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俺とおっさん 【どーしていいかわかんない】

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エレベーターで7階。
降りたら、右に曲がる。

おっさんの住んでるマンションは、オートロックじゃない。

昔、鍵を何度か無くして、モメてバカらしくなったとか言ってたけど。
鍵って無くすもんなの?
何度も?
あと、何度も無くしたら、さすがにモメても仕方ないと思う。

ナンバー式のトコ、探さなかったのかな?
なんて思ったけど、酔って帰って、デタラメに押しまくったら、通報されてムカついたとか…。
おっさん ダメじゃんって思った。

突き当りの角部屋。
表札はナシ。
合いカギは貰ってない。

おっさんと(試しで)付き合うことになって。
まだ…2週間しか経ってないし。
でも、おっさんと出会ってから、2年は経ってるし…。
けど、付き合ってすぐに合いカギ欲しいとか言って、おっさんに引かれるの嫌だ。

そりゃ…滅茶苦茶…合いカギは欲しいけど。
でも、おっさんにとって重いって思われるかも…とか。

なんか…俺から、あーしたい、こーして欲しいってっていうのも。
なんか違う気がして。
二人でちゃんと時間をかけて話して、おっさんはどーしたいか?とか、おっさんの気持ちも聞いて…。

付き合う とか 付き合いはじめた時とか…。
どうしていいのか全然わからない。
俺、付き合うのおっさんが初めてだし。

臆病なのか、我慢してんのか、期待してんのか…。
考えば考えるほど…俺の中はりする。

19になったばかりのころ。
おっさんは、俺のこと全然相手にしてなかったし…。
俺はおっさんのこと、うざいおっさんとしか思ってなかった。

ビーチフラッグで勝ったのは俺なのに、最初は、すげーなとか、がんばったな とか 声掛けてくれる人も、いつのまにか、おっさんと楽しそうに話してる。
あと、サシの勝負になった時は勝ったけど、そこに辿りつく前、俺は、おっさんとの競り合いに負けて、違うフラッグを取った場面もあった。

他のにしとけよ?的な態度のおっさんに、うぜーって思ってた。
人数が絞られたラスト4つか5つは、そうせざるを得ない俺自身にムカついてた。

けど…。

ライフセービングのボランティア活動中に、キャップを風で飛ばされて無くしてしまって…。
それでも、全然、平気だって言い張って、だけどその日は、気温が急激に上がって…。
一瞬くらっとしたけど、すぐ気合入れないおして。
誰にもバレてないけど、ちょっとキツイな…って思ってたら。
汗でぐしょぐしょになったキャップを俺の頭の上にポンと被せてくれたのがおっさんだった。

おっさんは、他の誰にも聞こえないように。

毎年、ココで何人、熱中症になってるか知ってるか?って
ライフセーバーだって、他人事じゃねぇんだぞって。
俺だけは平気とか考える奴が危ねぇんだぞって。
これからは、ちゃんと予備用意しとけよって。
今日は、くせーかもしんねぇケド、これでガマンしとけって。
洗って返せよって。

言い返そうとしたけど、俺は、「わかった。そうする」ってしか言えなかった。
おっさんの顔は、ライフセーバーの顔だったから。
そんなおっさんに、俺は「ありがとう」が言えなかった。

でも、おっさんは、そんなこと、ちっとも気にしなかった。
年下だから興味ないとか…。
そういうくだらない理由なんかじゃなくて。
それは、おっさんがライフセーバーだったからだった。

汗でぐしょぐしょで。
おっさんの匂いがするキャップ。
こんなライフセーバーになりたいって思う匂いがしたキャップ。
たぶんその時から、俺はおっさんの事を追いかけ始めてた。

そのうち、おっさんの車に乗せてもらえるようになって。
でも、おっさんは、単に、昔から世話になってる人に頼まれただけで…。

でも、それがキッカケで…。

おっさんとは車の中で、ポツポツと…色んな話をした。
自分のことを話した。
おっさんは、ほとんど「へー」とか「ふーん」とか「あっそー」とかだったけど。
たまに、そのあとに続く一言が、色々考えさせられる一言だった。
まぁ それって大人としてどーなの?っていう一言の方が多かったケド。
それでも、色々考えさせられる一言は、いつも、俺の心の中に残り続けた。

今にして考えてみれば、おっさん、よく興味のない年下の俺を車に乗せ続けてくれたと思う。
俺の話に付き合ってくれたと思う。
おっさんにアタック掛けはじめたのだって、おっさんの車に乗せてもらってた時だし。
それでも、おっさんは俺を車に乗せてくれた。
でも、おっさんは車の中とかでも、俺に手を出してくることはなかった。

俺のおっさんへのアタックが…。
今にして思えば、調子にのって…というか、ちょっとアレすぎて。
さすがのおっさんも、いい加減にしろよって感じで。

おっさんが車に乗せてくれなかったコトもあった。

駅まで30キロ歩いた…。
乗せてやるよ って、停まる車、全部断って…。
俺は駅まで、何度も歩いた。
その時には、もう、おっさんしか見えなくなってたから。

おっさんの住んでる部屋の前に立つのは…2回目だ。
都内にある、おっさんのミニバンで、海まで1時間ちょっと。
俺の住んでるトコから、おっさんの家まで1時間半ちょっと。

肩に掛けたボストンタイプのスポーツバックを降ろして。
ゆっくりと深呼吸をして。
インターホンを押す。

10秒。

20秒。

さん…

ガチャリと音がして、ドアが開く。

のっそりと姿を現したジャージ姿のおっさんは……。

なんていうか…エロカッコいー。

赤をベースに肩から腕に白のラインが3本入った、どこででも売ってそうなジャージ。

なのに…。
ちょっとだらしなく空いた隙間すきまから見える。
おっさんの鎖骨の谷間が…。
ジャージの上からでもわかる、おっさんのすげーエロくて、カッコ良くて厚い胸板へと続いている。

「ワリぃ シャワー浴びてた」
「へーき…」
「…あがれよ」
「お…おじゃまします」

玄関にサンダルとランニングシューズが、揃ってはいるけれど、無造作に脱いである。
俺は、靴を脱いだ後、それを並べなおして、自分の靴を邪魔にならなそうなところに並べる。

ちゃんと、着替えとか荷物を準備して来るのは、初めてになる、おっさんの家。

部屋は、割とキレイに片付いてる。
3LDKを2LDKにリノベーションしたらしいとか言ってたけど。
リビングは、広くてゆったりとしている…カンジがする。

丸くてシンプルな壁時計。

エアコン。

ベランダには、洗濯物。
カラフルな下着とかソックス、トレーニングウェアなんかが見える。

おっさんのガタイに合わせた4人掛けのコーナーソファー。
色はネイビー。

俺の部屋にあるやつの半分くらいの大きさの液晶テレビ。
たぶん30インチくらい。

楕円形のガラステーブル。
角があるのは、足ぶつけた時にムカつくから却下らしい。

ソファーの脇の目立たないところに、スポーツバックを置く。
おっさんの家の中に、たった一つ ぽつんと置かれる俺のスポーツバック。
ソファーに座ったら、隠れて見えなくなる俺のスポーツバック。

うまく言えないけど…。

緊張する。

あと、まだ俺…。
おっさんの顔、まともに見てない…。

おっさんがソファーに座る音がする。
俺も、ソファーに座る。

ちょっとだけ、おっさんとあいだを空けて座る。

おっさん も 俺も…口を開かない。
シンとするリビング。
どこからか、たぶん最近の曲じゃない、メロディが小さく聞こえてくる。
たぶん、寝室からだ。
子供の頃に聞いた気がするメロディ。
兄貴達や姉貴達なら、曲名がポンと出てきそうなメロディ。
でも、俺はポンと出てこない。
でも、なんとなく…ずっと聞いていたくなるメロディ。

おっさんと二人で…。
抱き合いながら、静かに聞いていたくなる…。
そんなメロディ。

俺の右手の小指と、おっさんの左手の小指が、いつの間にか触れる…。
触れて…。
擦れ合って…。

しばらくして…。

おっさんの左腕が、ゆっくりと俺の肩を抱き寄せる。
俺はそれを待っていたかのように、おっさんの隣に、間を空けないで座る。
それから、俺の肩を抱くおっさんのジャージの裾を、おずおずと掴む。

俺の肩を抱いたおっさんの手が、俺の頭を撫でる。
俺の髪の質感を確かめるかのように、時折、髪の毛を指で擦り合わせたりする。

おっさんの静かな呼吸の音と、俺の緊張気味の呼吸の音が重なる。

おっさんの手を握る…。
あっ 俺、少し…手汗が出てるかも。
でも、おっさんは俺の手を握り返してくれた。

「飯でも食いにいく?」
「……まだ へーき…」
「腹へったら言えよ?」
「うん…」

まっすぐ…。
おっさんの顔がみたい。
おっさんの目がみたい。

でも…。
どうしていいかわからない。

「ん?」

俺の肩を抱き寄せてるおっさんの胸に頭を押し付けるようにして、おっさんをソファーの肘掛の方に押し倒す。

おっさんは何も言わずに、俺のしたいようにさせてくれる。

おっさんの頭が、ソファーの肘掛の上に載る音がする。
おっさんの胸に顔を埋めて、おっさんの心臓の音を聞く。
少しだけ…落ち着く。

おっさんの顔がみたい。
でも、おっさんの中から聞こえる心地よい鼓動も感じていたい。

………………。

「…シワとか気になんねぇの?」
「え?」
「服…。」
「あ…。」

今日の俺の服装は、黒のポロシャツとダークグレーにオフホワイトのラインが入ったクロップドパンツ。
首元にシルバーの控え目なペンダント。
少しでも、大人っぽく見えるように…頑張ったつもり。
もしかしたら、おっさんと一緒に、外に出るかもしれないからって…。

そっか…皺とか…全然気にしてなかった。

「着替え…持ってきた。
 ジャージだけど…」

「楽なカッコの方が……いいんじゃね?」

「……うん。着替える」

顔を埋めていたおっさんの胸から、顔をあげる。
おっさんの顔と目を見る。

おっさん。
薄々感じてたけど…。
なんか緊張してる。
そんな顔してる。

おっさんも。
俺と同じで…。
緊張してる。

でも、やっぱり俺の方が…凄く緊張してる。

スポーツバックからジャージを取り出す。

「えっと…着替えるとこ。
 あと、ハンガー貸して欲しい」

「え?ココでいいんじゃね?
 ハンガーは…」

「ゆ…ゆっくり着替えたいから…」

「え?あ?そうか?
 じゃぁ そっちの部屋…」

「うん…すぐ着替えてくる」

「焦んなくていいから」

「わかってる」

ばたたっと飛び込んだのは、おっさんの家の寝室。
2週間前…おっさんとセックスした場所。

カーテンが空いていて、外の光が入っている、おっさんの寝室は、キチンとしていた。
あの時は、そんなトコまで見る余裕がなくて。
気が付いたら、ぐちゃぐちゃになってたケド、凄く緊張してる今でも、あの時より、ゆっくり見まわせる。

やっぱりココだったんだ。
サイドボードの上にタブレットが置いてあって、傍らの小さなスピーカーから、メロディが流れている。

今の俺にとって、緊張を和らげてくれるメロディ。
深呼吸をゆっくりしてから、俺は着替えはじめる。

おっさんの前で着替えなかったのは……。
やっぱ…ちょっと…恥ずかしかったから。

だって…。
その…。
もしかしたら…いや…もしかしなくても…。
おっさんと…。
たぶん。
いや、きっと…セックスするから。
だから、そーなっても大丈夫なように。

上は。
ちょっと…。
ちょっとだけ…。
おっさんの好みっぽいカンジの…。
ラウンドネックでノースリーブの。 
1サイズ小さい白のコンプレッションウェア。

下は。
ナイロン製の黒のマイクロボクサー。

なんか…。
おっさんの前でコレ見られるの。
セックスすんのが目的で…おっさんの家に来てるみたいで…。
いや…セックスも…したい。
凄くしたいけど…。
それだけじゃないから。
でも、そんな風に思われたくなくて…。

服をハンガーに掛けて、持ってきたジャージを着る。

ブラックで無地のトレーニングジャージ。
柔らかい素材で、少し光沢感があって…ピッタリしたカンジ。
おっさんが俺のこと…。
意識して…見て…くれそーな…。

思ってることと…やってることと…。
ちぐはぐだけど…。
気持ちだけは…そうだから。

サイドテーブルの横にある縦長の鏡で確認してから、おっさんのトコに戻る。

「えっと…これ、どこに掛けたら…」
「ん?そこらへんにって…あっ お前 ソレ すげー似合ってんじゃん」
「え?あ…さん…きゅ…」
「それ最新モデルだろ?気合入ってんじゃん。
 ちょっと待ってろ!俺も着替えてくっから!」
「え?気合…そんなこと…いや…ちがくて…あっ」

俺がモゴモゴしているうちに、おっさんは行ってしまった。

気合入ってるって…。
…入ってるけど。
でも。
おっさんとセックスがしたいだけじゃなくて。
おっさんと一緒に過ごすのが凄く楽しみで。
嬉しくて。
車の中だけじゃなくて…。
アタックしてる時じゃなくて。
試しがつくけど…。

やっと…やっとって…。

「へへっ コレ…どーよ?」
「え?………あっ!!」

おっさんの声にハッとして。
おっさんを見て。
おっさんのこと…ジッと見て…。

俺は寝室に飛び込んだ。

やめて…やめてくれよ おっさん!
なんだよっ!
どこにでも売ってそうな…。
ダボっとした。
ダボっとしてる癖に。
エロくてかっこいー厚い胸板って分かる…。
赤のジャージから。

俺が、おっさんのジャージ姿で。
初めて見るカンジの…。
青地にイエローの派手な…。
それでいて、すげーエロイ。
おっさんのエロイ身体が全部わかるようなピタっとした。
物凄く似合ってる。

だって…。

見た瞬間、身体の奥がジンとして…。
チンコが熱を帯びて…。

たまらず…。
おっさんの前から、逃げ出してしまうくらい…似合ってる。

寝室のドアが、トントンとノックされて…。
少ししてから。
きぃ…と音がして、おっさんの足音が入ってくる。

「俺………なんか…やっちまった?」

おっさんの声が、すこし…しょんぼりしてる。
しょんぼりしてるおっさんの声って…こんな感じなんだ。

俺は首をふった。
おっさんが…やっちまったんじゃなくて…。
俺が…。

カーペットを踏みしめる音がして。
おっさんが近づいてきて。
そのまま、俺を通り越して。
ベッドに腰を降ろして。
ピッと音がして…。
スピーカーから流れるメロディが…やっと歌詞が聞き取れるくらいに小さくなって。
それから、俺のことを見て。

指でくいくいって。
こっちこいって…おっさんの指が…俺に言ってきて。
俺がおっさんの傍にいくと。
俺の腰を持って…くるっと俺を向こうに向かせて。
それから、俺を後ろからハグするみたいにベッドに座らせて。
俺を後ろから、そっと抱き締める。

おっさんの声が俺の耳元に小さく響く。

あんま…。
俺をびっくりさせんなよって。

「ごめん」

お前が緊張してるってのはわかるけど。
俺も緊張してんだよって。

ドアあけたら。
俺が初めてみるようなカッコのお前がいたって。
てっきり…いつも会うようなカッコだと思ってたのにって。
それが…なんか…テレビに出てきそーなカッコで…。
やべー俺、こんなカッコじゃんって…びびったって。

やべーやべーって思ってるのに。
お前ナニもいわねーで…。
借りてきた猫みてーに大人しいし…。
俺、ナニいっていいかわかんねーって焦ってたって。

俺んちに来た奴で…。
お邪魔しますなんて言った奴、初めてでびびったって。
靴 並べるとか。
年上の癖に、靴も並べられねぇ奴だって。
思われたかもって…やべーやべーって思ったって。

俺、お前と同じくらいの歳の時っていうか。
もっと前からだけど…。
誰かとつきあったことなんてねーんだよなって。

だから、ソファーにお前が座った時。
どーしていいかわかんなかったって。

セフレだったら、そんなことなかったけど。
お前はセフレじゃねぇから…って。

「あ……。
 セフレなんて、今、聞きたくねぇコトバだよな…。
 俺…でりかしーねーって良く言われるんだわ…。
 …ごめん」

「へーき…。
 おっさん…。
 すげーモてるって…。
 わかってるし…」

「…………あんま いぢめんなよ…」

「俺のこと…。
 いぢめてんの…。
 おっさんだろ…。」

「え…なんでだよ?
 俺…なんか…やらかした?」

だって…。

ドア開けた瞬間。
すごいエロいカッコしてて。

ドキドキして。

ソファーに座って。
何しゃべっていいかわかんなくて。
肩抱かれて。
頭撫でられて。
髪いぢられて。
静かに流れてるメロディが気持ち良くて。
でも、どうしていいかわからなくて。

思わずおっさんを押し倒して。
服に皺が…とか全然思いつかなくて。
着替えることになって。

俺、おっさんとセックスするためだけに来たんじゃないのに。
…ジャージの中は、おっさんを意識した…。
おっさんの好みっていうか…。
おっさんをドキっとさせたいって思って着てて…。
やっぱ俺…そういうことも、期待して来てるんだって思い知らされて。

着替えたら、おっさんが、もっとエロくてカッコ良くなって。

たまんなくなって。

もう…俺……どうしていいか…。
わかんない。
それに…良く考えたら。
俺のカッコ…。
凄くモてるおっさんから見たら。
見慣れてるカッコじゃんって。
今になって気がついた。

そんな俺の想いを…。
おっさんは黙って聞いてて。

それから…。

スルって…。
俺が着てるジャージの中に手が滑りこんできて。
俺の腹をサラッと触って。
そこから、今度は腰のあたりにスルってきて。
俺が履いてるのを確かめて…。

それから…。

耳をかぷって…。
耳をカプってされて…。

俺の身体がぶるって震えて。
あうって…。
あうってなってる俺に…。
おっさんは…。

お前…。
やめろよって。
お前くらいの歳のレスラー体型のイケメンが。
シンプルにそーゆーの着てくんの。
反則なんだよって。
あんま 俺をいじめんなって言ってんだろって。

お前が来る時間が近づいて。
ナニ着ればいいか すげー迷って。
焦って…。
お前くらいの時に…良くしてたカッコになってみて。
いや…これはアイツひくかもしんね…とか思って。
もっと控え目な…。
大人っぽいカッコにって思ったら。
チャイム鳴って。
慌てて、近くにあったジャージ着て。

ドア開けたら。

お前がいた…。

そして、おっさんは喋んなくなって。
時間が静かに過ぎて。
俺とおっさんの呼吸と。
音が小さくなってるのに。
妙に歌詞が良く聞き取れるようになったメロディだけになって。

俺の頭の中は…。

おっさんが着てるジャージの中のことで。
埋め尽くされて…。
でも…おっさんみたいに…。
手が動かなくて。
手汗がジワッてなって…。
でもなんとか。
手を動かして。
おっさんのジャージの中に手を入れて。

やっぱ…いじめてるの…。

おっさんじゃん…って思った。
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