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第11話(前篇):開発
しおりを挟む偽妹(ぎもうと)
―憎い男に身体を開かれていく―
■第11話(前篇):開発
「わたし、クラスメイトのソウタくんと仲いいんだよ」
いつものようにやって来たサトシは、
フミと一緒にドラマを見ながら寛いでいた。
しばらくして学校での出来事を話し始めた。
これまではソウタとのことをサトシには話さないでいた。
フミは秘密にしておこうと思っていたが、
悪魔めいた思いが彼女を突き動かした。
彼が演劇部でがんばっていることや、何度も上演を観に行ったり、
何度か一緒に買い物に行ったことを話してみた。
「へぇ~」
サトシの反応はごく自然なものだった。
本当の「兄」と錯覚するような反応だった。
「フミが同級生の男の話するのって新鮮だな」
「わたしもけっこう男子に人気あるんだよ・・・」
ちょっぴり話を盛ってみた。
入学当初に比べて、男子と話す頻度は確かに多くなっていた。
クラスの女子でもフミのように男子と話すのは多くない。
多くの女子は女子同士だけで時間を過すだけだった。
最近、フミは他の女子から、「意外に男子慣れしている」
という評判を漏れ聞くようになっていた。
それはゾッとするほど鋭く、含みのあるような表現だった。
フミは頭にそのことが浮かぶたびに何度も打ち消した・・・。
「いいことだな」
微笑みさえ浮かべる彼の反応は意外だった。
会話の内容にはとくに気にも留めず、
持参した紙袋を物色し始めていた。
(・・・何よ・・・)
フミは面白くなかった。
とっておきの秘密だったし、
言うのは勇気が必要だった。
紙袋のほうに気を取られている彼に
つまらない目を向けるしかなかった。
「おい、またこれで楽しんでこいよ・・・」
「・・・・・・・・・」
フミの目の前に出されたのは、またあのローターだった。
今度のローターは以前とは違っていた。
(・・・っ・・・またこんな・・・)
さっきまでの雰囲気とは打って変わって、
フミの鼓動が早くなってくる。
「え?もう1個つける・・・の?」
ローターは2つ用意されていた。
どこでこんなものを買ってくるのか不思議だった。
「おい、寝転がって股を開け」
サトシはさっきまでと同じトーンで素っ気無く言った。
・・・ドクンドクンドクン・・・
「・・・は、はい・・・」
胸の奥がゾワゾワしてくる。
これまでは口を突いて非難の言葉が出てきた。
それが今では出てこなくなっていた。
これまでの抵抗はムダに終わっていた。
抵抗せずに受け入れるほうが、理性の磨耗が少ない。
今の彼女はそう判断するようになっていた。
しかし、色んな悪戯をされてきたとはいえ、
さすがに股間を大きく晒すのは恥ずかしい。
「こんなハシタナイことさせないで・・・」
受け入れた後で、申し訳程度の言葉が出る。
・・・くに・・・
そんな言葉など意に介することはなかった。
サトシは躊躇無く下着を押し分け、指で陰部を器用に押し広げた。
「・・・っ・・・く・・・」
命令されるのはやはり屈辱的だった。
デリケートな陰部を好きにされる。
普通の女子●生には受け入れられない行為だった。
・・・ツツゥ・・・
「・・・んっ・・・」
「分かるか、フミ?今、処女膜をなぞってんだぜ・・・」
「そんなの分かりませんっ」
顔から火が出そうになる。
股間を晒すだけでも恥ずかしいのに、
陰部の奥まで好きにいじられて、乙女の秘密を指摘される。
「い、いやぁっ・・・ヒドイっ・・・
大切なところなのに・・・」
「はぁ?何言ってんの?ここはぜんぶオレのものだ」
「ふ、ふざけないでっ!」
サトシの「オレのものだ」宣言にフミは腰がビクッと反応してしまう。
口では声を荒げたが、身体は宣言に敏感だった。
しかし、今はそれどころではなかった・・・。
「やっぱりお前の処女膜は輪っかの形をしてるな・・・
キレイに膣の入り口を輪っかで狭めてるぜ」
処女膜という呼び名からは、膣が膜で閉ざされているように思える。
しかし、膜といっても多くの場合、膣壁を狭める形になっている。
狭められた部分は、ヒダ状や楕円、複数の小円などに見えたり、
その位置も上下に偏っていたり、中央だったりと、人によって様々である。
フミの処女膜はヒダ状になっており、位置もほぼ中央だった。
その不規則な膜の内径をサトシが慎重に指でなぞっている。
「フミの処女膜を知ってるのはオレだけだからな・・・」
「この変態っ・・・」
処女膜があるから貞操が守られるというのは全くの幻想だった。
膜を残したままで、もてあそばれるとは思いもしなかった。
(処女のままで、こんなこと・・・)
それでも、「処女膜さえ残っていれば・・・」という
信仰のようなものが彼女のなかに残っている。
「最近はもう、Gスポットで楽しんでるんじゃないのか?」
サトシはじっくりフミの目を見ながら確かめた。
「そんなことしないからっ!」
ハッとして目を反らす。
もう彼にはバレてしまっているのではないだろうか。
それとも、ただカマをかけているだけなのだろうか。
(・・・あぁ・・・)
膣が何だかヒクヒクと蠢いているような気がする。
Gスポットの快感を覚えてしまったフミの身体は、
サトシに処女膜をなぞられているのを前戯と捉えてしまっている。
・・・っ・・・
しばらくして膣から指が抜かれる。
(・・・え?・・・も、もう!・・・)
何か言いたくなるのを押さえ込む。
・・・ちゅぱ・・・
「ん~これがフミの味か・・・」
辛うじてフミがサトシを見ると、
差し込んでいた中指を舐めていた。
「イ、イヤぁ・・・」
ローターを仕込まれるとはいえ、
少しぐらい愛撫してもらえると思っていた。
それが処女膜をなぞるだけだった。
・・・つぷっ・・・
「イヤ・・・それ冷たいっ・・・」
ローターが膣に押し込まれる。
処女膜はそれを通してしまう。
・・・つん・・・
Gスポットに壁付けするように
ローターが仕込まれた。
(・・・そ、そんなところにっ・・・)
ローターは膣肉に圧迫されていることもあって、
Gスポットのところに固定されてしまった。
こうなっては処女膜の存在もかえって皮肉だった。
中に入ってしまうと、ヒダ上の処女膜はかえって
ローターを脱落から守ってしまう・・・。
「フミの処女膜はいい子だな・・・」
「さ、最低っ!!」
ローターをGスポットという性感帯に固定されて、
一晩過さなければならない。
さらに、翌日は一日中ローターを仕込んだまま、
学校に行かないといけない。
フミは長時間にわたって苦悶することに身体を震わせた。
「いいか、外すなよ・・・翌朝もう1個付けろ」
追い打ちの命令だった。
フミはもう1個あることを忘れていた。
テーブルに残されたローターがおぞましかった。
(つづく)
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