12 / 91
12
しおりを挟む
「その……先にお伝えしておきますが、妹は、ラーヤというのですが、先日、自ら……その、」
「?」
屋敷を案内しながら、シルーシスは気まずそうに口を開いた。
「ラーヤちゃんがどうしたの?」
ロンブスが少し剣呑な光を目に宿らせる。
(みんなのアイドル的な妹ちゃん?)
「いや、その、目を離した隙に……髪を……」
この先は言えない、とばかりに唇を咬む。ロンブスとアングイラが息を飲んだ。
「第二王子の誕生会か……」
「あぁ。服で隠して何とかしようとしてたんだが、髪があれでは、誕生会どころか人前には出られないよ」
シルーシスは泣きそうだった。扉の前でみな立ち止まる。察するに、この世界では、髪は女のいのちということか。
「ですので、ミユキさん、短い髪ですが、驚かないでください」
(………ワタシも短いんだけど……とつっこむべきなのか?)
オトナなので、突っ込まずに黙って頷く。
「ラーヤ、ただいま。お客様をお連れしたよ」
何となく、「開けないで!」とかの抵抗でもあるかと思っていたミユキだったが、すんなりと扉が開いた。更に薄暗い部屋を想像していたが、カーテンの開いた窓からは夕日が差し込み、丸テーブルの前の椅子に腰かけた少女を柔らかなピンク色に包んでいた。
「どなた?」
「ドロボーです」
「え? ミユキさん?」
「ああああああぁ! ごめんなさい~ 違います~」
条件反射で答えてしまい、ミユキはあわあわと取り乱してしまった。だってだって、声がおんなじだったんだもの。シルエットもおんなじなんだもの。
ふらふらと近づくと、顔まで似ていることに驚愕である。首までの茶色の柔らかそうな髪、透けるような白い肌に静かな湖面のような深い青の大きな瞳。ちっちゃいク○リスがいる! もう少し育ったら白いブラウスに紺色のスカートを履かせたい!
拳を握りしめるミユキの傍からロンブスが優しく声をかけた。
「ラーヤちゃん、こんばんは」
「こんばんは。ロンブスお兄さま、アングイラお兄さまも。今日は召喚の儀式だったのではなかったのですか?」
「うん。そっちはきちんと成功したよ。明日から成功祝いのお祭りが始まるんじゃないかな」
「………そう」
短い答え方がますますそっくりである。
「それで、そちらのお方は?」
「こんばんは。私はミユキと申します」
「ミユキさま?」
下から可愛らしく見上げられた。
(~~~~~~!!)
悶絶である。グッジョブである。
「あ、あの、ミユキさんは……」
「お茶をお持ちしました。こんばんは。私はオストレア家の執事、ブランキアと申します」
突然の乱入であった。
「おぉっ! こんばんは。遅くにお邪魔致しまして、申し訳ございません。私は遠方より旅をして参りました、まじない屋のミユキと申します」
ペコリと頭を下げたミユキに、執事は胡散臭げに片眉を上げた。
「おまじない?」
ラーヤが興味深げに見上げてくる。よく見ると、右の頬から首までと、恐らく服に隠れている部分も火傷の痕が続いているのだろう。痛々しい。
「ええ。ワタシの国では家内安全商売繁盛交通安全安産祈願、何でもおまじないで万事解決でございます」
「おまじない屋さん…」
(さん づけ! さんづけで呼ばれたよっ)
「まあ、うちは代々皆様が健康でいらっしゃるように、お願いしてまわることを生業としております。おひとついかがです?」
「え? 私?」
しかし困ったように辺りを見回した。
「でもお代が……私に何か差し上げるものがあればよいのですが」
(ノオォォーッ)
もはや、鼻血を吹いてもおかしくない状況であったが、ここは依頼主のためにゴル○並みに表情には出さない。
「いえっ! お代の方はシルーシス様に頂戴しておりますので」
ラーヤが思わず、シルーシスを見ると、優しく頷き返したので、嬉しそうにミユキに微笑んだ。
「ミユキ様 お願いします」
「お嬢様、お待ちを……」
止めようとした執事は両側からロンブスとアングイラに抑えられた。ミユキはそっとふたばを床に降ろす。
「では、お手を拝借」
跪き、ラーヤの小さな手を包み込むと、右の手のひらまで火傷の痕があった。熱かっただろうに。
気合を入れて、ブツブツと唱え始める。掌に暖かな熱が集まってくる。ラーヤがハッと顔を上げた。
「なーおる治る 何でも治る~ルルラララ~」
テキトーな呪文である。
それでも、緑色の光がやわやわとラーヤを包み込む。
やはり呪文は何でも良さそうだった。
「ラン、ラ、ララランランラン」
更に光が部屋全体に広がって、驚きに目を見開いている執事の体をも包み込んだ。
「お肌はもちもちのツヤツヤ 髪もツヤツヤのキラキラ 唇ピンクのぷるっぷる~ 爪は可愛いサクラ色~ おメメはぱっちりウルウルちゃん~ おんなのこ~は~とっても優しいステキな子~~ はい!」
緑色の光が部屋にいた人間の体の中に吸い込まれるように消えた。
「こ………これは」
目をぱちぱちさせているクラ○スもとい、ラーヤにミユキは思わず言ってみた。にっこり。
「これが今のせいいっぱい」
一歩後退しながら、もう、ウキウキである。その辺りをキャーキャー喚きながらゴロゴロ転がりたい。
「お、お嬢様……」
「ラーヤ……」
「ラーヤちゃん」
髪が腰まで伸び、輝かんばかりの美しさを醸し出す妹に群がる男たち。しかし、ラーヤは大きな目を更に大きく見開いて、呟いた。視線は上である。
「ブランキア………か、髪が」
「え?」
全員の視線が執事の頭に釘付けになった。
(……き……金髪だったのか……)
頭上では、ほぼ黄昏ていた執事ブランキアの毛髪が、金色の野の如く、ふさふさと波打っていたのであった。
「?」
屋敷を案内しながら、シルーシスは気まずそうに口を開いた。
「ラーヤちゃんがどうしたの?」
ロンブスが少し剣呑な光を目に宿らせる。
(みんなのアイドル的な妹ちゃん?)
