上 下
8 / 122

八話「はじらい死草②」***

しおりを挟む

「あっ、あ…っ、ひゃっ♡ あっ、はぁ…ん♡ ノヴァしゃん、ノヴァしゃんの太っいのまらぁ?」

ノヴァさんは俺の乳首を舌先で転がしたり吸ったりしている。胸の突起を吸われるたびにエッチな声が漏れてしまう。

乳首を攻めながらノヴァさんの指が俺のお尻の穴を解かす。二本に増やされたノヴァさんの指が、前立腺を集中的に攻めてくる。

「あっ、あっ、ひっ……うっ、あっ♡ ノヴァしゃ~ん♡」

「まだだ、よく解かさないと痛い思いをするのはそなただぞ」

ノヴァさんがアナルを解かす指を三本に増やす。太くしなやかな指がバラバラに動き、俺の中を解かしていく。

「あっ、あん♡ はっ、ああ…ん♡ 指もしゅきだけど、そろそろノヴァしゃんのおちんちんもほちいの♡ 治療れしょ?」

こてんと首をかしげ、ノヴァさんを見上げる。

「くっ、どうなってもしらんぞ……!!」

ノヴァさんがアナルにいれた指を引き抜く。

「あん……♡」

喪失感と、もっとおっきいのが入ってくる期待で背中が震える。

ノヴァさんか俺の太ももをつかみ、大きく広げた。抜ぎ捨てたマントを丸め俺の背中に入れる。

俺のアナルはくぱくぱいやらしく閉じたり開いたりして、ノヴァさんを誘っていると思われる。アナルを凝視するノヴァさんの顔が赤い。

いやさっきまでその穴に指を入れてたでしょ?

「い、入れるぞ!」

「うん、ノヴァしゃんの、エッチな棒ちょうらい♡」

俺の頭は完全に沸いていた。後で正気に戻ったら顔から炎が出るほど恥ずかしいだろう。黒歴史ってやつだ。

はじらい死草のせいで頭がおかしくなってるんだ! と自分に言い聞かせる。治療行為でなかったら爆死してる!

ノヴァさんは自身の肉棒を掴み、アナルに押しつけてくる。

「ぅっ、はっ…♡ あっ、あ…っ、ぁあっ!」

入り口をぐりゅぐりゅと突かれ、中をこじ開けられ、痛いはずなのに……はじらい死草のせいなのか、快楽しか感じない。

肉壁を押しわけて、ノヴァさんのおっきな男根が中に入ってくる。

「はぁ、ああ…っ、はぅっ、あっ……、ひゃああん♡」

ノヴァさんのおちんちんが前立腺に触れ、俺はたまらず高い声を出してしまう。

ノヴァさんは構わずにずりゅずりゅとペニスを進めていく。

ずん! 突かれノヴァさんのペニスが俺の最奥の扉をノックした。 

「はぁん……♡」

それだけでいっちゃいそう、いや実際に達していた。

白濁液が俺の腹部を濡らす。

「くっ、あおりすぎだ……!」

ノヴァさんが顔をしかめ、俺の腰を掴みペニスをゆっくり引き抜き、再び最奥を突いた。

「ひゃん……♡」

ノヴァさんの腰の動きが徐々に激しくなっていく。

「はぁっ、ひっ、あっ♡ ふっ、あっ、はん……♡」

ノヴァさんが腰を打ち付けるたびに俺のおちんちんがふるふると揺れる。

先ほど達したばかりなのに、俺のおちんちんは完全に勃起していた。

「くそっ、可愛いすぎるっ……!」

揺れるおちんちんを見ながら、ノヴァさんがボソリと漏らした。

ノヴァさんもおかしくなってるのかな? 揺れるおちんちんを見て「可愛い」と発言するなんてどうかしてる。まあでも、正気じゃ出会ったばかりの男を抱けないか。

「はっ、あっ♡ ひっ、ふっ♡ ああっ♡♡ ノヴァしゃん、ちゅーして♡」

俺のとろけた頭は、ノヴァさんに追い打ちをかけるような事を言う。

ごめんなさい、ごめんなさい! 正気に戻ったら全裸で土下座します!

