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第二章 本部編
76 愛されるとは…
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パスカルは今なんて言った?
———俺が愛されている……だと?
この俺がか? 前世で友人に「引くわー」と言われ無惨に振られたこの俺が愛されていると……それもイケメン4人に……
クロムに関してはさっき出会ったばかりである。会ったばかりでするのも大概問題だが、4人の顔を見ればギル以外出会ってすぐしていたので、気にしていたらキリがなかった。
「サタロー、君の過去に何があったのか分からないけどこの国では性別なんて関係ないんだよ」
俺の不安がどうやら顔にまででていたのだろう。アルは優しい顔で俺の頬に手を添えてそっと撫でる。
「そーそー、俺だって男とするの初めてだったけどサタローとするの超気持ちよくてクセになったし~」
恥ずかしげもなくそう言ったレオが後ろから俺に覆い被さる。
———重い……
「ガキが遠慮なんてするな。困ったら頼ってくればいい」
ギルも荒っぽい口調ながらも優しく俺の頭に手を置いて撫でる。
「小生も愚痴にならいつでも付き合うよ」
大渋滞している隙間からクロムがひょっこり顔を出してそう言った。
「まぁ、そう言うことだ。よかったなサタロー」
パスカルの声が聞こえる。これは良かったのだろうか。正直愛される相手は一人で良いのだけれど、と贅沢なことを思ってしまう。そもそも愛されてるってどういうことだ。俺の中で"愛"と言う言葉がゲシュタルト崩壊を起こしている。
おそらく、この4人のイケメンから俺は毎回魔力を貰う相手を選んでいいですよーということだろうか……
そんなの……
「ムリムリムリーーー!」
「どうしたんだい、サタロー」
いきなりの叫び声に4人は驚いている。
「選べないよ! みんなかっこいいし優しいし誰に貰うとか俺にはとても選べません!」
率直な気持ちを4人に伝える。優柔不断でチキンな俺には荷が重すぎる。すると4人は顔を見合わせそれぞれが異なったリアクションをする。
クロムは嬉しそうに「小生も仲間に入れてもらえたわけか」と言っている。喜んでもらえてよかったよ。
レオはニヤニヤしながら「じゃあ5人でする~?」とか言ってる。これに関しては全力で遠慮する。1人でも疲れるのに4人とか過労死する。
ギルは呆れた顔で「相変わらずだな」とため息を吐いている。落ち込むのでやめてほしい。
アルはと言うと「私を選んでくれないのかい」と今にも泣きそうな子犬の様な顔で俺のことを見ている。心が痛いのそんな顔で見ないでくれ。
「全くお前達は、決まらないなら当番制にすれば良い。アルフレッド、ギルバード、レオンハルトでクロムの順番でいいだろう。任務等入った時はサタローが適当に見繕え」
そんな混沌な状況に救世主のパスカルが現れ、問題を一気に解決に導いた。色々ツッコミたいところはあるが、この際いいだろう。
パスカルの提案に4人はまた思い思いの反応ををしたが、最終的に納得した様であった。
「納得したのならさっさと戻って仕事しろ!」
パスカルの言葉に彼らは渋々仕事へ戻っていった。帰り際アルが俺に近づき何かを囁く。
「今はこれで受け入れるけど、必ず君を振り向かせて見せるからね」
「……えっ?」
そう言ってみんなに見えない様に触れるだけのキスをした。アルは背を向けてそのまま仕事へと戻って行った。不意の行動に何の反応もできずその場に立ち尽くす。
「これはこれは、アルはサタローへの愛が強いようで」
「!?……なんでいるんだよ!」
彼らが見えなくなると背後からクロムの声が聞こえた。てっきり一緒に戻ったのかと思っていた。
「だって小生、今日休みだし。いやはやそれにしても若者の面白い奪い合いに参加できるなんて楽しいねー」
クロムはクツクツと口元に手を当てて笑いを堪えている。出会った頃とはずいぶん性格が違う。本当に同一人物なのかと俺は眉間に皺を寄せる。
「お前なんか性格変わってないか?」
俺の言葉にクロムはハッとしたように一瞬固まるがまた直ぐにニヤリと笑う。
「これが本当の小生だからね~」
