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第1章 初めての異世界探索 雇われ勇者のニート生活脱出編
【雇用№006】雇われ勇者の仕事探し、ニートは嫌なんです。
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そう現状の僕は、雇われ勇者でありながら、一文も稼げていないニートである。
流石に魔王を倒す使命はあれども、生活できなければ生きていけないし、魔王は倒せない。
ということで就職活動改め、日雇いや臨時のお仕事を探しに役所へいくことに。
「おはようございます。リュウです。今無職でして、なにか日雇いでも、お使いや農作業の手伝いなんかでもあれば教えて下さい。」
「あら、リュウさん。おはようございます。今うちで扱っている仕事は、そこの掲示板にも記載してる通りです。
・畑の畝作り:1日 5000ループ。
・城外での薬草採取:1本10ループ
・増加しているモンスターの討伐:
スライム 1匹10ループ
魔鴉 1羽 20ループ
魔猪 1匹 1000ループ
となっております」
「そうなんですね。スライムだとここ2~3日で何匹か倒しましたよ」
「あら、すごいですね。討伐したことを示すものはありますか?
スライムなら、紫色の魔石。
魔ガラスだと、嘴
魔猪だと、鼻になります。」
「はいこちらに、スライムの魔石です。20個程ですね。」
「たしかに、ひーふーみー・・・全部で23個ですね。
討伐報酬は、230ループです。
あと魔石の買取が、一つ500ループなので、11500ループとなります。」
「ありがとうございます。結構魔石って高く買い取ってもらえるんですね。 何かで使用されているんですか?」
「魔石はね。魔道具とかのエネルギーになっているので、需要は沢山あるのよ。
ちなみにスライムは500ループだけど、でかいものだと魔猪で5000ループ。 ドラゴンだと5億ループってとこかしら。ま~それに対するリスクがそれとなく高いから大きいのに関しては無理しないようにね。」
「あと、身分証をだしてね。討伐記録を更新して、ランクも確認するから」
「身分証なんですけど、持ってないんですよね。発行ってできますか?
「あら、そうなの?住民票とかだと無理だけど、冒険者用なら3000ループで発行できるわよ。
身分証がないと銀行や、公共施設の利用、冒険者ランクの認定も難しくなるから作っておいた方がよいわよ」
「ならそれでお願いします。」
「はい、これが身分証になる通称:冒険者カードね。
登録したてだから、冒険者ランクはFになるわよ。討伐回数や依頼をこなしていくとランクが上がるようになるわ。まー、ここら辺だと、魔猪がEランク相当で一番強いかしらね。
あと、銀行でこのカードを登録したら、どこでもカードで金銭のやり取りが出来るから便利ですよ」
「はい、ありがとございます。便利なカードなんですね。
『プーツ、プーツツ、プーッツ
緊急警報発令。緊急警報発令。
城上空にて、登録されていな転送ゲートの歪が発生。
民間人は至急屋内に避難。冒険者、戦闘員は、緊急事項特例に基づき、役所の指揮下に入ります。
屋外にでて指示あるまで待機。・・・』
「あら、大変。ギルドカード手に入ったばっかりなのに緊急特例出てしまいましたね。アナウンスにもあった通り、役所の指揮下に入ってもらいます。リュウさんは、Fランクですので、民間人の避難誘導をサポートして下さい。」
「はい、了解しました」
「では、私はこれから詳細を確認してくるので、気を付けて行ってください。」
外にでてみると城一体を覆うかのように、黒い霧状のものが円状で形成されている。
これが転送ゲートの歪か。
考えられるとしたら、自然現象か戦争中の魔族からの進行がありそうなんだが。
アナウンスが出ている以上、稀にある現象なんだろう。
近くの人に聞いてみるか、と思いながらも、みなさん慌ただしく建物の中に入っていく。
声をかける隙間もない。
『転送ゲートの歪から、インプの軍勢が現れた。』
『テステスマイクテス。魔族の尖兵が歪より出現。冒険者ならびに戦闘員は、撃退してください。
また、Dランク以下の人は、民間人の保護と誘導を優先して下さい。』
インプが一匹襲い掛かってきた。
いやっちょと待て、俺は見習い冒険者のFランクだ。こんなやつ相手にできるのか?
武器はまだ更新していないので、木の棒だし、スライムならいざ知らず。魔族の尖兵相手に戦えるの?