「……き……だ、シエル……!」

ノヴァさんは俺の名前を呼びながら、唇にキスをした。

名前を呼ぶ前に何か言っていたような気がするが、聞き取れなかった。

「ふっ、……んん、ン……っ♡」

ノヴァさんの舌が俺の舌を絡めとる。俺はノヴァさんの首に手を回す。

くちゅくちゅと唾液の混じる音がする。

ノヴァさんの手が胸の突起をやさしく撫でる。

上の口と下の口を同時に攻められ、俺はイキそうだった。

「はぅっ♡ あっ、ふぁっ……♡♡ ノヴァしゃん、イっちゃう……!」

「イケばいい」

ノヴァさんのペニスが最奥をぐりっと突く。

「ふぁあああっ♡♡」

俺が達すると、ノヴァさんが俺の中で達した。

「出すぞ……!」

「ひゃあああっ♡」

ノヴァさんの子種が俺の中に注がれた。



◇◇◇◇◇
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

幽閉王子は最強皇子に包まれる

皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。 表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。

俺は北国の王子の失脚を狙う悪の側近に転生したらしいが、寒いのは苦手なのでトンズラします

椿谷あずる
BL
ここはとある北の国。綺麗な金髪碧眼のイケメン王子様の側近に転生した俺は、どうやら彼を失脚させようと陰謀を張り巡らせていたらしい……。いやいや一切興味がないし!寒いところ嫌いだし!よし、やめよう! こうして俺は逃亡することに決めた。

愛などもう求めない

白兪
BL
とある国の皇子、ヴェリテは長い長い夢を見た。夢ではヴェリテは偽物の皇子だと罪にかけられてしまう。情を交わした婚約者は真の皇子であるファクティスの側につき、兄は睨みつけてくる。そして、とうとう父親である皇帝は処刑を命じた。 「僕のことを1度でも愛してくれたことはありましたか?」 「お前のことを一度も息子だと思ったことはない。」 目が覚め、現実に戻ったヴェリテは安心するが、本当にただの夢だったのだろうか?もし予知夢だとしたら、今すぐここから逃げなくては。 本当に自分を愛してくれる人と生きたい。 ヴェリテの切実な願いが周りを変えていく。  ハッピーエンド大好きなので、絶対に主人公は幸せに終わらせたいです。 最後まで読んでいただけると嬉しいです。

魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました

タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。 クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。 死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。 「ここは天国ではなく魔界です」 天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。 「至上様、私に接吻を」 「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」 何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?

親友だと思ってた完璧幼馴染に執着されて監禁される平凡男子俺

toki
BL
エリート執着美形×平凡リーマン(幼馴染) ※監禁、無理矢理の要素があります。また、軽度ですが性的描写があります。 pixivでも同タイトルで投稿しています。 https://www.pixiv.net/users/3179376 もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿ 感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_ Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109 素敵な表紙お借りしました! https://www.pixiv.net/artworks/98346398

悪役側のモブになっても推しを拝みたい。【完結】

瑳来
BL
大学生でホストでオタクの如月杏樹はホストの仕事をした帰り道、自分のお客に刺されてしまう。 そして、気がついたら自分の夢中になっていたBLゲームのモブキャラになっていた! ……ま、推しを拝めるからいっか! てな感じで、ほのぼのと生きていこうと心に決めたのであった。 ウィル様のおまけにて完結致しました。 長い間お付き合い頂きありがとうございました!

侯爵令息セドリックの憂鬱な日

めちゅう
BL
 第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける——— ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。

BLR15【完結】ある日指輪を拾ったら、国を救った英雄の強面騎士団長と一緒に暮らすことになりました

厘/りん
BL
 ナルン王国の下町に暮らす ルカ。 この国は一部の人だけに使える魔法が神様から贈られる。ルカはその一人で武器や防具、アクセサリーに『加護』を付けて売って生活をしていた。 ある日、配達の為に下町を歩いていたら指輪が落ちていた。見覚えのある指輪だったので届けに行くと…。 国を救った英雄(強面の可愛い物好き)と出生に秘密ありの痩せた青年のお話。 ☆英雄騎士 現在28歳    ルカ 現在18歳 ☆第11回BL小説大賞 21位   皆様のおかげで、奨励賞をいただきました。ありがとう御座いました。    

処理中です...