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第二章
十六話
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最近は真宵くんと過ごした子どもの頃の夢を、よく見る。
あれはそう、私が中学二年生の春、そして真宵くんが小学五年生に進級したばかりの時だった。
私と真宵くんが通っていた公立の小中学校は、自宅から歩いて15分ほどの距離にあるが、両校とも大きなフェンスで隔たれながらも、隣接はしており、とても近い位置にあった。
そして普通ならば真宵くんは、小学校の上級生や低学年の子たちと一緒に、登校班で通学するはずなのだが、なぜかいつも私が家を出るタイミングで、彼は決まって玄関前まで迎えにきていた。
「真宵くん、私が登校する時間に無理して付き合わなくても、別に良いんだよ……」
私はそう言って苦笑いを浮かべた。
目の前には、先月よりもまた少し背が伸びただろうか? そう思わせるほどに成長期真っ只である、少年の姿があった。
そして私の方はというと、中学に入ってからはほとんど身長が伸びなくなってしまったのだが……。
「俺が栞里ちゃんと一緒にいたいだけだよ」
そんな私の態度に対して、意に介す様子もなく、優しい笑みで答えてくる真宵くん。
我が弟同然の男の子ながら、その笑顔は不意打ちで、自身の心を掴まれるほどに、今の真宵くんがすごく可愛いと思ってしまった。
「もう、真宵くんは本当にお姉ちゃんっ子なんだから……」
私はそう言って、真宵くんの笑顔に尊死させられそうだったことを悟られまいと、なんとか態度で冷静さを示し、微笑とともに深いため息をついて見せた。
こんな可愛い弟同然の真宵くんに「お姉ちゃんと一緒にいたい」と頼られるのは全然悪い気はしない。
しないけれど、普通に考えれば、小学生同士で集まってた方が真宵くんも絶対に楽しいだろうに。
それとも真宵くんは、学校生活があまりうまくいっていないのだろうか?
それならばそれで、少し心配である。
「ハァ……いつまで姉のままでいるつもりなのかなぁ、栞里は……」
「えっ? なになに?」
「別に……」
よく聞こえない声で呟くように、そう言葉を吐き出した真宵くん。
私が尋ねても、顔を真っ直ぐ見据えたまま歩き始め、それ以上は何も言ってくれなかった。
(最近の真宵くん、なんか急にちょっと冷たくなる時があるのよね……これは俗にいう反抗期というやつなのかな?)
それならば、これ以上はもう何も聞くまい。
私は諦めて、彼の横で歩みを進めた。
いつもと同じ見慣れた道を、真宵くんと二人でしばらく歩くと、学校に近づくにつれて、ちらほらと学生たちの姿が目に入るようになってきた。
「真宵おはよー! ってなんだ、今日も姉ちゃんと一緒かー」
私たちの後ろから元気よくかかる声。
声の主である彼の、小学生らしいハツラツした態度に、私の心はなぜか毎回ホッと安堵する。
この感覚、いつも不思議だな。
「栞里ちゃんは、姉ちゃんじゃないって……」
「おはよう、湊くん、そう、今日も姉が真宵についておりますよっ」
私は振り向いたあと、そう言って目の上でピシッと手だけ敬礼のようなポーズをしてみせた。
真宵くんと同じクラスの同級生だという彼の名前は、金井湊くん。
湊くんは真宵くんとはまた違った雰囲気の、スポーツが得意そうな活発な少年だが、性格もあっけらかんとしていて、こちらとしても話していてとても清々しい気持ちになる。
そして真宵くんの方も、彼と話すのは満更でもなさそうな態度をとるので、そんな二人の様子からそれ相応な仲の良さが伺えた。
「学校だと真宵は姉ちゃんの話ばかりするんだ」
「へぇ……」
「だから姉じゃないって、何度も言ってるよ」
湊くんからそんな情報が耳に入って、私も悪い気はしない。
それどころか仲の良い姉弟には見えてるようで、嬉しかった。
「湊はさ、毎回栞里ちゃんに余計なこと言わないでくれる?」
「はいはーい……真宵の大事なコレだもんなー」
湊くんはそう言って、笑顔で白い歯を見せながら、自身の小指を立てた。
「み、湊!」
「こらこら湊くん、指を立てるのはさすがにやめときなさいね」
私の制止の言葉を言い終わる間もなく、真宵くんは慌てて湊くんの立てた指を、自分の両手で隠した。
それなりにいつも落ち着いた様子で過ごすことが多い真宵くんだったが、この時ばかりは珍しく焦っていたのだ。
(この二人のやり取りの感じだと、コレ扱いは一回や二回じゃなさそうね)
全く……男の子って、そうやって大人の悪い所を、すぐにふざけて真似るんだから……。
しかも年上の女性に対してコレなんて発言、本気で失礼ですよ?
それにお姉さん指はそこじゃない、薬指。
「……じゃあ、私はもう中等部に行くね。またね、真宵くん、湊くん」
「あ、また……」
「姉ちゃん、バイバーイ」
そんな感じで二人と別れた私は、彼らが元気よく校舎へと走っていくのを横目で見ながら、自分のクラスがある中等部の方へと歩き始めた。
◇ ◇ ◇
私はそこで再び目が覚める。
そう、今見たこれは、真宵くんと過ごした過去の懐かしい記憶だ。
真宵くんから告白されてからの現在、あの二人のやり取りの意味を改めて認識して、ちょっと気恥ずかしい気持ちになった。
いや、ちょっとというかかなり……?
(中学二年生の私……小学五年生の真宵くんにも、すでにしっかりとアピールされちゃってたじゃないの)
もしかしてあの頃の私たちって、周りから見たら常にこんな感じの微妙な関係だった?
自分としては姉弟としての態度を崩したことはなかったのだが……。
それに……。
(……思い出した。真宵くんと同級生だった金井湊くん)
彼はとても人懐こい性格で、話しやすいタイプの男の子だったのだ。
性格が大人しめな真宵くんともうまく馴染めていて、私は彼の存在が少なからず印象に残っていた。
湊くんは今でも都内にいるのだろうか。
真宵くんはたまに会ったりとかしてるのかな?
私は懐かしくなって、ついほくそ笑んでしまう。
今度真宵くんに会ったら、湊くんのことを聞いてみようと思った。
あれはそう、私が中学二年生の春、そして真宵くんが小学五年生に進級したばかりの時だった。
私と真宵くんが通っていた公立の小中学校は、自宅から歩いて15分ほどの距離にあるが、両校とも大きなフェンスで隔たれながらも、隣接はしており、とても近い位置にあった。
そして普通ならば真宵くんは、小学校の上級生や低学年の子たちと一緒に、登校班で通学するはずなのだが、なぜかいつも私が家を出るタイミングで、彼は決まって玄関前まで迎えにきていた。
「真宵くん、私が登校する時間に無理して付き合わなくても、別に良いんだよ……」
私はそう言って苦笑いを浮かべた。
目の前には、先月よりもまた少し背が伸びただろうか? そう思わせるほどに成長期真っ只である、少年の姿があった。
そして私の方はというと、中学に入ってからはほとんど身長が伸びなくなってしまったのだが……。
「俺が栞里ちゃんと一緒にいたいだけだよ」
そんな私の態度に対して、意に介す様子もなく、優しい笑みで答えてくる真宵くん。
我が弟同然の男の子ながら、その笑顔は不意打ちで、自身の心を掴まれるほどに、今の真宵くんがすごく可愛いと思ってしまった。
「もう、真宵くんは本当にお姉ちゃんっ子なんだから……」
私はそう言って、真宵くんの笑顔に尊死させられそうだったことを悟られまいと、なんとか態度で冷静さを示し、微笑とともに深いため息をついて見せた。
こんな可愛い弟同然の真宵くんに「お姉ちゃんと一緒にいたい」と頼られるのは全然悪い気はしない。
しないけれど、普通に考えれば、小学生同士で集まってた方が真宵くんも絶対に楽しいだろうに。
それとも真宵くんは、学校生活があまりうまくいっていないのだろうか?
それならばそれで、少し心配である。
「ハァ……いつまで姉のままでいるつもりなのかなぁ、栞里は……」
「えっ? なになに?」
「別に……」
よく聞こえない声で呟くように、そう言葉を吐き出した真宵くん。
私が尋ねても、顔を真っ直ぐ見据えたまま歩き始め、それ以上は何も言ってくれなかった。
(最近の真宵くん、なんか急にちょっと冷たくなる時があるのよね……これは俗にいう反抗期というやつなのかな?)
それならば、これ以上はもう何も聞くまい。
私は諦めて、彼の横で歩みを進めた。
いつもと同じ見慣れた道を、真宵くんと二人でしばらく歩くと、学校に近づくにつれて、ちらほらと学生たちの姿が目に入るようになってきた。
「真宵おはよー! ってなんだ、今日も姉ちゃんと一緒かー」
私たちの後ろから元気よくかかる声。
声の主である彼の、小学生らしいハツラツした態度に、私の心はなぜか毎回ホッと安堵する。
この感覚、いつも不思議だな。
「栞里ちゃんは、姉ちゃんじゃないって……」
「おはよう、湊くん、そう、今日も姉が真宵についておりますよっ」
私は振り向いたあと、そう言って目の上でピシッと手だけ敬礼のようなポーズをしてみせた。
真宵くんと同じクラスの同級生だという彼の名前は、金井湊くん。
湊くんは真宵くんとはまた違った雰囲気の、スポーツが得意そうな活発な少年だが、性格もあっけらかんとしていて、こちらとしても話していてとても清々しい気持ちになる。
そして真宵くんの方も、彼と話すのは満更でもなさそうな態度をとるので、そんな二人の様子からそれ相応な仲の良さが伺えた。
「学校だと真宵は姉ちゃんの話ばかりするんだ」
「へぇ……」
「だから姉じゃないって、何度も言ってるよ」
湊くんからそんな情報が耳に入って、私も悪い気はしない。
それどころか仲の良い姉弟には見えてるようで、嬉しかった。
「湊はさ、毎回栞里ちゃんに余計なこと言わないでくれる?」
「はいはーい……真宵の大事なコレだもんなー」
湊くんはそう言って、笑顔で白い歯を見せながら、自身の小指を立てた。
「み、湊!」
「こらこら湊くん、指を立てるのはさすがにやめときなさいね」
私の制止の言葉を言い終わる間もなく、真宵くんは慌てて湊くんの立てた指を、自分の両手で隠した。
それなりにいつも落ち着いた様子で過ごすことが多い真宵くんだったが、この時ばかりは珍しく焦っていたのだ。
(この二人のやり取りの感じだと、コレ扱いは一回や二回じゃなさそうね)
全く……男の子って、そうやって大人の悪い所を、すぐにふざけて真似るんだから……。
しかも年上の女性に対してコレなんて発言、本気で失礼ですよ?
それにお姉さん指はそこじゃない、薬指。
「……じゃあ、私はもう中等部に行くね。またね、真宵くん、湊くん」
「あ、また……」
「姉ちゃん、バイバーイ」
そんな感じで二人と別れた私は、彼らが元気よく校舎へと走っていくのを横目で見ながら、自分のクラスがある中等部の方へと歩き始めた。
◇ ◇ ◇
私はそこで再び目が覚める。
そう、今見たこれは、真宵くんと過ごした過去の懐かしい記憶だ。
真宵くんから告白されてからの現在、あの二人のやり取りの意味を改めて認識して、ちょっと気恥ずかしい気持ちになった。
いや、ちょっとというかかなり……?
(中学二年生の私……小学五年生の真宵くんにも、すでにしっかりとアピールされちゃってたじゃないの)
もしかしてあの頃の私たちって、周りから見たら常にこんな感じの微妙な関係だった?
自分としては姉弟としての態度を崩したことはなかったのだが……。
それに……。
(……思い出した。真宵くんと同級生だった金井湊くん)
彼はとても人懐こい性格で、話しやすいタイプの男の子だったのだ。
性格が大人しめな真宵くんともうまく馴染めていて、私は彼の存在が少なからず印象に残っていた。
湊くんは今でも都内にいるのだろうか。
真宵くんはたまに会ったりとかしてるのかな?
私は懐かしくなって、ついほくそ笑んでしまう。
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