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後日談12「ソーンとフェオ・1」***
しおりを挟むオレはフェオの手を引き、自室に戻った。気がせいたせいか少しだけ早足になってしまった。
小さなフェオがオレに合わせて歩くのは大変だっただろう。フェオを見ると息が弾んでいた。
今からフェオの呼吸がもっと荒くなることをするのかと思うと、想像しただけで興奮する。
戸に鍵をかけ、中から結界をはる。
これで使用人は入って来れない。父上と母上はおそらく二回戦、三回戦をしているから、当分自室から出てこない。
「フェオ……」
「兄様」
フェオをベッドに座らせ、自身も隣に座る。
フェオの頬に手を当てそっキスを落とす。
キスをした瞬間、フェオの体がピクリと震えた。純粋だね、オレは母上と何度か重ねるだけの口づけをしたことがあったけど、もしかしてフェオは初めてだったのかな?
父上はガードが固いから母上以外に、唇を触れさせたりしないだろうし。当然息子であるフェオも例外じゃない。
フェオのファーストキスを奪えて嬉しいよ。
何度もフェオの唇に自身の唇を重ねる。
フェオは双子の弟だけど、見た目は八歳くらいだ。対するオレの見た目は一三歳ぐらい。
見た目の年齢差は五年、幼い子を犯しているみたいでゾクゾクする。
薄く開いた口に自身の舌を滑り込ませる。
フェオが怯(おび)えないように、ゆっくりと口内を犯していく。
「ん、ぁ……」
こらえきれなくなったのか、フェオが声を漏らす。かわいらしい声に背筋がゾクリとした。
「兄様、口づけ……必要なの?」
キスで感じたのか、とろんとした目でフェオが問う。
だめだよフェオ、オレ以外の前でそんな顔をしたら。後でよく言って聞かせておかないと。
「必要だよ」
フェオの目を見てニコリと笑う。
「でも父様と母様はしてなかったよ」
フェオは父上が母上を組み敷いて、中を突いてるところしか見てない。
「フェオが見てないだけで、父上も母上もしてるんだよ。特に父上は母上と舌を絡めたキスをするのが大好きなんだ」
「そうなの?」
「そうだよ」
「じゃあ……する」
「フェオはいい子だね」
フェオの髪をなで口づけを再開する。触れるだけのキスを何度も繰り返し、フェオがなれてきたころ深く口づけていく。
フェオの歯列をなぞり、舌を絡めとる。
唾液の混じる音が耳を犯す。
「はァ……兄様」
唇を離すとオレとフェオの間を銀の糸が引いていた。フェオが熱のこもった目でオレを見ている。
ああ、もう我慢出来ない……!
フェオをベッドに押し倒した。
フェオがきょとんとした顔でオレを見上げる。
唇にキスをしながら、フェオの服を脱がしていく。
服の上から胸の突起をなぞると、フェオがぷるぷると震えた。
可愛い、可愛い、オレのフェオ。兄様がフェオの初めてをやさしく奪ってあげるからね。
シャツのボタンを一つずつ外す、日に焼けていない白く華奢(きゃしゃ)な体と、桃色の突起が顕になる。服の中に手を滑り込ませ、柔らかな肌に触れる。
「ん……」
じかに胸の突起に触れると、フェオの体がぴくんと反応した。
フェオが感じるように、そっと胸の突起を撫でる。
胸の突起はかんたんに立ち上がった。そのうち胸だけでイけるようにしてあげるからね。
「ヒャッ……」
桃色の突起を口に含むと、フェオが愛らしい声を上げた。
「くすぐったい……兄様」
青い瞳をうるうるとさせるフェオが愛おしい。
「少しだけ我慢して、父上は母上の胸の突起を吸うのが好きなんだ。フェオが父上と結婚して、父上とエッチなことしたいなら、こういうことになれておかないと」
「うん、兄様。ぼく我慢するね」
「いい子だね」
父上は母上にしか立たないから、フェオが父上に抱かれることは一生ないけどね。
ごめんねフェオ。父上と同じ銀の髪と同じ紫の瞳をしたオレで我慢して。
オレも母上と同じ金の髪と同じ青い目をしいて、母上と似た顔立ちのフェオを精いっぱい愛するし、やさしくする。
本物が手に入らないから代用で我慢する、オレたちが幸せになる道はそれしかないんだ。
片方の胸の突起を口に含み、片方の突起を手でいじる。
「あっ……、ん、ふぁっ……」
フェオの愛くるしい声にオレの下半身が硬くなってきた。
舌先で胸の突起を転がし、指でもう一つの突起をつねる。
「ん、はっ……、ゃっ……」
ちょっと痛くしちゃったかな?
