482 / 1,149
<子供の習性>ってのをよく理解してたら、叩く必要もないと思うんだけどね。何しろ子供って、何か興味を引かれることを前にしたら、他のことが頭から
しおりを挟む
あとさ、
『口で何度言っても聞かないから、叩くしかない』
とか言ってるのをよく聞くけど、おかしいなあ? 何度も何度も同じことで叩かれてる子供ってのも珍しくないみたいだけど? 口で言っても聞かないから叩くんでしょ? なのに、どうして何度も同じ理由で叩いてんの? 言うこと聞いてないじゃん。
てかさ、<子供の習性>ってのをよく理解してたら、叩く必要もないと思うんだけどね。
何しろ子供って、何か興味を引かれることを前にしたら、他のことが頭から吹っ飛んじゃう傾向があるじゃん。『叱られる』とか『叩かれる』とかいうのさえ、頭から吹っ飛んじゃうんだよ。
で、頭ごなしにガミガミ叱って叩いてってすることで直っていくと思ってるのもかもだけど、たぶんそれ、ただ単に、
『成長に伴って脳の働きが整えられて改善していった』
だけだと思うよ?
私の子供達も、ホントに小さかった頃には、『危ないからやめてね』って言ったことを何度もやったりしたよ。何度言っても興味が引かれるものを見付けた途端に走り出そうとしたりさ。
でも私は、怒鳴ったり叩いたりはしないようにしてた。つい大きな声を出しちゃうことはあっても、そんな自分を正当化しようとは思わなかった。そんなことしなくても、成長と共に収まっていったよ。
『子供は、何か興味を引かれることを前にしたら、他のことが頭から吹っ飛んじゃう傾向があるという習性を持っている』
という現実を受け入れて、冷静にそれに対処することを心掛けてたら、どうってことなかったよ。そのために、<子供用ハーネス>も使ったしね。
『怒鳴ろうが叩こうが、そういうのも吹っ飛んで飛び出して行っちゃうこともある』
って現実と向き合う姿勢を子供の前で見せる必要があると思うんだけどねえ。
<現実と向き合うこともできない親の姿>
なんか見せてて、何の手本になるって?
あと、
<子供の対してついつい見せてる親の姿>
で、ものすご~く情けないと思うのが、
『ルールに縛られない俺、カッコイ~!』
ってヤツ。
信号を守らない。
制限速度を守らない。
夜間に無灯火で自転車を乗り回す。
タバコやゴミをポイ捨てする。
エスカレーターを颯爽と駆け上がる。駆け下りる。
横断禁止の道路をさっと渡る。
一時停止なんか無視無視。
で、
『ルールに縛られない俺、カッコイイだろ?』
ってドヤる。
あのさあ、本気でそれ、『カッコいい』とか思ってんの? ただの<自己中なイキり>でしかないじゃん。
『ルールを守らない者こそを優先するべきだ』
なんて世の中が本当に生きやすい世の中だとでも思ってんの?
そんな親の姿を子供に見せて、それで尊敬してもらえる信頼してもらえる言うことを聞いてもらえると、本気で思ってんの?
『口で何度言っても聞かないから、叩くしかない』
とか言ってるのをよく聞くけど、おかしいなあ? 何度も何度も同じことで叩かれてる子供ってのも珍しくないみたいだけど? 口で言っても聞かないから叩くんでしょ? なのに、どうして何度も同じ理由で叩いてんの? 言うこと聞いてないじゃん。
てかさ、<子供の習性>ってのをよく理解してたら、叩く必要もないと思うんだけどね。
何しろ子供って、何か興味を引かれることを前にしたら、他のことが頭から吹っ飛んじゃう傾向があるじゃん。『叱られる』とか『叩かれる』とかいうのさえ、頭から吹っ飛んじゃうんだよ。
で、頭ごなしにガミガミ叱って叩いてってすることで直っていくと思ってるのもかもだけど、たぶんそれ、ただ単に、
『成長に伴って脳の働きが整えられて改善していった』
だけだと思うよ?
私の子供達も、ホントに小さかった頃には、『危ないからやめてね』って言ったことを何度もやったりしたよ。何度言っても興味が引かれるものを見付けた途端に走り出そうとしたりさ。
でも私は、怒鳴ったり叩いたりはしないようにしてた。つい大きな声を出しちゃうことはあっても、そんな自分を正当化しようとは思わなかった。そんなことしなくても、成長と共に収まっていったよ。
『子供は、何か興味を引かれることを前にしたら、他のことが頭から吹っ飛んじゃう傾向があるという習性を持っている』
という現実を受け入れて、冷静にそれに対処することを心掛けてたら、どうってことなかったよ。そのために、<子供用ハーネス>も使ったしね。
『怒鳴ろうが叩こうが、そういうのも吹っ飛んで飛び出して行っちゃうこともある』
って現実と向き合う姿勢を子供の前で見せる必要があると思うんだけどねえ。
<現実と向き合うこともできない親の姿>
なんか見せてて、何の手本になるって?
あと、
<子供の対してついつい見せてる親の姿>
で、ものすご~く情けないと思うのが、
『ルールに縛られない俺、カッコイ~!』
ってヤツ。
信号を守らない。
制限速度を守らない。
夜間に無灯火で自転車を乗り回す。
タバコやゴミをポイ捨てする。
エスカレーターを颯爽と駆け上がる。駆け下りる。
横断禁止の道路をさっと渡る。
一時停止なんか無視無視。
で、
『ルールに縛られない俺、カッコイイだろ?』
ってドヤる。
あのさあ、本気でそれ、『カッコいい』とか思ってんの? ただの<自己中なイキり>でしかないじゃん。
『ルールを守らない者こそを優先するべきだ』
なんて世の中が本当に生きやすい世の中だとでも思ってんの?
そんな親の姿を子供に見せて、それで尊敬してもらえる信頼してもらえる言うことを聞いてもらえると、本気で思ってんの?
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
孤独な少年の心を癒した神社のあやかし達
フェア
キャラ文芸
小学校でいじめに遭って不登校になったショウが、中学入学後に両親が交通事故に遭ったことをきっかけに山奥の神社に預けられる。心優しい神主のタカヒロと奇妙奇天烈な妖怪達との交流で少しずつ心の傷を癒やしていく、ハートフルな物語。
*丁寧に描きすぎて、なかなか神社にたどり着いてないです。
京都かくりよあやかし書房
西門 檀
キャラ文芸
迷い込んだ世界は、かつて現世の世界にあったという。
時が止まった明治の世界。
そこには、あやかしたちの営みが栄えていた。
人間の世界からこちらへと来てしまった、春しおりはあやかし書房でお世話になる。
イケメン店主と双子のおきつね書店員、ふしぎな町で出会うあやかしたちとのハートフルなお話。
※2025年1月1日より本編start! だいたい毎日更新の予定です。
AV研は今日もハレンチ
楠富 つかさ
キャラ文芸
あなたが好きなAVはAudioVisual? それともAdultVideo?
AV研はオーディオヴィジュアル研究会の略称で、音楽や動画などメディア媒体の歴史を研究する集まり……というのは建前で、実はとんでもないものを研究していて――
薄暗い過去をちょっとショッキングなピンクで塗りつぶしていくネジの足りない群像劇、ここに開演!!
未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)
京衛武百十
ファンタジー
俺の名は錬是(れんぜ)。開拓や開発に適した惑星を探す惑星ハンターだ。
だが、宇宙船の故障である未開の惑星に不時着。宇宙船の頭脳体でもあるメイトギアのエレクシアYM10と共にサバイバル生活をすることになった。
と言っても、メイトギアのエレクシアYM10がいれば身の回りの世話は完璧にしてくれるし食料だってエレクシアが確保してくれるしで、存外、快適な生活をしてる。
しかもこの惑星、どうやらかつて人間がいたらしく、その成れの果てなのか何なのか、やけに人間っぽいクリーチャーが多数生息してたんだ。
地球人以外の知的生命体、しかも人類らしいものがいた惑星となれば歴史に残る大発見なんだが、いかんせん帰る当てもない俺は、そこのクリーチャー達と仲良くなることで残りの人生を楽しむことにしたのだった。
筆者より。
なろうで連載中の「未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます」に若干の手直しを加えたVer.02として連載します。
なお、連載も長くなりましたが、第五章の「幸せ」までで錬是を主人公とした物語自体はいったん完結しています。それ以降は<錬是視点の別の物語>と捉えていただいても間違いではないでしょう。
下っ端妃は逃げ出したい
都茉莉
キャラ文芸
新皇帝の即位、それは妃狩りの始まりーー
庶民がそれを逃れるすべなど、さっさと結婚してしまう以外なく、出遅れた少女は後宮で下っ端妃として過ごすことになる。
そんな鈍臭い妃の一人たる私は、偶然後宮から逃げ出す手がかりを発見する。その手がかりは府庫にあるらしいと知って、調べること数日。脱走用と思われる地図を発見した。
しかし、気が緩んだのか、年下の少女に見つかってしまう。そして、少女を見張るために共に過ごすことになったのだが、この少女、何か隠し事があるようで……
こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる