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第4章 ダンジョンマート金沢店 初めての休暇と観光編
【034】初めての休暇とオアシス7
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くぅ~~くぅ~~くぅう~~~~
ウィーン(僕)が設営と鼻血を出したり、女性陣に弄ばれたりして、疲れたためゆっくりお休みしていると。
そろり、そろりと、忍び足で音を発てずに近づく4人の影があった。その影は、ウィーン(僕)の両手、両足をそっと持ち上げて、どこかへと運び出した。
う~~ん、なんか柔らかいものに挟まれている感じがする。マシュマロかな。掴んでみよう。
「きゃっ」う~ん、柔らかいし、やっぱりマシュマロだ、食べてみよう。と食べようと口を開けると、手に纏わりついていた、マシュマロがなくなってしまった。どうしてだろう?
それに体がふわふわするぞ。夢の中だと、羽根を広げなくても飛べるのか。むにゃむにゃ。一人、夢を見ながら、空中散策するウィーン。
遠くへ離れた影は手を顔の前にだして、頭を下げていた。もう一度ましゅまろに挟まれるが今度は腕が動かなくなるほどの硬くてしっかりとしたマシュマロのようだ。
食べたいけど、食べれない。もどかしさを夢の中で抱えるウィーンであった。
4人の影は起こさないように慎重に運びながら、そろりそろりとオアシスの水辺に辿りつき、浮かんでいるゴムボートへウィーンをそっと乗せた。
ウィーンの載せたゴムボートは湖の真ん中まで4つの影に引っ張られていった。そして、中央にさしかかったころ、
「「「「せ~~~のっ」」」」
盛大にゴムボートをひっくり返したのだった。
僕はいきなり水の中に叩き込まれたのだった。幸い眠る前に水着に着替えてたので、問題はない。ちなみに、競泳水着では断じてない、あんなものを履いて歩く勇気は僕にはないんだ。
「ぐあぁば、ぐあば、ぐあぁば、」
盛大に手足をばたばたさせながら沈んでゆく、ゆっくりゆっくり湖の底へ沈んでいく、
人は水には浮かないように出来ているのだ。間違えた、吸血鬼は泳げないように出来ているのだ(僕のみ)。は~なんとも吸血鬼としては短い人生だった。さようなら。。。
と思った時に、人魚のように尾びれで泳ぐ生き物が僕の腕を口で挟み、その勢いのまま、水面へと引張り上げて行った。「痛い痛い」と叫びたいが、もう空気がなくて、叫ぶにも叫べないもどかしさよ。
「げほっ、げほっ、げほっ」水面に上がると、思いっきり空気を吸い、口の中に入ってきた水を吐き出していた。それを見ていた4人のうちの二人がそっと手を差し出してきて、僕をボートの上へと引き上げたのだった。
「ありがとう、助かったよ。。。うん、助かったありがとう???そもそもなんで僕は溺れてたんだ。たしか、リクライニングベッドの上で静かに寝ていたはずなのに。」
意識がはっきりしてきて、ボートの上であたりを見回すと、僕を見降ろしてくる、玉藻姉さん、妲己姉さん、サクラちゃん、ミリィの4人の顔があった。
「「「「いぇ~~~~ぃ、どっきり大成功!!」」」
「って、どっきり大成功じゃな~~~い!!!誰ですか、こんなことしたのは!!」
と全員でお互いの方を指さしだした。
「ふっふっふっ、全員グルですか。しかもミリィまで。。。。 危うく溺れて死ぬとこだったんですからね。この分はきっちり体で払ってもらいましょうかね。」
といって、『手をグーパーぐーぱーして」ごきごきならす。これを本気だと悟った人たちは慌ててボートをから飛び降り、湖の中まで逃げていく。どれだけ素早いスピードだ。
しかし、僕も怒ったのだ。人が気持ちよくマシュマロに囲まれて夢を見ている所に、人が泳げないのに水の中に寝たまま放り込むなんて許せないんだ。
人化を解除して、吸血鬼の姿に戻る。水の中に逃げようがもう関係ない。僕は空を飛べるから、水面に浮かびあがってきたところを捕まえればいいだけのお話さ。
せーぜー空の観光旅行を楽しんでもらおうか。
「くぅっ、くぅっくぅ」
さてまずは上がってきた一匹目。玉藻姉さんか。
「玉藻姉さん一名、空の旅へご案内~~~~」
