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第二十五話 神様
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「は、初めまして……ア、アインスです……」
扉の所から聞こえたそれは男性の声でした。いえ、男性というより少年の声かしら。私と同じくらいの歳のような、そんな声が。
「気が付かなくてごめんなさいね。カタリナですわ。レオナちゃんから聞いてるかもしれないですけど、殆ど目が見えなかったから気づかなかったですわ」
「あ、うん。気にしないで」
あれ? おかしいわね。挨拶は一人だけで終わりかしら? 何か話してあっているような感じはするけど……
ま、いいですわ。どうせいつもの如く、私の悪口でも言ってるんでしょうから。見えないことをいい事に……
「眩し!」
次の瞬間、部屋の中が強烈な光で溢れました。私は見えないと言っても明暗はわかるので、びっくりしてぎゅっと目を瞑ってしまいます。
しばらくすると、レオナちゃんが私にこう声をかけてきたのですわ。
「カタリナちゃん。そのまま目を瞑っていて貰える?」
何かを耳にかけられたようですわ。これは眼鏡かな? わざわざ買ってきたのかしら。でも、そんなの無駄なのに。試してない訳がないのだから。
「カタリナちゃん。目を開けてみて」
私はそう言われて目を開けてみます。さっきの眩しさがなかなか取れない。私はすぐにぎゅっと目を瞑ってから、今度はゆっくり目を開けました。すると、当然、視界に入ってくるのはいつものぼやけた光景……じゃなかった……
視界に入ってきたのは、イヌミミの少女……心配そうに、私を覗き込んでくれている少女……
「レ、レオナちゃん?」
「何?」
私の口から驚いて飛び出た名前に目の前の少女は返事をしてくれたのです。ということはやっぱり目の前の少女がレオナちゃんなんだ……
私は驚いて眼鏡を外してみました。すると、やっぱりレオナちゃんの顔はボヤけて見えない。また眼鏡をかけると変わらずにはっきりと見えます。
「う、うそ……み、見えますわ! レオナちゃんの顔がはっきりと!」
「やったぁ! ご主人様! 成功ですよ!」
「良かったね。成功して」
私は声の主に視線を送りました。すると、そこには可愛らしい……いや、そんな言葉は失礼ですわ。凛々しい少年がお立ちになっておりました。
「リアに聞いたら視力が凄い悪いだけみたいだから魔導具で眼鏡を作ってみたんですけど、ちょうど良かったみたい。魔導具だから見えるよう屈折率とか自動で補正するようにするのも容易だったし」
クッセツリツ? 人間の言葉なのかしら? リアって誰? となりの浮いている少女なのでしょうか……
「もし全然見えなかったら、眼鏡のようなカメラを作って、そこに写った情報を視覚情報として直接神経伝達するか、脳に伝達するしかないかなと思ったけど、そこまでしなくて良かったか……」
今のつぶやきは、もう、何を言ってるのかわからないですわ。ただ、私に向かって話していなかったという事はわかります。どうやら独り言のようですが……やっぱり人間の言葉ではないのかもしれないですわ……
「さっき魔導具とおっしゃってましたが……この眼鏡は魔導具なのですか? 今までの眼鏡と全く異なる物だとは私にも分かりますわ。魔導具と仰るのも納得出来ますわ。でも、このような魔導具をお作り頂けるなんて、職位は賢者様でしょうか?」
私は混乱していたせいか、ついそう尋ねてしまいました。そもそも魔導具を作れる人間は数えるほどしか居ないと知っております。こんな奇跡みたいな魔導具を作れるかは、別として。ですけれども。ただ、そんな私の考えはレオナちゃんの言葉に吹き飛ばされてしまいます。
「ご主人様には職位は無いんです」
「ク、職位がない?」
もう私の理解出来る事態をはるかに超えています。この世界の全ての存在には職位がある事くらいは私でも知っていますわ。なのにこの方には自分の職位が無いとレオナちゃんは言っている。この世界で生きる物にはあるはずなのに?
