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7章 再会の嵐と修羅場
85話幼児化レイン
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「ありぇ?ここりょこぉ?」
レインは目を覚まして周りを見ると知らない人が(ミルが)目の前にいた
「おかーしゃん、あの人だりぇ?」
(お、おかーしゃんだと!ろかか、わ、笑わせてくれる)
サツキは必死で我慢してレインに言う
「あの人はミルお姉ちゃんだよ~ほらあいさつして~」
「こんばんわ、僕はリェインっていいましゅ」
「よろしくねレインくん!」
(な、何!めちゃくちゃ可愛い!まだ滑舌が良くない所もまた可愛い!あっ、これはこれでアリかも)
ミルが心の中で段々と可笑しな方向へ喜んでいっている内にレインは
「おかーしゃんおやしゅみなしゃい」
と言い眠ってしまった
因みにレインの母親のホーリはレインが当時5歳児だった時も物凄く背は小さく10歳児と同じ位の高さだったこれは生まれつきずっと背が小さいので仕方がないがそれでも物凄く小さかった
レインは小さい時からホーリの事は背の高さで判断していたのでサツキをホーリと間違えてしまったのだ
「おいミル、どうする?」
「ん?どうしたの?」
「どうしたの?じゃないだろ!バカ弟子をどうするか聞いている!儂を母と呼ぶし、こいつの母親はどれだけ小さいんだ!」
ミルが喜んでいる間にもメルは必死でレインを探していた
「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん…」
とずっと呪いの様に口を動かしながらレインを探していた
「っ!お、兄ちゃん!」
レインの気配を感じ取ったメルはその方向へ猛烈な勢いで走って行った
走って行くとやがてミルとサツキと幼児がいた
「お兄ちゃんは!?」
「あっメルちゃん」
「絶対この近くにいるはずなのよね~、お兄ちゃん、どこ?」
メルはサツキが動くとレインが動いたと勘違いし猛烈な勢いでサツキの近くへ寄る
「チッ、違うじゃない」
「ちょっと恐くないか?あいつ」
「まぁ、今まで会えなかった分、感情が爆発してるんだと思うわ」
今現在メルは鼻息を荒くしてサツキの周りを嗅ぎ回り、レインを探している
「おいメル?」
「何よ?」
「レインはここにいるぞ」
「えっ!どこどこ!?どこにいるのよ!答えなさい!」
「ほれ」
レインをメルに渡すとメルは無言でその幼児を見つめていた
「この子が、お兄ちゃん?」
「そうじゃ」
「何でこんな事になったの?」
「さぁ?儂にも分からん」
メルは寝ているレインを抱き締めた
するとレインは目を覚ましてメルを見ると泣き出した
「うわぁぁぁぁん!おかーしゃーん!どこー?」
「え?え?ちょ!どうすれば良いのよ!」
「はぁ、ちょっと貸してみな」
「え、あ、はい」
メルがサツキにレインを渡すとサツキはレインの背中をスリスリ撫でるすると段々と泣き止んできた
「な、何で私の場合は泣き出してサツキの場合は泣き止むのよ」
メルはレインを見ながら泣き出した
「そういやバカ弟子の服はどこだ?」
「あっ、そう言えば」
「え?あっ本当だ服着てない」
レインが服を着ていない事を思い出した2人と着ていない事を知ったメルはどこにあるか考えている
メルとミルが話している間にサツキはレインを見つけた場所に向かった
レインが寝ていた場所には無かったが、近くの木に引っ掛かっていたそれを取り、レインに着せようとするとあることに気付いた
「これ、服じゃなかった!」
広げてみるとそれは赤い色のマントだった
「はぁ、まぁ無いよりマシだよな」
サツキはそのマントにレインを巻くとメル達の所へ戻っていった
サツキがメル達の所へ戻ると朝日が昇ろうとして少し明るくなっていた
「サツキちゃん?服は見つけた?」
「いや、でもこのマントを見つけた」
そう言いレインの体に巻いたマントを見せつける
「まぁ無いよりマシかもね」
「ねぇ、お兄ちゃんは戻らないの?」
「さぁ?儂に聞かれても分からん」
メルはまた肩を落としレインを見る
レインはマントにくるまりながらスヤスヤと寝息を立てている
そして、日が昇りきる少し前にレインは目を覚ました
