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第二章
諦めることにした。(14歳。)
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年月が経ち、気づけばルーナは14歳になっていた。
尾てい骨辺りまで伸びた髪がベットに広がっており、その長い髪を嬉しそうに楽しそうに男が、、、アースが櫛で梳く。
毎日毎日飽きずに髪を梳くものだから、ルディリアナはアースは変わってるなと常々思う。
この部屋に連れてこられて始めこそ「家に返して。」「親に合わせて。」「レオンの膝枕が欲しい。」と言っていたルディリアナだが、何を言っても笑顔で無視するアースを見て、言っても無駄だと思い早々に諦めた。
なんなら、レオンの膝枕が欲しいと言った時には、「ルーナは直ぐに浮気をするね。どこかに行かないように縛っておかないとね。」と言って、私とベットを固定しようとしたぐらいだ。
名前も聞いてないから、「ねぇ。」とか「おーい。」とかそんな感じに呼べば、「アースだよ。ルーナ」と名前を教えてくれた。
髪を梳かれ、アースの持ってくる食べ物を食べてただ寝る。
気が向けばアースにお願いした本を読んで、眠くなれば寝る。
キス以上の事をアースはしないし、一年も一緒にいればある程度不気味さも消えてきた。
変わってるなと言う気持ちは相変わらず消えないが、ここでの生活は退屈だと言う事を除けば、結構いい物であった。
「アース、いつまで髪を梳いてるの?」
「んー、飽きるまでかなぁ。」
暇だから何か会話がしたかったのだが、それだけ言うとアースはまたルディリアナの髪を梳いた。
一年一緒にいるが、未だにルディリアナにはアースが考えている事がよくわからないでいた。
食べるか寝るか、本を読むかしかないこの部屋は、確かに勉強したりマナーの先生に怒られたりもしなくていいから、とっても幸せなのに、時折外が恋しくなる。
目を瞑れば、レオンと共にお昼寝をした東家が頭に浮かぶ。
そしてポツリと何気なく「お外に行きたい。」とルディリアナは呟いた。
ルディリアナの呟きを聞いたアースの髪を梳く手が止まる。
「んー、外行く???」
怒られるかと思ったのに、アースの口からは思ってもいなかった返事が帰ってきて、ルディリアナは寝ていた体を起こすと、「ほんと!!!?」と勢いよくアースに詰め寄った。
久しぶりに外に行ける希望を与えられ、目をキラキラと輝かすルディリアナを見て、アースは目に弧を描かせて笑った。
「うん、いいよルーナ。いつもルーナはいい子だからね。」と言って、頭を撫でる。
まるで猫にでもなった気分だが、それでも久々の外だ。
今だけはどんだけでもアースの喜ぶ態度を取ろうと決めた。
いきなり「やっぱ、やーめた。」なんて言われて、期待を裏切られるよりよっぽどアースの機嫌をとっていた方がマシである。
「ありがとう!!アース!!」
そのままガバッとアースを抱きしめれば、ルディリアナ好みの筋肉が目の前にあり、ルディリアナは筋肉に顔を疼くめた。
、、、天国である。
「、、、、。」
どれだけの間そうしていただろうか。
アースの機嫌を取ろうと抱きついたけど、ルディリアナは自分が筋肉で幸せになってしまっていた。
アースが無言なのに気づき、バッとアースから離れアースを見て、ルディリアナはしまったと思った。
手を伸ばせば届く距離にいるアースの瞳はトロンと虚になっている。
ルディリアナはこの顔を嫌だと言うほど知っていた。
ジリジリと後ろに下がり逃げようとした時には遅く、ルディリアナの足をアースが掴むとそのまま自分の方へと引っ張った。
「あっ、、アース。外行きたい。」
気を逸らそうとするが、その目をしたアースにルディリアナの声はもう届かない。
「ルーナ。。」
熱っぽい声でアースが呟いた。
熱い吐息が、、ルディリアナの耳にフゥッとかかる。
元々かっこいいアースは、年が経つことにかっこよくなっていく。
つまり、ルディリアナ好みになっていく。
「ルーナ、可愛い。僕のお嫁さんは世界一可愛いなぁ。」と好みの顔にそんなこと言われて仕舞えば、ルディリアナの胸はドッキンドッキンと煩くなるのだ。
そして、そのままされる行為にルディリアナは身を委ねる。
アースの自分より大きな手が、ルディリアナの右手を絡めとる。
そして、空いているもう一方の手でルディリアナの髪をかき揚げたあと一言「可愛い。」と呟くと、ルディリアナの唇にキスを落とした。
「ルーナ。ルディ、ルディリアナ。」
様々な名前の呼び方でルディリアナを呼びながら、何度も角度を変えアースはルディリアナにキスをした。
「はっ、んっ。アース。」
どれだけしてもルディリアナはキスに慣れれない。
ついていくのがやっとなルディリアナは、今日も目にたっぷりの涙を浮かべていた。
それを見て、アースの口が不気味な程弧を描き笑うのだ。