あ、そうか……と、いうことはこの世界の存在ではないってこと? ならば納得も出来ますわ。先程の理解出来なかった言葉。それはやはり人間の言葉ではないのでしょう。それにこんな奇跡を起こせるなんて……
信じなくてごめんなさい……神様……貴方はいらっしゃったのですね……私の目の前に。
私は目が涙でいっぱいになってしまいました。でも、溢れそうになるが我慢をします。窓の方を向いて、バレないようにと努めます。
「レオナちゃん。こ、こちらの方は?」
「アインス様です。私もアインス様に救われました。私がお仕えさせて頂いているご主人様です」
「御主神様……」
「え、な、なんかニュアンスが違う気がするんですけど……って僕はカタリナさんのご主人様じゃないから!」
「そうですね。何せアインス様は神様なのですから」
「やっぱりそんな事だと思った! レオナの時と一緒じゃん! 違う違うそうじゃない! 神様なんかじゃない! アインスで!」
なるほど。ご自身の正体を隠すのですね。それも当然のことですわ。これほどまでのお力、利用しようとする者もいらっしゃるでしょう。
「わかりましたわ! 今後は、御主神様とお呼びさせて頂きますわ。私の事はカタリナとお呼び下さい」
「なんか変な雰囲気を感じますけど……」
御主神様は少しよそよそしそうな言葉を返してくれました。まだ初対面ですし、遠慮なさっているのでしょう。私に気を遣って頂く必要なんてないのです。
「言葉遣いもレオナちゃんと同じでお願いしますわ」
「うーん……まぁ、そっちの方が楽だし、ありがとね」
「とんでもないですわ。さて、色々あってちょっと疲れましたわ。申し訳ないですけど一人にして頂けます?」
「あ、カタリナちゃん。ごめんね。また来るね」
そう言って部屋を後にしようとするレオナちゃんの私はこう言葉を返しました。
「もう学校に行けますから、学校でお会いしましょう」
「! うん! それじゃ!」
皆が出て行ったすぐ後の事です。私は思わず閉じられたばかりの扉に向かい祈りを捧げてしまったのは。溢れ出る涙を拭う事もせず、跪き、ただひたすらに……
扉の所から聞こえたそれは男性の声でした。いえ、男性というより少年の声かしら。私と同じくらいの歳のような、そんな声が。
「気が付かなくてごめんなさいね。カタリナですわ。レオナちゃんから聞いてるかもしれないですけど、殆ど目が見えなかったから気づかなかったですわ」
「あ、うん。気にしないで」
あれ? おかしいわね。挨拶は一人だけで終わりかしら? 何か話してあっているような感じはするけど……
ま、いいですわ。どうせいつもの如く、私の悪口でも言ってるんでしょうから。見えないことをいい事に……
「眩し!」
次の瞬間、部屋の中が強烈な光で溢れました。私は見えないと言っても明暗はわかるので、びっくりしてぎゅっと目を瞑ってしまいます。
しばらくすると、レオナちゃんが私にこう声をかけてきたのですわ。
「カタリナちゃん。そのまま目を瞑っていて貰える?」
何かを耳にかけられたようですわ。これは眼鏡かな? わざわざ買ってきたのかしら。でも、そんなの無駄なのに。試してない訳がないのだから。
「カタリナちゃん。目を開けてみて」
私はそう言われて目を開けてみます。さっきの眩しさがなかなか取れない。私はすぐにぎゅっと目を瞑ってから、今度はゆっくり目を開けました。すると、当然、視界に入ってくるのはいつものぼやけた光景……じゃなかった……
視界に入ってきたのは、イヌミミの少女……心配そうに、私を覗き込んでくれている少女……
「レ、レオナちゃん?」
「何?」
私の口から驚いて飛び出た名前に目の前の少女は返事をしてくれたのです。ということはやっぱり目の前の少女がレオナちゃんなんだ……
私は驚いて眼鏡を外してみました。すると、やっぱりレオナちゃんの顔はボヤけて見えない。また眼鏡をかけると変わらずにはっきりと見えます。
「う、うそ……み、見えますわ! レオナちゃんの顔がはっきりと!」
「やったぁ! ご主人様! 成功ですよ!」
「良かったね。成功して」
私は声の主に視線を送りました。すると、そこには可愛らしい……いや、そんな言葉は失礼ですわ。凛々しい少年がお立ちになっておりました。
「リアに聞いたら視力が凄い悪いだけみたいだから魔導具で眼鏡を作ってみたんですけど、ちょうど良かったみたい。魔導具だから見えるよう屈折率とか自動で補正するようにするのも容易だったし」
クッセツリツ? 人間の言葉なのかしら? リアって誰? となりの浮いている少女なのでしょうか……
「もし全然見えなかったら、眼鏡のようなカメラを作って、そこに写った情報を視覚情報として直接神経伝達するか、脳に伝達するしかないかなと思ったけど、そこまでしなくて良かったか……」
今のつぶやきは、もう、何を言ってるのかわからないですわ。ただ、私に向かって話していなかったという事はわかります。どうやら独り言のようですが……やっぱり人間の言葉ではないのかもしれないですわ……
「さっき魔導具とおっしゃってましたが……この眼鏡は魔導具なのですか? 今までの眼鏡と全く異なる物だとは私にも分かりますわ。魔導具と仰るのも納得出来ますわ。でも、このような魔導具をお作り頂けるなんて、職位は賢者様でしょうか?」
私は混乱していたせいか、ついそう尋ねてしまいました。そもそも魔導具を作れる人間は数えるほどしか居ないと知っております。こんな奇跡みたいな魔導具を作れるかは、別として。ですけれども。ただ、そんな私の考えはレオナちゃんの言葉に吹き飛ばされてしまいます。
「ご主人様には職位は無いんです」
「ク、職位がない?」
もう私の理解出来る事態をはるかに超えています。この世界の全ての存在には職位がある事くらいは私でも知っていますわ。なのにこの方には自分の職位が無いとレオナちゃんは言っている。この世界で生きる物にはあるはずなのに?
あ、そうか……と、いうことはこの世界の存在ではないってこと? ならば納得も出来ますわ。先程の理解出来なかった言葉。それはやはり人間の言葉ではないのでしょう。それにこんな奇跡を起こせるなんて……
信じなくてごめんなさい……神様……貴方はいらっしゃったのですね……私の目の前に。
私は目が涙でいっぱいになってしまいました。でも、溢れそうになるが我慢をします。窓の方を向いて、バレないようにと努めます。
「レオナちゃん。こ、こちらの方は?」
「アインス様です。私もアインス様に救われました。私がお仕えさせて頂いているご主人様です」
「御主神様……」
「え、な、なんかニュアンスが違う気がするんですけど……って僕はカタリナさんのご主人様じゃないから!」
「そうですね。何せアインス様は神様なのですから」
「やっぱりそんな事だと思った! レオナの時と一緒じゃん! 違う違うそうじゃない! 神様なんかじゃない! アインスで!」
なるほど。ご自身の正体を隠すのですね。それも当然のことですわ。これほどまでのお力、利用しようとする者もいらっしゃるでしょう。
「わかりましたわ! 今後は、御主神様とお呼びさせて頂きますわ。私の事はカタリナとお呼び下さい」
「なんか変な雰囲気を感じますけど……」
御主神様は少しよそよそしそうな言葉を返してくれました。まだ初対面ですし、遠慮なさっているのでしょう。私に気を遣って頂く必要なんてないのです。
「言葉遣いもレオナちゃんと同じでお願いしますわ」
「うーん……まぁ、そっちの方が楽だし、ありがとね」
「とんでもないですわ。さて、色々あってちょっと疲れましたわ。申し訳ないですけど一人にして頂けます?」
「あ、カタリナちゃん。ごめんね。また来るね」
そう言って部屋を後にしようとするレオナちゃんの私はこう言葉を返しました。
「もう学校に行けますから、学校でお会いしましょう」
「! うん! それじゃ!」
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