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91話 まあ、聞いて驚け
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「という訳で、今回は廃兵院での慰問コンサートのメンバーのオーディションを行います」
翌日、俺は自分の考えを実行に移す為、勤務に就く前のエイブルメイド隊全員に招集をかけ臨時朝礼を行った。
「コンサートというのは具体的にどういうものでしょう?」
皆を代表してナカノが質問する。
「ズバリ、歌だよ! 廃兵院の患者の前でひよこをメインボーカルに据えて歌を披露する。そのために歌が上手い者を何名か選びます」
「歌……合唱とか、オペラーー歌劇ですか?」
「吟遊詩人が奏でる英雄譚とか?」
うーん、違うんだなあ。そもそも今回の慰問コンサートは慰めるのが目的でなく、優秀な人材の登用だ。心身の障害を排除し、あまつさえ高い忠誠心を植え付ける。これによって信頼の置ける部下を増やすのがホンネなのだよ。あと、ひよこのアイドル活動の一環だね。
「そういう慰問は、廃兵院でも催されますけど、あんまりウケは良くないみたいですね。ウケというか、彼らの心に響いてないみたいです」
「あ~、なんか分かる気がするなぁ」
そりゃ、ただでさえ現実に対しての興味が薄弱になっている患者達にとっては、だからどーした。って反応しかないだろうね。そういう歌に対して共感が出来ない。感動が出来ない。なんせ自分たちはその世界から隔絶されているんだもんな。見ている世界が違いすぎるんだろう。
似たようなもので例えれば前世で言うところの演歌や民謡と、ポップミュージックやロックとかの世代間の共感の違いとでもいうものだろうか。俺の世代だとやっぱ心に響くのは、アニソンは置いといて青春とか恋愛とかをテーマにしたポップスだ。そういうやつが心にくる。対して親の世代や爺さんとかの世代だとテーマは同じでも民謡とか演歌、懐メロが心に響く。多分、世相とか生きている世界が違うんだ。戦争中の軍歌が、戦後は廃れた。それは生きる世界、見ている世界が変わったからじゃないだろうか。
これと似たようなことが廃兵院の患者に起こっているとおもう。彼らは世の中に目を向けていない。そこに自分の居場所が無いことを知っているからだ。ん? なんか引きこもりに似てないか?
現実から目を背けた人間が往々にして目を向けるのは非現実だ。そこでだ。現実に絶望しているなら、いっそ現実世界とは乖離した異世界をぶつけるのはどうだろう? そう、異世界の文化を起爆剤にして、精神に強烈なインパクトを与える。ヤックトデカルチャー!だよ。その構造は単純なほど良いのではないだろうか? そこに彼らの心を救うカギがあると俺は思う。
そういう点でTVの受動的なところは効果的だと思う。言葉は悪いが垂れ流される映像って受け入れやすいし影響も受けやすい。ヤクザ映画を観て肩をいからせて出てくる観客なんて良い例だよ。
で、チョイスしたのは『熱い作品』ーー燃えるヤツ一択で選んだ。昭和を彩る新旧作品。俺のオススメロボットアニメ、永井先生、庵野監督で、Zとトップは無敵だぜ! あと、歌姫といえばこれだろ『F』と『Δ』は無理だが最初のやつがあった。……ただし、TVは無しで、異世界まで炎上してはかなわん。映画で十分だ。
まあ、かなり古い作品もあるけど、クオリティなんてものは目の肥えた奴の言うことだし、むしろこちらの世界の人間にとっては全てが初めての体験だ。こまっしゃくれたドラマ性や難解な世界観は不要。こいつを2週間、上映プログラムを組んで廃兵院で流し続ける。
ふっふっふっ、コンサート前の仕込みは始まっているのだよ。
「義雄様!」
「なんだノボリト?」
「昨日から始めた廃兵院でのアーティファクトを使った上映会も、そのコンサートの一環ですか?」
「ん、そうだぞ」
ノボリトの質問にざわつくメイド隊。これがまさかの爆弾発言となった。
「え、なにそれ! 聞いてないよ!」
「上映会って、義雄様のいた世界のアニメとかが見れるの?」
「なにそれ」
「ずるい!」
「義雄様!」
激しく食いつくメイドさん達の姿はまるで餌に群がる池の鯉みたいだ。俺のそばに詰め寄ってくるその熱量が凄すぎる! そういやあ電源が確保できたときに執務室にLDとか抱えてきた子もいたなあ。
「とにかく、コンサートまでの二週間、廃兵院での上映会のスタッフとして何人かに行ってもらうんだけど……」
「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」
