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第5話:内緒事

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     偽妹(ぎもうと)
―憎い男に身体を開かれていく―



■第5話:内緒事






――ある日




サトシが小さな手提てさげ袋を持ってきた。
フミは何かくれるのかと思ってちょっと感心した。


ところが、中身を見せられてがっかりした。




「分かるか?これ、ローターって言うんだぜ・・・」



それをつまみ上げて見せながらニヤリとした。





「・・・そんなもの・・・どうする気ですか・・・」


フミは目で追いながらゾワゾワとした。
それがどういうものであるか何となくは知っていた。




「これ仕込んで学校行ってこいよ」



「!!」



あまりの非常識さに視野が揺らいだ。




「・・・こ、こんなの無理ですっ!」


動揺するのをおさえながら、強く否定した。

ただでさえ、サトシとの関係は異常だと思っていた。
部屋の中で事が収まっているから、しぶしぶ黙認してきた。




「今から教えるところにちゃんとくっつけろよ?」



「そんなこといてませんっ!」



フミの同意など意に介さない。

慌てる彼女をよそに、ローターを取り出してテーブルに置いた。


ローターは振動部分がある小さな電動器具だった。
ピンクローターとも言われる、いわゆる「大人のオモチャ」だった。


振動部分は親指ぐらいのサイズで、小さな玉子型をしている。
それを女性器の性感帯に密着し、振動させて快感を得る。

振動部分からはコードが出ていて、小さく平らなリモコンとつながっている。
リモコン部分は伸縮性のあるベルトで、太腿ふとももに固定できるようになっていた。


サトシはローターの使い方を心得ているようで、
リモコンを操作して、ローターが作動するかチェックしていた。



「心配すんな。いっつも動いてるワケじゃねぇから。
ちょっとした大人の遊びだよ。学校生活が刺激的になるぜ・・・」



「ホント信じられません!」



フミはあきれた。

彼女にとって学校は、大げさにいえば、社交の場であり、
身だしなみや言動まで気をつかうことが多い。

そんな場所に、いやらしい大人のオモチャを仕込んで
行くことなど考えられなかった。



「スカートに完全に隠れるから、
フツーしてればバレることはないよ」


「そ、そういうことじゃなくて!」


サトシは一向にフミがこばむのを聞かなかった。


「フミは即興そっきょう劇好きだろ?人の演技に文句言う前に、
演技してみせろよ、ローターぐらいさ~」



「演劇とこれを一緒にしないで!この変態!」




「まぁ、最初はクリト●スと膣穴の間に仕込んでみろよ」



サトシは真顔でそう言った。

恥ずかしい言葉がすらすらと出てくるのを聞くと、
引っぱたいてやりたくなった。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





――翌朝




制服を着て、身支度みじたくを済ませると、
しばらく自問自答していた。



(・・・こんなこと・・・)



サトシに言われたように、
ローターを下着の中に仕込んでしまった。


指定されたとおりに「クリト●スと膣穴の間」である。


初めてのことで、手間取るかと思ったが、
意外にすんなりと終わった。


下着から伸びるコード、太腿にベルトを巻いて固定したリモコン、
全てが見事に制服のスカート下に隠れた。


姿見でスカートをフワフワさせても、
リモコンのベルトはまず見えなかった。



(・・・ぜんぜん分からないものね・・・)


そのことがフミを少し安心させたことは確かだった。

サトシからの悪戯いたずらに、フミは抵抗を続けているつもりだった。
自分さえしっかりしていれば、悪戯されても何も変わらないはずだった。



(・・・このままスイッチを入れないでおこうかな・・・)


スイッチを入れないままでも、
サトシには分からないかもしれない。


誤魔化ごまかしたことが分かってしまうと、
今度は何をされるか分からない。

こういうことに関しては目敏めざとい。





(・・・ああ・・・うぅ・・・)




スイッチを入れても、入れなくても困る。



朝は時間が経つのが早い。
迷っているうちに、もう出掛けないといけない時間になっていた。



(・・・・・・・・・)


