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<子供の習性>ってのをよく理解してたら、叩く必要もないと思うんだけどね。何しろ子供って、何か興味を引かれることを前にしたら、他のことが頭から

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あとさ、

『口で何度言っても聞かないから、叩くしかない』

とか言ってるのをよく聞くけど、おかしいなあ? 何度も何度も同じことで叩かれてる子供ってのも珍しくないみたいだけど? 口で言っても聞かないから叩くんでしょ? なのに、どうして何度も同じ理由で叩いてんの? 言うこと聞いてないじゃん。

てかさ、<子供の習性>ってのをよく理解してたら、叩く必要もないと思うんだけどね。

何しろ子供って、何か興味を引かれることを前にしたら、他のことが頭から吹っ飛んじゃう傾向があるじゃん。『叱られる』とか『叩かれる』とかいうのさえ、頭から吹っ飛んじゃうんだよ。

で、頭ごなしにガミガミ叱って叩いてってすることで直っていくと思ってるのもかもだけど、たぶんそれ、ただ単に、

『成長に伴って脳の働きが整えられて改善していった』

だけだと思うよ?

私の子供達も、ホントに小さかった頃には、『危ないからやめてね』って言ったことを何度もやったりしたよ。何度言っても興味が引かれるものを見付けた途端に走り出そうとしたりさ。

でも私は、怒鳴ったり叩いたりはしないようにしてた。つい大きな声を出しちゃうことはあっても、そんな自分を正当化しようとは思わなかった。そんなことしなくても、成長と共に収まっていったよ。

『子供は、何か興味を引かれることを前にしたら、他のことが頭から吹っ飛んじゃう傾向があるという習性を持っている』

という現実を受け入れて、冷静にそれに対処することを心掛けてたら、どうってことなかったよ。そのために、<子供用ハーネス>も使ったしね。

『怒鳴ろうが叩こうが、そういうのも吹っ飛んで飛び出して行っちゃうこともある』

って現実と向き合う姿勢を子供の前で見せる必要があると思うんだけどねえ。

<現実と向き合うこともできない親の姿>

なんか見せてて、何の手本になるって?

あと、

<子供の対してついつい見せてる親の姿>

で、ものすご~く情けないと思うのが、

『ルールに縛られない俺、カッコイ~!』

ってヤツ。

信号を守らない。

制限速度を守らない。

夜間に無灯火で自転車を乗り回す。

タバコやゴミをポイ捨てする。

エスカレーターを颯爽と駆け上がる。駆け下りる。

横断禁止の道路をさっと渡る。

一時停止なんか無視無視。

で、

『ルールに縛られない俺、カッコイイだろ?』

ってドヤる。

あのさあ、本気でそれ、『カッコいい』とか思ってんの? ただの<自己中なイキり>でしかないじゃん。

『ルールを守らない者こそを優先するべきだ』

なんて世の中が本当に生きやすい世の中だとでも思ってんの?

そんな親の姿を子供に見せて、それで尊敬してもらえる信頼してもらえる言うことを聞いてもらえると、本気で思ってんの?

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