「逃げるしかないだろ?勇者?いや無力だよ。命大事にしよう。」
急いで近くの雑貨屋の方に走って逃げる。しかし、空を飛んで追いかけてくるインプ。
いやちょと待てよ。勘弁してくれよ。なぜ僕が異世界に転移され、魔物と戦わなくちゃならないんだ。
「た、たすけてくれ~」
危うく、インプの爪に後ろからやられるかとお思うその時に、一人の男がさっそうとフライパンをもって乱入してきた。爪がフライパンにあたり「キンッ」とあたりに甲高い音が鳴り響く。
「よう、兄ちゃん。大丈夫か?怖いんならちょっとそのまま、うずくまってろ」
「インプはな~こうやって倒すんだよ。
剣技:飛翔千切り」
これが得物が、剣であるなら、インプの羽を切り刻んでいたであろう。
しかし、フライパンのため、打撃による、羽の損傷となった。
羽が損傷したインプは、地面に落ちた。
そして、フライパン男は止めとばかりに、脳天にフライパンの角を叩き付ける。
インプはこと切れた。
「はっはっはっ、すいません。助けて頂きありがとうございました。」
「なにいいってことよ。たまたま、うちの前に逃げ込んで来てくれたから助けたまでよ。」
「この状況はまだまだ続くのでしょうか?」
「んにゃ、そりゃ~俺にもわかんね~な~。前のときは、5分ほどであの黒いゲートは閉じたんだがな~。今回はまだ閉じてないしな~。」
「まっ、戦えるもんが少ない以上、俺らが戦うしかないわな。
ほれ、これ貸してやる。ないよりはましだろ。俺はガンツだ。宜しくな」
といって、まき割り用の斧を渡してくる。
「ありがとうございます。僕はリュウです。戦いは苦手ですけど善処します。」
「な~に相手は1匹ずつかかってくる。複数人でかかればなんとかなるさ」
と話しているうちに女性の叫び声が聞こえてきた。
「きゃ~、あっちいってよ。誰か助けて~~」
「おい、リュウ急ぐぞ」
「はい」
二人は、ダッシュで悲鳴の元へかけつけた。
女性が数人固まっている。
一人は、傘を振り回して牽制しており、一人は頭を抱えてうずくまり。一人は腕に怪我をしている。
「インプの数はどうやら一匹だ。魔法でこちらに注意を向けるから、振り向いた所を攻撃しろ。」
走りながガンツは指示を出す。
「万物のエネルギーの素たる命の炎よ。女神フェリシアの名の元にわが宿敵を迎え撃つ火玉を与えよ。フレイムボール」
火の玉が、インプに向かって投げつけられ、羽根を直撃する。
インプは、怒り狂って攻撃先をこちらに向けてきた。スピードの落ちた飛行速度は
僕の目でも捉えられ、これなら充てられる」
「えいっ、斧を全力で投げつけた」
まっすぐ飛んでくるインプの頭に斧が直撃し、インプは床に落ちてこと切れた。
「お嬢ちゃんたち。大丈夫か?」
「ありがとうございます。ガンツさん。私は大丈夫です。でも、エリナが私をかばって。。。。」
「あ~ひどくやられているな。命に別状はなさそうだが。。。ガンツ印の元気一杯ポーションを飲ませてくれ。はいよ。」
「えぇ、はい、エリナ気をしっかりもって、口を開けてこれを飲んで」
「うん、ごくっごくっ」
「けがが治りましたガンツさんありがとうございます。少ないですけど、これはお礼になります」
と、5000ループをだしてきたが、
「何いいってことよ。危ない時はお互い様さ。お礼はいらね~よ。
ど~してもってんなら、今度うちの雑貨屋で買い物でもしてってくれや。」
「「「はい、ガンツさんありがとうございます」」」
「なにいいってことよ。リュウもよくインプにとどめをさした。やるじゃないか!!」
と頭をわしゃわしゃ撫でられた。
「ガンツさんが、インプに牽制してくれたおかげですよ。僕一人ではとてもではないですが倒せませんでしたよ。」
「ま~後は、実践経験を何度か積めば、一人でもなんとかなるだろう。」
「よし、リュウよ。他のとこに応援いくぞ。」
「はい、ガンツさん」
「リュウさんも助けてくれてありがとう」
感謝されるって、なんか心がほっとするな~
まだまだビビッてて、一人じゃ無理だけど、ガンツさんと一緒ならまだ頑張れる!!