胸の突起から唇を離すと、赤みをおびてらてらと光っていた。
オレはそれを見て口の端を上げる。オレの下肢は硬くなり始めていた。
「乳首を吸うの、もっ……終わり?」
フェオが頬を赤く染め、小首をかしげる。
「終わりじゃないよ、これからもっと気持ちいいことするんだ」
ニコリと笑い、フェオの股間に触れる。
フェオのペニスは柔らかいままだった。兄様が今から硬くしてあげるよ。
「やぁっ……! なぁに? 兄様?」
こんなとこに触れられたことがないから、びっくりしたよね。
「父上も母上も裸で抱き合ってただろ? たから今からフェオの服を脱がすよ」
「全部?」
「そうだよ全部。一緒にお風呂に入ってるから、裸を見られても平気だよね?」
「……うん」
フェオがためらいがちにコクリとうなずく。
お風呂で裸になるときと今は状況が違う。それくらいフェオだって分かってるはず。
だけど抵抗は許さない。上手に誘導して最後までする。逃さないよフェオ……!
フェオのズボンのファスナーに手をかけ、下着の中に手を滑り込ませる。
「ん、ひゃっ……!」
全部脱がせる前に、チラリズムも楽しみたい。
フェオの小さなおちんちんを掴み、上下にしごく。
「ぁっ、ぃやっ……、なんか、変……!」
フェオの体がビクビクと震える。
オレは我慢出来ずに、フェオのズボンを下着ごと脱がした。
靴下とブーツも脱がせ、下半身を裸にする。
フェオの小さなおちんちんと、細くて白い足が顕になる。
オレは生唾を飲み込んだ。今からこの体をオレが好き勝手に犯す……! そう考えただけで心臓が早まる。
「ぼくだけ、脱ぐの……ずるい」
フェオが真っ赤な顔で頬をふくらませる。
「兄様も脱いで」
一人だけ裸にされたのが恥ずかしいらしい。
「分かった、兄様も脱ぐから、フェオも自分の着ている服を脱いで、一人でできる?」
「……うん」
ややあってフェオがうなずいた。
耳まで赤くして、中途半端に身に着けたシャツを脱いでいく。
オレはフェオを視姦しながら、自身のベルトを外し、ズボンのファスナーに手をかけた。
ガチガチに硬くなっているペニスをパンツから取り出すと、ぷるんと揺れた。
フェオが自身の服を全て脱ぎ終え、こちらを凝視していた。フェオの顔が耳まで赤い。勃起した男根を見るのは初めてかな?
母上と父上の部屋をのぞいたとき、父上のペニスは母上の中に収まってたからね。
フェオに視姦され、オレのペニスは先走り液を垂らす。これから死ぬまで毎日フェオの中に入るものだ、よーく見ておくといいよ。
今からフェオのお尻の穴に入れて上げるからね。その前にアナルを丁寧に解かさないと、痛くてフェオが泣いちゃうかな?
ジュストコールとシャツを脱ぎ捨て、フェオの隣に座る。
「兄様のおちんちん……ぼくのと、違うね」
フェオがオレのペニスに触れる。予期せぬ出来事に、雷に打たれたような衝撃が走る。
「フェオのはまだ皮をかぶってるからね」
フェオのおちんちんは桃色で、皮をかぶっていた。今日から毎日お風呂でむいてあげるからね。
対してオレの陰茎はずる向けで、精液で先っぽが黒ずんでいた。
「フェオのもいつかこうなるよ」
「父様のも、こんななのかな?」
フェオがオレのおちんちんをつんつんとつっつく、そのたびに体中に電気が走る。ああもう我慢できない!
