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2章 復讐の土台作り
16話 レンゼの弱点
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レンゼが目を覚ますと息遣いの荒いアリサの顔が視界に映し出された
「うわっ!」
「あ、おはよう、もうすぐ夜ご飯だからね~」
アリサはレンゼに手を伸ばす
「?」
何をされるのか分からないレンゼは首を傾げた
「はあ…はあ…レンゼ…ひひひ」
「ん? どうしたの?」
アリサの異変に気が付かないままレンゼは無防備にもアリサの顔の前で手を振るために腕を上げてしまった
こしょ…
「っ!?」
突然の脇の感触にビクッと体を震わせて、一瞬動きが止まった
それと同時にアリサがレンゼに飛び付いた
こしょこしょこしょ…
「っっ!!?? あひひひひひひひひひ! や、やめて…くしゅぐてゃい!」
「はあ…はあ…レンゼ~…」
まるで狂った猛獣の様にレンゼの体を擽り倒す
「あひひひひ、ほ、ほんてょにやめて! あひ…あひひひひひひひ…や、やめてぇ!」
数分後…
「ただいま~」
「おかえりなさい、貴方」
アレスが帰ってきて頬にキスをするとアリシアはニコッと笑った
「ん? 何かあったのか?」
アレスがきょとんとして手招きされるままに付いていく
そしてレンゼが寝泊まりしている部屋のドアを少し開けてその中を見ると驚愕した
「っ!?」
バンッ!
「レンゼくん! なんでアリサと…あれ?」
目の前で顔を紅潮させ、よだれを垂らして目が狂って痙攣しているレンゼに抱き着いて、猛獣の様にレンゼの体中を擽っているアリサを見て言葉を無くした
「これって…?」
アレスは振り向いてアリシアに聞いた
「ちょっとこれを見てると濡れちゃって…」
「は? なんで!?」
「レンゼくんが…可愛くて…」
クルリと振り返りレンゼを見るが擽られて狂っている者にしか見えない
「どこが!?」
「あの可愛い声にあの顔…最っ高!」
アレスは初めて見るアリシア達の一面に驚かされた
「あ、あ~…少し飲みに行ってくる…」
「分かったわ!」
そしてレンゼ達を抱えて自分の部屋に持っていくアリシアを見て苦笑すると家を出た
次の朝…
「ただいま~」
アレスは休暇を取って家に帰ってくるが誰も返事をしない
「ん? まさか何かあったのか!?」
寝室に行く途中で通り過ぎるリビングを見るが誰もいない
今度はレンゼ達が寝ている部屋を見るが誰もいない
「…まさか」
ギィィィィィ…
軋み音を立てて、寝室のドアを開けると中にはレンゼを抱いて口からよだれの後のような液体がカピカピになっていて、笑顔で寝ている3人がいた
「い、一体何を…」
アレスが呟くとレンゼは目を覚ました
「あれ? ここはどこ?」
レンゼがキョロキョロ見回してアレスを見付けると起き上がろうとしたがその瞬間アリサ達が目を光らせて起き始めた
「っ!?」
「レンゼくん、昨日何があったんだい?」
「たしか昨日起きたらアリサが俺を見てて…それから…あれ? すいません、記憶が…」
「そ、そうなのか…」
アレスはレンゼの姿を見て思った
(レンゼくんに擽りはそこまで効くのか?)
アレスは興味本意でレンゼの横腹を擽り始めた
「っ!? にゃ、にゃにしゅりゅんでしゅか! あひひひ…や、やめてくでゃしゃ! あひ…ひひひひひひ…」
(あ、ヤバイやつだ…)
レンゼを擽るのを止めるとへにゃへにゃと崩れ落ちてしまったレンゼをロゼの寝ている方のベッドに寝転がした
(あそこまで擽りに耐性が無いとは…レンゼくんが起きたら少し話してみるか……それまでは…)
「アリサ! アリシア!」
「「は、はい!」」
突然名前を呼ばれて驚いてベッドの上で正座した2人はこの後一時間程アレスに説教された
「うう…ん?」
レンゼは目を覚ますとまず気が付いた事は上半身がはだけていた事だ
(な、何かあったのか?)
