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31話 意地悪な義姉
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私は強さを手に入れた。けれどそれを手足のように使えなければ、ただの重い筒に過ぎない。
「しっかり獲物を視ろ」
「身体がぶれるなら腰落とせ」
「音と衝撃に怯むな。連撃を前提にしろ」
エルムルスは最初こそ渋ったが、始めて見れば良い教師だった。いまだに表現しがたい顔をすることも度々あるが、私にやめろとは言わなかった。
手元から響く音に耳がおかしくなる。衝撃と熱に目がちかちかする。擦れつぶれた手のひらの肉刺、火薬と油で黒くなった爪。
遊びでもスポーツでもない。
私が生き残るための闘いだ。
「強くなってどうする」
湖から飛び立たんとした黒鳥を撃ち落としたとき、エルムルスは言った。
「最初に言ったでしょう。私たちを守るための力が欲しいと。忘れたの?」
「忘れてはおらんさ。だがほかにも方法はあるだろ」
「たとえば?」
「それこそいいとこの貴族と結婚すればいい。あんたがきっちり守られる側に収まればなんの問題もない」
湖の中に入り、浮いている黒鳥の回収をするエルムルスを見下ろす。
「そんな都合の良い男がいるなら教えてほしいわ。なによりいざというとき頼りになるのは自分の両手だけだとは思わない?」
「……俺はそう思う。だがあんたや貴族令嬢の細腕では、あてにはできんだろ」
「お生憎様。この細腕以外に頼れるものなんてないの」
この細腕では、鳥1羽殺すこともできない。彼のように、なんてことなく捌くこともできない。けれど銃があれば、私は殺せる。私は戦える。ただ鳩に襲われ視力を失い、死んでいくだけの私じゃない。
今の私なら、鳩を殺せる。
今の私なら、魔法使いも殺れる。
「パトリシア」
エルムルスの声にゆっくりと声を上げた。
偏屈な彼らしくもない、どこかこちらを案じる顔。
「なあに?」
「……あんたはそれでいいのか」
「いいも何も、他になにも選べないわ」
「今度、王宮で舞踏会があるらしいな。殿下の結婚相手を探すためってぇもっぱらの噂だ」
エルムルスが森の外の話をするのは初めてだった。
「引きこもりが噂話をするなんて、明日は雪でも降るのかしら」
「肉や毛皮売りに街へ行ったりもするんだよ。あんたが思うより世捨て人じゃねえ……方法が他にも、あるだろ」
言わんとすることはわかったが、どうしてそんなことを言うのか理解できず言葉を失う。まさか彼がそんな夢見がちだとは思わなかったのだ。
「……殿下と結婚して王太子妃になる、とか言い出すんじゃないでしょうね。あれは砂漠の砂の中から一粒の砂金を取り出すようなものよ。夢見る少女じゃあるまいし」
「それでも」
「それでも?」
言いづらそうに、目を逸らし、エルムルスは湖から引き揚げた黒鳥を担ぎ上げた。
何も言わないエルムルスに、会話はこれで終わったのだと、いつも通り後ろをついていく。
「それでも、君はきれいだから」
こちらを見ることなく、呟くように彼は言った。
真っ先に、エルムルスに人の美醜の感性が備わっていることに驚いた。
きっと以前なら、今更気づいたのかと嗤うだろう。どれほど美しいと思っても、平民ではドレスの裾に触れることもできない。
きっと以前なら、軽蔑しただろう。美しい者でも貴い者でもない一猟師が、自身の見目の評価をするなど、耐えがたい屈辱だと。
けれど私は少し驚いて、それから自然と笑い声が漏れた。
「……ふふ、ありがとう。私はきれいで美しくてかわいいでしょう?」
「……すぐ調子に乗る。人が珍しく褒めたんだから、褒めなきゃよかったって思わせるな」
「私にしおらしく、あるいははにかめって言うの? それはもう私じゃないわ」
「そうかい」
「でも、ありがとう」
自然と出てきた礼の言葉にエルムルスは何も言わず足を速めた。耳は赤く、足はぎくしゃくとぎこちなく土を踏む。
礼を惜しむべきと思っていた。
軽々に口にすれば、自分の価値が下がる。大抵のことは当然と受け入れ、泰然自若にあるべきと。礼を言うことは膝をつくことと等しいと。
謝罪と礼は、ほとんど同じ立ち位置にいたのだと知る。
