縁の鎖

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穏やかな日常の終わり

無抵抗

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ジュエリアの大切なモノは1つ、1つ無くっていった。

最愛の母。
母の遺品。
ドレス。
宝石。
小物。
ジュエリアに残されたモノは、乳母と母のオルゴールのみ。



『お願い!もう私は何も要らないから!言う事を聞くから!甘んじてを受けるから!アナとオルゴールだけは奪わないで!』

と毎晩、月に祈りを捧げるのが日課になっていた。
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