自分の服がいつの間にか無くなっていて焦ってベッドの下やあちこちを探し始めるが全く見つからない
(どうしよう…どう説明しよう…)
レンゼはキョロキョロと辺りを見回して外を見た
(昼過ぎか…)
レンゼは部屋のドアを開けて謝りに行こうとするとドアが勝手に開いた
「あれ? アリサ? アリシアさん?」
「「ごめんなさい! 弱みに漬け込んでいました!」」
突然頭を下げられて白い布の様な物を手渡され混乱した
「はい?」
レンゼは詳しく事情を聞いて呆気に取られた
「そ、それじゃあ…俺は…」
「「はい、可愛くてつい…」」
「どこが可愛いの!?」
「「まるで擽られて喜ぶ子犬の様な可愛さとか…」」
レンゼは恥ずかしさで頬を紅潮させた
「「本当にごめんなさい! もう1日1回しかしません!」」
「何回もやられてたの!?」
衝撃の真実にレンゼは渇いた笑いを浮かべるのであった
「うわっ!」
「あ、おはよう、もうすぐ夜ご飯だからね~」
アリサはレンゼに手を伸ばす
「?」
何をされるのか分からないレンゼは首を傾げた
「はあ…はあ…レンゼ…ひひひ」
「ん? どうしたの?」
アリサの異変に気が付かないままレンゼは無防備にもアリサの顔の前で手を振るために腕を上げてしまった
こしょ…
「っ!?」
突然の脇の感触にビクッと体を震わせて、一瞬動きが止まった
それと同時にアリサがレンゼに飛び付いた
こしょこしょこしょ…
「っっ!!?? あひひひひひひひひひ! や、やめて…くしゅぐてゃい!」
「はあ…はあ…レンゼ~…」
まるで狂った猛獣の様にレンゼの体を擽り倒す
「あひひひひ、ほ、ほんてょにやめて! あひ…あひひひひひひひ…や、やめてぇ!」
数分後…
「ただいま~」
「おかえりなさい、貴方」
アレスが帰ってきて頬にキスをするとアリシアはニコッと笑った
「ん? 何かあったのか?」
アレスがきょとんとして手招きされるままに付いていく
そしてレンゼが寝泊まりしている部屋のドアを少し開けてその中を見ると驚愕した
「っ!?」
バンッ!
「レンゼくん! なんでアリサと…あれ?」
目の前で顔を紅潮させ、よだれを垂らして目が狂って痙攣しているレンゼに抱き着いて、猛獣の様にレンゼの体中を擽っているアリサを見て言葉を無くした
「これって…?」
アレスは振り向いてアリシアに聞いた
「ちょっとこれを見てると濡れちゃって…」
「は? なんで!?」
「レンゼくんが…可愛くて…」
クルリと振り返りレンゼを見るが擽られて狂っている者にしか見えない
「どこが!?」
「あの可愛い声にあの顔…最っ高!」
アレスは初めて見るアリシア達の一面に驚かされた
「あ、あ~…少し飲みに行ってくる…」
「分かったわ!」
そしてレンゼ達を抱えて自分の部屋に持っていくアリシアを見て苦笑すると家を出た
次の朝…
「ただいま~」
アレスは休暇を取って家に帰ってくるが誰も返事をしない
「ん? まさか何かあったのか!?」
寝室に行く途中で通り過ぎるリビングを見るが誰もいない
今度はレンゼ達が寝ている部屋を見るが誰もいない
「…まさか」
ギィィィィィ…
軋み音を立てて、寝室のドアを開けると中にはレンゼを抱いて口からよだれの後のような液体がカピカピになっていて、笑顔で寝ている3人がいた
「い、一体何を…」
アレスが呟くとレンゼは目を覚ました
「あれ? ここはどこ?」
レンゼがキョロキョロ見回してアレスを見付けると起き上がろうとしたがその瞬間アリサ達が目を光らせて起き始めた
「っ!?」
「レンゼくん、昨日何があったんだい?」
「たしか昨日起きたらアリサが俺を見てて…それから…あれ? すいません、記憶が…」
「そ、そうなのか…」
アレスはレンゼの姿を見て思った
(レンゼくんに擽りはそこまで効くのか?)
アレスは興味本意でレンゼの横腹を擽り始めた
「っ!? にゃ、にゃにしゅりゅんでしゅか! あひひひ…や、やめてくでゃしゃ! あひ…ひひひひひひ…」
(あ、ヤバイやつだ…)
レンゼを擽るのを止めるとへにゃへにゃと崩れ落ちてしまったレンゼをロゼの寝ている方のベッドに寝転がした
(あそこまで擽りに耐性が無いとは…レンゼくんが起きたら少し話してみるか……それまでは…)
「アリサ! アリシア!」
「「は、はい!」」
突然名前を呼ばれて驚いてベッドの上で正座した2人はこの後一時間程アレスに説教された
「うう…ん?」
レンゼは目を覚ますとまず気が付いた事は上半身がはだけていた事だ
(な、何かあったのか?)
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「「まるで擽られて喜ぶ子犬の様な可愛さとか…」」
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