フミはかすかに震える手で、スイッチを入れた。
そして、そのことを振り切るように、急いで出掛けた。













――学校








少し学校に遅れそうだったため、フミは道を急いだ。
そのためか、ローターのことはそれほど気にならずに学校に着いた。





幸い、始業時間には間に合った。いつもよりわずかに遅い程度だった。


さすがに教室に入るときには緊張したが、不審の目を向けられることもなく、
ミカやクラスメイトたちとのいつもどおりの朝の時間を過すことができた。





ローターの振動も本当に動いているか分からないほどだったので、
「大したことはない」という安心感が生じていた。




授業が始まると、しばらくしてローターが確かに振動していることが分かった。

サトシが言っていたように、ローターは常に振動しているワケではなかった。
どうしようもなく困るようなことにはならなかった。



振動する間隔も不規則だった。
10分毎もあれば30分毎もあり、5分毎もあった。


さらには、振動し続ける時間もあれば、全く振動しない時間もあって、
どう動くか予測できないものだった。








・・・ヴヴヴヴヴヴ・・・



振動音も微かなもので、身体を伝って感じる程度のものだった。






(・・・これぐらいなら、何ともないな・・・)




授業中、フミは密かに安心した。

大人のオモチャといっても、誰にでも快感をもたらすものではないらしい。
サトシがガッカリするのを思い描いて得意になった。



サトシがどこまで大人のオモチャに詳しいのか、
フミにもよく分からなかった。



しかし、今回のことは完全にサトシの失敗だと思った。













――トイレ







(ぁ・・・)





腰を便座に下ろすと、ローターの振動の伝わり方が
微妙に変わるのが分かった。



(・・・何してんだろう・・・)



用を足すには気を遣わなければならなかった。
下着を脱ぐ前にローターを引き抜く必要があった。



左手で下着を少し持ち上げて、空間を空けてから、
ローターをゆっくり引き抜いた。






「・・・んっ!」


思わず、口から声がれてしまった。







(・・・え?・・・ウソ・・・)







・・・ツツーッ・・・



ローターには糸が引いていた。



引き抜いたローターが名残惜なごりおしいとでもいうように、
しっかり陰部とローターが愛液でつながっていた。







・・・カラカラ・・・



それを否定するように、紙でそれをき取る。

何事もなかったかのように、便座に腰を下ろして用を足す。





・・・・・・・・・




・・・カラカラカラ・・・




いつものように手際良く陰部をぬぐう。






(・・・え?)


紙を介して手にいつもとは違う感触があった。





・・・ツツ・・・


拭き紙にもはっきり分かるほど愛液が付いていた。
いやにキラキラしている。


引き抜いたローターと陰部に引いていた糸、
さらに、陰部には紙にべっとり付くほどの愛液。





(・・・知らない、知らない・・・)


自分が信じられなかったが、念入りに拭いた。
まるで何事も無かったかのように・・・。




再びローターをクリト●スと膣穴の間に埋め込みながら、
下着をするりと穿いた。





(・・・あぁ・・・そんな・・・)




下着が濡れているのが分かった。
クロッチのところだけがひんやりとした感覚を伝えている。


思わず、表側からクロッチに触れてみた。
布地が他より厚いところなのに、しっかり外まで染みていた。




(・・・ウソ・・・何ともなかったのに・・・)



確かに時折、ヴヴヴヴという振動を股間で感じていた。

こそばゆいような感覚こそしていたが、
それをなるべく意識しないようにしていた。






トイレから何も無かったように、クラスに戻った。









(・・・・・・ぁ・・・んんっ・・・)





一度、トイレで見てしまったのがいけなかった。


股間から意識を反らそうとしても、時折振動するローターによって
意識が引き戻されてしまう。






(・・・まだ2時間目なんて・・・)






