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第二幕

何度でも言うよ?『暴力で強引に状況を変えることを正当化するなんて正気の沙汰じゃない』 ってさ。『自分にとって都合よく状況が変わる保証なんて

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何度でも言うよ? 

『暴力で強引に状況を変えることを正当化するなんて正気の沙汰じゃない』

ってさ。

『自分にとって都合よく状況が変わる保証なんて一ミリもない』

ってさ。

『軍事クーデターも侵略戦争もテロも全部、暴力で強引に状況を変えることを目指して行われてるものだ』

ってさ。

たまたま自分にとって都合のいいように展開した事例だけをピックアップして、

『だから暴力で解決を図ることも必要なんだ!』

とか、典型的な<バイアスがかかった思考>だからね? 漫画やアニメや小説で上手くいく展開と同じ。

『たまたま上手くいった事例を描いてる。見てる』

だけだって、利口な人なら分かるはずなのにね。『だから暴力で解決を図ることも必要なんだ!』なんて、漫画やアニメや小説を現実に当てはめて考えるのと同じじゃんねえ。

これも何度も言うけど、

<急迫不正の侵害行為>

に対しては力で対抗することも確かに必要だと思う。相手が実際に凶器を手にして襲い掛かってきてるのに、

『話し合おう!』

なんてのはさすがにどうかしてると私だって思うよ。だけどさ、現に、仮にも<政治家>だった人らが政権を奪取して実際に政権運営に当たったのに、結局は口先ばっかりでグダグダだったっていう実例があるじゃん。仮にも<政治家>として実際に政治の世界でいた人らでさえそれだよ?

しかも、大言壮語を吐いて選挙で当選した人が、実際に政治家として活動し始めてからは全然パッとしない、実績を残せない、なんてのも散々見てきたじゃん。なのになんで、暴力で強引に状況を変えてしまおう的な短絡的なものの考え方をする人が適切な判断を下せるとか思えんの? そんな漫画やアニメや小説のキャラクターみたいなのが現実にはいないからこんな世の中になってるんでしょ?

これが確かに戦国時代とかだったら、普通に政治方面の能力が高い人でも武将として戦ったりしてたでしょうよ。だけど今はそうじゃないでしょ? 

だいたいさあ、異世界に転移なり転生した主人公がチート能力でバリバリ敵を倒して国造りしたり社会変革を成し遂げたりしてるのを馬鹿にしてるじゃん。漫画やアニメや小説でさえそんな上手くいくわけないと思えんのに、どうして現実世界でそれが上手くいく都合よくいくと思えんの? そこがまずおかしいっての。

フィクションと現実の区別がついてないじゃん。

『だから暴力で解決を図ることも必要なんだ!』なんて、典型的な、

<フィクションと現実の区別がついてない言動>

じゃん。

もういい加減にそれに気付いたらどうなの?

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