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3.呪詛の像
3-3.神連れ⑤
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改めてのことになるが、英明は九訳である。通訳である。闇の調合師でもなければ薬師でもない。薬学に関する専門的な知識を得ようとしたわけではないが、翻訳する過程で文献を読み漁るため、草花や金属の性質にも勝手に詳しくなっただけのこと。それを実際に試したり配合したことはないし、あくまで文字としての知識に留まっている。
「まさか毒に精通しているとは思わなかった」
心なしか、任暁が身を引いている。
「あのね、精通してないの、多少は知っているだけなの。しかも異語で書かれているのだから紐解くのに苦労したのよ」
英明 は不服と一緒に反論した。
「しかし君には先人の知恵が、字引きがあるのだろう?」
「古の民は表立って活動していないから通訳の用事はない。だから字引きは存在しない。こうして自前で作るしかなかった」
英明は文字でびっしりと埋め尽くされた紙を見せた。いろいろな言葉を当てはめて、何度も取り消し線が引かれている。
「地道で大変な作業だ、知らない言葉を解読するのは一苦労だな。しかも、それが趣味ときた」
任暁は「ほほう」と声を漏らして、頼まれてもいない調査に心血を注ぐ英明の好奇心に感心しているようだ。
「さっきは先入観を抱いてはいけないと言ったけれど、ある程度の方向性を定めてから翻訳を始めるから全くの当てずっぽうではないの。それでね、手順を話すと、呪詛の像の伝承には『神ヲ連レルは十三ノ死』と記されているから、これは毒か呪術の類だと当たりを付けたわけ。ちょうど刻まれている単語の数も十三、何かの材料と考えるのが自然でしょ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
神連レ、王魔、赤一重、麦ノ角、桂ノ枝、邪立、猫願、薄願、捻転
羊ト猪ト牛ノ背二、女ノ血酒
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
このような文字が、像の背中に刻まれている。
「最初の『神連レ』が呪いの固有名詞とも考えたけど、それを含めての十三だから、『神連レ』も材料の一つ。そこで、西方の花の名前を想い出した。別の地域ではカモミールと呼ばれているらしくて、香草として使われていて精油にすれば神経に作用する薬にもなる」
聞き慣れない発音のせいか、任暁は困ったような仕草で艶やかな髪を掻いた。
「西方の知識がいるとなると、さすがに厳しいな。私は西南の出身だが、カモール? などと、そういう妙な発音を聞いたこともない」
「あなたの出身の西南より、もっと西だから。貿易と関わっていないと無縁でしょうね」
「他の単語も草花を表していると?」
「だいたいが、そうなるかな」
英明は筆を取って、像に刻まれた十三の文字を紙に書いた。くるっと紙を回して任暁に見せる。
「次に分かりやすかったのが、『邪立』ね。立麝はタチジャコウソウのこと。そして『桂ノ枝』は桂皮だから漢方薬。漢方が入っているとなると、『王魔』が最初は何か分からなかったけど、同じ漢方の麻黄じゃないかって気が付いた」
「……桂皮は胃腸に、麻黄は発汗作用か。神経系に作用する良薬のように思えるが、良薬も量を誤れば毒になる。まさに陰陽の教えだな」
「さすが目の付け所がいいのね。カモミールとジャコウも似たような効能だから、あなたが言ったように過剰だと毒にもなる。神経に作用する材料が記されているのだから『赤一重』は赤一輪、つまり赤芥子の実のことで、こっちは逆に鎮静効果があるのだけど、用法を誤れば強い陶酔状態に陥ってしまう」
「幻覚作用か。それで――」
任暁は顎に手を添えて考えに耽る。そうして人差し指で喉を、とんとん、突いた。
「梓琪妃は木の板を喉に刺したまま絶命していたらしい。香梅堂に移される前から体調が悪かったそうだ。報告では熱を出していたとされているが……君の話を聞いた後だと、むしろ過剰な発汗によって冷えていたのではないか。そこに幻覚作用が相まって、ついに神経が持たなくなったと」
「自我を保てなくなれば妙なことを口走ったりもするし、傍から見れば呪いのように映るわけ」
呪いの性質がおおよそ判明して、任暁は深い息を吐いた。
「なんとも質の悪い。どういう性質の毒だったのか分かってきたが、羊や猪や牛は何だろう? 神経系に作用するとは思えないが」
「そっちは油だけを使うの。草花から成分を抽出するのには煮るのが早いのだけど、香りを重視したい場合は、特に香草は油に吸着させることで成分を移すのよ」
「……えらく詳しいな、聞いたこともない」
「砂漠地帯の技術らしくて、古の民も砂漠に住んでいたから発祥は同じかもね」
「彼らの末裔が宮廷にもいるのか。なるほど、物騒だな」
「あら、どうしてそうなるの?」
英明の質問に、任暁は机に肘を付いて、口角を少し上げながら横目で彼女を見る。
