僕の、、線香花火

ふぅちゃ

文字の大きさ
上 下
6 / 10

8月10日  花火大会当日 朝

しおりを挟む
8月10日 花火大会当日の朝

俺は起きていた、時計を見ると朝の5時前だ!外はうっすら明るくなっている時間に俺は目が覚めていた。

    {えー!まだこんな時間なん
     二度寝できるかなぁ?}

もちろん出来なかったので、
ベッドから出る事にした。

俺は花火大会が待ちきれなくて、
興奮しっぱなしだ!

    {よし!せっかく早く起きたん
     やし、朝の散歩に行ってみよ
     う!}

まだ5時を少しまわったくらいの時間に
散歩に出かける事にした。

    {ふぅ~!早起きは3文の徳!
     って言葉があるくらい、
     気持ちの良い空気だっ!}

俺は田舎道を学校の方角に向かい、
散歩していると、

    {あれ?学校の方から煙が出て
     るやん!?}

もちろん独り言だが、煙の方を見ながら
しゃべっている。

    {ナオトか?いやいや~
     さすがに早すぎやろ、
     しかも、夏休みやで、}

と、独り言を言いながら、学校に向かって散歩をしている。

学校に到着した俺は、煙が出ている場所、
つまり、体育館裏の焼却炉に向かった。

何か話し声が聞こえてくるので、
足音をたてないように、
壁側から焼却炉を覗くと、、、

ナオトが何かを焼却炉に入れているのが見えた!
ナオトは何かブツブツ独り言を言いながら、作業をしている、声をかけれる雰囲気ではなかった、、。

耳を澄ませて、ナオトの言葉を聞いていると。

     {なんで、わかったんかな
      ぁ?今回は大丈夫やと思っ
      たのに、、次はもっともっ
      と隠さないと、、、}

何やら、誰かに隠す?わからないが、、
俺は声をかけようとした時、、

ナオトが持っている、黒い袋が破れてしまい、中の物が焼却炉の前に落ちた、

俺は何が落ちたのか、見て見ると、、!!

     {ヒィッ!!!}

声を出してしまった!!

ナオトが振り返る!

俺は一瞬で隠れたが、、恐怖とパニックのあまり、足が震えている、、、

そっとナオトの方を見ると、、、

     {ダレ~??ダレカイル
      ノ~?}

ナオトがゆっくり歩いて来るのが見えた俺は!

走って走って走って、、、、
無我夢中に走って走って、、

学校から離れた!

ようやく、振り返る事ができたのは、
朝に煙が見えた場所に来てからの所だった、、

ナオトはいない、誰もいない、、
ただ!学校からは煙が出ている、

俺は汗を拭いながら、、、言葉にした、

     {あれは、、人の頭部!!}

俺は恐怖を感じ、また走る、、、
家まで走る!家について、自分の部屋に入り、、窓の外を見る!
誰もいない、、俺はその場にうずくまり、、目をとじた、、。

俺はセミの鳴き声で目を覚ました。
時計を見ると10時を過ぎていた、

なんだか、夢でも見ていた感じだ。

     {ん?俺はずっと寝てた?}

1人で言葉にしてみた!

鮮明に思い出す事はできる、
だが!自分でも夢にしたかったのだ!

携帯を見ると、マヤからメールが入っていた、

{今日は花火大会だよ~!!
 みんな、13時には駅前に集合だよ。}

とメールが来ていたので、、
悩みながら、わかった!と俺はメールした、、、。。
しおりを挟む

処理中です...