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第14話(前篇):週末
しおりを挟む偽妹(ぎもうと)
―憎い男に身体を開かれていく―
■第14話(前篇):週末
フミはサトシの部屋で目を覚ました。
初めて男の部屋で一夜を明かし、見慣れぬ雰囲気にハッとした。
じわりと次第に昨夜の出来事が甦ってくる。
頭は冷静になっていたが、それも束の間だった。
フミはサトシに抱きしめられたまま眠っていた。
横向きに寝ていたふたり。
サトシが背後からやさしくフミを抱いている。
それだけでも、フミの頭は急激に熱を上げる。
(・・・あぁ・・・ウソ・・・お尻に・・・)
意識が次第にはっきりしてくると、
とんでもないことになっていることに気付いた。
思わず、腰がビクビク震えてしまう。
(・・・一晩中・・・わたしたち・・・つながっていたの・・・?)
昨夜のことが脳裏を過ぎる。
・・・初めてのアナルセックス・・・
認めたくない異常な交わりだった。
高●生のフミの日常とは、あまりにかけ離れた体験だった。
制服に包まれ、何も知らなかった身体だった。
急にそれが遠ざかったように思える。
(・・・んぁ・・・)
フミは腰のあたりが蕩けるような心地だった。
サトシはまだ目が覚めていない。
フミは密かにアナルを意識して、サトシの熱い肉棒を確かめる。
まるでアナルがもうひとつの口のようだった。
深く咥え込んでしまっていて、
拒むことなどまったくしていない。
それどころか、肉棒とアナルが溶けて
ひとつになりそうな錯覚さえあった。
身体が高ぶっていた。
いつの間に脱いでいたのか、
床には乱雑に服が脱ぎ捨てられていた。
(・・・・・・・・・)
ぬぽぉ・・・
フミは意を決して腰を捩った。
チ●ポがアナルから抜ける衝撃は思った以上だった。
倒錯した感覚が下半身から頭にこだましている。
――およそ30分後
サトシも目を覚ました。
さっきまで、お互いハダカだった。
そのままで朝を迎えたことが急に恥ずかしくなる。
フミがぐしゃぐしゃになった服を着る。
意外なほどひんやりしていた。
「お前の制服姿を見せてくれ・・・」
そう言われて、部屋に取りに戻る。
たった一晩帰らなかった自分の部屋。
それなのに、まるで他人の部屋のような気がした。
不思議な感覚だったが、それを振り払うように、
クローゼットのすぐ傍に吊るしていた制服を取る。
制服を手に取ると、胸の奥がチリチリした。
こんなときでも、しっかりドアに鍵をする自分がおかしかった。
彼の部屋とは数メートルしか離れていない。
(・・・この鍵が・・・)
今は無い、これと同じ形をしたものが彼との関係を結び付けてしまった。
それは今、どこでどうしているのだろう。
消えてしまった鍵を思い出してしまった。
サトシの部屋に上がるとき、
フミは目の色が変わるのを自分でも感じていた。
・・・ガチャ・・・
インターホンも鳴らさずに、サトシの部屋に上がる。
隣同士とはいえ、もう同じ家の中のような感覚になっていた。
・・・ドン・・・ガサガサッ・・・
制服に着替えたフミは、すぐさまサトシに壁際に追いやられた。
彼女は反抗的な目をしながらも、成されるがままだった。
「しばらく帰さないから覚悟しろ・・・」
「・・・いい気にならないで・・・」
その言葉に、サトシの目はいっそう鋭くなった。
・・・ツプっ・・・
「・・・くっ・・・」
一言もなく、サトシは指をアナルに突っ込んできた。
「おい、変な声を出すな・・・まだまだこれからだぜ」
フミは自分の身体を恨んだ。
半ば強引にとはいえ、アナルセックスされた。
その衝撃の出来事から、まだそんなに経っていない。
これまで排泄にしか使ったことがなかった。
それなのに、初めて肉棒を突き込まれたとき、
肛門にさえ性感帯があることを知ってしまった。
アナルセックスで感じていたことは、サトシにもバレている。
密着していた相手が口ではどう言おうと、
身体の反応は隠しようがなかった。
それでも、フミはサトシに抵抗した。
「これは穿かなくていいだろ?」
サトシはフミが穿いていた下着をスッとずり下げた。
「・・・期待しやがって・・・」
「ち、ちがっ!」
フミの陰部はもうすでに濡れていた。
サトシに脱ぎ捨てられた下着にもしっかり染みがついていた。
・・・にちゅ・・・
「あっ・・・」
サトシは勃起した肉棒を陰部に擦りつけてきた。
フミの陰部はこれまで再三サトシに悪戯され、
嫌でも感度が上がってしまっている。
身体に触れられただけで、だらしなく陰部は蜜を漏らした。
今、サトシは肉棒を蜜で濡らそうと、
盛んに陰部に擦りつけてくる。
「ああっ・・・ぐにぐに押し付けないでっ」
刺激されるのは小陰唇ばかりではなかった。
蜜のぬめりによって、肉棒が滑り、
クリト●スも容赦なく肉棒が擦れる。
(ああ・・・チ●ポがこれから犯すぞって言ってる・・・)
フミは獲物でしかなかった。
肉棒に捕らえられてしまっては、
もうどうすることもできない。
・・・ズプ!・・・
「ひーっ!」
いきなりの挿入だった。
アナルは肉棒に突き込まれ、
体内は急に熱いモノの感触で占められた。
(ズプって来たぁ!)
