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第二幕

ホントにさ、『責任能力があるから人間だ』なんて、いつ、誰が、何の根拠があってそんなこと言ったってのさ? 政治家とか自称専門家がどっかで受け狙

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ホントにさ、

『責任能力があるから人間だ』

なんて、いつ、誰が、何の根拠があってそんなこと言ったってのさ? 政治家とか自称専門家がどっかで受け狙いで口にした妄言だったりしたらそれこそどうかしてるよ?

ねえ? 誰が言ったの? そしてそれは<公式見解>なの? そうじゃないんなら何の値打ちもない戯言だよね?

とにかく、『責任能力があるから人間だ』だなんて、条文のどこに書かれてるのさ? そんなものがあるならとっくにそれを持ち出してるのがいるでしょうに、出てこないってのはそういうことじゃないの?

まあ、どこかに書かれてたことを、前後の文脈とか無視して超解釈してってのは今後出てきそうかなって予感もないわけじゃないけどさ。

だけど、

『人間には皆、人権がある』

とはされてるかもしれないけど、

『責任能力があるから人間だ』

なんて規定されてないはずだけどなあ。

『権利には義務が伴う』かもしれないとしても、『義務を果たさないと権利もない』とは規定されないはずだけどね? たしかに、年金保険料払わなきゃ年金受け取る権利はなくなるとしても、少なくとも『生きる権利もない』なんてことはないはずだけど?

と言うか、そもそも<権利>ってもの自体があくまで人間を守るためのアリバイみたいなもんだから、

『権利があるから人間で、権利がないから人間じゃない』

って話でもないんだよ。人間は人間。それだけの話。それが分からないって、

『法律を理解してる』

って言えんの? 『法律を理解できないのは人間じゃない』とか言うつもりだったとしたら、

『それを言ってる当人が法律を理解してないから人間じゃない』

みたいな話になるじゃん。

『法律を理解してるから人間だなんて言ってない! 『人間だというのなら自分の罪に対して責任を負うのが当然だ!』と言ってるだけだ!』

とか言うかもしれないけど、だからさ、話の大前提が、

『何をもって人間と言うか?』

ということなんでしょ? そしたら、

『人間から生まれるのは人間以外の何ものでもない』

で終わっちゃうって言ってんの。他所様に対して、

『お前が生んだものは人間じゃない!!』

なんて、どんな神経してたら言えんのさ? それを言う当人が人間なのかどうかを疑うレベルだっての!

何度でも言うよ? 

『人間の親から生まれるのは人間だし、人間じゃないものが生まれたんならそれはもう親が人間じゃないってことだ』

ってさ。

『自分で生きることもできない奴のために家族が疲弊してる!』

とか、

『そういう奴を収容してる施設の職員は疲弊してる!』

とか、あのねえ? だから、

『タブーに踏み込む俺カッコイイ!!』

するってんなら、

『そもそも接し方が間違ってたんじゃね?』

ってタブーにまず踏み込みなさいよ!

『なんで暴れるんだろう?』

それを冷静に考えるところから始めることね。

言葉が通じない。道理が通じない。こちらの都合なんて考えてもくれない。そんな幼い我が子と接して思い知ったわよ!

『あ、これって私の接し方に齟齬があるんだ』

ってさ。

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