負けるもんか!

安野穏

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2.セイは今日も元気一杯

初めての休日

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  眠い。知っていることをくどくどと話されると余計に眠気が増してくる。午後の講義は爆発物の対応と処理について。あたしは机に耐えきれずに突っ伏していた。

「セイ」

 横からエイミーが肘で突っつく。そんなものであたしの眠気が去るわけない。考えたら、ノエルとシイは凄い。ほんの僅かな期間で、士官候補生学校の三年分の知識をあたしに教え込んだのだから。

「ユーキ候補生!」

 あたしはハッとして飛び起きた。目の前にチップが飛んでくる。そのチップを認めたあたしは反射的に身をかがめ、目を閉じ耳を塞いだ。次の瞬間………、何も起きなかった。耳をつんざく豪音と目もくらむ閃光が生じるはず、生じないのはなぜ?

 あたしの目の前をカランと音を立てて、チップが転がっていく。それはよく似ているが本物じゃなかった。内心はホッとしながらもあたしは、しばらく屈んだまま、それを見つめた。

 あたしは狼狽えながらも事態を冷静に把握しようとした。広い講義室内は爆笑の渦。この状況で笑っていられるのか甚だ疑問である。それともこれを知っていて笑えるほどにこいつらは優れているっていうのかと馬鹿だと思っていた同期生を見直した方がよいのかとも考えた。

「静かに! ユーキ候補生は、これを使ったことがあるね?」

 白髪のガイル小将の質問にあたしは、目の前に落ちたチップを手に取りながら首を傾げながら頷いた。あたしは手の中のチップを見つめる。確かに《光爆弾》だ。あたしの判断は間違えていない。

「これは《光爆弾》の疑似チップだよ。外見上だけ似せている」

 ガイル小将はあたしからその模擬チップを受け取ると、あたしに穏やかな笑みを向けた。

「今笑ったものは、これが本物だった場合、君たちの方が笑われることになる」

 白髪の教授は、厳しい目であたしたちを見据える。あたしは静かに席に戻る。その時になって、あたしはあたし以外にもこのチップに正常に対応した者がいることに気が付いた。マルガリータとアレックス、リチャード・シュルツの三人だ。屈んでいた姿勢を正し、席に戻る彼らの目は真剣そのものだ。

 つまり、この三人以外はあほだと確定した。このチップに関しては、反射的に身体が動くほどにノエルたちから叩き込まれたし、このチップのお蔭であたしは今ここにいる。このチップの重要性を知らないものなんて宇宙警察官としての知識は最低だ。

「《光爆弾》については、既に何度も講義、実習してきたはずだ。宇宙警察官であれば、いつどんなときでもこのチップを見分ける目を持つことが大切だとな。たった四人しか見分けることが出来ないとは情けない。この四人以外は《光爆弾》についてのレポートの提出を命じる。期限は月曜日までだ」

 退屈な講義が過ぎていく。それでもさっきの件で、あたしの目は覚めていた。あたしはあたしの斜め前の席に座り、真剣な目で講義を受けているマルガリータを盗み見している。こいつ、結構あなどれない。この女にだけは負けたくない。あたしの中に俄然火がついた。



「セイ」

 あたしが同室の三人のキャピキャピ声に悩まされながら講義室を出たところで、ミヤが待っていた。ミヤが小さく手招きをした。

「ミヤ」

 あたしは喜んで、ミヤのそばに駆け寄る。三人は遠慮して近寄らない。あたしは安堵する。これ以上あたしの私生活を三人にかき混ぜられたくない。

「今日、暇?」

「うん、別にないよ」

 今日は金曜日だ。二日間の休日がくる。ミヤがあたしに耳にささやいた。実は初めての休日をどう過ごそうかと悩んでいた。

「今日、ノエルさんと出掛けましょう」

「うん」

「じゃ、きちんと外泊届を出すのよ。小惑星基地への帰宅とでも書けばいいわ。ここが私の部屋よ。私の部屋で待っているからね」

 用件だけ言うと、ミヤはあたしの手の中に紙を押しつけて同室の三人を避けるように立ち去って行った。あたしは一人でニンマリとしてしまう。寮に戻るまで三人のキャピキャピ声が気にならなかったもの。

 大抵の子は、休日は学校に残らないらしい。外泊届を出して、地球のそれぞれのシティに出かけて行く。家族のもとに帰る子が多いらしい。

「せっかくの休暇なのに家でレポートなんて悲しいわ」

「セイはいいわね」

「ガイル教授はレポートを出し過ぎるのよ」

 三人は文句を言いながらも、嬉しそうに荷物を詰込んで出かけて行った。あたしは三人を送り出してから、ミヤの地図を頼りに彼女の部屋に向かった。

 ミヤは本科の候補生宿舎の西にある研修者用の宿舎にいた。個室で候補生用の堅い二段ベッドと違い、ビジネスホテルと同じシングルベッドが置いてある。机の脇にはチェストとロッカーがあり、各個室にはトイレとユニットバスまで備え付けられていた。

「何なのよ、この差別」

 ミヤの部屋を見た途端、あたしの口から文句がこぼれた。ミヤはあたしの態度に、

「セイは学生だもの。仕方ないでしょう」

 と、あっさりと言ってくれる。ふん、好きでなったんじゃないわい!

 遠慮がちに叩くノックの音が聞こえた。ミヤが開けると立っていたのはシイだった。あたしはシイの姿に戸惑う?彼は黒のパトロールの制服を着て、にこにこといつもの優しげな顔で笑っている。

「用意できた?」

「シイ、どうしてこんなところにいるの?」

「やあ、セイ、頑張っているか」

 相変わらずにこにことあたしに笑顔を向けるシイ。あたしは困惑するようにシイとミヤを見比べる。シイがここにいる理由がわからなかった。

「休暇で会いに来たのよ。ちょうどいいから四人で出掛けることにしたの」

「課長が外で待っているよ」

 あたしは二人を凝視するように見比べる。絶対に何か企んでいる。シイもミヤもおくびにも出さないけど、この二人、あたしとノエルの縁結びをするつもりなのだ。あたしはノエルとこのままでいいのに、困った奴ら。そんなことよりも自分たちのことを優先するべきなのにと溜息を吐く。




「セイの同室の子には参ったよ」

 あたしの顔を見るなり、ノエルはそうこぼした。あたしとミヤは思い出してケラケラと笑った。ノエルは困り果てた顔であたしたち二人を見る。シイが一人、意味もわからずにキョトンとしていた。

 あたしたちはシティシャムシールに向かった。月にあるのは、惑星同盟パトロールの本部基地と士官候補生学校それに月基地勤務者用の宇宙警察官の宿舎だけで、職員とその家族などの関係者以外の立ち入りを禁じられている。地球と月の間には専用のシャトル便があり、各宇宙空港とを連絡している。所用時間は三十分と短い。その度に、制服着用及び身分証の提示を求められて面倒臭い。子供の頃、ノエルの宿舎に遊びに行った時も、シャトル便専用の個人身分証明書の提示を求められた上、荷物と共に危険物探知機のお世話になったことは今では懐かしい思い出の一つだ。

 シイの家に落ち着いて、あたしたちは服を着替えた。前の麻薬事件のせいで、あたしはミヤの家には行きづらい。ミヤ自身も行きたがらない。きっと、小惑星基地に戻る前に、また揉めて飛び出したのだろう。お嬢様のくせにミヤのことだから、「こんな家に二度と戻らないわ!」くらい言って出てきたのだと想像がつく。全く、ミヤの行動パターンは掴めない。

 あたしはミヤの顔を見る。ミヤは鏡の前で、ピンクのスーツを着た自分自身の点検をしている。あたしはミヤと対象的にいつものジーンズ姿だ。小惑星基地にサラママからたくさんの女の子らしい服が送られてきたけど、あたしに着る勇気がない。そのまま独身寮のロッカーに押込んできた。

 ノエルもいつもの木綿の白いシャツに紺のスラックス姿で、あたしはほっとした。シイもあたしと似たり寄ったりのジーンズ姿だ。ミヤと違って、あたしたち三人はお洒落に無縁であると自覚した。

 あたしたちは夜のシティシャムシールに繰り出した。太陽系惑星連合の中心地であるこの街は、相変わらず、不夜城のように輝いている。あたしとノエルの後ろを楽しそうに語らいながら、ゆっくりとミヤとシイが歩いてくる。久しぶりに会った恋人たちは、互いのことしか目に入らないようだ。夜の街なのに街の中は昼よりも人であふれている。そのせいであたしたちと二人の距離は少しずつ開いていた。

「セイ、走るぞ」

 不意にノエルがあたしの耳にささやいた。

「シイ、ここで別れるぞ」

 後ろを振り向いてそう怒鳴るとあたしの肩を抱くようにノエルは走り出した。

「課長!」

「セイ!」

 二人の情けない声が後ろから、追いかけるように聞こえてくる。幾つかの路地を曲り、いいかげん息が上がってきたところで、

「もういいだろう」

 汗を手の甲で拭いながらノエルは言った。あたしは膝に手をついて、息を切らしながら前に屈み込んだ。こんなところでの全力疾走は辛い。

「つかれたぁ! もう、急に言い出すんだもの」

「あの二人にお邪魔虫してるよりはいいだろう。こうでもしてやらなきゃ、いつまでも二人きりにさせられないからな」

「ふーん、朴念仁のノエルも一応は考えているんだ」

 あたしはノエルを横目で見た。照れたようにノエルは笑いながら、あたしのおでこを軽く小突いた。相変わらずの子供扱い。ノエルにとってのあたしは、いつまでも九歳の子供のままなのかと天を仰ぎたくなる。