「くおっ!すげぇ締め付けてくるっ!」
フミは無意識のうちに肉棒を締め上げていた。
そのことが、彼女にいっそう肉棒の存在を確かなものにさせる。
(・・・あんな大きなモノを・・・咥え込んじゃって・・・)
直腸は限界まで肉棒で引き伸ばされてしまっているだろう。
腸壁は肉棒に密着し、いきり立っている肉棒の立体感を
フミは余すことなく感じた。
(堅い・・・熱い・・・逞しい・・・)
そう思うだけで、アナルはクポクポと
痙攣するように蠢いた。
(これがオマ●コだったら・・・)
勝手に心が呟いていた。
今でも排泄器官としか認めていない。
その排泄器官ですら、肉棒の侵入に喜び震えている。
性器ではないところでさえ、こうなのだった。
もし、性器と性器との交わりならば、
どんな快感に襲われるのだろうか。
意識して止めようとしても、
心ではそれを思い描いてしまう。
「・・・・・・・・・」
頭が真っ白になる。
・・・ぬぽ・・・ぐぷ・・・くちょ・・・
フミの意識を呼び戻したのは、肉棒の激しい動きだった。
彼女を壁に押し付けたまま、
サトシは後ろから激しく腰を打ち付けていた。
「何てアナルだ!チ●ポ吸い付いて放さねぇ!」
「ああっ!」
サトシの言葉は容赦なくフミのアナルを評した。
その責め句でさえ、彼女を燃えさせた。
・・・ぱんっ・・・ずっぷ・・・ぐちゅっ・・・
「分かるか?・・・突いてるのは直腸だけじゃねぇぞ!
この奥に子宮があるんだぜ!」
「イヤぁっ!そんなの知らないっ!」
言葉で抵抗しても、サトシに言われると、
それを意識してしまう。
猛々しい肉棒が子宮のすぐ傍で暴れている。
(わたし・・・処女なのに・・・アナルでこんな・・・)
もうフミは下半身が溶けてしまいそうになっていた。
サトシの腰が打ち付けられるたびに、
フミは堪らない快感が下半身から全身に波及していく。
まともなことなど考えられなかった。
肉棒に好きなようにされている被虐感に、
理性など消えてしまったようだった。
「お前、昨日ブチまけた精液をどうしたんだ?」
「・・・ええ?」
そう言われても、フミは何も答えられなかった。
「お前のなかにたっぷり射精した精液がどこにもねぇぜ」
アナルセックスでは妊娠する心配が無い。
そのため、サトシはフミの直腸に躊躇無く射精していた。
(ああ・・・そんな精液を・・・わたし・・・身体にっ)
サトシの精液が身体のなかに染み込んでしまったことを思うと、
フミは頭の芯が痺れてしまいそうだった。
アナルセックスとはいえ、体内に容赦なく射精されていた。
フミは昨夜のアナルセックスの衝撃に、掻き乱されてばかりだった。
(っ!・・・またいっぱい射精されちゃうんだ・・・)
アナルのなかで、今も肉棒は絶え間なく、
直腸を責めている。
昨夜、アナルセックスの初体験を済ませてはいたものの、
やはり肉棒は圧倒的な存在感だった。
肉棒を生で体感してみて、その凄さが分かった。
こんなものが体内で暴れられるのは堪らなかった。
自慰などとは次元が違う性感だった。
さらに、妊娠の心配が無いことが心理的な障壁を蕩かした。
「ったく、何度イッてやがる」
サトシは呆れたように言った。
「ち、違うのっ・・・イッてなんかいないっ」
「イクときはちゃんと言えよっ」
フミは自分が何度も絶頂していることを認めたくなかった。
いくら感じていないフリをしていても、肉棒の容赦ない動きで、
あっという間に高みに近づいてしまう。
「・・・んぐぐぐっ!」
サトシに何か言い返そうとしていたら、
身体は勝手に絶頂を迎えてしまった。
・・・きゅきゅぅっ!・・・
絶頂すると、アナルが収縮してしまう。
それが直に肉棒に分ってしまう。
・・・ぐっちょ・・・くちゅ・・・くにゅっ・・・
フミが何度も絶頂しようが、サトシは腰を止めなかった。
腰を打ち込むだけではなかった。
腸壁をぐるんと掻き回し・・・
小刻みに左右に振ったり・・・
深度も様々に変えた。
浅いところ、深いところ、
直腸を我が物のように楽しんだ。
肉棒が直腸の隅々まで形を確かめているようだった。
フミ自身もよく知らない直腸を、
サトシの肉棒は詳しく知ってしまう。
・・・パン!パン!パン!・・・
透き通るように白い尻がヒドイ音を立てている。
自然に肉棒を受け入れて、尻を大きく突き出していた。
サトシにはフミの背中から腰へ広がるボディラインと
尻の豊かな膨らみが扇情的だった。
尻にアナルという貪欲な口があるようだった。
その口が肉棒を食い千切らんばかりに深く咥え込んで放さない。
いまだにフミは感じていることを、
何度も絶頂していることを認めない。
それは彼女の自意識のなせる業だったが、
そうした抵抗がサトシの加虐心を煽った。
「ああっ!イキそうだっ!」
・・・ぶびゅっ!びゅびゅーっ!・・・
「ひああぁああっ!」
まるでとどめの一撃だった。
直腸が破れそうなほどの熱い迸りは、
脳に直接射精されている感覚だった。
(すっごい出てる!・・・精液がっ・・・いっぱい・・・)
フミは下半身から力が抜けた。
もうフミは肉棒によって支えられている状態だった。
(つづく)
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