だから目上の人間以外に礼を言うつもりはさらさらなかった。
けれど、今はなんの蟠りもなく、するりと礼の言葉が出てきた。
私が美しいことは当然のこと。生まれてからつい最近まで、美しくあることにすべてを注ぎ込んできたのだから。ほんの少し、血や泥に手や靴が汚れたところで、美しさがくすむことない、と。美しいと感じることは当然で、いちいち礼を言う必要もない。
だが今はそうは思わなかった。
きっと私は美しい。そうであろうとしてきたのだから。
けれど、エルムルスの目に、美しく映っていないことは知っていた。
飽きっぽくてほんの一時のお勉強程度にしか狩猟を習わず、汚れることや汗をかくこと、血に汚れることを嫌悪する高飛車な男爵令嬢。
そのすべてに誇りを持っていたエルムルスが、私を美しいと思う道理はないのだ。
そんなエルムルスが、私をきれいだと評した。
口にし慣れていない、褒め慣れてない、ぎこちなく幼稚な言葉は、どこまでも飾り気もなければ欺瞞も媚びも存在していなかった。
当然のことで、喜びも何もないはずなのに、その言葉を聞いたとき、私の心に何かが生まれたのだ。それが何なのか、私にはまだわからない。けれどそれはエルムルスの言葉によって齎されたものなのだとは考えずともわかった。
だから自然に礼の言葉が出た。
自らを削った言葉ではなく、もらった分を返すような言葉を。
舞踏会が終わり、屋敷の中は未だかつてないほど浮足立っていた。
義妹のシンデレラは前回と変わらず、圧倒的な美しさを見せつけ、王太子の視線を釘付けにした。
前回と違い、宮廷魔法使いとして舞踏会に出席した妹はその晩に倒れ、しばらく意識を失っていた。
私はと言えば、どこか呆然とした心地で日々を無為に過ごしていた。
祭りの後のような、演劇の帰り道のような、そんな気分。夜が明けるように夢から覚めていく感覚。周りに人はいるのに、自分一人切り取られてしまったような感覚。
私たちの思惑通り、シンデレラは王太子に選ばれた。どれほどの令嬢たちが、有力貴族たちが歯噛みしたことだろう。王太子はシンデレラ以外を見なかった。客観的な立場から見れば、会場の8割が早々にそのことに気づいて自分を、あるいは娘を売り込むことを諦めていた。それもそうだ。あんな姿を見たら付け入る隙など無いことくらい誰だってわかる。それでも諦めきれない者は、夢見がちか、もしくは後がないかだろう。
舞踏会にただいるだけだった私に、声をかけてきた者も何人かいた。高貴な家柄の令息も、見目麗しい貴族騎士も、聡明な文官もいた。それなりに踊って、それなりにおしゃべりをして、いい子のふりして時間が過ぎた。今の私には過ぎた人たち。けれども心は踊らない。
身を守るために利用する。きっとできないことではない。でもどこかしっくりこなかった。
強い誰かにいてもらうより、自分が強くなる方が、幸せな気がした。
抜け目ない者はすり寄る対象を王太子ではなくシンデレラにしたようで、母ロベリアあてに連日手紙が届いている。
意識を失っていたカトレアも戻ってきた。師である宮廷魔法使い筆頭を連れて。前回とは全く違う道を歩み続けた妹は、本人も想定しなかった幸せをつかむことになるだろう。二人のやり取りを見ていれば、ただの師弟関係でないことはわかる。
末の義妹は王太子と結婚。
次女の妹は宮廷魔法使い筆頭と結婚。
全く華々しいことだ。いったい誰がこんな結末を迎えると想像した。
前回とは違うシナリオでも、幸福な未来も秒読みだ。双方もはや決定事項。もうカトレアが鳩に襲われ失明する未来はまるで考えられなかった。きっとあの子は、自分で何とかできる力を持っている。隣にいる魔法使いが、鳩の接近を許すとはとても思えない。
二人の妹に先を越された売れ残り。
きっと周囲からはそんな風に思われるだろう。だが今は心底どうでもよかった。
手の肉刺や火傷、爪の黒ずみを隠すためにはめていた手袋を脱ぎ捨てる。とてもじゃないが、うら若い乙女の両手ではない。恥じているから隠すのではない。家族を心配させないために、自身を弱く見せるためにしているのだ。
だからこの手が間違っているとは思わない。この汚い手を私は決して嫌わない。
手の肉刺がつぶれようと、頬に煤で汚れようと、髪に木の葉が絡もうとも
「私はきれい」
魔法の鏡なんていらないの。
きっと私は前よりきれい。
「しっかり獲物を視ろ」
「身体がぶれるなら腰落とせ」
「音と衝撃に怯むな。連撃を前提にしろ」
エルムルスは最初こそ渋ったが、始めて見れば良い教師だった。いまだに表現しがたい顔をすることも度々あるが、私にやめろとは言わなかった。
手元から響く音に耳がおかしくなる。衝撃と熱に目がちかちかする。擦れつぶれた手のひらの肉刺、火薬と油で黒くなった爪。
遊びでもスポーツでもない。
私が生き残るための闘いだ。
「強くなってどうする」
湖から飛び立たんとした黒鳥を撃ち落としたとき、エルムルスは言った。
「最初に言ったでしょう。私たちを守るための力が欲しいと。忘れたの?」
「忘れてはおらんさ。だがほかにも方法はあるだろ」
「たとえば?」
「それこそいいとこの貴族と結婚すればいい。あんたがきっちり守られる側に収まればなんの問題もない」
湖の中に入り、浮いている黒鳥の回収をするエルムルスを見下ろす。
「そんな都合の良い男がいるなら教えてほしいわ。なによりいざというとき頼りになるのは自分の両手だけだとは思わない?」
「……俺はそう思う。だがあんたや貴族令嬢の細腕では、あてにはできんだろ」
「お生憎様。この細腕以外に頼れるものなんてないの」
この細腕では、鳥1羽殺すこともできない。彼のように、なんてことなく捌くこともできない。けれど銃があれば、私は殺せる。私は戦える。ただ鳩に襲われ視力を失い、死んでいくだけの私じゃない。
今の私なら、鳩を殺せる。
今の私なら、魔法使いも殺れる。
「パトリシア」
エルムルスの声にゆっくりと声を上げた。
偏屈な彼らしくもない、どこかこちらを案じる顔。
「なあに?」
「……あんたはそれでいいのか」
「いいも何も、他になにも選べないわ」
「今度、王宮で舞踏会があるらしいな。殿下の結婚相手を探すためってぇもっぱらの噂だ」
エルムルスが森の外の話をするのは初めてだった。
「引きこもりが噂話をするなんて、明日は雪でも降るのかしら」
「肉や毛皮売りに街へ行ったりもするんだよ。あんたが思うより世捨て人じゃねえ……方法が他にも、あるだろ」
言わんとすることはわかったが、どうしてそんなことを言うのか理解できず言葉を失う。まさか彼がそんな夢見がちだとは思わなかったのだ。
「……殿下と結婚して王太子妃になる、とか言い出すんじゃないでしょうね。あれは砂漠の砂の中から一粒の砂金を取り出すようなものよ。夢見る少女じゃあるまいし」
「それでも」
「それでも?」
言いづらそうに、目を逸らし、エルムルスは湖から引き揚げた黒鳥を担ぎ上げた。
何も言わないエルムルスに、会話はこれで終わったのだと、いつも通り後ろをついていく。
「それでも、君はきれいだから」
こちらを見ることなく、呟くように彼は言った。
真っ先に、エルムルスに人の美醜の感性が備わっていることに驚いた。
きっと以前なら、今更気づいたのかと嗤うだろう。どれほど美しいと思っても、平民ではドレスの裾に触れることもできない。
きっと以前なら、軽蔑しただろう。美しい者でも貴い者でもない一猟師が、自身の見目の評価をするなど、耐えがたい屈辱だと。
けれど私は少し驚いて、それから自然と笑い声が漏れた。
「……ふふ、ありがとう。私はきれいで美しくてかわいいでしょう?」
「……すぐ調子に乗る。人が珍しく褒めたんだから、褒めなきゃよかったって思わせるな」
「私にしおらしく、あるいははにかめって言うの? それはもう私じゃないわ」
「そうかい」
「でも、ありがとう」
自然と出てきた礼の言葉にエルムルスは何も言わず足を速めた。耳は赤く、足はぎくしゃくとぎこちなく土を踏む。
礼を惜しむべきと思っていた。
軽々に口にすれば、自分の価値が下がる。大抵のことは当然と受け入れ、泰然自若にあるべきと。礼を言うことは膝をつくことと等しいと。
謝罪と礼は、ほとんど同じ立ち位置にいたのだと知る。
だから目上の人間以外に礼を言うつもりはさらさらなかった。
けれど、今はなんの蟠りもなく、するりと礼の言葉が出てきた。
私が美しいことは当然のこと。生まれてからつい最近まで、美しくあることにすべてを注ぎ込んできたのだから。ほんの少し、血や泥に手や靴が汚れたところで、美しさがくすむことない、と。美しいと感じることは当然で、いちいち礼を言う必要もない。
だが今はそうは思わなかった。
きっと私は美しい。そうであろうとしてきたのだから。
けれど、エルムルスの目に、美しく映っていないことは知っていた。
飽きっぽくてほんの一時のお勉強程度にしか狩猟を習わず、汚れることや汗をかくこと、血に汚れることを嫌悪する高飛車な男爵令嬢。
そのすべてに誇りを持っていたエルムルスが、私を美しいと思う道理はないのだ。
そんなエルムルスが、私をきれいだと評した。
口にし慣れていない、褒め慣れてない、ぎこちなく幼稚な言葉は、どこまでも飾り気もなければ欺瞞も媚びも存在していなかった。
当然のことで、喜びも何もないはずなのに、その言葉を聞いたとき、私の心に何かが生まれたのだ。それが何なのか、私にはまだわからない。けれどそれはエルムルスの言葉によって齎されたものなのだとは考えずともわかった。
だから自然に礼の言葉が出た。
自らを削った言葉ではなく、もらった分を返すような言葉を。
舞踏会が終わり、屋敷の中は未だかつてないほど浮足立っていた。
義妹のシンデレラは前回と変わらず、圧倒的な美しさを見せつけ、王太子の視線を釘付けにした。
前回と違い、宮廷魔法使いとして舞踏会に出席した妹はその晩に倒れ、しばらく意識を失っていた。
私はと言えば、どこか呆然とした心地で日々を無為に過ごしていた。
祭りの後のような、演劇の帰り道のような、そんな気分。夜が明けるように夢から覚めていく感覚。周りに人はいるのに、自分一人切り取られてしまったような感覚。
私たちの思惑通り、シンデレラは王太子に選ばれた。どれほどの令嬢たちが、有力貴族たちが歯噛みしたことだろう。王太子はシンデレラ以外を見なかった。客観的な立場から見れば、会場の8割が早々にそのことに気づいて自分を、あるいは娘を売り込むことを諦めていた。それもそうだ。あんな姿を見たら付け入る隙など無いことくらい誰だってわかる。それでも諦めきれない者は、夢見がちか、もしくは後がないかだろう。
舞踏会にただいるだけだった私に、声をかけてきた者も何人かいた。高貴な家柄の令息も、見目麗しい貴族騎士も、聡明な文官もいた。それなりに踊って、それなりにおしゃべりをして、いい子のふりして時間が過ぎた。今の私には過ぎた人たち。けれども心は踊らない。
身を守るために利用する。きっとできないことではない。でもどこかしっくりこなかった。
強い誰かにいてもらうより、自分が強くなる方が、幸せな気がした。
抜け目ない者はすり寄る対象を王太子ではなくシンデレラにしたようで、母ロベリアあてに連日手紙が届いている。
意識を失っていたカトレアも戻ってきた。師である宮廷魔法使い筆頭を連れて。前回とは全く違う道を歩み続けた妹は、本人も想定しなかった幸せをつかむことになるだろう。二人のやり取りを見ていれば、ただの師弟関係でないことはわかる。
末の義妹は王太子と結婚。
次女の妹は宮廷魔法使い筆頭と結婚。
全く華々しいことだ。いったい誰がこんな結末を迎えると想像した。
前回とは違うシナリオでも、幸福な未来も秒読みだ。双方もはや決定事項。もうカトレアが鳩に襲われ失明する未来はまるで考えられなかった。きっとあの子は、自分で何とかできる力を持っている。隣にいる魔法使いが、鳩の接近を許すとはとても思えない。
二人の妹に先を越された売れ残り。
きっと周囲からはそんな風に思われるだろう。だが今は心底どうでもよかった。
手の肉刺や火傷、爪の黒ずみを隠すためにはめていた手袋を脱ぎ捨てる。とてもじゃないが、うら若い乙女の両手ではない。恥じているから隠すのではない。家族を心配させないために、自身を弱く見せるためにしているのだ。
だからこの手が間違っているとは思わない。この汚い手を私は決して嫌わない。
手の肉刺がつぶれようと、頬に煤で汚れようと、髪に木の葉が絡もうとも
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きっと私は前よりきれい。
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