31 / 42
2章
30 ブラックマーケット
しおりを挟む教会を後にしたロイド達が向かったのは外周区南東にあるブラックマーケット。
魔導車を降りた3人はロイドを先頭にしてブラックマーケット内に足を踏み入れた。
「離れるなよ」
「はい」
アリッサはロイドの着ている上着を指で摘まみながら後ろに続く。彼女の後ろにはローラが続き、1列になって人混みの中を歩いていた。
「しかし、随分と混み合った場所ですね。青空の下で堂々と開かれているとは思いませんでした」
キョロキョロと周囲を観察するアリッサが想像していたブラックマーケットは、もっと薄暗い人気の無いような場所にあると思っていたようだ。
だが、彼女の想像とは違ってブラックマーケットと呼ばれる場所は巨大な露店市場といった雰囲気。
非正規品らしき魔導銃を堂々と露店の軒先に並べて値札を張り付けている店もあれば、露店の中に人が座っていて商品を並べていないところもある。
加えて、様々な人種がブラックマーケット内で商品を見て回っていた。
厳つい顔の男、胸を半分露出させたようなセクシーなエルフ女性、顔に傷のある男、片手が無い獣人男性、多くの人でごった返している。
買い物客の多さだけで見れば内周区にある高級商業エリアや中間層向けの市場よりも賑わっていると言えるだろう。
しかも、ブラックマーケットと銘打ちながら軍服を着たロイドを見ても誰も逃げ出さない。不自然に道を譲る事すらない。
市場自体も客も、堂々と売買を行っていた。抱いていた印象と違い過ぎたのか、アリッサは普通の市場と変わらないと感想を改め始めたようだ。
「とはいえ、ここは貧困街の入り口だ。外周区でですらお尋ね者になってる野郎共が平然と歩いてやがる。注意しろよ」
外周区南エリアは貧困層が固まって暮らしており、外周区の住民からは貧困街と呼ばれている。外周区南東にあるブラックマーケットはその貧困街の入り口と呼ばれる場所であった。
貧困街がどういった場所なのか。それはブラックマーケットに赴けば分かる、と言われている。
というのも、実に簡単な話でブラックマーケットで売買を行う者ほとんどが貧困街に住む住人だからだ。
ボロ切れを着て、何日もシャワーを浴びていないような不衛生な連中がほとんど。中にはロイドの言う通り、帝都内で何らかの犯罪を犯したお尋ね者もいるだろう。
貧困街に暮らしている者達は金に困ったらブラックマーケットにある最低所得層(貧困者)向けの日雇い労働斡旋所に行く。金を手に入れたらブラックマーケットで食べ物やクスリを買う。
時には金が無いのにクスリを買おうとして販売員に半殺しにされていたり、借金まみれになった者がマフィアから逃げ出す現場を目撃したり。
そういった貧困層の日常が多く見られるのがブラックマーケットという場所である。勿論、非正規の商品や非合法の商品が売っているというブラックマーケットの基本的な役割も体験できる。
しかし、貧困街の入り口と言われるだけあってまだ秩序が保たれている場所と言えよう。
「ブラックマーケットを仕切って、秩序を生み出しているのがネズミの王と呼ばれる男だ」
「ネズミの王?」
「ああ。本名はズロア。貧困街で唯一の商会経営者でズロア商会を経営する男。こいつがブラックマーケットを作り出した」
ロイド曰く、外周区南東に誕生したブラックマーケットはズロア商会が行っていた露店市の規模が徐々に大きくなって出来たものらしい。
ズロア商会発足のきっかけとなったのは、帝国貴族による低賃金労働者確保に向けた政策として、貧困層への定期的な食糧配給政策から始まった。
元々ズロアは貴族の下で文官として働いていた男であったが、雇い主である貴族に抜擢されて貧困層向けの食糧支援商会を経営しろと命令を受ける。
命令を受けたズロアは商会を発足。
雇い主であり、政策の指揮を執っていた貴族の支援を受けて貧困層向けに格安で食糧を売る露店市を定期開催。
政策の本質は『帝国経済のために貧困層を安い賃金で働かせる。最低限の投資金額で最大限の人手を確保する』といった貧困層を人とは思わぬ貴族特有の内容であったが、この時のズロアは若さ故に良心とやる気に満ちていた。
発足当時のズロア商会は『貧困層の人々をせめて飢えさせないように』と神聖徒教会に似た貧困層向けの人道支援に近い形であったという。
だが、徐々にズロアは殺人、強姦、窃盗、なんでもござれな貧困街特有の闇に飲まれていく。
ズロア自身、身を守る為という事もあったのだろう。彼は貧困街に住まう犯罪者達とのコネクションを強めていき、彼等が求める物を提供し始めた。
