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第二幕

路上喫煙について、『昔は許されてたのに今になって禁止されるとかおかしい!』とか言う人もいるみたいだけど、いやいや逆だよ逆、むしろ今までそれが

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路上喫煙について、

『昔は許されてたのに今になって禁止されるとかおかしい!』

とか言う人もいるみたいだけど、いやいや逆だよ逆、むしろ今までそれが野放しにされてた方がおかしいんだって。

だってそうでしょ? 同じ大人の嗜好品であるはずのお酒が、路上で大っぴらに昼間から飲んでたりしたら眉を顰められるのに、どうして煙草はそれを許されると思えんの?

それを疑問に思わない感覚の方がむしろズレてたんだって。

しかも、

<かつては 許されてたけどダメってことになったもの>

なんていくらでもあるじゃん。

<公衆浴場での混浴>

だって、

『風紀が乱れる』

ってことで禁止になっていったんでしょ? ノーヘルでのバイクも禁止になっていったし、自動車の排ガス規制もどんどん厳しくなってる 。

路上喫煙を正当化したい人らはすぐに自動車の排ガスを引き合いに出すけど、実際にもうもうと黒い煙を上げながら走るトラックとかほとんどなくなったじゃん。技術的に可能な範囲内で排ガスをなくす方向に現に進んでるじゃん。

『今すぐ完全に無くすことはできない』

ってだけ。

そういうのに比べたら、

『路上喫煙をやめる』

なんてそれこそ個人の心掛けでその日からでもできることじゃん。余裕で実現可能なことじゃん。

なのに、

『今すぐ自動車の排ガスをなくさない社会の所為』

にして言い逃れようとか、それが大人のすること?

煙草は<大人の嗜好品>なんだよね? 大人だからこそ許されるものなんだよね? その是非を<歳だけ取った子供>が論じるなんて、ちゃんちゃらおかしいって。

まあ、<ただの感情的な嫌煙>も大人にすることとは思わないけどさ。

大人としてわきまえて<喫煙スペース>で楽しんでることについてまであれこれ口出しするのはおかしいと私も思う。それは<大人のすること>だとは思わない。

喫煙スペースになにか不備があってそれを問題にしてるってことなら、そんなのはあくまで管理者に言うことであって個人の喫煙者にとやかく言うことじゃないよね。

その辺りについては冷静にならなきゃと私も思ってる。

そういうのを冷静にできない親の姿を子供達に見せるのは、親として恥ずかしいことだと思ってる。

だから私の子供達は、子供だからこその未熟さもありつつ、その中では冷静に物事を見ることができると感じてるよ。

少なくとも、

<自分の感情をまともにコントロールもできない大人>

とは、一線を画してると思う。

そういう意味でも、自慢の子供達なんだよね。

うん。

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