【完結】「幼馴染が皇子様になって迎えに来てくれた」

腹違いの妹を長年に渡りいじめていた罪に問われた私は、第一王子に婚約破棄され、侯爵令嬢の身分を剥奪され、塔の最上階に閉じ込められていた。

私が腹違いの妹のマダリンをいじめたという事実はない。 

私が断罪され兵士に取り押さえられたときマダリンは、第一王子のワルデマー殿下に抱きしめられにやにやと笑っていた。

私は妹にはめられたのだ。

牢屋の中で絶望していた私の前に現れたのは、幼い頃私に使えていた執事見習いのレイだった。




「迎えに来ましたよ、メリセントお嬢様」




そう言って、彼はニッコリとほほ笑んだ



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