犯罪者が求める物を提供する事で彼の身の安全は保たれる。犯罪者達もズロアがいなくなれば商品を手に入れられなくなってしまうからだ。
こうした依存関係が続き、徐々に露店市は拡大。ブラックマーケットと名を馳せる頃には、ズロア本人は貧困街イチの商人として君臨し始めた。
「そうして、ズロアは貧困街にとってなくてはならない存在になった。未だに貴族とも繋がっていて、ブラックマーケットの売上の一部は貴族の懐に入っているのさ」
今はもう若き時に抱いていた人道支援の理念は持っていないだろう。
非合法な仕事の斡旋、貴族への情報提供、非合法製品を扱った市場の売上、それらズロア商会発足に関わった全て貴族を潤している。ブラックマーケットは帝国帝都において利権の一部となったのだ。
だからブラックマーケットという場所が潰されない。摘発もされない。犯罪者は軍服を着た人物がいようと堂々と我が物顔で歩く。
貴族に迷惑を掛けず、金を献上し続けていれば闇の存在でさえ許される。それを現在進行形で体現するのがブラックマーケットという存在だ。
しかし、貧困街に住む者達からしてみればズロアは一種の外交を行っているようにも見えたのだろう。
貧困街という他のエリアとは違う異彩を放つ場所に存在する男が貴族相手に状況維持をし続ける。それどころか拡大までしてみせた。
まるで大国を相手に外交をする小国の王。
貧困街を楽園、理想の国と呼ぶ犯罪者達からズロアが王のようなポジションと捉えられるのもあながち間違いではないのかもしれない。
「ネズミというのは?」
「本人を見れば分かる」
ロイド達はブラックマーケットの最奥にあった木造3階建ての建物に到着した。
外観は今にも崩れそうなほどボロボロであるが、建物の中からは多数の人間が話し合う声が漏れ出ていた。
ロイドが遠慮なくドアを開くと中に入る。中には受付があって、その受付に並ぶ貧困街の住人の姿が。
「ここが斡旋所ですか?」
「ああ」
どうやらこの建物は貧困街に住む住人向けの日雇い仕事を紹介する斡旋所のようだ。
ロイドは一番手前にあった受付まで歩み寄ると、受付嬢と話しをしていた男の間に割り込んだ。
「ズロアを呼べ。ロイドが来たと言えば分かる」
「え、あ、はい」
受付嬢の女性は困惑しながらもロイドの対応を優先した。彼の顔が怖かったのか、それともズロアの名を敬称無しで出したからだろうか。
「おい、兄ちゃん! 俺が話を――ヒッ!?」
割り込まれた男は怒りの声を上げるが、ロイドは腰から抜いたマグナムの銃口を無言で向けて男を黙らせる。
「おいおい。こんな所に上等な女がいやがるぜ」
しかし、今度はロイドの背後でそんな声がした。振り返ればアリッサのつま先から頭までいやらしい目で見ながら近寄って来る3人組の男。
ボロ切れを着て、腰にはナイフや魔導拳銃を差していた。貧困街に住む者達で『非合法の暴力を扱う仕事』を求めて斡旋所へ来た輩なのだろう。
アリッサに近寄って来る男達を排除しようとロイドが動き出すが、それよりも先に動いたのはメイドのローラだった。
彼女はアリッサと男達の間に体を割り込ませると、無表情のまま男達を見つめる。
「お。メイドさんが先に相手になってくれるのか? 良いぜ、2人揃って相手を――」
ニタニタと笑う3人組の1人がローラに手を伸ばした時、ローラの前に銀色の軌跡がスパッと鋭く伸びる。
次の瞬間、床にボトリと落ちる男の手首。
切断面からプシュッと血の雫が噴出し始め、本格的に出血が始まる前にローラは男の腹を蹴飛ばして返り血を浴びぬようにした。
「あああああッ!? 俺の手がああああッ!?」
「お嬢様。汚れはございませんか?」
手首を切断された男はローラに蹴飛ばされた事で背中を強打するような倒れ方をした。しかし、背中の痛みよりも無くなった手首に注目して絶叫する。
ローラは男の絶叫を無視して、アリッサへ振り返って彼女の服に血が掛かっていないかを確認していた。
「テ、テメェ!」
仲間がやられた事で激昂した残り2人がローラに魔導拳銃とナイフを向ける。
「…………」
相変わらず男達に背を向けていたローラだったが、彼女が着用していたメイド服の両袖口、手の甲を沿うようにナイフの刃が飛び出す。
ゆっくりと振り返ったローラは常人には目にも追えぬ速さで男達と距離を詰める。所謂、瞬歩と呼ばれる距離の詰め方だろう。
長いスカートが揺れると同時にローラは袖口から飛び出たナイフの刃で男達を襲う。
右袖口のナイフで手前にいた男の両目に横一文字で斬りつけて。ワンテンポ遅れ、残り1人の首に左袖口から出たナイフの刃を突き刺す。
次の瞬間にはバックステップで元の位置まで戻っていた。
目撃者達は何が起きたのか理解できなかっただろう。気付いた時には2人の男がやられて1人が悲鳴を上げていた、というくらいの早業である。
両目を斬られた男は生きているものの失明は確実。もう1人は首を突き刺された事で苦しそうに口をパクパクしながら床に沈む。最初に手首を落とされた男は既に出血多量で死んでいた。
しかし、ローラの表情は変わらない。ただ無表情。背筋をピンと伸ばし、一流メイドらしい立ち姿を見せる。
「マジか」
あまりのスピードと華麗で流れるような攻撃に、さすがのロイドも呆気に取られる。
大きくは動かず派手さはない。スカートの端がフワリと舞って、銀色の線が3度走っただけ。
斬りつける際に声も上げない。気合を込めた雄叫びなど下品極まりないものとは無縁である。
淡々と確実に。
ナイフという確実な武器を使って、最小の動きで獲物を仕留める姿はメイド兼護衛というよりも『暗殺者』もしくは『仕事人』という言葉がよく似合う。
「お嬢様。お怪我は」
「大丈夫よ」
ローラはアリッサを無表情で気遣うが、アリッサに怪我などあるはずがない。
護衛対象であるアリッサの服を汚さぬよう配慮するような余裕すらも垣間見えた。ローラ本人でさえ返り血を浴びていないのだから、彼女の技量は相当なものなのだろう。
「アンタ、一体何者だ?」
以前からただ者ではないと思ってはいたようだが、今日のこれはロイドが今まで予想していた範疇を越えたようだ。
「ただのメイドでございます」
しかし、本人はロイドの問いにそう答えるだけ。ロイドが「嘘つくな」と言って彼女の腕を見るが、袖口から出ていたナイフの刃は既に消えていた。
「おやおや。随分と賑やかですなぁ。ロイドさん」
たった今起きた悲劇を見た第三者の感想が奥から聞こえた。
ロイド達が顔を向けると、そこにはボロボロのスーツを着る痩せ細った男がボディガードらしき屈強な男達を連れて立っていた。
「よう。ズロア。お前に聞きたい事があって来た」
「ええ。そうでしょうね。しかし……。貴方が来る時はいつもこうなりますな」
ズロアは目を細めると前歯を出して下唇に当てながら、プクククと笑う。その姿はまるでネズミが笑っているようだ。
「上で話しましょう。おい、あれを片付けておけ」
ズロアはボディガードに男達の片づけを命じるとロイド達を上の階へ誘う。
斡旋所の奥にあった階段を使って2階へ上がり、3人は応接室に案内された。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
性欲排泄欲処理系メイド 〜三大欲求、全部満たします〜
mm
ファンタジー
私はメイドのさおり。今日からある男性のメイドをすることになったんだけど…業務内容は「全般のお世話」。トイレもお風呂も、性欲も!?
※スカトロ表現多数あり
※作者が描きたいことを書いてるだけなので同じような内容が続くことがあります
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【完結】では、なぜ貴方も生きているのですか?
月白ヤトヒコ
恋愛
父から呼び出された。
ああ、いや。父、と呼ぶと憎しみの籠る眼差しで、「彼女の命を奪ったお前に父などと呼ばれる謂われは無い。穢らわしい」と言われるので、わたしは彼のことを『侯爵様』と呼ぶべき相手か。
「……貴様の婚約が決まった。彼女の命を奪ったお前が幸せになることなど絶対に赦されることではないが、家の為だ。憎いお前が幸せになることは赦せんが、結婚して後継ぎを作れ」
単刀直入な言葉と共に、釣り書きが放り投げられた。
「婚約はお断り致します。というか、婚約はできません。わたしは、母の命を奪って生を受けた罪深い存在ですので。教会へ入り、祈りを捧げようと思います。わたしはこの家を継ぐつもりはありませんので、養子を迎え、その子へこの家を継がせてください」
「貴様、自分がなにを言っているのか判っているのかっ!? このわたしが、罪深い貴様にこの家を継がせてやると言っているんだぞっ!? 有難く思えっ!!」
「いえ、わたしは自分の罪深さを自覚しておりますので。このようなわたしが、家を継ぐなど赦されないことです。常々侯爵様が仰っているではありませんか。『生かしておいているだけで有難いと思え。この罪人め』と。なので、罪人であるわたしは自分の罪を償い、母の冥福を祈る為、教会に参ります」
という感じの重めでダークな話。
設定はふわっと。
人によっては胸くそ。
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる