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第二幕

ホント、他人の間違いとかに対してはいちいち噛み付くクセに、自分の間違いを指摘されたらキレたりすんのは、なんでなんだろうね? そんなに自分に自

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ホント、他人の間違いとかに対してはいちいち噛み付くクセに、自分の間違いを指摘されたらキレたりすんのは、なんでなんだろうね? そんなに自分に自信がないの? 自分の間違いを認めるのが怖いの? だったら他人も同じかもしれないってなんで思わないの? 

鉄道に興味がない人が<気動車>のことを<電車>って言ったりしたら、やたら専門用語並べてあれこれ指摘してくる人がいるけど、そういう人のことを気持ち悪がったりするよね? いちいち細かいことをごちゃごちゃ言うのって、第三者の立場だとそう見えるんだよ。

アニメのこととかについてでも、<脚本>とか<演出>とかについて訳知り顔であれこれ言ってたりすんのって、それと一緒だよ? 

『なんとなく好き』

『なんとなくおもしろい』

そう感じて楽しんでる人にとっては、そんな細かい理屈なんかどうでもいいんだよ。鉄道に興味ない人が<気動車>と<電車>の違いなんて別に気にしてないのと同じ。そんな違い知らなくたって何も困らないしね。

しかも、脚本とか演出にヤケに細かいことを言ってくる人って、

『同業者?』

とか思っちゃうんだよね。

『自分の作品がそれほど人気出ないのに他の人の作品が人気だったり話題になったりすることに嫉妬してるだけじゃないの?』

と感じちゃうんだよ。

自分の作品が人気出ないのは、

『その時点で求められてるものと微妙に噛み合ってないから』

だったりすることがほとんどだと思うんだけど? よっぽど技術的な部分で水準に達してさえいないのでもない限りね。

私の作品も、『水準に達してない』から跳ねないってのはあるのかもしれない。でもそれは私自身の技量の問題だから他の人を妬んでも何も解決しないのは分かってる。分かってるから他の人の作品についてあれこれ言うのは避けてるんだ。どうしたって<バイアス>が掛かってしまうだろうからさ。

自分が人間だってことを認めればこそ、

<バイアスが掛かったものの見方をしてしまう可能性>

が常にあることは承知してる。それを考慮に入れないのは、<大人>のすることじゃないと思ってる。

私は大人としても半人前かもしれないけど、だからってただただ子供じみた感情論ばっかりを振りかざしてていいわけじゃないってのも分かるんだよ。そんなことをしてたら子供達も真似しちゃうからね。見習っちゃうからね。

それは嫌なんだ。

なのに、<汚い言葉>まで使って誰かの作品を貶す人の多いこと多いこと。

それを<恥ずかしいこと>だとさえ思わない人の多いこと多いこと。

ホント、情けないよね。

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