「なんだ、私を試すのか」
いつの間にか扇子を持っていて、ぱたぱたと扇いでいる。ちなみに今は冬である。
「試しているわけじゃないけど、本当に理解しているのか聞いてみようと思って」
「そういうのを試すと言う。簡単なことだ、君がそこまでの知識を披露してやっと解読した毒の製法を他人が易々と読めるはずがない。この毒を用いた人物は最初から製法を知っていたか、古代の文字を理解していることになる。つまりは彼らの末裔だと考えるのは当然だ」
「いい線、行ってる。あと一押しね」
嬉しそうに、ぱん、と手を合わせる英明。
「やれやれ、今の私は生徒らしい。この件に関しては君が先生なのは認めよう。それで、何がまだ足りない?」
「この神経毒を本当に彼らが使ったのかってこと」
「それは梓琪妃の症状から察することだろう」
「そうなんだけど、彼らからすれば別に後宮内の権力闘争なんて知ったことじゃないもの。かといって金で動くとも思えないでしょ? 動機は何だと思う?」
「他人への献上品にされたり、権力闘争に悪用されたりすれば腹が立つだろう」
「そんなところね。これは決まりなのよ。時代と共に曲解されたの。ほら、あなたが持ってきた紙の最後には何て書いてある?」
「うん?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
資格あらざる者、ケシて祭器を手二しては成らず
禁を破りしモノにハ、戒めが襲うことと成る
――古の民、呪詛の像の誓い
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
最後の一文を読んで、任暁は眉をしかめた。
「言われてみれば、誓い、とは妙な表現だ。いったい何を誓った?」
「本来の意味は『金ではなく水源を神とするべき』っていう誓いだった。それで裏切り者の王を殺すための毒だったのに、時が経つにつれて『資格あらざる者』を余所者と誤認するようになった。呪いの伝承は本物だと証明し続けるのが誓いだと勘違いして、像を持つ余所者を排除し続けているってこと」
「だから見境がないわけか。しかし、それこそ推測だろう。実際に犯人を捕まえたわけでもないのに、彼らに聞いてみなければ真相は分からない」
「だから、最後の一押しをやらないかってこと」
英明が微笑む。
「まさか……ここにおびき寄せるつもりか」
「だって、ここまでの解読が正しいのか気になるでしょ? この像を置いておくだけであっちから証明しに来てくれるんだもの、楽な答え合わせね」
「楽って……武芸にも自信があるのか?」
「いいえ、さっぱり。あるように見える?」
空になった粥の皿を、任暁の盆に戻した。そうして両頬を手の平に乗せて、にこにこと、少女のような笑顔になる。
「頼りにしてるわ、任暁鎮西将様」
「やれやれ、生徒のままにしといてくれ」
任暁は頭の櫛を外した。
「まさか毒に精通しているとは思わなかった」
心なしか、任暁が身を引いている。
「あのね、精通してないの、多少は知っているだけなの。しかも異語で書かれているのだから紐解くのに苦労したのよ」
英明 は不服と一緒に反論した。
「しかし君には先人の知恵が、字引きがあるのだろう?」
「古の民は表立って活動していないから通訳の用事はない。だから字引きは存在しない。こうして自前で作るしかなかった」
英明は文字でびっしりと埋め尽くされた紙を見せた。いろいろな言葉を当てはめて、何度も取り消し線が引かれている。
「地道で大変な作業だ、知らない言葉を解読するのは一苦労だな。しかも、それが趣味ときた」
任暁は「ほほう」と声を漏らして、頼まれてもいない調査に心血を注ぐ英明の好奇心に感心しているようだ。
「さっきは先入観を抱いてはいけないと言ったけれど、ある程度の方向性を定めてから翻訳を始めるから全くの当てずっぽうではないの。それでね、手順を話すと、呪詛の像の伝承には『神ヲ連レルは十三ノ死』と記されているから、これは毒か呪術の類だと当たりを付けたわけ。ちょうど刻まれている単語の数も十三、何かの材料と考えるのが自然でしょ」
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神連レ、王魔、赤一重、麦ノ角、桂ノ枝、邪立、猫願、薄願、捻転
羊ト猪ト牛ノ背二、女ノ血酒
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このような文字が、像の背中に刻まれている。
「最初の『神連レ』が呪いの固有名詞とも考えたけど、それを含めての十三だから、『神連レ』も材料の一つ。そこで、西方の花の名前を想い出した。別の地域ではカモミールと呼ばれているらしくて、香草として使われていて精油にすれば神経に作用する薬にもなる」
聞き慣れない発音のせいか、任暁は困ったような仕草で艶やかな髪を掻いた。
「西方の知識がいるとなると、さすがに厳しいな。私は西南の出身だが、カモール? などと、そういう妙な発音を聞いたこともない」
「あなたの出身の西南より、もっと西だから。貿易と関わっていないと無縁でしょうね」
「他の単語も草花を表していると?」
「だいたいが、そうなるかな」
英明は筆を取って、像に刻まれた十三の文字を紙に書いた。くるっと紙を回して任暁に見せる。
「次に分かりやすかったのが、『邪立』ね。立麝はタチジャコウソウのこと。そして『桂ノ枝』は桂皮だから漢方薬。漢方が入っているとなると、『王魔』が最初は何か分からなかったけど、同じ漢方の麻黄じゃないかって気が付いた」
「……桂皮は胃腸に、麻黄は発汗作用か。神経系に作用する良薬のように思えるが、良薬も量を誤れば毒になる。まさに陰陽の教えだな」
「さすが目の付け所がいいのね。カモミールとジャコウも似たような効能だから、あなたが言ったように過剰だと毒にもなる。神経に作用する材料が記されているのだから『赤一重』は赤一輪、つまり赤芥子の実のことで、こっちは逆に鎮静効果があるのだけど、用法を誤れば強い陶酔状態に陥ってしまう」
「幻覚作用か。それで――」
任暁は顎に手を添えて考えに耽る。そうして人差し指で喉を、とんとん、突いた。
「梓琪妃は木の板を喉に刺したまま絶命していたらしい。香梅堂に移される前から体調が悪かったそうだ。報告では熱を出していたとされているが……君の話を聞いた後だと、むしろ過剰な発汗によって冷えていたのではないか。そこに幻覚作用が相まって、ついに神経が持たなくなったと」
「自我を保てなくなれば妙なことを口走ったりもするし、傍から見れば呪いのように映るわけ」
呪いの性質がおおよそ判明して、任暁は深い息を吐いた。
「なんとも質の悪い。どういう性質の毒だったのか分かってきたが、羊や猪や牛は何だろう? 神経系に作用するとは思えないが」
「そっちは油だけを使うの。草花から成分を抽出するのには煮るのが早いのだけど、香りを重視したい場合は、特に香草は油に吸着させることで成分を移すのよ」
「……えらく詳しいな、聞いたこともない」
「砂漠地帯の技術らしくて、古の民も砂漠に住んでいたから発祥は同じかもね」
「彼らの末裔が宮廷にもいるのか。なるほど、物騒だな」
「あら、どうしてそうなるの?」
英明の質問に、任暁は机に肘を付いて、口角を少し上げながら横目で彼女を見る。
「なんだ、私を試すのか」
いつの間にか扇子を持っていて、ぱたぱたと扇いでいる。ちなみに今は冬である。
「試しているわけじゃないけど、本当に理解しているのか聞いてみようと思って」
「そういうのを試すと言う。簡単なことだ、君がそこまでの知識を披露してやっと解読した毒の製法を他人が易々と読めるはずがない。この毒を用いた人物は最初から製法を知っていたか、古代の文字を理解していることになる。つまりは彼らの末裔だと考えるのは当然だ」
「いい線、行ってる。あと一押しね」
嬉しそうに、ぱん、と手を合わせる英明。
「やれやれ、今の私は生徒らしい。この件に関しては君が先生なのは認めよう。それで、何がまだ足りない?」
「この神経毒を本当に彼らが使ったのかってこと」
「それは梓琪妃の症状から察することだろう」
「そうなんだけど、彼らからすれば別に後宮内の権力闘争なんて知ったことじゃないもの。かといって金で動くとも思えないでしょ? 動機は何だと思う?」
「他人への献上品にされたり、権力闘争に悪用されたりすれば腹が立つだろう」
「そんなところね。これは決まりなのよ。時代と共に曲解されたの。ほら、あなたが持ってきた紙の最後には何て書いてある?」
「うん?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
資格あらざる者、ケシて祭器を手二しては成らず
禁を破りしモノにハ、戒めが襲うことと成る
――古の民、呪詛の像の誓い
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
最後の一文を読んで、任暁は眉をしかめた。
「言われてみれば、誓い、とは妙な表現だ。いったい何を誓った?」
「本来の意味は『金ではなく水源を神とするべき』っていう誓いだった。それで裏切り者の王を殺すための毒だったのに、時が経つにつれて『資格あらざる者』を余所者と誤認するようになった。呪いの伝承は本物だと証明し続けるのが誓いだと勘違いして、像を持つ余所者を排除し続けているってこと」
「だから見境がないわけか。しかし、それこそ推測だろう。実際に犯人を捕まえたわけでもないのに、彼らに聞いてみなければ真相は分からない」
「だから、最後の一押しをやらないかってこと」
英明が微笑む。
「まさか……ここにおびき寄せるつもりか」
「だって、ここまでの解読が正しいのか気になるでしょ? この像を置いておくだけであっちから証明しに来てくれるんだもの、楽な答え合わせね」
「楽って……武芸にも自信があるのか?」
「いいえ、さっぱり。あるように見える?」
空になった粥の皿を、任暁の盆に戻した。そうして両頬を手の平に乗せて、にこにこと、少女のような笑顔になる。
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