やばい彼氏にご注意を

4.絶賛、文化祭準備中

4-80

(優しくとか口ばっかかよ！余裕そうな顔に戻って！むかつく！)

心の中で叫び続けていると、突然後ろが異物を飲み込んだ感覚になり思わず身体を起こした。
「うひゃぁっ！や、やめっ！！！んなとこ指い、いれんな！！」
「入れんなっていったって、入れなきゃ俺の入んないしぃそれにこれ、まだ指一本だけど？」
何本入れようが同じことだ！
「抜け！嫌だ！無理！絶対しない！」
「気持ちいい場所俺が見つけてやるから、もうちょい待てって」
逃げ腰になる俺を引き戻しながら、指はさらに増え、俺の声も更に大きくなった。

引き戻される間に体制を変えられ、片足を持ちあげられた状態で、有栖川の中指と薬指が二本、第二関節まで入ってしまっている。
「うぅぅっっ……っあっぁ……や、だ……」
うまく息ができない。
苦しくて、早く抜いてほしい。
後ろの指は中でゆっくりと違う動きを始めた。
「や、やめろっ！！うご、ぐぅっはっ …あぁっ……動かすなっ！！」
コリッと何か指先に当たった瞬間、無意識に身体が跳ねあがった。
「お、みぃっけ♡お前の気持ちいところ♡」
今度は集中的に尖った何かをつつかれる。
その度に電流が走ったみたいな感覚になりビクビクと身体が動いてしまう。
同時にだらしなく垂れる涎、涙。全て意識しているものではない。
「ら、らめ……そこっ、さ、さわ、るな……」
ズクズクと下半身も熱を帯び始め、再び反り勃ちはじめると反対側の手でそれを握られた。
「ここ、前立腺って言うんだ。ここを触られると、女みたいにイケるんだと。お前イッてみたくない？」
「あ、あぁっ、や、やだ、やめろ」
苦しいのに、そこを、前立腺を弄られるたびに訪れる快楽に浸りたい気持ちと頭がぐちゃぐちゃになりそうだった。
ムクムク反り勃っている俺の先端を弄られているせいで余計と絶頂が近く感じる。
「離し、て。それ、やば……はぁっはっ……」
先端からは再び透明な糸が垂れ始める。
背筋がゾクゾクする、目がチカチカする。
ヤバイ、俺、イく……。
「あ、有栖、が、わっ……」
ソファーをギュッと握りしめ何も考えられなくなった。