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第8章 変わってしまう日常編
【雇用№166】精霊樹の斧と魔霊樹討伐15
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「いやね。皆さん説明したいのは山々なんですが。ほらっ、ここって、魔霊樹の側じゃないでか。長時間いると危ないので、ひとまず、魔霊樹を切り倒して、場所を移してから話し合いましょう,」
「パパがそう言うなら。」
「リュウ兄ちゃんが説明してくれるなら。」
チルとノエルが賛同を示してくれた。
「リュウ君、その案には賛成出来ないわ。魔霊樹を切るのは、やめて欲しいな。でも、場所を移すのは賛成ね。私は大丈夫だけどあなた達は、色々とまずいわ。だから。」
愛ちゃんは僕に聞き取れないくらいの声で呪文を唱えた。そして、
「テレポート」
魔法の言葉を解き放った瞬間僕たちは、魔霊樹の側から消えて、お城?の中に移動していた。
「ここは?」
「今のは一体?」
「魔王様がご帰還された。皆のもの敬礼。」
トカゲの様な兵士の方がそう言った瞬間。
「魔王!?」
僕とチルとノエルは、愛ちゃんを背にして臨戦態勢に入った。
「みんな~。只今~。この人達は、私の知り合いと連れの方達だから丁重におもてなししてあげて。今から大事な話をするから会議室に向かうわ。」
「はっ」
魔王と呼ばれて、返事をしたのは驚くことに愛ちゃんだった。
どういうこと?ここは敵の本拠地魔王城?倒すべきラスボスが目の前にいて、それが僕の愛する愛ちゃん?誰かお願いだから分かる様に説明して~。
チルとノエルが臨戦態勢のまま振り返り、愛ちゃんに刃を魔法を向ける。
何がどうなっているかは分からないが、愛ちゃんを守らないと。
「チルとノエルはストーップ。きっと何かの間違いか、誤解かあると思うんだ。そうだよね愛ちゃん?魔王って言うのは僕たちの、聞き間違いがかなんかだよね。」
「ふふっ、皆さんが驚くのも無理はないわね。でも、私は魔王 愛よ。間違いないわ。それに関しては私から説明するわ。まずは、武器や魔法を下ろして話しあいましょう。」
「僕は愛ちゃんを信じるよ。二人とも愛ちゃんは僕が保障するから武器を下ろして。」
ノエルとチルは、不本意ながらも臨戦態勢を解除した。
会議室に移ると、内々の話になるため、僕、チル、ノエル、愛ちゃん以外の人は部屋から出て行ってもらった。
魔王である愛ちゃんの警護に誰一人つくこともなく、お茶とお菓子を用意して、置いていく姿には心底驚いたけど。
魔族の兵隊さん達は、僕たちを信頼してくれているのかな?
「さっ、お茶も出た所でお話しましょうか。まずはリュウ君に説明をお願いしたい所なんだけど………。魔王の単語で警戒心が増してるようだから、私がまずは紹介させてもらいますね。お茶とお菓子は、毒は入ってないから飲んでもらえると嬉しいかな。」
僕は二人が飲まないので、お茶とお菓子を手に取ってご相伴に預かる。
「うん美味しいお茶ですわ。」
それに習って二人もお茶に手を出し始める。
「私はリュウ君との知り合いで、こちらの領地を納めている
魔王の愛といいます。皆さんが魔王という言葉に反応してたと思うのですが、皆さんの考えている様な魔王ではありません。」
「ちょっとすいません。魔王ってそんなに複数の意味があるものなんですか?1種類だけだと思ってました。」
「皆さんが考えている魔王とは、魔族の王の魔王ですよね。私は魔族を治めるものではありませんから、その魔王ではありません。その魔王は、別の領地におります。」
「では、あなたは一体なんの魔王なんですか?」
チルが不明な点をグイグイと質問していく。ノエルが真剣にその問いに合わせて、頷いている。
「まー慌てないで下さいね。可愛いお嬢さんと妖精さん。私は……、あー、言わないとダメですよね?あまり恥ずかしいので正式名称での説明はやっぱりしたくはないのですが……。」
「ダメですよ。ここまできたんです。恥ずかしがらずにはっきりと言って下さい。」
ちょっと頬を赤く染めながら、僕の方をチョロチョロと見て視線を、投げかけてくる。
「愛ちゃん誤解のままにしとくと、今後の信頼関係に関わるから恥ずかしいかもしれないけど、言ってくれると嬉しいな。大丈夫。誰も笑ったりしないよ。」
「そう?リュウ君がそう言うなら信じるわ。他の二人も笑わないでね。嘘付いたら針千本飲ませるんだから。」
その言葉にチルとノエルがビクッとする。
「二人とも仮に笑っても、針千本も飲まなくていいからね。言葉のあやだから。でも、笑わないであげてね。」
二人ともコクコクと頷く。
「リュウ君フォローありがとね。」
すーはーっすーはーっと愛ちゃんが深呼吸する。
そこまで発言するのに緊張するものなのだろうか。
「はい、私愛は、魔法少女の王になりますので、略称で魔王と呼ばれています。ですから、皆さんの考える魔王とは全く別物です。皆さんが考えているのは、魔族の王のことだと思いますので。」
赤面して、口早に説明する愛ちゃん。我が恋人ながら相変わらず可愛いらしい限りである。
でもね、魔法少女の王は別に恥ずかしがらことではないと思うんだよね。今実際に来ている魔法少女の衣装の方がどちらかといえば、コスプレをしない愛ちゃんにとっては死ぬほど恥ずかしいはずだし……。そういえばなんで、愛ちゃんがそんな衣装を着ているのだろう。
「パパがそう言うなら。」
「リュウ兄ちゃんが説明してくれるなら。」
チルとノエルが賛同を示してくれた。
「リュウ君、その案には賛成出来ないわ。魔霊樹を切るのは、やめて欲しいな。でも、場所を移すのは賛成ね。私は大丈夫だけどあなた達は、色々とまずいわ。だから。」
愛ちゃんは僕に聞き取れないくらいの声で呪文を唱えた。そして、
「テレポート」
魔法の言葉を解き放った瞬間僕たちは、魔霊樹の側から消えて、お城?の中に移動していた。
「ここは?」
「今のは一体?」
「魔王様がご帰還された。皆のもの敬礼。」
トカゲの様な兵士の方がそう言った瞬間。
「魔王!?」
僕とチルとノエルは、愛ちゃんを背にして臨戦態勢に入った。
「みんな~。只今~。この人達は、私の知り合いと連れの方達だから丁重におもてなししてあげて。今から大事な話をするから会議室に向かうわ。」
「はっ」
魔王と呼ばれて、返事をしたのは驚くことに愛ちゃんだった。
どういうこと?ここは敵の本拠地魔王城?倒すべきラスボスが目の前にいて、それが僕の愛する愛ちゃん?誰かお願いだから分かる様に説明して~。
チルとノエルが臨戦態勢のまま振り返り、愛ちゃんに刃を魔法を向ける。
何がどうなっているかは分からないが、愛ちゃんを守らないと。
「チルとノエルはストーップ。きっと何かの間違いか、誤解かあると思うんだ。そうだよね愛ちゃん?魔王って言うのは僕たちの、聞き間違いがかなんかだよね。」
「ふふっ、皆さんが驚くのも無理はないわね。でも、私は魔王 愛よ。間違いないわ。それに関しては私から説明するわ。まずは、武器や魔法を下ろして話しあいましょう。」
「僕は愛ちゃんを信じるよ。二人とも愛ちゃんは僕が保障するから武器を下ろして。」
ノエルとチルは、不本意ながらも臨戦態勢を解除した。
会議室に移ると、内々の話になるため、僕、チル、ノエル、愛ちゃん以外の人は部屋から出て行ってもらった。
魔王である愛ちゃんの警護に誰一人つくこともなく、お茶とお菓子を用意して、置いていく姿には心底驚いたけど。
魔族の兵隊さん達は、僕たちを信頼してくれているのかな?
「さっ、お茶も出た所でお話しましょうか。まずはリュウ君に説明をお願いしたい所なんだけど………。魔王の単語で警戒心が増してるようだから、私がまずは紹介させてもらいますね。お茶とお菓子は、毒は入ってないから飲んでもらえると嬉しいかな。」
僕は二人が飲まないので、お茶とお菓子を手に取ってご相伴に預かる。
「うん美味しいお茶ですわ。」
それに習って二人もお茶に手を出し始める。
「私はリュウ君との知り合いで、こちらの領地を納めている
魔王の愛といいます。皆さんが魔王という言葉に反応してたと思うのですが、皆さんの考えている様な魔王ではありません。」
「ちょっとすいません。魔王ってそんなに複数の意味があるものなんですか?1種類だけだと思ってました。」
「皆さんが考えている魔王とは、魔族の王の魔王ですよね。私は魔族を治めるものではありませんから、その魔王ではありません。その魔王は、別の領地におります。」
「では、あなたは一体なんの魔王なんですか?」
チルが不明な点をグイグイと質問していく。ノエルが真剣にその問いに合わせて、頷いている。
「まー慌てないで下さいね。可愛いお嬢さんと妖精さん。私は……、あー、言わないとダメですよね?あまり恥ずかしいので正式名称での説明はやっぱりしたくはないのですが……。」
「ダメですよ。ここまできたんです。恥ずかしがらずにはっきりと言って下さい。」
ちょっと頬を赤く染めながら、僕の方をチョロチョロと見て視線を、投げかけてくる。
「愛ちゃん誤解のままにしとくと、今後の信頼関係に関わるから恥ずかしいかもしれないけど、言ってくれると嬉しいな。大丈夫。誰も笑ったりしないよ。」
「そう?リュウ君がそう言うなら信じるわ。他の二人も笑わないでね。嘘付いたら針千本飲ませるんだから。」
その言葉にチルとノエルがビクッとする。
「二人とも仮に笑っても、針千本も飲まなくていいからね。言葉のあやだから。でも、笑わないであげてね。」
二人ともコクコクと頷く。
「リュウ君フォローありがとね。」
すーはーっすーはーっと愛ちゃんが深呼吸する。
そこまで発言するのに緊張するものなのだろうか。
「はい、私愛は、魔法少女の王になりますので、略称で魔王と呼ばれています。ですから、皆さんの考える魔王とは全く別物です。皆さんが考えているのは、魔族の王のことだと思いますので。」
赤面して、口早に説明する愛ちゃん。我が恋人ながら相変わらず可愛いらしい限りである。
でもね、魔法少女の王は別に恥ずかしがらことではないと思うんだよね。今実際に来ている魔法少女の衣装の方がどちらかといえば、コスプレをしない愛ちゃんにとっては死ぬほど恥ずかしいはずだし……。そういえばなんで、愛ちゃんがそんな衣装を着ているのだろう。
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