オレはフェオをベッドに押し倒した。
「父様のはオレのより大きいよ、フェオの小さな穴に入れるのが大変だから、初めは兄様のでならしておこう」
父上のと比べられるのは癪(しゃく)だが、父上のがオレのより大きいのは確かだ。
オレはまだ一〇歳だし、未来がある。大人になるまでに父上のペニスの大きさを超えてみせる。
「?? ……うん」
フェオがコクリとうなずく。
小さな穴とか入れるとか言われても、フェオにはまだわからないかな?
今からどういう意味なのか、嫌というほど教えてあげるよ。
オレはくすりと笑い、フェオの唇に口づけた。
徐々にキスを深くしながら、左手で胸の突起を転がし、右手で陰茎を上下にこする。
「ん……、んん、ン……ぁっ、ん……!」
三カ所を同時に攻められ、フェオが見もだえる。
フェオは精通はまだかな? 兄様がやさしくイかせてあげるね。
唇を離すと、フェオの潤んだ瞳で見つめられた。
「……兄様!」
フェオが責めるようにオレを見る。
「三カ所を同時に攻められて苦しかった? ごめんね、次はおちんちんだけに集中してあげるからね」
フェオの足を開き、内側に折り曲げ、股間に顔を埋める。
桜色の陰茎の先端に口付けると、フェオの体がビクンと跳ねた。
「ぁっ……、ん……やらっ、兄様! 汚いよ……!」
「フェオのなら汚くないよ」
ペニスを両手で包み込み上下に擦る、先端を口に含みチュッチュッと吸う。
「あっ、やっ……、ふぁ……! 兄様、なんか、変……なの!」
徐々にペニスが硬くなっていく。
「気持ちいいって意味にとっていいのかな?」
「ふっ……、あっ…、やぁっ……! これ、気持ち……いいの?」
「何かがこみ上げてくるような感覚に襲われてるんだよね? それをみんな気持ちいいって表現するんだよ」
「あっ、ひっ……こみ上げてくる? うん、そう。おしっこみたいな、でも違うような……?」
フェオの言葉を聞き、俺は口角を上げる。
「出してごらん、兄様が受け止めて上げるから」
「やっ……、でも……」
フェオが真っ赤な顔で口籠(くちごも)る。
「大丈夫だよ、大人の男はみんな出してるんだから」
「ん、ふぁ…、はぁ……、ん、父様と母様も……?」
フェオの裏筋をペロペロとなめ、根元を手で擦る。
「うん、父上と母上もだよ。特に父上のは量が多いよ」
父上が母上に自身の逸物(いちもつ)をくわえさせ、子種を飲ませているのを見たことがある。あのときの衝撃は忘れない。
オレも母上に精子を飲んでもらいたかった。でもその夢は叶わない。だからフェオが大きくなったら、フェオに飲んでもらおう。
「はっ、ぁっ……、ひぅ! んン……父様のは、量が…多いの?」
父様という言葉を発したとき、フェオの体がビクビクと震えた。
そのことに少しだけイラついた。
オレは身勝手だ。自分はフェオに母上を重ねて抱こうとしているのに、フェオが父上の名を口にして反応するのにはイライラする。
「そうだよ、父様の精子の量は多いよ。フェオの小さなお口じゃ父上のはくわえられないし、いっぱい出されても飲みきれないかな?」
なれてきたら絶対にフェオにオレの逸物をくわえさせ、オレの精子を飲ませる。想像しただけで背筋がぞわりとした。
「父上の話はおいといて、今はフェオが気持ちよくなろうか」
玉袋を刺激しながら、裏筋をなめ、時々先端を口に含みフェオを促す。
「ぁっ、あっ! やっ……ン! ふぁ…! なんか、出そう……!」
「出していいよ、兄様が受け止めて上げる」
「ひッ、あぅっ…! アッ、ひゃっ……! 兄様、口離し……て! ああっ!」
フェオの体がビクンと跳ね、どくどくと精子を放つ。
オレはフェオのおちんちんの先端を口に含み、フェオのエッチな液を全て飲み込んだ。
フェオが初めて放った子種だ、一滴だって逃すものか!
まだ薄く、未熟な精液をごくりと飲み込む。
フェオがりんごのように顔を真っ赤にする。
「やぁ……! 兄様、飲んだの……?」
「フェオの精子は美味しかったよ」
ニコリと笑うと、フェオの顔がトマトのように赤くなった。
さて、ここからが本番だ。フェオをどうやって喘がせよう。
◇◇◇◇◇
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