「ふぁ~あ、おかーしゃんおはよう」
「おはよう…レ、レイン」
サツキはいつもレインの事をバカ弟子と読んでいたので物凄く違和感を感じていた
レインはサツキの手から降りると自分が裸になっていた事に気が付く
「ありぇ?おかーしゃんおかーしゃん、おふくは~?」
「あ、え~と、服は~」
と言いながらメル達の方を何度もチラ見する
「あ~、レインくん、おふくは後で買うからちょっと待ってね」
「は~い、ミリュおねーしゃん」
「私の事分かる!?」
メルはレインに近より聞くがレインは慌ててサツキの後ろへ隠れた
「だから何でよ!」
メルは空に向かって叫んだが何も変わらない
「おかーしゃん、あの人だりぇ?」
「え~と、あの人はね「メルお姉ちゃんよ」そうそうメルお姉ちゃんだ」
「おかーしゃん、メルおねーしゃんこわい」
とメルから距離を置いていた
その事にメルは両膝を着き空を仰いでいるが状況は一向に変わらない
その間にミルはゲートでアートベットへ戻りレインの服を買って戻ってきた
「はい、レインくん!これが君のお服だよ」
「ありがとょ!」
レインはその服に着替えた
その服は特に何の柄も無い白色の長袖の服と黒色の長ズボンだった
そして少し経ってからリュート達が来た
「何であっちに行った、ん、だ?誰これ?」
「お兄ちゃん」
「へ?レインか?」
「うん」
今来たメンバーはレインは幼児化している事に驚き声も出せずにいた
「レイン、あの人達は儂の友達よ?」
「あっ、おはようごじゃいましゅ」
レインがペコリとお辞儀をするとエノンとタイタンがレインに近寄る
「ねぇねぇ、一緒に遊ぶ?」
「遊ぼ遊ぼ!」
レインが振り返りサツキを見るとサツキは縦に首を振った
「うん、いいりょ!」
「ほらルーくんも!」
「初めましてレインくん、よろしくね、です」
「よりょしくでしゅ!」
ルクスが手を伸ばすとレインはその手を掴み握手した
「何して遊ぶ?」
「鬼ごっこは?」
「ぼくはなんれもいいりょ~」
レイン達が遊んでいる間にサツキ達はレインをどうしたら元に戻せるか考えている
「はぁ、どうした物かね」
「なぁ、何であんな事になったんだ?」
「え~と、バカ弟子が誰かと戦って、龍になって、それからあの姿になった」
「うん、ワケわかんないよね」
特に何も思い付かずそれから話は発展しなかった
レインは目を覚まして周りを見ると知らない人が(ミルが)目の前にいた
「おかーしゃん、あの人だりぇ?」
(お、おかーしゃんだと!ろかか、わ、笑わせてくれる)
サツキは必死で我慢してレインに言う
「あの人はミルお姉ちゃんだよ~ほらあいさつして~」
「こんばんわ、僕はリェインっていいましゅ」
「よろしくねレインくん!」
(な、何!めちゃくちゃ可愛い!まだ滑舌が良くない所もまた可愛い!あっ、これはこれでアリかも)
ミルが心の中で段々と可笑しな方向へ喜んでいっている内にレインは
「おかーしゃんおやしゅみなしゃい」
と言い眠ってしまった
因みにレインの母親のホーリはレインが当時5歳児だった時も物凄く背は小さく10歳児と同じ位の高さだったこれは生まれつきずっと背が小さいので仕方がないがそれでも物凄く小さかった
レインは小さい時からホーリの事は背の高さで判断していたのでサツキをホーリと間違えてしまったのだ
「おいミル、どうする?」
「ん?どうしたの?」
「どうしたの?じゃないだろ!バカ弟子をどうするか聞いている!儂を母と呼ぶし、こいつの母親はどれだけ小さいんだ!」
ミルが喜んでいる間にもメルは必死でレインを探していた
「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん…」
とずっと呪いの様に口を動かしながらレインを探していた
「っ!お、兄ちゃん!」
レインの気配を感じ取ったメルはその方向へ猛烈な勢いで走って行った
走って行くとやがてミルとサツキと幼児がいた
「お兄ちゃんは!?」
「あっメルちゃん」
「絶対この近くにいるはずなのよね~、お兄ちゃん、どこ?」
メルはサツキが動くとレインが動いたと勘違いし猛烈な勢いでサツキの近くへ寄る
「チッ、違うじゃない」
「ちょっと恐くないか?あいつ」
「まぁ、今まで会えなかった分、感情が爆発してるんだと思うわ」
今現在メルは鼻息を荒くしてサツキの周りを嗅ぎ回り、レインを探している
