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王太子と侍女
嘘から出た誠
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「そうか。この者がジュエリア嬢か。しかし、この者はジュリアと申していたぞ。それに聞き及んでいる容姿とは違うのだが。アクアマリンの様な大きな瞳、白磁の様な滑らかな肌、月白色(白に近い水色)の髪、と聞いている。この者の髪は、煤色ではないか。謀っているのか?」
「「「「「そ、それは・・・。」」」」」
フィサリスもダチュラも何も言えない。
下手に取り繕う事を言えば、両手を失う事になりかねない。
「どう言う事だ!ダチュラ!説明しなさい!」
ジェイドは本人を前にしても、ジュエリアだと確信が持てない。
ジュエリアを蔑ろにしてきた結果、髪色を変え目元を隠す様な髪型だと姿形だけでは判断できないのだ。
「・・・。」
「ダチュラ!!」
それでも黙秘をし続けるダチュラに、カーネリアンは時間の無駄だと言わんばかりの行動をとる。
「もう良い。本人に聞こうではないか。そなたは公爵家の令嬢か?侍女か?直答を許す。」
「私は…。」
本当の事を言えば今後、ダチュラ親娘に何をされか分からない状況にジュエリアが出したり答えは・・・
「私は…公爵家の侍女でございます!ジュエリアお嬢様ではありません!私の髪色が違うのが証拠です!私の名前はジュリアです。港町で生まれ、数年前から公爵家にお勤めさせていただいております!誓って公爵家の長女、ジュエリア・ラ・ソーディアお嬢様ではありません!私は、侍女の…」
カーネリアンは耐えきれず発言を止めに入る。
封印錠によって締め上げられ血が滲む両手を取り、ジュエリアの発言を止める。
「もう良い。良く分かった。そなたの言葉はここに居る誰よりも誠実で確かなものだ。もう自分で自分を傷つけなくていい。護衛兵!ジュエリア嬢の封印錠を外し、両手首の治療をするのだ!そこの告発した侍女達はジュエリア嬢の身支度を整えるため、護衛兵の指示にしたがえ!」
「「「「「はっ!・はい!」」」」」
「「「「「そ、それは・・・。」」」」」
フィサリスもダチュラも何も言えない。
下手に取り繕う事を言えば、両手を失う事になりかねない。
「どう言う事だ!ダチュラ!説明しなさい!」
ジェイドは本人を前にしても、ジュエリアだと確信が持てない。
ジュエリアを蔑ろにしてきた結果、髪色を変え目元を隠す様な髪型だと姿形だけでは判断できないのだ。
「・・・。」
「ダチュラ!!」
それでも黙秘をし続けるダチュラに、カーネリアンは時間の無駄だと言わんばかりの行動をとる。
「もう良い。本人に聞こうではないか。そなたは公爵家の令嬢か?侍女か?直答を許す。」
「私は…。」
本当の事を言えば今後、ダチュラ親娘に何をされか分からない状況にジュエリアが出したり答えは・・・
「私は…公爵家の侍女でございます!ジュエリアお嬢様ではありません!私の髪色が違うのが証拠です!私の名前はジュリアです。港町で生まれ、数年前から公爵家にお勤めさせていただいております!誓って公爵家の長女、ジュエリア・ラ・ソーディアお嬢様ではありません!私は、侍女の…」
カーネリアンは耐えきれず発言を止めに入る。
封印錠によって締め上げられ血が滲む両手を取り、ジュエリアの発言を止める。
「もう良い。良く分かった。そなたの言葉はここに居る誰よりも誠実で確かなものだ。もう自分で自分を傷つけなくていい。護衛兵!ジュエリア嬢の封印錠を外し、両手首の治療をするのだ!そこの告発した侍女達はジュエリア嬢の身支度を整えるため、護衛兵の指示にしたがえ!」
「「「「「はっ!・はい!」」」」」
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