・・・ゾクゾクッ・・・




不意に身体が震えた。

脳裏からサトシのことが放れない。




昨夜、ローターのことを話しながらも、
意外に素っ気無かったのが、今更ながら気になった。



「嫌なら別にいいけど・・・」とも言っていた。
思い切って、ローターなど部屋に置いておけば良かった。







(・・・どうして止められなかったの・・・)




今、身体から何かあふれてきそうなほど、股間からの感覚が激しかった。
小さな器具に過ぎないローターに彼女は振り回され始めた。



まるでサトシに身体を支配されているような錯覚さっかくとらわれた。
それからは、股間から意識を反らそうとする闘いになった。





学校で授業を受けているのに、とんでもないことをしている。
そんな罪悪感がじわじわと湧いて打ち消せなかった。














・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・








――昼休み












フミはいつもミカと教室で弁当を食べる。


フミは弁当を自分で作っているが、
だいたいは昨夜のおかずに数品だけ加える程度だった。


何となく作りたくないときも多かった。


そんなときは、登校途中に森林公園の遊歩道を外れて、
市街地のコンビニに寄り道をする。

パンやおにぎりを買って、弁当代わりにすることも少なくなかった。






「ねぇ、最近、お兄ちゃんとは仲良くしてるの?」




フミはギクリとした。
その言葉を変なふうに解釈してしまう。




今、ローターを仕込んでいることなど、
言えるはずがない。





「相変わらずかな・・・ちょくちょく来てるし」



「どうしてそんなに妹に会いたいかな・・・
わたし一人っ子だから、兄妹の仲って新鮮なんだよね」



「ははは・・・兄妹の仲なんて大げさだよ・・・」




フミがいつわっている「兄妹」。
ミカの笑顔の前にいっそう罪悪感が深まった。





「それにしても、ミカの弁当はいつも美味しそうだね・・・」



そう言いながら、彼女の弁当を見る。
何となく矛先ほこさきをかわすしかなかった。




彼女の弁当は母親が作っているらしい。
フミが見ても女の子らしい見栄えだった。


チーズ入りの小さなハンバーグ・・・

星やハートにカットされた人参が入ったポテトサラダ・・・

きざんだパセリの入った玉子焼き・・・

ごはんはサフランライス・・・



見ているだけでも美味しそうな弁当だった。



(・・・さすがに、あんなに手の込んだ弁当は作れないな・・・)


フミはミカのことがうらやましかった。







・・・ヴヴヴヴヴヴヴ・・・




また、ローターが振動し始めていた。

少しの間、ローターの存在を忘れたようになっていたが、
その振動がフミを現実に引き戻す。





(・・・っ、こんなときに・・・)



フミとミカの弁当の時間は、ふたりにとっての日常行為だった。
それが今日は違っていた。



ミカはフミの陰部がローターにもてあそばれ、
みつしたたらせていることなど知るよしも無い。


ローターは微かな振動音だったから、ミカのところまでは届かないだろう。
それより、ローターの振動に身体や顔が反応してしまうことが気掛かりだった。






「ねぇ、フミのお兄ちゃんって何が好物なの?」




「え・・・何だったかな・・・ブラックコーヒーはよく飲んでるけど・・・」




フミの覚えがあるのは、彼女の部屋のキッチンで、
勝手にサトシがお茶を入れていることだった。


彼はいつもブラックコーヒーを飲んでいた。
それはいつの間にか持ち込まれたものだった。

当然のように置かれたコーヒーのびんが目に浮かぶ。
それが以前からあったように違和感が無い。



「わたし、ブラックコーヒーって飲めない」



「私も・・・あれって苦すぎるよね・・・よく飲めるよね」



フミは彼が飲んでいるときも、よくそう思っていた。
どうしてあんなものを美味しそうに飲めるのか分からなかった。



「香りはけっこう好きなんだけどね」



フミは内心ほっとしていた。

サトシのことも、ローターのことも
ミカは何ら不審ふしんには思っていないらしい。




・・・ヴヴヴヴヴヴヴ・・・



ランチの時間、最初から最後までローターは振動し続けていた。
そのタイミングの悪さをフミは禍々まがまがしく思った。


股間に確かな振動を感じながら、
その後もフミは強いて笑顔で弁当を食べた。











・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





――放課後








フミはそそくさと学校を後にした。


買い足したかった食材もあったが、
今日は買い物どころではなかった。





今日一日、陰部は振動にさらされている。


下着が今どんな状態になっているか、容易よういに想像がついた。

これまで性的経験が無いにもかかわらず、
どうしてこれほど濡れてしまうのかが不思議だった。


学校にいる間、午前中こそ、何ともないように振る舞っていたが、
午後からは腰がビクンと反応してしまうのが恥ずかしかった。



午前中、トイレで見てしまった下着の染みは
午後から濡れ方がさらにひどくなっていった。


密着している陰部と下着には愛液が満ちていて、
ローターの振動が増幅ぞうふくしているように感じた。




授業中はまだ良かった。



歩いていると、陰部に別の感覚が生まれる。
太腿が動くと濡れた下着が微妙に動く。


陰部全体が前後にこすられる。


初めての経験だったが、ローターの所為せいで、
陰部は熱をもち、クリト●スが勃起していた。


わずかに突起している敏感なクリト●スを
愛液に濡れた下着が擦れる。






下校時、陰部の感覚は今日最も敏感になっていた。




森林公園のトイレに立ち寄ろうかとも思った。





(・・・もし誰かに見つかったら・・・)




思い直して、家路を急ぐ。


鏡でも見せられようものなら、
自分の顔をまともに見られなかっただろう。




頭がぼんやりとし、
顔は妙に熱っぽかった。




(・・・あぁ・・・早く帰らないと・・・)




そればかり頭のなかで繰り返した。










――異様に長く感じた家路だった。









ようやく部屋に辿たどり着いて、ドアを開ける。
ドアを閉めると、それにもたれかかってしまった。




「・・・着いたぁ・・・」



もう下着はほとんどが濡れているように感じられた。




学校にいるときは少しはマシだったかもしれないが、
愛液でぐちょぐちょになっている下着で過していたかと思うと、
罪悪感で頭がいっぱいになってしまう。




サトシがやって来るまで、まだずいぶん時間があった。
家事をこなしていると、学校とは違ってなかなか気を反らせなかった。



部屋のなかでは人目を気にしなくて済む。
緊張も途絶えたのか、ローターの振動が強くなっている気がした。



振動が長く続くと、何かにもたれかかってしまう。





・・・ヴヴヴヴヴヴ・・・




(・・・んぁ・・・っ・・・)




あんな小さな器具に好きなようにされていた。

大人のオモチャという軽いネーミングにかかわらず、
おぞましいほどの悩ましい快感に苛まれた。





・・・そんな状態で、フミは家事をこなさなければいけなかった。



いつもの家事をローターを仕込んだままでこなすのは
フミにとって学校以上に異常なことだった。



洗濯物を取り込んでたたむ。


掃除機をかける。


夕食の準備をする。




いつもやっている家事にローターの振動は止まなかった。









(・・・あぁもう、早く来てぇっ!!)

















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・









――ようやく夜












「ローターなんてぜんぜん気持ち良くないから!」



サトシがやって来ると、フミは開口一番に言い放った。








「何だ?それは残念だな・・・」




落ち着き払った声で応えながら、
一直線に近づいて、フミを壁際に追いやった。


身構える彼女の動きを封じて、
強引にスカートをずり下げた。





「あっ!嫌っ!」



あっという間に、下着からローターが引き抜かれる。





「あぁ?これはどういうことなんだ?」



「ひっ!」



さらに、サトシが持つローターと
股間には名残惜しそうに糸が引いていた。

いやにねばっこい愛液だった。


それだけではなかった。







「お前・・・これ・・・すげぇな・・・」


サトシは自分の手にまとわりついた愛液を
フミの目の前に晒して見せた。





「イヤぁっ」



すぐ顔を下に向けたが、そこにはさらに受け入れがたいものが見えた。



太腿半ばまでずり下げられた下着は
愛液でぐしょぐしょになっていた。




股間から新たな愛液までれてくる始末だった。







「こんなに感じてたのか・・・」




信じられないという顔をされて、「お前はいやらしい女だ」と
言われているも同然だった。






「違うの!これは・・・あの・・・」



「今日一日、ずいぶん楽しんでいたな?」




サトシはフミの弁明べんめいさえぎって、
聞きたくないことをストレートに言った。


フミはガクガクしながら、床に座り込んだ。

自分の身体が信じられなかった。






「イヤっ!触らないでっ!!」



サトシはフミの前に座り込んで、彼女の股を大きく開かせた。
陰部が無防備に彼の目の前に晒される。






「おいおい、クリト●スがぷっくりしてるぜ・・・」




彼はローターで濡れそぼった秘部をあちこち確認し始めた。





「やめてっ!・・・んっ!」




彼の指が容赦ようしゃなく触れてくる。
まるで熱く焼けそうな感覚だった。

小陰唇しょういんしん、大陰唇を指でなぞられる。






「おい、どこもかしこもぬちゃぬちゃだぞ」


なじられているも同然だった。






「おい、聞いているのか?」




・・・キュゥッ!・・・




「ひっ!」




フミがビクンと激しく反応してしまう。

急にサトシは敏感になっているクリト●スを摘まんだ。






「あぁっ!・・・もう許してぇ」



「何言ってんの?これからだろうが」




もうその後は言葉にならなかった。

サトシは女性器の露出部分を指であちこち確かめてから、
内部がよく分かるように器用に押し広げた。




フミは自分でも見たことのない膣の奥を
サトシにまじまじと見られてしまった。




(・・・あぁ!・・・大事なところなのに・・・)





「・・・ちゃんとあるな」




処女膜のことだった。

指でぐるっとなぞっていくのが分かる。







「・・・チ●ポじゃないとこれは破れないから安心しろ」



「・・・な、何がっ・・・触るなぁっ!」





処女膜をなぞられていることなど、身体感覚では全く分からない。

それよりも、処女膜という乙女の大切にしておきたいところを
好きなようにいじられるのが許せなかった。





「・・・え?・・・・んあっ!!」



急に、指がそこから奥へにゅっと入ってくる。





「処女でもここはしっかり教えてあげないとな・・・」




指で膣の中をぐにぐに押していた。
それも、クリト●スの奥の方だった。

フミはこんな刺激を感じたことが無かった。





「な、何!?・・・ひっ!」





サトシは執拗しつようにその辺りを指で激しく責め立てた。

フミは髪を振り乱して、声を上げた。





「ここGスポットって言うんだぜ・・・膣ですげぇ感じるところだ」





(・・・そんなところがあるの?・・・)



フミは内心驚愕きょうがくした。
彼が女の身体を知り過ぎていることが恐ろしかった。





「今夜一晩でちゃんと覚えろよ・・・」



「し、知りません、そんなの・・・」



「お前に言ってるんじゃねぇよ・・・身体に教え込んでるんだよ」




彼はフミが素直にものを言わないことをすでに承知している。

それよりも、一度体験させてしまおうとした。






「処女なのにGスポットでイクのがクセになるかもなぁ・・・
もう知ってしまったら止められないぜ・・・」




悪魔のような言葉だった。





(・・・Gスポット・・・)



なおも彼の指は的確にGスポットを捉え、
執拗に責め立てた・・・。






・・・ぐにぐにぐにぐに・・・




「・・・んぐぐぐっ・・・んぁああっ!」




変な声が出てしまうのを止められなかった。





もう陰部がどうにかなりそうだった。
強い刺激に意識がもっていかれそうになる。


何度も何度もそこがGスポットなのだと思い知らされる。






(・・・Gスポット・・・ダメぇっ!!)




懸命けんめいに意識を保とうとしていたが、
何度目かの大きな波に意識がもっていかれた・・・。





脳裏が白く焼き切れていった・・・。













(つづく)
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