12 / 22
ウェブサイトへの作品の投稿3
しおりを挟む
「栞、ワードかテキストデータで書いた原稿はある?」
「この間、ファンタジオ大賞に応募したやつがあるよ。」
「あんた、それはまだ使っちゃダメな原稿でしょ。落選の結果が出るまでは投稿しちゃダメよ。」
「あっ、そうだだったね。ありがと栞。今応募してないものだと、えええっと……」
ごそごそとマウスを操作し、フォルダの海を掻き分けていく。
「栞あなた一体どれだけの作品を書いているのよ。社会人になってから時間なくなっている筈でしょ?」
「そんなには書いてないよ。作品出来た後も誤字脱字のチェックはしてるし、気に入らなかったら途中から全部書き直ししているから、月に文庫1本から2本程度かな。」
「えっ………そんなに。なら年間24本はあるってことでしょ。私そんなに読んでないんだけど……。」
「そりゃそうだよ。神奈ちゃんが興味ある作品だけ、渡しているんだから、興味ないジャンルは読むの苦痛でしょ。」
「うううん、確かにね。悪役令嬢や、青春ドラマ系は好きだけど、他のは手に取ると眠くなるのよね。そうだ。あんたの新作のあれは?溺愛令嬢~エルフの園をかってもらいました~。」
「あれか~。こないだ神奈に読んでもらって、おかしなところを見直しして、伏線を昨日張り直し終わったところかな。印字してないから、月曜日に会社で、原稿を神奈にみてもらう予定だったんだよ。」
「ならそれあげちゃいなよ。応募する予定ある?あってもそれは保留にしときなさい。小説家になる●だと、年間に何回か大賞が開催されているし、キーワードのタグをつけておけば、参加できるからね。アルファポリースでも確か悪役令嬢コンテストあったり、各ジャンルの大賞があるから、ネットの海に彷徨っているものでもチャンスはあるんだよ。私がtwitterで仲良くなったWEB小説家の先生たちは、大賞に応募しなくても、出版の要請がかかって、コミカライズ化した先生もいるんだから。」
「へ~~そうなんだ。私SNSは全然やってないよ。神奈はSNSも結構やっているんだね。」
「そりゃそうよ。崇拝する小説家の先生達が新作の案内を出したり、色々時事ネタ投稿してくれているから、こっちも面白いしね。それに私は推しの作家はなるべく応援したいから、RTしたり、拡散したりして、応援してるんだ。出版しても売り上げが悪いと、2作目3作目が出ないでしょ。よりよい作品をバンバン書いてもらうためには、印税で稼いでもらわないとね。私個人で出来るのは限界があるから、SNSで出来る限りのフォローはしてるんだ。」
「この間、ファンタジオ大賞に応募したやつがあるよ。」
「あんた、それはまだ使っちゃダメな原稿でしょ。落選の結果が出るまでは投稿しちゃダメよ。」
「あっ、そうだだったね。ありがと栞。今応募してないものだと、えええっと……」
ごそごそとマウスを操作し、フォルダの海を掻き分けていく。
「栞あなた一体どれだけの作品を書いているのよ。社会人になってから時間なくなっている筈でしょ?」
「そんなには書いてないよ。作品出来た後も誤字脱字のチェックはしてるし、気に入らなかったら途中から全部書き直ししているから、月に文庫1本から2本程度かな。」
「えっ………そんなに。なら年間24本はあるってことでしょ。私そんなに読んでないんだけど……。」
「そりゃそうだよ。神奈ちゃんが興味ある作品だけ、渡しているんだから、興味ないジャンルは読むの苦痛でしょ。」
「うううん、確かにね。悪役令嬢や、青春ドラマ系は好きだけど、他のは手に取ると眠くなるのよね。そうだ。あんたの新作のあれは?溺愛令嬢~エルフの園をかってもらいました~。」
「あれか~。こないだ神奈に読んでもらって、おかしなところを見直しして、伏線を昨日張り直し終わったところかな。印字してないから、月曜日に会社で、原稿を神奈にみてもらう予定だったんだよ。」
「ならそれあげちゃいなよ。応募する予定ある?あってもそれは保留にしときなさい。小説家になる●だと、年間に何回か大賞が開催されているし、キーワードのタグをつけておけば、参加できるからね。アルファポリースでも確か悪役令嬢コンテストあったり、各ジャンルの大賞があるから、ネットの海に彷徨っているものでもチャンスはあるんだよ。私がtwitterで仲良くなったWEB小説家の先生たちは、大賞に応募しなくても、出版の要請がかかって、コミカライズ化した先生もいるんだから。」
「へ~~そうなんだ。私SNSは全然やってないよ。神奈はSNSも結構やっているんだね。」
「そりゃそうよ。崇拝する小説家の先生達が新作の案内を出したり、色々時事ネタ投稿してくれているから、こっちも面白いしね。それに私は推しの作家はなるべく応援したいから、RTしたり、拡散したりして、応援してるんだ。出版しても売り上げが悪いと、2作目3作目が出ないでしょ。よりよい作品をバンバン書いてもらうためには、印税で稼いでもらわないとね。私個人で出来るのは限界があるから、SNSで出来る限りのフォローはしてるんだ。」
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ガラスの海を逞しく泳ぐ女たち
しらかわからし
ライト文芸
夫や彼がいるにも関わらず、彼らにはナイショの行動を取り続け、出逢ったカレとの不倫に走り、ないものねだりを不道徳な形で追い求め、それぞれの価値観の元で幸せを掴もうとしてもがく。
男性優位で不平等な社内で女の顔を持って逞しく泳ぐ女たちも好きな男の前では手弱女に変身する三人の女たちの赤裸々な姿。
男たちのエゴと、女たちの純粋さと逞しさ。
女たちは決して褒められたことではない欲望をどん欲に追い求めながらも孤独な彼女たちの心の叫びが聴こえてくる。
欲望とは欲しがる心、これを追求する女たちを描きました。
(登場人物)
課長 高橋 美夏 三十五歳
青森県津軽のオヤジ 田畑 静雄 四十五歳
婚約者 小川 蓮 三十六歳
主任 佐久間 緑子 三十五歳 高橋美夏の親友
緑子のカレ 大和 二十六歳
課長 山下 夢佳 三十三歳
執行役員 佐々木 五十歳
グループ会社本社社長 佐藤
社長秘書課長 五十嵐
以前の小説名は「男性優位で不平等な社内で女の顔を持って逞しく泳ぐ彼女たち」です。
今回、題名を変え、改稿して再度、公開しました。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
鎌倉古民家カフェ「かおりぎ」
水川サキ
ライト文芸
旧題」:かおりぎの庭~鎌倉薬膳カフェの出会い~
【私にとって大切なものが、ここには満ちあふれている】
彼氏と別れて、会社が倒産。
不運に見舞われていた夏芽(なつめ)に、父親が見合いを勧めてきた。
夏芽は見合いをする前に彼が暮らしているというカフェにこっそり行ってどんな人か見てみることにしたのだが。
静かで、穏やかだけど、たしかに強い生彩を感じた。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
王が気づいたのはあれから十年後
基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。
妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。
仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。
側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。
王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。
王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。
新たな国王の誕生だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる