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第2章 婚約破棄そして、婚約破棄と契約書
【男の娘011】ガーネットの空の旅 辺境の事情その2
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「マッシュ兄さん。それでは、辺境に出てくる魔獣というのはどのような生き物なんでしょうか?」
「そうだね。都市部で暮らしていては縁のない話だね。魔獣というのは、人や家畜を襲ったり、農作物を荒らしたりする獣のことだよ。名前を言ってもわからないと思うけど、簡単に説明しておくね。辺境の地には、色々な魔獣がいるが危険で厄介なものについては、魔熊(デモンズベア)、魔猪(デモンズボア、魔狼(デモンズウルフ)の3つだね。」
なるほど、これは、日本の山に生息する動物と同じなのか。単に種族名の前に魔(デモンズ)がついているだけでは?それとも、種族名はそうなっているけど、まったく別の生き物とかかな?それとも魔法を使うから魔がつくの?
「それらは、狼は犬のようなフォルムをしている。猪は豚、熊は、パンダだな。これらはわかるかな?」
「ええ、実際に見たのは犬くらいですが、イメージはつきますわ。」
「ふむ、なら問題はないな。後で現地に着いた時に時間があるときを見て、遠くからどんな魔物かを確認してもらう。基本的には、やつらを見たら、音を発てずに逃げろの一言だな。そして、僕達大人の男性に報告してくれ。ガーネットが暮らす、住宅の近辺までは寄ってこないがそれでも、絶対ということはない。万が一に備えて確認しておいた方がよいんだ。」
「マッシュ兄さんたちなら、その魔獣とやらと戦って倒すことが出来るのですか?」
「罠をしかけて、魔法を使って、ようやくだな。それも僕一人では対処しきれない。狼でも3~4人、猪なら、追い払うだけなら2人でいける。ただ、熊はダメだ。あれは強すぎる。大の大人6人がかりでも勝てないらしい。そうですよね。父さん」
「ああ、マッシュの言う通りだ。熊だけは、勝てる気はしない。前回見つけた時は、一頭まるまるの牛を食い殺して、運んでいた。若いやつが、愛情持って育てていた、牛が食べられるのを見て、我を忘れて、鍬を持って挑んだらしいが、帰りうちにされて、無残にも死んでしまった。やつには生半可な武器では傷一つつけられん。助けようとして、充分な距離をとった状態で火の魔法を放ったやつもいるのだが、毛皮に焼け跡一つ見られなかったようだ。そして、敵意をみせたものは、即座にやられて、エサになってしまった。」
「それほどまでの被害がでるのであれば、国に救援を頼んだら討伐してもらえるのではないのですか?」
お父様は首を振った。
「辺境の地ではよくあることなんだ。よくあることなんだよガーネット。その位の魔獣では王国の軍の要請は受け入れてもらえないんだ。ドラゴンやフェンリルなどの神獣と呼ばれるものが出てこない限りはね。辺境の領主はそれを踏まえた上で領地を任されているんだよ。
「そっ、そんな。人死にが出ているのに。何もされてないなんて。。。。。」
「そういうわけで辺境の地に女性がくることは滅多にないんだよ。仕事がなくて、辺境の地で仕事をするしかない人達が危険をかえりみず、日々の生活のため、家族のために来るところなんだよ。」
どうやら、私は辺境の地をとても甘く見ていたらしい。そんな命の危険が横隣にいるような所で生活していくことになるとは。日本の山岳地帯の集落と同じような形ではあるけれども、武器も魔法を聞かない相手なんて、それ以上じゃないの?
しかも、ドラゴンとか、想像の生き物ではなく、現実にいるらしいし、熊に至ってはその足元にも及ばないのに手がでないらしい。
異世界転移や異世界転生って、もっと簡単にドラゴンやモンスターを討伐してるけど、そもそも原住民は命がけで生活しているのか。楽しそうというよりも、知ってたら怖くて来たくなかったよ。
私は怖くなって、肩が震えてしまっている。なんか、技術チートや料理チート、魔法チートで簡単に結納金返済して、自由恋愛して、素敵な男の人と結婚できると思ってたのに。全然上手くいくイメージがないよ。なんかもう、悲しくて、涙まで出てきてしまった。
それに、私の家族となるベジタル家の人はそんな辺境の地で、危険と隣り合わせの生活を送って来ていて、そして、これからも続くのだ。もしかしたら、明日?、明後日?魔熊がひょっこり。やぁって言って、隣にいるかもしれないんだ。そう考えると怖かった。目の前の二人がある日突然死んでしまうと考えたら。。。。。
死と隣合わせの日常。それは日本の近代社会で暮らしていた私とは無縁のものだった。そして、これから避けては通れない日常になった。
「ガーネット大丈夫だよ。君のことは、私が守るから、そんなに不安にならなくていいんだよ」
そういって、お父さまは私を安心させようと抱きしめてくる。温かい。不安が少しずつ取り除かれていく。抱きしめられるのは好きな男性と決めていたのに、ぜんぜんそんな嫌な感覚はしなかった。
「お父様、ありがおとうございます。おかげで落ち着きました。」
私は、涙を拭いて、椅子に座り直した。
「でも、お父様もマッシュ兄さんも死なないでくださいね。せっかく出来た家族ですもの」
「ああ、そんなに簡単に死んだりはしないよ。それにこれまでもこうやって生きてきたんだ。これからだって生き延びれるよ。ねえ父さん。」
「あぁ、ガーネット心配することはない。父さんがみんなを守ってやるからな。」
いや、そういうことじゃなくて、お父様にも死んで欲しくないんですよ。
「マッシュこの話は一旦やめよう。ガーネットを不安にさせるだけのようだ。」
「う~~ん、でも、もしもの時を考えると最低限の知識は必要なんですけどね。わかった
。しばらくは、妹のガーネットは僕が面倒をみるよ。それなら、例え魔獣が出てきても対処できるかね。」
「えっ、でもマッシュ兄さん。私のことをよく思っていないから、一緒にいるのは苦痛なんじゃありませんか?」
「はぁ~~~」
マッシュ兄さんは、綺麗に整っている赤毛の頭をかきむしった。
「ガーネット。僕は、僕や父さん、家族のために涙を流す人に対して、いつまでも疑うほど、ひどいやつだと思っているのかい?ま~そういう態度をとっていた僕も悪かったのだが。。。。もう、ガーネットに悪いイメージは持ってないよ。だって、君は僕の愛すべき家族であり、妹のガーネットなんだろ。嫌いのままでいられるわけがない。」
「マッシュ兄さん・・・・」
「そうだね。都市部で暮らしていては縁のない話だね。魔獣というのは、人や家畜を襲ったり、農作物を荒らしたりする獣のことだよ。名前を言ってもわからないと思うけど、簡単に説明しておくね。辺境の地には、色々な魔獣がいるが危険で厄介なものについては、魔熊(デモンズベア)、魔猪(デモンズボア、魔狼(デモンズウルフ)の3つだね。」
なるほど、これは、日本の山に生息する動物と同じなのか。単に種族名の前に魔(デモンズ)がついているだけでは?それとも、種族名はそうなっているけど、まったく別の生き物とかかな?それとも魔法を使うから魔がつくの?
「それらは、狼は犬のようなフォルムをしている。猪は豚、熊は、パンダだな。これらはわかるかな?」
「ええ、実際に見たのは犬くらいですが、イメージはつきますわ。」
「ふむ、なら問題はないな。後で現地に着いた時に時間があるときを見て、遠くからどんな魔物かを確認してもらう。基本的には、やつらを見たら、音を発てずに逃げろの一言だな。そして、僕達大人の男性に報告してくれ。ガーネットが暮らす、住宅の近辺までは寄ってこないがそれでも、絶対ということはない。万が一に備えて確認しておいた方がよいんだ。」
「マッシュ兄さんたちなら、その魔獣とやらと戦って倒すことが出来るのですか?」
「罠をしかけて、魔法を使って、ようやくだな。それも僕一人では対処しきれない。狼でも3~4人、猪なら、追い払うだけなら2人でいける。ただ、熊はダメだ。あれは強すぎる。大の大人6人がかりでも勝てないらしい。そうですよね。父さん」
「ああ、マッシュの言う通りだ。熊だけは、勝てる気はしない。前回見つけた時は、一頭まるまるの牛を食い殺して、運んでいた。若いやつが、愛情持って育てていた、牛が食べられるのを見て、我を忘れて、鍬を持って挑んだらしいが、帰りうちにされて、無残にも死んでしまった。やつには生半可な武器では傷一つつけられん。助けようとして、充分な距離をとった状態で火の魔法を放ったやつもいるのだが、毛皮に焼け跡一つ見られなかったようだ。そして、敵意をみせたものは、即座にやられて、エサになってしまった。」
「それほどまでの被害がでるのであれば、国に救援を頼んだら討伐してもらえるのではないのですか?」
お父様は首を振った。
「辺境の地ではよくあることなんだ。よくあることなんだよガーネット。その位の魔獣では王国の軍の要請は受け入れてもらえないんだ。ドラゴンやフェンリルなどの神獣と呼ばれるものが出てこない限りはね。辺境の領主はそれを踏まえた上で領地を任されているんだよ。
「そっ、そんな。人死にが出ているのに。何もされてないなんて。。。。。」
「そういうわけで辺境の地に女性がくることは滅多にないんだよ。仕事がなくて、辺境の地で仕事をするしかない人達が危険をかえりみず、日々の生活のため、家族のために来るところなんだよ。」
どうやら、私は辺境の地をとても甘く見ていたらしい。そんな命の危険が横隣にいるような所で生活していくことになるとは。日本の山岳地帯の集落と同じような形ではあるけれども、武器も魔法を聞かない相手なんて、それ以上じゃないの?
