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第二幕

とにかくいつまでも親の脛を齧るみたいにして神様の脛を齧って責任を擦り付けてそれで偉そうにするのはもういい加減にしたらどうなのって思うよ。少な

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とにかくいつまでも親の脛を齧るみたいにして神様の脛を齧って責任を擦り付けてそれで偉そうにするのはもういい加減にしたらどうなのって思うよ。

少なくとも私はそれを立派な大人の姿だとは思わない。マジで。

改めて言うけど、私は、信仰そのものを否定するつもりはないんだよ。教義ってものをまっとうに勉強すれば、生きる上において重要なヒントが記されているだろうからね。そういうものをちゃんと理解して生きる上で役立てていくのなら、それは素晴らしいことだと思う。

でもさ、だからってそれを人に押し付けようとしたり、他の人を貶めるための根拠にするのはおかしいって言ってんの。そしてそういう自分の行いの責任を仏様だの神様だのに擦り付けるのは、ただの逃げにしか思えない。

それを信仰しているのはあくまで自分自身の責任においての話でしょ? その自分の責任から逃れるために仏様や神様を利用するのは、仏様や神様を敬ってなんかいない。ただただ自分に都合よく利用しようとしているだけだ。

そんなのは単なる<卑怯な振る舞い>でしかないし、<信仰>じゃなくて<逃避>でしかないと思う。

仏様や神様を本当に敬うなら、自分自身で責任をとれる人間になるべきじゃないの?

それなら信仰している意味もある気がする。

逆を言えば、そうじゃなければ信仰の意味がない気さえするよ。ましてや自分の家族を苦しめてまでする信仰になんの意味があるの?

オカルト的な解釈で、

『こうすることで極楽浄土に辿り着ける!』

なんてのは論外でしょ。現実世界で現実に幸せになれなきゃなんの意味もない。私はそんなの断固拒絶する。

フィクションはフィクションとして楽しんでいるからこそ意味があるんだよ。フィクションと現実を混同したって、不幸しかばらまかないよ。本人だけは現実を見ないことで、

『幸せになれた気がする』

かもしれないけどさ、巻き添えを食った方はそれこそ大迷惑以外の何ものでもない。ただの不幸だ。

他者を不幸に陥れた代わりに自分だけが<幸せになれた気分>を得るとか、そういうの、本来、宗教の教義とかが<最も悪辣な振る舞い>と断じてるそれじゃないの? 釈尊が語ってたという、

<他者には何も与えず自分だけが何もかもを得ようとする悪しき行い>

そのものとしか思えないんだけど?

そう。今の宗教が起こしてる諸々の問題は、それこそ釈尊やイエスが禁じてた<悪しき行い>以外の何だって言うのさ?

いい歳をした大人がそんなことさえ理解しようとしないで、なんで子供に尊敬してもらえると思うの?

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