「いや、その、目を離した隙に……髪を……」
この先は言えない、とばかりに唇を咬む。ロンブスとアングイラが息を飲んだ。
「第二王子の誕生会か……」
「あぁ。服で隠して何とかしようとしてたんだが、髪があれでは、誕生会どころか人前には出られないよ」
シルーシスは泣きそうだった。扉の前でみな立ち止まる。察するに、この世界では、髪は女のいのちということか。
「ですので、ミユキさん、短い髪ですが、驚かないでください」
(………ワタシも短いんだけど……とつっこむべきなのか?)
オトナなので、突っ込まずに黙って頷く。
「ラーヤ、ただいま。お客様をお連れしたよ」
何となく、「開けないで!」とかの抵抗でもあるかと思っていたミユキだったが、すんなりと扉が開いた。更に薄暗い部屋を想像していたが、カーテンの開いた窓からは夕日が差し込み、丸テーブルの前の椅子に腰かけた少女を柔らかなピンク色に包んでいた。
「どなた?」
「ドロボーです」
「え? ミユキさん?」
「ああああああぁ! ごめんなさい~ 違います~」
条件反射で答えてしまい、ミユキはあわあわと取り乱してしまった。だってだって、声がおんなじだったんだもの。シルエットもおんなじなんだもの。
ふらふらと近づくと、顔まで似ていることに驚愕である。首までの茶色の柔らかそうな髪、透けるような白い肌に静かな湖面のような深い青の大きな瞳。ちっちゃいク○リスがいる! もう少し育ったら白いブラウスに紺色のスカートを履かせたい!
拳を握りしめるミユキの傍からロンブスが優しく声をかけた。
「ラーヤちゃん、こんばんは」
「こんばんは。ロンブスお兄さま、アングイラお兄さまも。今日は召喚の儀式だったのではなかったのですか?」
「うん。そっちはきちんと成功したよ。明日から成功祝いのお祭りが始まるんじゃないかな」
「………そう」
短い答え方がますますそっくりである。
「それで、そちらのお方は?」
「こんばんは。私はミユキと申します」
「ミユキさま?」
下から可愛らしく見上げられた。
(~~~~~~!!)
悶絶である。グッジョブである。
「あ、あの、ミユキさんは……」
「お茶をお持ちしました。こんばんは。私はオストレア家の執事、ブランキアと申します」
突然の乱入であった。
「おぉっ! こんばんは。遅くにお邪魔致しまして、申し訳ございません。私は遠方より旅をして参りました、まじない屋のミユキと申します」
ペコリと頭を下げたミユキに、執事は胡散臭げに片眉を上げた。
「おまじない?」
ラーヤが興味深げに見上げてくる。よく見ると、右の頬から首までと、恐らく服に隠れている部分も火傷の痕が続いているのだろう。痛々しい。
「ええ。ワタシの国では家内安全商売繁盛交通安全安産祈願、何でもおまじないで万事解決でございます」
「おまじない屋さん…」
(さん づけ! さんづけで呼ばれたよっ)
「まあ、うちは代々皆様が健康でいらっしゃるように、お願いしてまわることを生業としております。おひとついかがです?」
「え? 私?」
しかし困ったように辺りを見回した。
「でもお代が……私に何か差し上げるものがあればよいのですが」
(ノオォォーッ)
もはや、鼻血を吹いてもおかしくない状況であったが、ここは依頼主のためにゴル○並みに表情には出さない。
「いえっ! お代の方はシルーシス様に頂戴しておりますので」
ラーヤが思わず、シルーシスを見ると、優しく頷き返したので、嬉しそうにミユキに微笑んだ。
「ミユキ様 お願いします」
「お嬢様、お待ちを……」
止めようとした執事は両側からロンブスとアングイラに抑えられた。ミユキはそっとふたばを床に降ろす。
「では、お手を拝借」
跪き、ラーヤの小さな手を包み込むと、右の手のひらまで火傷の痕があった。熱かっただろうに。
気合を入れて、ブツブツと唱え始める。掌に暖かな熱が集まってくる。ラーヤがハッと顔を上げた。
「なーおる治る 何でも治る~ルルラララ~」
テキトーな呪文である。
それでも、緑色の光がやわやわとラーヤを包み込む。
やはり呪文は何でも良さそうだった。
「ラン、ラ、ララランランラン」
更に光が部屋全体に広がって、驚きに目を見開いている執事の体をも包み込んだ。
「お肌はもちもちのツヤツヤ 髪もツヤツヤのキラキラ 唇ピンクのぷるっぷる~ 爪は可愛いサクラ色~ おメメはぱっちりウルウルちゃん~ おんなのこ~は~とっても優しいステキな子~~ はい!」