しかも、ドラゴンとか、想像の生き物ではなく、現実にいるらしいし、熊に至ってはその足元にも及ばないのに手がでないらしい。
異世界転移や異世界転生って、もっと簡単にドラゴンやモンスターを討伐してるけど、そもそも原住民は命がけで生活しているのか。楽しそうというよりも、知ってたら怖くて来たくなかったよ。
私は怖くなって、肩が震えてしまっている。なんか、技術チートや料理チート、魔法チートで簡単に結納金返済して、自由恋愛して、素敵な男の人と結婚できると思ってたのに。全然上手くいくイメージがないよ。なんかもう、悲しくて、涙まで出てきてしまった。
それに、私の家族となるベジタル家の人はそんな辺境の地で、危険と隣り合わせの生活を送って来ていて、そして、これからも続くのだ。もしかしたら、明日?、明後日?魔熊がひょっこり。やぁって言って、隣にいるかもしれないんだ。そう考えると怖かった。目の前の二人がある日突然死んでしまうと考えたら。。。。。
死と隣合わせの日常。それは日本の近代社会で暮らしていた私とは無縁のものだった。そして、これから避けては通れない日常になった。
「ガーネット大丈夫だよ。君のことは、私が守るから、そんなに不安にならなくていいんだよ」
そういって、お父さまは私を安心させようと抱きしめてくる。温かい。不安が少しずつ取り除かれていく。抱きしめられるのは好きな男性と決めていたのに、ぜんぜんそんな嫌な感覚はしなかった。
「お父様、ありがおとうございます。おかげで落ち着きました。」
私は、涙を拭いて、椅子に座り直した。
「でも、お父様もマッシュ兄さんも死なないでくださいね。せっかく出来た家族ですもの」
「ああ、そんなに簡単に死んだりはしないよ。それにこれまでもこうやって生きてきたんだ。これからだって生き延びれるよ。ねえ父さん。」
「あぁ、ガーネット心配することはない。父さんがみんなを守ってやるからな。」
いや、そういうことじゃなくて、お父様にも死んで欲しくないんですよ。
「マッシュこの話は一旦やめよう。ガーネットを不安にさせるだけのようだ。」
「う~~ん、でも、もしもの時を考えると最低限の知識は必要なんですけどね。わかった
。しばらくは、妹のガーネットは僕が面倒をみるよ。それなら、例え魔獣が出てきても対処できるかね。」
「えっ、でもマッシュ兄さん。私のことをよく思っていないから、一緒にいるのは苦痛なんじゃありませんか?」
「はぁ~~~」
マッシュ兄さんは、綺麗に整っている赤毛の頭をかきむしった。
「ガーネット。僕は、僕や父さん、家族のために涙を流す人に対して、いつまでも疑うほど、ひどいやつだと思っているのかい?ま~そういう態度をとっていた僕も悪かったのだが。。。。もう、ガーネットに悪いイメージは持ってないよ。だって、君は僕の愛すべき家族であり、妹のガーネットなんだろ。嫌いのままでいられるわけがない。」
「マッシュ兄さん・・・・」
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