ええっ! なにこれ? 全員!? 一斉に手を挙げ、我こそはとアピールするメイド隊一同。
「待った待った! ちゃんと全員が交代で行けるようにするから! 」
「ほんとですか!!」
「ナカノ!ローテ組んでくれ。不公平がないようにな」
「はい」
廃兵院ローテは機材を設置と回収するドワーフ爺さんsが5名。流石に廃兵院にアーティファクトを置きっ放しにはできないので朝に設置してと夕方に回収してもらう。
で、ソフトの入れ替えとかの管理でメイド隊から3名。あと、ルイスに当分は廃兵院に常駐してもらい患者の様子を観察してもらう。患者の心理的な変化とか影響を細かく診てもらおう。大霊廟の診察室は当分は開店休業でいいや。なんせ今のメイド隊は自前で治癒魔法が使えるので問題ないよな。
上映プログラムは『Z』が4話分、次が『トップ』を1話。『超時空』は尺が長いから、様子見て流すか……『Z』と『トップ』のワンセットを午前と午後に流して、翌日はその続きって流れで行きますかね。
ふ、一波乱あったけど、それではエイブルメイド隊歌姫オーディションを開催するしようか。
まずは課題曲として廃兵院の上映会で放映中のアニメのCDやレコードを聴いてもらう。そのあとはいきなり歌唱テストだ。レッスン期間が短いので基本的に音感のある子を選抜する。もちろん俺には音楽プロデュースの才能があるわけでは無いので、ひみつ道具、アーティファクトの登場だ。
「カラオケセット~! 」
「何ですか、これ!?」
「楽団なしで歌を歌えるアーティファクトだぞ。これで……あ!」
まさかこれ通信カラオケじゃないよな? もしそうなら使えないぞ。おお、さすが昭和アーティファクト。レーザーカラオケだ。
「これで俺の選んだ歌を歌ってもらうぞ。採点機能付きだから、これでメンバーを選ぶ。合格点数は90点越えでいこう! 課題曲は『Z』のオープニングで。早速今日一日曲を流すから覚えてくれ」
「義雄様の世界の歌ですよね? 歌えるのでしょうか……」
「いやあ、それなんだけどさあ、まあ、聞いてみそ」
CDプレイヤーに繋がれたスピーカーから流れ出す曲を耳にして、驚くメイド隊。
「これ、義雄様の世界の歌ですよね?」
「え? うちらの世界の言葉じゃん?」
「普通に歌えるよね?これ」
「だろう?」
「なんで私達に義雄様の世界の言葉がわかるんでしょう?」
「あ~、それね。色々とあってさ」
「答えになってません!」
はいはい。説明させていただきますです。まあ、聞いて驚け。
翌日、俺は自分の考えを実行に移す為、勤務に就く前のエイブルメイド隊全員に招集をかけ臨時朝礼を行った。
「コンサートというのは具体的にどういうものでしょう?」
皆を代表してナカノが質問する。
「ズバリ、歌だよ! 廃兵院の患者の前でひよこをメインボーカルに据えて歌を披露する。そのために歌が上手い者を何名か選びます」
「歌……合唱とか、オペラーー歌劇ですか?」
「吟遊詩人が奏でる英雄譚とか?」
うーん、違うんだなあ。そもそも今回の慰問コンサートは慰めるのが目的でなく、優秀な人材の登用だ。心身の障害を排除し、あまつさえ高い忠誠心を植え付ける。これによって信頼の置ける部下を増やすのがホンネなのだよ。あと、ひよこのアイドル活動の一環だね。
「そういう慰問は、廃兵院でも催されますけど、あんまりウケは良くないみたいですね。ウケというか、彼らの心に響いてないみたいです」
「あ~、なんか分かる気がするなぁ」
そりゃ、ただでさえ現実に対しての興味が薄弱になっている患者達にとっては、だからどーした。って反応しかないだろうね。そういう歌に対して共感が出来ない。感動が出来ない。なんせ自分たちはその世界から隔絶されているんだもんな。見ている世界が違いすぎるんだろう。
似たようなもので例えれば前世で言うところの演歌や民謡と、ポップミュージックやロックとかの世代間の共感の違いとでもいうものだろうか。俺の世代だとやっぱ心に響くのは、アニソンは置いといて青春とか恋愛とかをテーマにしたポップスだ。そういうやつが心にくる。対して親の世代や爺さんとかの世代だとテーマは同じでも民謡とか演歌、懐メロが心に響く。多分、世相とか生きている世界が違うんだ。戦争中の軍歌が、戦後は廃れた。それは生きる世界、見ている世界が変わったからじゃないだろうか。
これと似たようなことが廃兵院の患者に起こっているとおもう。彼らは世の中に目を向けていない。そこに自分の居場所が無いことを知っているからだ。ん? なんか引きこもりに似てないか?
現実から目を背けた人間が往々にして目を向けるのは非現実だ。そこでだ。現実に絶望しているなら、いっそ現実世界とは乖離した異世界をぶつけるのはどうだろう? そう、異世界の文化を起爆剤にして、精神に強烈なインパクトを与える。ヤックトデカルチャー!だよ。その構造は単純なほど良いのではないだろうか? そこに彼らの心を救うカギがあると俺は思う。
そういう点でTVの受動的なところは効果的だと思う。言葉は悪いが垂れ流される映像って受け入れやすいし影響も受けやすい。ヤクザ映画を観て肩をいからせて出てくる観客なんて良い例だよ。
で、チョイスしたのは『熱い作品』ーー燃えるヤツ一択で選んだ。昭和を彩る新旧作品。俺のオススメロボットアニメ、永井先生、庵野監督で、Zとトップは無敵だぜ! あと、歌姫といえばこれだろ『F』と『Δ』は無理だが最初のやつがあった。……ただし、TVは無しで、異世界まで炎上してはかなわん。映画で十分だ。
まあ、かなり古い作品もあるけど、クオリティなんてものは目の肥えた奴の言うことだし、むしろこちらの世界の人間にとっては全てが初めての体験だ。こまっしゃくれたドラマ性や難解な世界観は不要。こいつを2週間、上映プログラムを組んで廃兵院で流し続ける。
ふっふっふっ、コンサート前の仕込みは始まっているのだよ。
「義雄様!」
「なんだノボリト?」
「昨日から始めた廃兵院でのアーティファクトを使った上映会も、そのコンサートの一環ですか?」
「ん、そうだぞ」
ノボリトの質問にざわつくメイド隊。これがまさかの爆弾発言となった。
「え、なにそれ! 聞いてないよ!」
「上映会って、義雄様のいた世界のアニメとかが見れるの?」
「なにそれ」
「ずるい!」
「義雄様!」
激しく食いつくメイドさん達の姿はまるで餌に群がる池の鯉みたいだ。俺のそばに詰め寄ってくるその熱量が凄すぎる! そういやあ電源が確保できたときに執務室にLDとか抱えてきた子もいたなあ。
「とにかく、コンサートまでの二週間、廃兵院での上映会のスタッフとして何人かに行ってもらうんだけど……」
「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」
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「待った待った! ちゃんと全員が交代で行けるようにするから! 」
「ほんとですか!!」
「ナカノ!ローテ組んでくれ。不公平がないようにな」
「はい」
廃兵院ローテは機材を設置と回収するドワーフ爺さんsが5名。流石に廃兵院にアーティファクトを置きっ放しにはできないので朝に設置してと夕方に回収してもらう。
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上映プログラムは『Z』が4話分、次が『トップ』を1話。『超時空』は尺が長いから、様子見て流すか……『Z』と『トップ』のワンセットを午前と午後に流して、翌日はその続きって流れで行きますかね。
ふ、一波乱あったけど、それではエイブルメイド隊歌姫オーディションを開催するしようか。
まずは課題曲として廃兵院の上映会で放映中のアニメのCDやレコードを聴いてもらう。そのあとはいきなり歌唱テストだ。レッスン期間が短いので基本的に音感のある子を選抜する。もちろん俺には音楽プロデュースの才能があるわけでは無いので、ひみつ道具、アーティファクトの登場だ。
「カラオケセット~! 」
「何ですか、これ!?」
「楽団なしで歌を歌えるアーティファクトだぞ。これで……あ!」
まさかこれ通信カラオケじゃないよな? もしそうなら使えないぞ。おお、さすが昭和アーティファクト。レーザーカラオケだ。
「これで俺の選んだ歌を歌ってもらうぞ。採点機能付きだから、これでメンバーを選ぶ。合格点数は90点越えでいこう! 課題曲は『Z』のオープニングで。早速今日一日曲を流すから覚えてくれ」
「義雄様の世界の歌ですよね? 歌えるのでしょうか……」
「いやあ、それなんだけどさあ、まあ、聞いてみそ」
CDプレイヤーに繋がれたスピーカーから流れ出す曲を耳にして、驚くメイド隊。
「これ、義雄様の世界の歌ですよね?」
「え? うちらの世界の言葉じゃん?」
「普通に歌えるよね?これ」
「だろう?」
「なんで私達に義雄様の世界の言葉がわかるんでしょう?」
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「答えになってません!」
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