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他人の感性についてケチをつけるのは

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あと、

『作品としてのていを成してない』

とかいう形で貶すのがいるけど、それ、素人にそんな風に言われる作品を<商品>として世に出す出版社の問題だからね?

<素人の作品>として投稿サイトとかで公開してるだけなら、それこそどんなのでもアリだと思う。そのサイトの規約に反してないならだけど。

そして、

『どんなのを面白いと感じるのか』

っていう他人の感性についてケチをつけるのは礼を失する行為だよ。『作品としてのていを成してない』ように見える作品であっても、その荒唐無稽さを楽しむことも<楽しみ方>の一つだし、それこそ、

『そこに登場するキャラクターが好きだから読んでるだけで、ぶっちゃけ、設定とかストーリーとかはどうでもいい』

みたいな楽しみ方だってアリなんだよ。

私は、自分の子供達がそういう<他人の楽しみ方>についてケチをつけてたり貶してたら、放っておかないよ。そんな非礼な行為は見逃せない。

それは完全に、

『余所様に迷惑を掛けてる』

ってことだからさ。

そうだな。

『意図的に余所様に迷惑を掛けてるかどうか』

ってのは重要だな。

『自分の楽しみで他人の敷地内に勝手に入り込んで写真を撮る』

とか、

『他人を貶して見下して嘲るのが楽しみ』

なんてのは、さすがに、

『他人の楽しみ方に口出しするべきじゃない』

ってのことの範疇に加えるべきじゃないだろうな。

自分の子供がそんなことしてたらそれこそ黙ってないよ。私は。

だけどさ、読むかどうかは自分で決められる<素人の作品>にケチをつけるためにわざわざ時間を費やすってのは、

『他人を貶して見下して嘲るのが楽しみ』

だからやってるってことだよね? 

それを、

『言論の自由だ』

とか言って正当化しようってのは、私は卑怯だとしか思わないし、自分の子供にはそんなことさせないよ。

確かに、意図せず誰かを傷付けてしまうことはあると思う。そんなつもりなくても自分の表現によって『傷付けられた』と『不快だ』と感じてしまう人もいるかもしれない。

だけどそれはあくまで、

『誰かを傷付けようという意図はない』

という前提があってこそ、<言論の自由><表現の自由>ということで守られるんじゃないの?

だから誹謗中傷とかは許されないんでしょ?

私はダメ人間だけど、意図的に誰かを傷付けようとするような人間ではいたくない。

<誰一人傷付けることのない完璧な人間>

なんかにはなれないとしても、『意図的に』っていうのなら避けることができるじゃん。

やらなきゃいいんだからさ。

私は、<創作>っていうのは、玉石混交でなくちゃいけないと思ってる。

『<玉>もあれば<石>もある』

っていうのこそが、創作においては健全だと思うんだ。

『自分にとっては<玉>じゃないから潰してしまえ』

なんてのは、傲慢以外の何物でもないと思うよ。

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