緑色の光が部屋にいた人間の体の中に吸い込まれるように消えた。
「こ………これは」
目をぱちぱちさせているクラ○スもとい、ラーヤにミユキは思わず言ってみた。にっこり。
「これが今のせいいっぱい」
一歩後退しながら、もう、ウキウキである。その辺りをキャーキャー喚きながらゴロゴロ転がりたい。
「お、お嬢様……」
「ラーヤ……」
「ラーヤちゃん」
髪が腰まで伸び、輝かんばかりの美しさを醸し出す妹に群がる男たち。しかし、ラーヤは大きな目を更に大きく見開いて、呟いた。視線は上である。
「ブランキア………か、髪が」
「え?」
全員の視線が執事の頭に釘付けになった。
(……き……金髪だったのか……)
頭上では、ほぼ黄昏ていた執事ブランキアの毛髪が、金色の野の如く、ふさふさと波打っていたのであった。
111
お気に入りに追加
1,501
あなたにおすすめの小説
森だった 確かに自宅近くで犬のお散歩してたのに。。ここ どこーーーー
ポチ
ファンタジー
何か 私的には好きな場所だけど
安全が確保されてたらの話だよそれは
犬のお散歩してたはずなのに
何故か寝ていた。。おばちゃんはどうすれば良いのか。。
何だか10歳になったっぽいし
あらら
初めて書くので拙いですがよろしくお願いします
あと、こうだったら良いなー
だらけなので、ご都合主義でしかありません。。
異世界無知な私が転生~目指すはスローライフ~
丹葉 菟ニ
ファンタジー
倉山美穂 39歳10ヶ月
働けるうちにあったか猫をタップリ着込んで、働いて稼いで老後は ゆっくりスローライフだと夢見るおばさん。
いつもと変わらない日常、隣のブリっ子後輩を適当にあしらいながらも仕事しろと注意してたら突然地震!
悲鳴と逃げ惑う人達の中で咄嗟に 机の下で丸くなる。
対処としては間違って無かった筈なのにぜか飛ばされる感覚に襲われたら静かになってた。
・・・顔は綺麗だけど。なんかやだ、面倒臭い奴 出てきた。
もう少しマシな奴いませんかね?
あっ、出てきた。
男前ですね・・・落ち着いてください。
あっ、やっぱり神様なのね。
転生に当たって便利能力くれるならそれでお願いします。
ノベラを知らないおばさんが 異世界に行くお話です。
不定期更新
誤字脱字
理解不能
読みにくい 等あるかと思いますが、お付き合いして下さる方大歓迎です。
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
婚約破棄されたので、論破して旅に出させて頂きます!
桜アリス
ファンタジー
婚約破棄された公爵令嬢。
令嬢の名はローザリン・ダリア・フォールトア。
婚約破棄をした男は、この国の第一王子である、アレクサンドル・ピアニー・サラティア。
なんでも好きな人ができ、その人を私がいじめたのだという。
はぁ?何をふざけたことをおっしゃられますの?
たたき潰してさしあげますわ!
そして、その後は冒険者になっていろんな国へ旅に出させて頂きます!
※恋愛要素、ざまぁ?、冒険要素あります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
文章力が、無いのでくどくて、おかしいところが多いかもしれません( ̄▽ ̄;)
ご注意ください。m(_ _)m
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
モブ令嬢はモブとして生きる~周回を極めた私がこっそり国を救います!~
片海 鏡
ファンタジー
――――主人公の為に世界は回っていない。私はやりたい様にエンディングを目指す
RPG顔負けのやり込み要素満載な恋愛ゲーム《アルカディアの戦姫》の世界へと転生をした男爵令嬢《ミューゼリア》
最初はヒロインの行動を先読みしてラストバトルに備えようと思ったが、私は私だと自覚して大好きな家族を守る為にも違う方法を探そうと決心する。そんなある日、屋敷の敷地にある小さな泉から精霊が現れる。
ヒーロー候補との恋愛はしない。学園生活は行事を除くの全イベントガン無視。聖なるアイテムの捜索はヒロインにおまかせ。ダンジョン攻略よりも、生態調査。ヒロインとは違う行動をしてこそ、掴める勝利がある!
家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる