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第二幕

『自分の好みに合わないからケチをつける』ってのは、本当に野暮で礼儀ってものをわきまえてないと思う。<個人の感想><ただの主観>ってことなら分

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『自分の好みに合わないからケチをつける』

ってのは、本当に野暮で礼儀ってものをわきまえてないと思う。

<個人の感想><ただの主観>ってことなら分かるよ? それは受け手側の自由だと思うし、『こう感じるべきだ!』ってのを押し付けるのはこれまた筋違いだと思う。

でもね、

『こう感じるべきだ! ってのを押し付けるのはこれまた筋違い』

というのがまさにそれなんだよ。自分の好みに合わないからって他の人に対しても『自分と同じように感じるべきだ』なんてのを押し付けるのは筋違いだって言ってるし、自分の好みを盾に作品を評価するとか、そんなのただの、

<無敵>

じゃん。自分の理屈だけが成り立つ<チート>じゃん。それを前にしたら他の理屈や技術論なんて意味なくなっちゃうんだよね。そんなものを振りかざして得意げになってるとか、いわゆる<チーター>と同じでしょ。

典型的な<嫌われムーブ>だよね。

『そんなことをしてるから友達いないんじゃないの?』

と感じるヤツ。

私も友達は決して多くないし、それこそ学生時代の<知り合い>はただの<顔見知り>でしかなくて<友達>なんかじゃなかった。だから今はもうほとんど縁が切れてる。

それ自体は別に構わないし、さくらやダンナと出逢ったからもう十分に取り返せてるけどさ。でも、そんな自分の在り方こそが正しいと思ってるわけでもないんだ。あくまで、

『本当なそんなこと望んでもないのに周りに迎合することで上辺だけ仲がいいふりをする』

なんてことを続ける意味が私にはないってだけでさ。そういう在り方も、本人がそれでいいならいいと思うよ。見てて痛々しいとは感じるけど、私の在り方だって他の人から見たら『痛い』だろうしさ。

自分の生き方なんてあくまで本人にとって意味があればそれでいいんだよ。そして他の人の在り方にケチをつけるのは野暮だし礼儀知らずな振る舞いだって言ってんの。

まあそれで言ったら、

『自分の好みだけを盾にして作品を評価する』

っていう振る舞いも、そりゃ当人がそうしたいのなら勝手にすれば?って話なんだけどさ。でもね、それをするならその振る舞いそのものに対して他の人から批評されるのも自分が招いてることだとは思うわけよ。

これもまた、『類は友を呼ぶ』ってことかな。

本気で『好きにすればいい』と思ってる人は基本スルーするし、同じように、

『自分の好き嫌いだけで語っていい』

と考える人は、そういう振る舞いに対しての好き嫌いで関わってくるんだよねえ。

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