「子供が生意気を言うんじゃない」

「もう、子供じゃないよ」

 あたしはノエルにアカンベエをしてから笑い出した。子供じゃないなんて言いながら、しっかりと子供の頃の真似をしている自分に気付いたからだ。ノエルはあたしの態度に苦笑いしている。これがあたしたち二人のいつもの平常運転。この微妙な立ち位置を今は崩すことはしたくない。



  外見はバーに見えない普通の落ち着いた家に見える《ラストワン》。

「ここを覚えているか?」

 ノエルに連れられてきたお店は、子供の頃ノエルやアンソニー、フェリシアたちと来たことがある。あたしはノエルの言葉に頷きながら、懐かしい目で見上げた。

 店内は普通の喫茶店みたいにくつろいだ雰囲気があり、ボックス席は一杯だった。あたしは室内を懐かしそうに見回して、隅のボックス席にいるアレックスを始めとする四十六期生の顔を発見した。この懐かしい空間に彼らがいることに不快感を覚えた。アレックスたち五人の男の子はあたしの顔をチラッと見たくせに、素知らぬ振りをして騒いでいる。ノエルはあたしの態度にお構いなしにカウンター前の止り木に座る。あたしも渋々ノエルの隣に腰掛けた。全く、何でこんなところにいるのよぉ。そう喚きたいのを必死に押さえる。

「ノエル、久しぶりだね」

 髭を生やしたこの店のマスターは、ノエルの顔を見るとすぐに近寄ってきた。あたしの顔を見てギョッとした様に立ち止まる。何なのよ、そのリアクション。そんなにあたしの存在はおかしいのかと顔をしかめてみせた。

「珍しいな、お前が女連れなんて」

「忘れたのかよ。セイだよ。ちびの頃、よくアンソニーたちと一緒に遊んだじゃないか」

 マスターのドルフはあたしの顔を無遠慮に見る。あたしは久しぶりに会うノエルの旧友に愛想良く微笑んだ。この店のマスターはノエルの士官候補生時代の同期。前の主人の娘と結婚して宇宙警察官をあっさりと辞めて、店を継いだという変わった経歴を持っている。そのせいで今ではここは宇宙警察官たちの気楽なたまり場になっているらしい。

「セイ? 本当に? ジョアン、ちょっと来いよ。珍しい子が来てるぜ」

 ドルフは奥に声を掛けると、あたしとノエルの前にお酒のグラスを置いた。奥から出てきた女はあたしを一目見るなり、あたしのそばに来て抱きしめてくれた。あたしも椅子から降りてその女に抱きつく。石鹸の良い香りが鼻を刺激する。少しふくよかになった彼女は、いつもこんな風にあたしを抱きしめてくれた。

「セイ、久しぶりね。また、ノエルのところに戻ってきたのね。良かった。皆で心配していたのよ」

「ジョアン、心配掛けてごめん」

「少しも変わってないわね」

「そうかな? 俺はわからなかったぞ」

「あなたが鈍いだけでしょう。これで、アンソニーやフェリシアがいれば、昔みたいになるのに………」

 ジョアンはあたしを見ながら、声を落とししんみりとした口調で言った。ドルフもノエルも辛そうに顔を伏せる。あたしはジョアンから離れてまたノエルの隣の椅子に腰掛けた。アンソニーのことはシティシャムシールに来る時にシャトルの中でノエルから聞いた。

「フェリシアは元気そうだったよ」

 ノエルが気まずい雰囲気を変えるかのようにそう言った。フェリシアがファーレン校長の娘だということもシャトルの中で知ったばかりだ。

「会ったのか?」

「ああ、今、月基地にいるんだ。部下の研修の付き合いでな」

「立ち直っていたか?」

「まだ無理だな」

「当たり前でしょう。結婚して僅か二ヵ月だったのよ。かわいそうに」

 あたしは黙って聞いていた。アンソニーの死は、まだあたしの中に実感としてわいてこない。密輸事件の犯人と撃ち合いの際に死んだなんて言われても、漠然とした気持ちになるだけ。ただ、もうあの陽気な顔には会えないんだということだけを認識している。