空を飛んでみつからないように背後から周り気付かれる間もなく、後ろから脇の下をくぐり、玉藻姉さんのお腹のまえでうでを組み、きっちりとホールドすると、一気に上空へと飛び上がった。
「ひゃ~~~~ああ」玉藻姉さんの絶叫がオアシスに響き渡る。ある程度上空に来て、オアシスに人の頭が豆粒くらいに、見えるとこまで来て。
「ふ~~っ、玉藻姉さん。お空の上に到着しましたよ。」
「あっ、ありがとね。リュウさん。さっきのはごめんなさいね。泳げないとは知らずにやったの。ホントよホント。知ってたらやらなかったわ。」
「へ~、ちなみにこれからどうなると思います?」
「え~~と優しく降ろしてくれるわよね。まさか、このまま水面に叩き落とすなんてことは。。。。」
「はははは、そんなぬるいことはしませんよ。スイカ割り見たいにちょっとだけ回転を掛けて突撃するだけです。」
「えぇ~~~~~っ」
玉藻姉さんが信じられないという顔おし、なんとか思いとどまらせようとするが、もう遅い。僕は玉藻姉さんを抱きながら頭を下にし、落下し始めた。もっともそれは、羽根の力を使って、下に猛スピードで回転しながら飛ぶという表現が正しいのだが。
水面に激突する瞬間玉藻姉さんのお腹の前でホールドした手をほどき、水面に叩きおとした。僕は水面すれすれを飛行し、また上空へと戻っていくのだった。
「い~~~ち」
おどろおどろしい声で撃墜者の数を数える。
「二人目み~~~つけた。」
一人目の玉藻姉さんの姿を見て、固まってしまった女性が一人。ミリィだ。すぐさま背後を取り、玉藻姉さんと同様に手を回してホールドして、空中うへと猛スピードで飛んで行った。
「ミリィ、一名空の旅へご案内~~~~」
「ご主人ごめんにゃ。せっかできた女友達にゃ。仲良くなりたかったにゃ。にゃから。。。。。」
余りの高さに尻尾が縮みあがり、涙声となっている。
「だから、水の中に寝ているご主人を落とした?」
「そうにゃ。ごめんにゃ。ご主人」
「ギルティ―。お次は、水面への激突ツアーでござ~~い」
またもや回転しながら水面にたたきつけ、自分だけはぶつからず空へ浮かびあがっていった。
「に~~~~い」
「3人目み~~~つけた。」
牙をだして、にやっと笑う。二人めの騒ぎをよそに、優雅に泳ぎながら、水面から離れようとしている妲己姉さんがいた。
妲己姉さんは空に背を向けて、泳いでいるので、先ほどの二人よりも簡単に捕獲することが出来た。水面と平行に飛びながら、妲己姉さんの上に着いた瞬間手を妲己姉さんの前にまわし、捕獲して、急上昇した。
「いや~~ん。大事な所さわれちゃったわん。お嫁にいけないん」
と艶めかしい声で、なにやら叫んでいるが僕には関係ない。また、ある程度の高さで、空中で停止した。
「妲己姉さん一名、空の旅へご案内~~~~」
「きゃ~~~、ウィーンさんなにをするのよん?はっ、まさかわらわを手籠めにする気なのねん?」
とシナを作りながら、甘い声で耳元で囁く妲己姉さん。このごに及んで色仕掛けとは、反省の色はない。
「ギルティ―」
とそういうと、今までの倍のスピードで回転しながら、水面に叩きつけた。
「さ~~~~~ん」
そしてあたりを見回すと、ボートの上に一番初めに水面に激突させて、目を回している玉藻姉さんを引きげて解放しているサクラちゃんがみえた。
「4人目み~~~つけた。」
そう声を出すと、さくらちゃんがこっちを見て、土下座してきた。
「ごめんなさい。悪ふざけが過ぎました。もうしませんから、許して下さい。」
ほんっとぎりぎりのタイミングで謝ってきたのだった。急ブレーキをかけ、ゆっくりとボートの上に降り立った。
「本当にわるいと思ってますか?」
「本当に私たちが悪かったと思ってます。お願いします。許して下さい。」
サクラちゃんが涙目になって懇願してくる。僕は、サクラちゃんが謝ってくれたこと、3人を水面に叩きつけたことで、怒りが静まった。
冷静になった僕は、吸血鬼化を解除し、人化した。いや~、久しぶりに吸血鬼化したけど、やっぱり感情のコントロールが難しくなるから駄目だね。
「みんな怖がらせて、ごめんね」
優しく僕はみんなを見回して、そういった。なのに、みんなは怖いものを見るように僕を見るのだった。
あれ、おかしいな。悪いのは僕じゃなくて、彼女たちなのになぜ僕が恐れられているんだろう???
ウィーン(僕)が設営と鼻血を出したり、女性陣に弄ばれたりして、疲れたためゆっくりお休みしていると。
そろり、そろりと、忍び足で音を発てずに近づく4人の影があった。その影は、ウィーン(僕)の両手、両足をそっと持ち上げて、どこかへと運び出した。
う~~ん、なんか柔らかいものに挟まれている感じがする。マシュマロかな。掴んでみよう。
「きゃっ」う~ん、柔らかいし、やっぱりマシュマロだ、食べてみよう。と食べようと口を開けると、手に纏わりついていた、マシュマロがなくなってしまった。どうしてだろう?
それに体がふわふわするぞ。夢の中だと、羽根を広げなくても飛べるのか。むにゃむにゃ。一人、夢を見ながら、空中散策するウィーン。
遠くへ離れた影は手を顔の前にだして、頭を下げていた。もう一度ましゅまろに挟まれるが今度は腕が動かなくなるほどの硬くてしっかりとしたマシュマロのようだ。
食べたいけど、食べれない。もどかしさを夢の中で抱えるウィーンであった。
4人の影は起こさないように慎重に運びながら、そろりそろりとオアシスの水辺に辿りつき、浮かんでいるゴムボートへウィーンをそっと乗せた。
ウィーンの載せたゴムボートは湖の真ん中まで4つの影に引っ張られていった。そして、中央にさしかかったころ、
「「「「せ~~~のっ」」」」
盛大にゴムボートをひっくり返したのだった。
僕はいきなり水の中に叩き込まれたのだった。幸い眠る前に水着に着替えてたので、問題はない。ちなみに、競泳水着では断じてない、あんなものを履いて歩く勇気は僕にはないんだ。
「ぐあぁば、ぐあば、ぐあぁば、」
盛大に手足をばたばたさせながら沈んでゆく、ゆっくりゆっくり湖の底へ沈んでいく、
人は水には浮かないように出来ているのだ。間違えた、吸血鬼は泳げないように出来ているのだ(僕のみ)。は~なんとも吸血鬼としては短い人生だった。さようなら。。。
と思った時に、人魚のように尾びれで泳ぐ生き物が僕の腕を口で挟み、その勢いのまま、水面へと引張り上げて行った。「痛い痛い」と叫びたいが、もう空気がなくて、叫ぶにも叫べないもどかしさよ。
「げほっ、げほっ、げほっ」水面に上がると、思いっきり空気を吸い、口の中に入ってきた水を吐き出していた。それを見ていた4人のうちの二人がそっと手を差し出してきて、僕をボートの上へと引き上げたのだった。
「ありがとう、助かったよ。。。うん、助かったありがとう???そもそもなんで僕は溺れてたんだ。たしか、リクライニングベッドの上で静かに寝ていたはずなのに。」
意識がはっきりしてきて、ボートの上であたりを見回すと、僕を見降ろしてくる、玉藻姉さん、妲己姉さん、サクラちゃん、ミリィの4人の顔があった。
「「「「いぇ~~~~ぃ、どっきり大成功!!」」」
「って、どっきり大成功じゃな~~~い!!!誰ですか、こんなことしたのは!!」
と全員でお互いの方を指さしだした。
「ふっふっふっ、全員グルですか。しかもミリィまで。。。。 危うく溺れて死ぬとこだったんですからね。この分はきっちり体で払ってもらいましょうかね。」
といって、『手をグーパーぐーぱーして」ごきごきならす。これを本気だと悟った人たちは慌ててボートをから飛び降り、湖の中まで逃げていく。どれだけ素早いスピードだ。
しかし、僕も怒ったのだ。人が気持ちよくマシュマロに囲まれて夢を見ている所に、人が泳げないのに水の中に寝たまま放り込むなんて許せないんだ。
人化を解除して、吸血鬼の姿に戻る。水の中に逃げようがもう関係ない。僕は空を飛べるから、水面に浮かびあがってきたところを捕まえればいいだけのお話さ。
せーぜー空の観光旅行を楽しんでもらおうか。
「くぅっ、くぅっくぅ」
さてまずは上がってきた一匹目。玉藻姉さんか。
「玉藻姉さん一名、空の旅へご案内~~~~」
空を飛んでみつからないように背後から周り気付かれる間もなく、後ろから脇の下をくぐり、玉藻姉さんのお腹のまえでうでを組み、きっちりとホールドすると、一気に上空へと飛び上がった。
「ひゃ~~~~ああ」玉藻姉さんの絶叫がオアシスに響き渡る。ある程度上空に来て、オアシスに人の頭が豆粒くらいに、見えるとこまで来て。
「ふ~~っ、玉藻姉さん。お空の上に到着しましたよ。」
「あっ、ありがとね。リュウさん。さっきのはごめんなさいね。泳げないとは知らずにやったの。ホントよホント。知ってたらやらなかったわ。」
「へ~、ちなみにこれからどうなると思います?」
「え~~と優しく降ろしてくれるわよね。まさか、このまま水面に叩き落とすなんてことは。。。。」
「はははは、そんなぬるいことはしませんよ。スイカ割り見たいにちょっとだけ回転を掛けて突撃するだけです。」
「えぇ~~~~~っ」
玉藻姉さんが信じられないという顔おし、なんとか思いとどまらせようとするが、もう遅い。僕は玉藻姉さんを抱きながら頭を下にし、落下し始めた。もっともそれは、羽根の力を使って、下に猛スピードで回転しながら飛ぶという表現が正しいのだが。
水面に激突する瞬間玉藻姉さんのお腹の前でホールドした手をほどき、水面に叩きおとした。僕は水面すれすれを飛行し、また上空へと戻っていくのだった。
「い~~~ち」
おどろおどろしい声で撃墜者の数を数える。
「二人目み~~~つけた。」
一人目の玉藻姉さんの姿を見て、固まってしまった女性が一人。ミリィだ。すぐさま背後を取り、玉藻姉さんと同様に手を回してホールドして、空中うへと猛スピードで飛んで行った。
「ミリィ、一名空の旅へご案内~~~~」
「ご主人ごめんにゃ。せっかできた女友達にゃ。仲良くなりたかったにゃ。にゃから。。。。。」
余りの高さに尻尾が縮みあがり、涙声となっている。
「だから、水の中に寝ているご主人を落とした?」
「そうにゃ。ごめんにゃ。ご主人」
「ギルティ―。お次は、水面への激突ツアーでござ~~い」
またもや回転しながら水面にたたきつけ、自分だけはぶつからず空へ浮かびあがっていった。
「に~~~~い」
「3人目み~~~つけた。」
牙をだして、にやっと笑う。二人めの騒ぎをよそに、優雅に泳ぎながら、水面から離れようとしている妲己姉さんがいた。
妲己姉さんは空に背を向けて、泳いでいるので、先ほどの二人よりも簡単に捕獲することが出来た。水面と平行に飛びながら、妲己姉さんの上に着いた瞬間手を妲己姉さんの前にまわし、捕獲して、急上昇した。
「いや~~ん。大事な所さわれちゃったわん。お嫁にいけないん」
と艶めかしい声で、なにやら叫んでいるが僕には関係ない。また、ある程度の高さで、空中で停止した。
「妲己姉さん一名、空の旅へご案内~~~~」
「きゃ~~~、ウィーンさんなにをするのよん?はっ、まさかわらわを手籠めにする気なのねん?」
とシナを作りながら、甘い声で耳元で囁く妲己姉さん。このごに及んで色仕掛けとは、反省の色はない。
「ギルティ―」
とそういうと、今までの倍のスピードで回転しながら、水面に叩きつけた。
「さ~~~~~ん」
そしてあたりを見回すと、ボートの上に一番初めに水面に激突させて、目を回している玉藻姉さんを引きげて解放しているサクラちゃんがみえた。
「4人目み~~~つけた。」
そう声を出すと、さくらちゃんがこっちを見て、土下座してきた。
「ごめんなさい。悪ふざけが過ぎました。もうしませんから、許して下さい。」
ほんっとぎりぎりのタイミングで謝ってきたのだった。急ブレーキをかけ、ゆっくりとボートの上に降り立った。
「本当にわるいと思ってますか?」
「本当に私たちが悪かったと思ってます。お願いします。許して下さい。」
サクラちゃんが涙目になって懇願してくる。僕は、サクラちゃんが謝ってくれたこと、3人を水面に叩きつけたことで、怒りが静まった。
冷静になった僕は、吸血鬼化を解除し、人化した。いや~、久しぶりに吸血鬼化したけど、やっぱり感情のコントロールが難しくなるから駄目だね。
「みんな怖がらせて、ごめんね」
優しく僕はみんなを見回して、そういった。なのに、みんなは怖いものを見るように僕を見るのだった。
あれ、おかしいな。悪いのは僕じゃなくて、彼女たちなのになぜ僕が恐れられているんだろう???
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