上 下
573 / 1,087

ホントに今の世の中さあ、『尊敬に値する大人なんてごく少数』だってことがすっかりバレちゃったじゃん? ニュースで無様な大人の姿を見ない日はない

しおりを挟む
ホントに今の世の中さあ、

『尊敬に値する大人なんてごく少数』

だってことがすっかりバレちゃったじゃん? ニュースで無様な大人の姿を見ない日はないし、ネットでも、

<結婚して子供もいる大人の行状>

が明らかになってるじゃん? それなのにいつまで、

『子供は無条件に大人を敬うべきもの』

なんて幻想にしがみついてんのさ。もう無駄なんだよ。いくら体裁を取り繕うとしたって、年収二千万円を達成してるような親でさえ、そのプライベートをつまびらかにしたら、

『人間として尊敬するに値しない』

面とかが炙り出されちゃったりするんだよ?

今だって、いろんな政党の広告が表示されたりするけど、それを見て正直どう思ってんの?

『こんな奴らの広告とか、見たくない』

とか思ってたりしない? 政治家なんてそれこそ<大人の代表>の一つだよ? それに対して不愉快に感じるとか、どういうことなのさ?

『こんな奴らを当選させるような奴らも頭おかしい』

とか思ってたりするんじゃないの? 自分の気に入らない政党を支持してる人らのことを軽蔑してたりするんじゃないの?

自分の気に入らない政党を支持してる人らのことなんて、

『ロクでもない奴ら』

とか思ってたりするんじゃないの? じゃあやっぱり、

<尊敬に値するまともな大人>

なんて、この世には少数しか存在しないってことじゃん。

で、こんな風に言うと、

『少数のまともな大人だけ残して他の奴らは皆殺しにして排除すればまともな社会になる!』

みたいにいかにも<中二病>なことを言うのもいたりするけど、そんなことできるわけないじゃん。そんなことができるならテロリストなんてそもそもこの世に存在しないでしょ?

できもしないことを大声で叫ぶのって、恥ずかしくない?

私は恥ずかしいよ。だから自分にできることをやってんの。

『自分の子供が他所様を害さない』

ように努力してんの。見ず知らずの赤の他人を導くなんてことが私にできるとは思わないから、自分の子供だけはと思ってんの。

どんなに世間からは<立派な人>と思われたって、自分の子供一人さえ、

<他所様を害さない人>

に育てられないなら、それは<立派な親>とは言えないと思うけど?

別に難しいことじゃないじゃん。自分の子供の不平不満について自分がちゃんと向き合って受け止めて一緒に解決していくように努めるだけでいいんだよ? 他所様に不平不満をぶつけないようにすればいいだけなんだよ?

なんでその程度のこともできないのさ?

それができない理由とかも、ネットを見てれば分かるよね。自分が選んで結婚した相手とさえ向き合って受け止めて問題を一緒に解決していけない人の行状が、無数に書かれてるしさ。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

新訳 軽装歩兵アランR(Re:boot)

たくp
キャラ文芸
1918年、第一次世界大戦終戦前のフランス・ソンム地方の駐屯地で最新兵器『機械人形(マシンドール)』がUE(アンノウンエネミー)によって強奪されてしまう。 それから1年後の1919年、第一次大戦終結後のヴェルサイユ条約締結とは程遠い荒野を、軽装歩兵アラン・バイエルは駆け抜ける。 アラン・バイエル 元ジャン・クロード軽装歩兵小隊の一等兵、右肩の軽傷により戦後に除隊、表向きはマモー商会の商人を務めつつ、裏では軽装歩兵としてUEを追う。 武装は対戦車ライフル、手りゅう弾、ガトリングガン『ジョワユーズ』 デスカ 貴族院出身の情報将校で大佐、アランを雇い、対UE同盟を締結する。 貴族にしては軽いノリの人物で、誰にでも分け隔てなく接する珍しい人物。 エンフィールドリボルバーを携帯している。

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~

菱沼あゆ
キャラ文芸
 突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。  洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。  天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。  洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。  中華後宮ラブコメディ。

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

ハバナイスデイズ~きっと完璧には勝てない~

415
ファンタジー
「ゆりかごから墓場まで。この世にあるものなんでもござれの『岩戸屋』店主、平坂ナギヨシです。冷やかしですか?それとも……ご依頼でしょうか?」 普遍と異変が交差する混沌都市『露希』 。 何でも屋『岩戸屋』を構える三十路の男、平坂ナギヨシは、武市ケンスケ、ニィナと今日も奔走する。 死にたがりの男が織り成すドタバタバトルコメディ。素敵な日々が今始まる……かもしれない。

令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました

フルーツパフェ
大衆娯楽
 とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。  曰く、全校生徒はパンツを履くこと。  生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?  史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。

我慢できないっ

滴石雫
大衆娯楽
我慢できないショートなお話

[恥辱]りみの強制おむつ生活

rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。 保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。

処理中です...