「おいメル?」
「何よ?」
「レインはここにいるぞ」
「えっ!どこどこ!?どこにいるのよ!答えなさい!」
「ほれ」
レインをメルに渡すとメルは無言でその幼児を見つめていた
「この子が、お兄ちゃん?」
「そうじゃ」
「何でこんな事になったの?」
「さぁ?儂にも分からん」
メルは寝ているレインを抱き締めた
するとレインは目を覚ましてメルを見ると泣き出した
「うわぁぁぁぁん!おかーしゃーん!どこー?」
「え?え?ちょ!どうすれば良いのよ!」
「はぁ、ちょっと貸してみな」
「え、あ、はい」
メルがサツキにレインを渡すとサツキはレインの背中をスリスリ撫でるすると段々と泣き止んできた
「な、何で私の場合は泣き出してサツキの場合は泣き止むのよ」
メルはレインを見ながら泣き出した
「そういやバカ弟子の服はどこだ?」
「あっ、そう言えば」
「え?あっ本当だ服着てない」
レインが服を着ていない事を思い出した2人と着ていない事を知ったメルはどこにあるか考えている
メルとミルが話している間にサツキはレインを見つけた場所に向かった
レインが寝ていた場所には無かったが、近くの木に引っ掛かっていたそれを取り、レインに着せようとするとあることに気付いた
「これ、服じゃなかった!」
広げてみるとそれは赤い色のマントだった
「はぁ、まぁ無いよりマシだよな」
サツキはそのマントにレインを巻くとメル達の所へ戻っていった
サツキがメル達の所へ戻ると朝日が昇ろうとして少し明るくなっていた
「サツキちゃん?服は見つけた?」
「いや、でもこのマントを見つけた」
そう言いレインの体に巻いたマントを見せつける
「まぁ無いよりマシかもね」
「ねぇ、お兄ちゃんは戻らないの?」
「さぁ?儂に聞かれても分からん」
メルはまた肩を落としレインを見る
レインはマントにくるまりながらスヤスヤと寝息を立てている
そして、日が昇りきる少し前にレインは目を覚ました
「ふぁ~あ、おかーしゃんおはよう」
「おはよう…レ、レイン」
サツキはいつもレインの事をバカ弟子と読んでいたので物凄く違和感を感じていた
レインはサツキの手から降りると自分が裸になっていた事に気が付く
「ありぇ?おかーしゃんおかーしゃん、おふくは~?」
「あ、え~と、服は~」
と言いながらメル達の方を何度もチラ見する
「あ~、レインくん、おふくは後で買うからちょっと待ってね」
「は~い、ミリュおねーしゃん」
「私の事分かる!?」
メルはレインに近より聞くがレインは慌ててサツキの後ろへ隠れた
「だから何でよ!」
メルは空に向かって叫んだが何も変わらない
「おかーしゃん、あの人だりぇ?」
「え~と、あの人はね「メルお姉ちゃんよ」そうそうメルお姉ちゃんだ」
「おかーしゃん、メルおねーしゃんこわい」
とメルから距離を置いていた
その事にメルは両膝を着き空を仰いでいるが状況は一向に変わらない
その間にミルはゲートでアートベットへ戻りレインの服を買って戻ってきた
「はい、レインくん!これが君のお服だよ」
「ありがとょ!」
レインはその服に着替えた
その服は特に何の柄も無い白色の長袖の服と黒色の長ズボンだった
そして少し経ってからリュート達が来た
「何であっちに行った、ん、だ?誰これ?」
「お兄ちゃん」
「へ?レインか?」
「うん」
今来たメンバーはレインは幼児化している事に驚き声も出せずにいた
「レイン、あの人達は儂の友達よ?」
「あっ、おはようごじゃいましゅ」
レインがペコリとお辞儀をするとエノンとタイタンがレインに近寄る
「ねぇねぇ、一緒に遊ぶ?」
「遊ぼ遊ぼ!」
レインが振り返りサツキを見るとサツキは縦に首を振った
「うん、いいりょ!」
「ほらルーくんも!」
「初めましてレインくん、よろしくね、です」
「よりょしくでしゅ!」
ルクスが手を伸ばすとレインはその手を掴み握手した
「何して遊ぶ?」
「鬼ごっこは?」
「ぼくはなんれもいいりょ~」
レイン達が遊んでいる間にサツキ達はレインをどうしたら元に戻せるか考えている
「はぁ、どうした物かね」
「なぁ、何であんな事になったんだ?」
「え~と、バカ弟子が誰かと戦って、龍になって、それからあの姿になった」
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