ガンツとリュウは、城下町を走り廻って、インプを討伐していった。
「は~は~、これでラストですね」
「あ~、もーゲートも閉じてるし、飛び回っているインプもいね~。悲鳴も聞こえね~。大丈夫だろ。」
流石に魔王を倒す使命はあれども、生活できなければ生きていけないし、魔王は倒せない。
ということで就職活動改め、日雇いや臨時のお仕事を探しに役所へいくことに。
「おはようございます。リュウです。今無職でして、なにか日雇いでも、お使いや農作業の手伝いなんかでもあれば教えて下さい。」
「あら、リュウさん。おはようございます。今うちで扱っている仕事は、そこの掲示板にも記載してる通りです。
・畑の畝作り:1日 5000ループ。
・城外での薬草採取:1本10ループ
・増加しているモンスターの討伐:
スライム 1匹10ループ
魔鴉 1羽 20ループ
魔猪 1匹 1000ループ
となっております」
「そうなんですね。スライムだとここ2~3日で何匹か倒しましたよ」
「あら、すごいですね。討伐したことを示すものはありますか?
スライムなら、紫色の魔石。
魔ガラスだと、嘴
魔猪だと、鼻になります。」
「はいこちらに、スライムの魔石です。20個程ですね。」
「たしかに、ひーふーみー・・・全部で23個ですね。
討伐報酬は、230ループです。
あと魔石の買取が、一つ500ループなので、11500ループとなります。」
「ありがとうございます。結構魔石って高く買い取ってもらえるんですね。 何かで使用されているんですか?」
「魔石はね。魔道具とかのエネルギーになっているので、需要は沢山あるのよ。
ちなみにスライムは500ループだけど、でかいものだと魔猪で5000ループ。 ドラゴンだと5億ループってとこかしら。ま~それに対するリスクがそれとなく高いから大きいのに関しては無理しないようにね。」
「あと、身分証をだしてね。討伐記録を更新して、ランクも確認するから」
「身分証なんですけど、持ってないんですよね。発行ってできますか?
「あら、そうなの?住民票とかだと無理だけど、冒険者用なら3000ループで発行できるわよ。
身分証がないと銀行や、公共施設の利用、冒険者ランクの認定も難しくなるから作っておいた方がよいわよ」
「ならそれでお願いします。」
「はい、これが身分証になる通称:冒険者カードね。
登録したてだから、冒険者ランクはFになるわよ。討伐回数や依頼をこなしていくとランクが上がるようになるわ。まー、ここら辺だと、魔猪がEランク相当で一番強いかしらね。
あと、銀行でこのカードを登録したら、どこでもカードで金銭のやり取りが出来るから便利ですよ」
「はい、ありがとございます。便利なカードなんですね。
『プーツ、プーツツ、プーッツ
緊急警報発令。緊急警報発令。
城上空にて、登録されていな転送ゲートの歪が発生。
民間人は至急屋内に避難。冒険者、戦闘員は、緊急事項特例に基づき、役所の指揮下に入ります。
屋外にでて指示あるまで待機。・・・』
「あら、大変。ギルドカード手に入ったばっかりなのに緊急特例出てしまいましたね。アナウンスにもあった通り、役所の指揮下に入ってもらいます。リュウさんは、Fランクですので、民間人の避難誘導をサポートして下さい。」
「はい、了解しました」
「では、私はこれから詳細を確認してくるので、気を付けて行ってください。」
外にでてみると城一体を覆うかのように、黒い霧状のものが円状で形成されている。
これが転送ゲートの歪か。
考えられるとしたら、自然現象か戦争中の魔族からの進行がありそうなんだが。
アナウンスが出ている以上、稀にある現象なんだろう。
近くの人に聞いてみるか、と思いながらも、みなさん慌ただしく建物の中に入っていく。
声をかける隙間もない。
『転送ゲートの歪から、インプの軍勢が現れた。』
『テステスマイクテス。魔族の尖兵が歪より出現。冒険者ならびに戦闘員は、撃退してください。
また、Dランク以下の人は、民間人の保護と誘導を優先して下さい。』
インプが一匹襲い掛かってきた。
いやっちょと待て、俺は見習い冒険者のFランクだ。こんなやつ相手にできるのか?
武器はまだ更新していないので、木の棒だし、スライムならいざ知らず。魔族の尖兵相手に戦えるの?