「セイは今何をしてるの?」

「後輩になった」

「うそぉ!」

 ジョアンとドルフは目を見開いて顔を見合せた。ノエルは二人のリアクションに笑い出す。あたしは少し顔を赤らめて、はにかんだ。

「これでもきちんと試験に合格したんだ。ただ、俺の追っていた事件に付き合って貰って入学が遅れたけどな」

 ノエルはあたしの頭を軽く叩いてそう言った。ジョアンは嬉しそうな顔で、あたしの隣に腰掛ける。

「セイが宇宙警察官になったの。良かったわね、セイ」

 ジョアンはあたしの手を温かく握り締めてくれた。あたしは頬を赤く染めて俯く。

 あたしとノエルの経緯を知るこの夫婦は、あたしの行く末について、暇さえあればノエルを捕まえては議論していた。あたしはそんな時、アンソニーやフェリシアのそばにいた。自分の将来なんてまだ考えたことなかったからだ。三人の議論に口を挟むように、アンソニーはあたしの頭を撫でながら、

「セイは俺たちと同じ宇宙警察官になるといいよ。銃の扱いはトップレベルだし、宇宙船の操縦だってできる。俺はこの子が宇宙警察官に向いていると思うよ」

 人懐っこい笑顔をあたしに向けてそう言った。あたしが士官候補生学校を受けたのは、ノエルに会いたかったことと、アンソニーの言葉が頭の隅にあったから。

「アンソニーの先見の明だな」

 ドルフはカウンターに頬杖をついてあたしを見る。ノエルは寂しそうに微笑みながら頷く。

「セイが実際、これほど向いていると思わなかったよ。俺の課題を何なくこなしてくれると、更に上を行かせたくなる。こいつには随分厳しくしたが泣き言一つ言わずによくついてきたよ」

 あたしは気恥かしくなった。ノエルに褒められるなんて思ってもみなかった。ノエルはあたしの肩を抱いて頭を撫でる。あたしはこうしていると子供の頃に戻っていく。ノエルとノエルの友達の二組のカップルは、あたしにとって初めての大切な友達だった。あたしはノエルに寄り掛かりながら、昔を思い出して目を閉じる。あたしはお酒をゆっくりとかみ締めるように飲んだ。ドルフとジョアンがあたしたちの姿に微笑む。

「それでいつ結婚するの?」

 ジョアンが真面目な顔でノエルに聞いた。あたしは飲んでいたお酒を一気に飲み込んでむせた。ジョアンが咳き込んだあたしの背中を撫でてくれる。ノエルが当惑した顔であたしたちを見る。ドルフも興味深そうにカウンター越しに身を乗り出してきた。

「止めてよね。ノエルとはそんなんじゃないわよ」

「こいつは俺の娘みたいなものだ。わかっているだろうが」

 あたしとノエルは口々にそう言った。ノエルがきまり悪そうな困った表情を見せる。あたしはノエルから離れて、顔を赤くして二人にブツブツと抗議した。ジョアンとドルフは、あたしたちの態度に意外そうな顔を見せた。

「ノエル、まだそんなこと言ってるの。相変わらずの朴念人ね」

 ジョアンが処置なしという顔をノエルに向けた。その時、ドアが開いて、タイミングよくシイとミヤが飛び込んできた。

「課長、今日は四人で飲むと言ったじゃないですか?」

「セイ、置いて行くなんて酷いわ」

 二人ともあたしたちにつかつかと歩み寄るとそれぞれに文句を言った。良かったぁ!地獄に仏の気分よぉ!あたしは嬉しくてミヤに抱きついた。ミヤはあたしに抱きつかれて、困ったようにシイと顔を見合せた。

「ごめん、ミヤ」

 あたしはミヤに素直に謝る。ノエルも笑いながら、

「せっかく二人にしてやるつもりだったのに、わざわざ追いかけて来たのか」

 安堵したような半ば嬉しそうな顔で、シイに答えた。

「課長の行くところはここしかないですからね」

 ノエルの隣に座りながら、きつい目を向けるシイ。シイの怒った顔なんて初めて。あたしは上目遣いにシイを見る。ノエルはシイに笑いながら話し掛ける。シイは怒った態度を崩さない。ミヤがあたしの頭を軽く叩く。あたしは亀みたいに首を竦めた。ジョアンが退いたので、ミヤもあたしの隣に腰掛けた。ジョアンはカウンターに入り、ドルフの手伝いを始めた。ドルフもミヤとシイのためにグラスにお酒を注ぎだす。

「すぐに居場所がわかるのに、逃げようなんて考えが甘いですよ、ノエルさん」

 ノエルはミヤの言葉に、きまり悪そうに頭をかいた。あたしはノエルの態度に笑い転げた。シイもミヤも笑みを浮かべている。

「あー、怒った振りしたなぁ!」

 二人はあたしの声に吹き出した。全く、油断も隙もないんだからぁ。
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