「補欠だったけどねえ」
えへへ、と恥ずかしそうに頭をかいた。
「たまーにはメンバーに入ることあったけど、出番は一回もなかったなあ。……まあ強豪らしいから、仕方ないんだろうけど」
「ほいじゃあ、運動苦手いうわけではないんじゃな」
「バスケ部ではそんなだったけど、体育の成績はそこそこよかったよ。まあ、持久走で違うコース走ってしまったりとか、そんな失敗ばっかりでしたけどお」
また、恥ずかしそうに笑った。
「走るのは小さな頃から結構得意なんだけど、運動会で選手に選ばれると決まって直前に足を痛めたりしちゃってさあ。お払いに行け、とか家族にいわれてたなあ」
「それほんまなんか憑いておるのかもなあ。……アサキちゃんって、そがいな霊とか超常現象とかいう話、信じる方なの?」
「いやあ、幽霊とかあ、そういうのは信じないなあ。不思議な能力を持つ不思議な生物とかは、いてもおかしくないと思うけど。……ああ、そういえば子供の頃、なんか白いぬるーっとしたものがたまに見えたことあったなあ」
「白い、ぬるーっとしたもの?」
「うん」
アサキは頷いた。
「そうか。……あのな、アサキちゃん、切り出すタイミング不自然なんじゃけど……ちょっと聞いてもらいたいことがあって……じゃけえ、にわかには信じてもらえない話かも知れなくて……」
「なあに?」
「あ、あのな、聞いてな、と、突拍子もない思うかも知れんけど……」
治奈は、躊躇いがちに、縮めた肩を左右に揺すって、もじもじとし始めた。
やがて、意を決したか、バッグを開いて両手で中をがさごそ漁った。
バッグの中に、その見せたいものが入っているのかな?
なんだろう。
と、アサキが思っていると、どこからか、動物の鳴き声が微かに聞こえてきた。
「鳴いてる」
どこだろう。
どこから聞こえてくるのだろう。
強くも弱い、必死に訴えているその鳴き声に、アサキは思わず立ち上がっていた。
「猫、かな」
「多分そうじゃろ」
治奈も立ち上がりバッグを肩に掛けながら、耳を澄ませて、きょろきょろと視線を走らせる。
「あっちじゃな」
指差すと、その方へと治奈が小走りし、アサキが慌てたように後を追った。
やはり、猫であった。
公園周辺に植えられたつつじの木の下に、和菓子の箱が置かれており、中にタオルが敷かれている。
その中に、生後間もないであろう、ふにゃふにゃとした子猫が二匹、大きく口を開けて訴えるように必死に鳴いていた。
雑種の、兄弟猫だろうか。
一匹は白黒のブチで、もう一匹は黒っぽい虎模様。
「捨て猫じゃな」
相当に弱っているのだろう。
二匹は力なく、でも生きようと必死に鳴いている。
「どうしよう。猫ちゃん、なんだか元気ないよ。いつからここにいるんだろ。……死んじゃいそうだよ。どうしよう」
涙目で、おろおろとした様子のアサキを見て、治奈は微笑を浮かべた。
「……この近くに動物病院があるけえね。連れてこうか。元気になったら、一緒に飼い主を探そ」
「うん。ありがとう。治奈ちゃん、本当にありがとう」
涙目ながらも顔に笑みを浮かべて、アサキは頭を下げた。
「ええよそんな、頭下げられるようなことじゃない。……優しくて、ええ子なんじゃなあ、アサキちゃんは」
治奈は笑みを浮かべたまま、ため息にも似た小さな息を吐くと、肩に掛けていたバッグが開けっ放しなことに気付き、ファスナーを引っ張って閉じた。
その小さな息のためか分からないが、どこか苦笑にも思える、そんな治奈の笑みだった。
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