視界が涙でボヤける中、見上げるアースのその顔を、ルディリアナは可愛いと思うのであった。
尾てい骨辺りまで伸びた髪がベットに広がっており、その長い髪を嬉しそうに楽しそうに男が、、、アースが櫛で梳く。
毎日毎日飽きずに髪を梳くものだから、ルディリアナはアースは変わってるなと常々思う。
この部屋に連れてこられて始めこそ「家に返して。」「親に合わせて。」「レオンの膝枕が欲しい。」と言っていたルディリアナだが、何を言っても笑顔で無視するアースを見て、言っても無駄だと思い早々に諦めた。
なんなら、レオンの膝枕が欲しいと言った時には、「ルーナは直ぐに浮気をするね。どこかに行かないように縛っておかないとね。」と言って、私とベットを固定しようとしたぐらいだ。
名前も聞いてないから、「ねぇ。」とか「おーい。」とかそんな感じに呼べば、「アースだよ。ルーナ」と名前を教えてくれた。
髪を梳かれ、アースの持ってくる食べ物を食べてただ寝る。
気が向けばアースにお願いした本を読んで、眠くなれば寝る。
キス以上の事をアースはしないし、一年も一緒にいればある程度不気味さも消えてきた。
変わってるなと言う気持ちは相変わらず消えないが、ここでの生活は退屈だと言う事を除けば、結構いい物であった。
「アース、いつまで髪を梳いてるの?」
「んー、飽きるまでかなぁ。」
暇だから何か会話がしたかったのだが、それだけ言うとアースはまたルディリアナの髪を梳いた。
一年一緒にいるが、未だにルディリアナにはアースが考えている事がよくわからないでいた。
食べるか寝るか、本を読むかしかないこの部屋は、確かに勉強したりマナーの先生に怒られたりもしなくていいから、とっても幸せなのに、時折外が恋しくなる。
目を瞑れば、レオンと共にお昼寝をした東家が頭に浮かぶ。
そしてポツリと何気なく「お外に行きたい。」とルディリアナは呟いた。
ルディリアナの呟きを聞いたアースの髪を梳く手が止まる。
「んー、外行く???」
怒られるかと思ったのに、アースの口からは思ってもいなかった返事が帰ってきて、ルディリアナは寝ていた体を起こすと、「ほんと!!!?」と勢いよくアースに詰め寄った。
久しぶりに外に行ける希望を与えられ、目をキラキラと輝かすルディリアナを見て、アースは目に弧を描かせて笑った。
「うん、いいよルーナ。いつもルーナはいい子だからね。」と言って、頭を撫でる。
まるで猫にでもなった気分だが、それでも久々の外だ。
今だけはどんだけでもアースの喜ぶ態度を取ろうと決めた。
いきなり「やっぱ、やーめた。」なんて言われて、期待を裏切られるよりよっぽどアースの機嫌をとっていた方がマシである。
「ありがとう!!アース!!」
そのままガバッとアースを抱きしめれば、ルディリアナ好みの筋肉が目の前にあり、ルディリアナは筋肉に顔を疼くめた。
、、、天国である。
「、、、、。」
どれだけの間そうしていただろうか。
アースの機嫌を取ろうと抱きついたけど、ルディリアナは自分が筋肉で幸せになってしまっていた。
アースが無言なのに気づき、バッとアースから離れアースを見て、ルディリアナはしまったと思った。
手を伸ばせば届く距離にいるアースの瞳はトロンと虚になっている。
ルディリアナはこの顔を嫌だと言うほど知っていた。
ジリジリと後ろに下がり逃げようとした時には遅く、ルディリアナの足をアースが掴むとそのまま自分の方へと引っ張った。
「あっ、、アース。外行きたい。」
気を逸らそうとするが、その目をしたアースにルディリアナの声はもう届かない。
「ルーナ。。」
熱っぽい声でアースが呟いた。
熱い吐息が、、ルディリアナの耳にフゥッとかかる。
元々かっこいいアースは、年が経つことにかっこよくなっていく。
つまり、ルディリアナ好みになっていく。
「ルーナ、可愛い。僕のお嫁さんは世界一可愛いなぁ。」と好みの顔にそんなこと言われて仕舞えば、ルディリアナの胸はドッキンドッキンと煩くなるのだ。
そして、そのままされる行為にルディリアナは身を委ねる。
アースの自分より大きな手が、ルディリアナの右手を絡めとる。
そして、空いているもう一方の手でルディリアナの髪をかき揚げたあと一言「可愛い。」と呟くと、ルディリアナの唇にキスを落とした。
「ルーナ。ルディ、ルディリアナ。」
様々な名前の呼び方でルディリアナを呼びながら、何度も角度を変えアースはルディリアナにキスをした。
「はっ、んっ。アース。」
どれだけしてもルディリアナはキスに慣れれない。
ついていくのがやっとなルディリアナは、今日も目にたっぷりの涙を浮かべていた。
それを見て、アースの口が不気味な程弧を描き笑うのだ。
視界が涙でボヤける中、見上げるアースのその顔を、ルディリアナは可愛いと思うのであった。
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