「逃げるしかないだろ?勇者?いや無力だよ。命大事にしよう。」
急いで近くの雑貨屋の方に走って逃げる。しかし、空を飛んで追いかけてくるインプ。
いやちょと待てよ。勘弁してくれよ。なぜ僕が異世界に転移され、魔物と戦わなくちゃならないんだ。
「た、たすけてくれ~」
危うく、インプの爪に後ろからやられるかとお思うその時に、一人の男がさっそうとフライパンをもって乱入してきた。爪がフライパンにあたり「キンッ」とあたりに甲高い音が鳴り響く。
「よう、兄ちゃん。大丈夫か?怖いんならちょっとそのまま、うずくまってろ」
「インプはな~こうやって倒すんだよ。
剣技:飛翔千切り」
これが得物が、剣であるなら、インプの羽を切り刻んでいたであろう。
しかし、フライパンのため、打撃による、羽の損傷となった。
羽が損傷したインプは、地面に落ちた。
そして、フライパン男は止めとばかりに、脳天にフライパンの角を叩き付ける。
インプはこと切れた。
「はっはっはっ、すいません。助けて頂きありがとうございました。」
「なにいいってことよ。たまたま、うちの前に逃げ込んで来てくれたから助けたまでよ。」
「この状況はまだまだ続くのでしょうか?」
「んにゃ、そりゃ~俺にもわかんね~な~。前のときは、5分ほどであの黒いゲートは閉じたんだがな~。今回はまだ閉じてないしな~。」
「まっ、戦えるもんが少ない以上、俺らが戦うしかないわな。
ほれ、これ貸してやる。ないよりはましだろ。俺はガンツだ。宜しくな」
といって、まき割り用の斧を渡してくる。
「ありがとうございます。僕はリュウです。戦いは苦手ですけど善処します。」
「な~に相手は1匹ずつかかってくる。複数人でかかればなんとかなるさ」
と話しているうちに女性の叫び声が聞こえてきた。
「きゃ~、あっちいってよ。誰か助けて~~」
「おい、リュウ急ぐぞ」
「はい」
二人は、ダッシュで悲鳴の元へかけつけた。
女性が数人固まっている。
一人は、傘を振り回して牽制しており、一人は頭を抱えてうずくまり。一人は腕に怪我をしている。
「インプの数はどうやら一匹だ。魔法でこちらに注意を向けるから、振り向いた所を攻撃しろ。」
走りながガンツは指示を出す。
「万物のエネルギーの素たる命の炎よ。女神フェリシアの名の元にわが宿敵を迎え撃つ火玉を与えよ。フレイムボール」
火の玉が、インプに向かって投げつけられ、羽根を直撃する。
インプは、怒り狂って攻撃先をこちらに向けてきた。スピードの落ちた飛行速度は
僕の目でも捉えられ、これなら充てられる」
「えいっ、斧を全力で投げつけた」
まっすぐ飛んでくるインプの頭に斧が直撃し、インプは床に落ちてこと切れた。
「お嬢ちゃんたち。大丈夫か?」
「ありがとうございます。ガンツさん。私は大丈夫です。でも、エリナが私をかばって。。。。」
「あ~ひどくやられているな。命に別状はなさそうだが。。。ガンツ印の元気一杯ポーションを飲ませてくれ。はいよ。」
「えぇ、はい、エリナ気をしっかりもって、口を開けてこれを飲んで」
「うん、ごくっごくっ」
「けがが治りましたガンツさんありがとうございます。少ないですけど、これはお礼になります」
と、5000ループをだしてきたが、
「何いいってことよ。危ない時はお互い様さ。お礼はいらね~よ。
ど~してもってんなら、今度うちの雑貨屋で買い物でもしてってくれや。」
「「「はい、ガンツさんありがとうございます」」」
「なにいいってことよ。リュウもよくインプにとどめをさした。やるじゃないか!!」
と頭をわしゃわしゃ撫でられた。
「ガンツさんが、インプに牽制してくれたおかげですよ。僕一人ではとてもではないですが倒せませんでしたよ。」
「ま~後は、実践経験を何度か積めば、一人でもなんとかなるだろう。」
「よし、リュウよ。他のとこに応援いくぞ。」
「はい、ガンツさん」
「リュウさんも助けてくれてありがとう」
感謝されるって、なんか心がほっとするな~
まだまだビビッてて、一人じゃ無理だけど、ガンツさんと一緒ならまだ頑張れる!!
ガンツとリュウは、城下町を走り廻って、インプを討伐していった。
「は~は~、これでラストですね」
「あ~、もーゲートも閉じてるし、飛び回っているインプもいね~。悲鳴も聞こえね~。大丈夫だろ。」
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