「はぁ? じゃあ今までのは何だったんだよ?!」
「サタローに近づくための演技だよ。何でも話せる落ち着きのある相談相手が欲しかったんだろう?」
「……っう」
実際クロムの言っていることは的を得ており、何も言い返せない。森の中で今まであった愚痴も勢いで話したし、俺の方からクロムとは話しやすいと言っている。
「俺に近づくってなんだよ! 何が目的だよ!」
「目的か……そうだね。君に興味があったからかな。そういうことだからこれからよろしくねサタロー」
「っん! ふぁ……んあっ」
俺にいきなりキスをしてきた。先ほどのアルとは違った濃厚なキスだ。腰を腕で抱えられているため身動きが取れず受け入れるしかなかった。
「っん……んはぁ、はぁ、はぁ」
やっとの事で解放され、足りていなかった空気を必死に取り込む。
少し落ち着いたところでギロッと上を向きクロムを睨む。今までの真顔の顔はどこへいったのか俺の顔とは対照的なニコニコした笑顔を向けている。
「……離せよ」
「えー、どうしよっかなー」
「は・な・せ!」
「はいはい」
クロムは抱えていた腰から手をパッと離す。怒っている俺の姿を見ても相変わらずの笑みを浮かべている。掴みどころが無いのは変わっていないようだ。
「それじゃあ、またね」
そう言ってクロムはその場を後にした。彼の言動、行動に対して全く腑に落ちないが、さっき決めた順番からいくとクロムに会うのは先のことだ。
今日一日で色々ありすぎて疲れた。
俺はその場に座り込み、大きなため息を吐く。すると足元に影ができたので上を向くとパスカルが目の前に立っていた。
「なんだよ」
「これから大変になるな」
「誰のせいだよ……って俺のせいなのか?」
煮え切らない気持ちのままそう呟いた。
◇◇◇
その日の夜、寝る準備を済ましベッドへダイブし、天井をぼーっと見ながら今日一日の出来事を思い出す。
すると色々と気になる事が出てきた。
立ち去る前にクロムが言い残した"目的"とは何なのかとか。それを聞いていたはずのパスカルが素知らぬ顔をしていたなとか。あいつは元々そう言うところはあるのだが……
だがまぁそんな事またあった時に問い詰めれば良いわけで、そんなことより今日一番の出来事といえば決まっている。
———異世界に来たらイケメン4人に愛されました。
ってことだろう。
そもそも愛されてるとはどう言う意味なのだろうか。これは考え出すと終わらない難解な問題である。
愛には色んな意味がある……はずだ。転移前ならここでスマホを取り出して瞬時に調べられる。スマホがなくとも辞書なんかでもわかる。だが、この世界にはスマホなんて便利なものはない。辞書はあるだろうが、生憎この国の字を読むことはできない。字が読めないのに何故言葉が通じているのか不思議ではあるが、きっと転移時の神様からの特典みたいなものだと思っている。
つまり今"愛"についての意味を調べる手段はない。自分で考えるしかないので、自分の浅い知識で色々と考えを巡らせてみる。
まず、思いつくのは好きの更に上の言葉とかだろうか。ドラマとか映画でも「好きだ! いや愛してる」とか言ったりするし、もっと好きなんだアピールをする時に使う気がする。
「うーん、これはないな」
この考えはすぐに却下された。まず、彼らに好きと言われていない。言われてないのにあいつら俺のこと好きで好きでたまらない奴らなんだな、なんて思わないだろ。
次に考えられることとすれば、可愛がるとか愛でるかな。ペットみたいな感覚的な……ないな、何故なら俺は人間だからだ。
「いや、まてよ」
ペット以外だって当てはまるだろう。例えば兄弟を可愛がってるとかも言うからな。
「そうか! そう言うことか!」
難解なパズルのピースがピタリとハマったような快感でベッドから起き上がる。
俺が辿り着いた答えはこうだ。
俺はみんなからしたら年下の男である。つまり、弟みたいに可愛がっている=愛されてるってことだ。
「あー、スッキリした」
俺は布団の中に潜り込む。
体は疲れていたのに心がモヤモヤしてなかなか寝付けそうに無かった。今はモヤモヤがスッキリと晴れなんだかよく眠れそうである。
数分もすれば俺は夢の中にいた。
———俺が愛されている……だと?
この俺がか? 前世で友人に「引くわー」と言われ無惨に振られたこの俺が愛されていると……それもイケメン4人に……
クロムに関してはさっき出会ったばかりである。会ったばかりでするのも大概問題だが、4人の顔を見ればギル以外出会ってすぐしていたので、気にしていたらキリがなかった。
「サタロー、君の過去に何があったのか分からないけどこの国では性別なんて関係ないんだよ」
俺の不安がどうやら顔にまででていたのだろう。アルは優しい顔で俺の頬に手を添えてそっと撫でる。
「そーそー、俺だって男とするの初めてだったけどサタローとするの超気持ちよくてクセになったし~」
恥ずかしげもなくそう言ったレオが後ろから俺に覆い被さる。
———重い……
「ガキが遠慮なんてするな。困ったら頼ってくればいい」
ギルも荒っぽい口調ながらも優しく俺の頭に手を置いて撫でる。
「小生も愚痴にならいつでも付き合うよ」
大渋滞している隙間からクロムがひょっこり顔を出してそう言った。
「まぁ、そう言うことだ。よかったなサタロー」
パスカルの声が聞こえる。これは良かったのだろうか。正直愛される相手は一人で良いのだけれど、と贅沢なことを思ってしまう。そもそも愛されてるってどういうことだ。俺の中で"愛"と言う言葉がゲシュタルト崩壊を起こしている。
おそらく、この4人のイケメンから俺は毎回魔力を貰う相手を選んでいいですよーということだろうか……
そんなの……
「ムリムリムリーーー!」
「どうしたんだい、サタロー」
いきなりの叫び声に4人は驚いている。
「選べないよ! みんなかっこいいし優しいし誰に貰うとか俺にはとても選べません!」
率直な気持ちを4人に伝える。優柔不断でチキンな俺には荷が重すぎる。すると4人は顔を見合わせそれぞれが異なったリアクションをする。
クロムは嬉しそうに「小生も仲間に入れてもらえたわけか」と言っている。喜んでもらえてよかったよ。
レオはニヤニヤしながら「じゃあ5人でする~?」とか言ってる。これに関しては全力で遠慮する。1人でも疲れるのに4人とか過労死する。
ギルは呆れた顔で「相変わらずだな」とため息を吐いている。落ち込むのでやめてほしい。
アルはと言うと「私を選んでくれないのかい」と今にも泣きそうな子犬の様な顔で俺のことを見ている。心が痛いのそんな顔で見ないでくれ。
「全くお前達は、決まらないなら当番制にすれば良い。アルフレッド、ギルバード、レオンハルトでクロムの順番でいいだろう。任務等入った時はサタローが適当に見繕え」
そんな混沌な状況に救世主のパスカルが現れ、問題を一気に解決に導いた。色々ツッコミたいところはあるが、この際いいだろう。
パスカルの提案に4人はまた思い思いの反応ををしたが、最終的に納得した様であった。
「納得したのならさっさと戻って仕事しろ!」
パスカルの言葉に彼らは渋々仕事へ戻っていった。帰り際アルが俺に近づき何かを囁く。
「今はこれで受け入れるけど、必ず君を振り向かせて見せるからね」
「……えっ?」
そう言ってみんなに見えない様に触れるだけのキスをした。アルは背を向けてそのまま仕事へと戻って行った。不意の行動に何の反応もできずその場に立ち尽くす。
「これはこれは、アルはサタローへの愛が強いようで」
「!?……なんでいるんだよ!」
彼らが見えなくなると背後からクロムの声が聞こえた。てっきり一緒に戻ったのかと思っていた。
「だって小生、今日休みだし。いやはやそれにしても若者の面白い奪い合いに参加できるなんて楽しいねー」
クロムはクツクツと口元に手を当てて笑いを堪えている。出会った頃とはずいぶん性格が違う。本当に同一人物なのかと俺は眉間に皺を寄せる。
「お前なんか性格変わってないか?」
俺の言葉にクロムはハッとしたように一瞬固まるがまた直ぐにニヤリと笑う。
「これが本当の小生だからね~」
「はぁ? じゃあ今までのは何だったんだよ?!」
「サタローに近づくための演技だよ。何でも話せる落ち着きのある相談相手が欲しかったんだろう?」
「……っう」
実際クロムの言っていることは的を得ており、何も言い返せない。森の中で今まであった愚痴も勢いで話したし、俺の方からクロムとは話しやすいと言っている。
「俺に近づくってなんだよ! 何が目的だよ!」
「目的か……そうだね。君に興味があったからかな。そういうことだからこれからよろしくねサタロー」
「っん! ふぁ……んあっ」
俺にいきなりキスをしてきた。先ほどのアルとは違った濃厚なキスだ。腰を腕で抱えられているため身動きが取れず受け入れるしかなかった。
「っん……んはぁ、はぁ、はぁ」
やっとの事で解放され、足りていなかった空気を必死に取り込む。
少し落ち着いたところでギロッと上を向きクロムを睨む。今までの真顔の顔はどこへいったのか俺の顔とは対照的なニコニコした笑顔を向けている。
「……離せよ」
「えー、どうしよっかなー」
「は・な・せ!」
「はいはい」
クロムは抱えていた腰から手をパッと離す。怒っている俺の姿を見ても相変わらずの笑みを浮かべている。掴みどころが無いのは変わっていないようだ。
「それじゃあ、またね」
そう言ってクロムはその場を後にした。彼の言動、行動に対して全く腑に落ちないが、さっき決めた順番からいくとクロムに会うのは先のことだ。
今日一日で色々ありすぎて疲れた。
俺はその場に座り込み、大きなため息を吐く。すると足元に影ができたので上を向くとパスカルが目の前に立っていた。
「なんだよ」
「これから大変になるな」
「誰のせいだよ……って俺のせいなのか?」
煮え切らない気持ちのままそう呟いた。
◇◇◇
その日の夜、寝る準備を済ましベッドへダイブし、天井をぼーっと見ながら今日一日の出来事を思い出す。
すると色々と気になる事が出てきた。
立ち去る前にクロムが言い残した"目的"とは何なのかとか。それを聞いていたはずのパスカルが素知らぬ顔をしていたなとか。あいつは元々そう言うところはあるのだが……
だがまぁそんな事またあった時に問い詰めれば良いわけで、そんなことより今日一番の出来事といえば決まっている。
———異世界に来たらイケメン4人に愛されました。
ってことだろう。
そもそも愛されてるとはどう言う意味なのだろうか。これは考え出すと終わらない難解な問題である。
愛には色んな意味がある……はずだ。転移前ならここでスマホを取り出して瞬時に調べられる。スマホがなくとも辞書なんかでもわかる。だが、この世界にはスマホなんて便利なものはない。辞書はあるだろうが、生憎この国の字を読むことはできない。字が読めないのに何故言葉が通じているのか不思議ではあるが、きっと転移時の神様からの特典みたいなものだと思っている。
つまり今"愛"についての意味を調べる手段はない。自分で考えるしかないので、自分の浅い知識で色々と考えを巡らせてみる。
まず、思いつくのは好きの更に上の言葉とかだろうか。ドラマとか映画でも「好きだ! いや愛してる」とか言ったりするし、もっと好きなんだアピールをする時に使う気がする。
「うーん、これはないな」
この考えはすぐに却下された。まず、彼らに好きと言われていない。言われてないのにあいつら俺のこと好きで好きでたまらない奴らなんだな、なんて思わないだろ。
次に考えられることとすれば、可愛がるとか愛でるかな。ペットみたいな感覚的な……ないな、何故なら俺は人間だからだ。
「いや、まてよ」
ペット以外だって当てはまるだろう。例えば兄弟を可愛がってるとかも言うからな。
「そうか! そう言うことか!」
難解なパズルのピースがピタリとハマったような快感でベッドから起き上がる。
俺が辿り着いた答えはこうだ。
俺はみんなからしたら年下の男である。つまり、弟みたいに可愛がっている=愛されてるってことだ。
「あー、スッキリした」
俺は布団の中に潜り込む。
体は疲れていたのに心がモヤモヤしてなかなか寝付けそうに無かった。今はモヤモヤがスッキリと晴れなんだかよく眠れそうである。
数分もすれば俺は夢の中にいた。
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★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
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