664 / 834
ー未知ー158
しおりを挟む
『あー、なるほどねぇ。 そんなの棚いっぱいにローションから玩具までいっぱいあったっていう訳だ。 んじゃさ、試しにロープ兄さんの事縛っちゃう?』
「はぁあああ!?」と俺の心の中ではそう叫んでしまっていた。 本当に朔望という人間は容赦がないのかもしれない。 そこに再び呆れてしまう俺。
「あんなぁ……俺には、そういう趣味はないのー。 それに、縛ってもうて、お互いに抱き締められないのは嫌やんかぁ……」
「流石は雄介……ナイスフォロー」と心の中で思うと、今度は朔望の方が、呆れたかのように、
『ふーん……やっぱり、雄兄さんってば、面白くないねぇ。 だってさ、相手を縛っちゃって、動けなくなって、悶える姿って良くない?』
「いいや……流石に俺の中では、そういうの有り得んなぁ……」
『そうなんだ……。 やっぱ、そこは、雄兄さんらしいけど……。 じゃあ、縛らなければいいんでしょう? なら、玩具ならいいって事だよね?』
本当に朔望の方は何かしら俺に試してみたいようだ。
「そやな。 玩具やったら、まぁ、俺の方も色々と試してみたいと思っておったから、ま、そこはええかな?」
とそう答える雄介。
ま、そこは俺の方もいいと思えるのだから。
「あ! そや! さっきな、面白い玩具あったんやで……望の中の奥の方にまで見れる玩具兼カメラがな」
『ぉおお! 何それ!? 見てみたい! もう一回、それ、使ってみてよー!』
「え? ええねんけど……これ、ある意味、腸内検査に使われているような物やで……だけど、玩具のようになっとるから、振動出来るようになっておるんやけどな」
『マジ!? そういうの興味あるんだけどー!』
といつの間にか、会話は雄介と朔望になってしまったようだ。
「だけどなぁ、流石に望の中は見せられへんって……」
『兄さんの裸は僕達に見せられるのに?』
「流石に、裸と中は違うやろぉお? あ! そや! いい事思い付いたわぁ……」
最後の方はもしかしたら雄介の独り言だったのかもしれない。
「ほな、また、今度なぁー!」
そう言って雄介の方は突然通話を切ってしまうのだった。 逆にその雄介の姿に目をパチクリとさせたのは俺の方だ。
「え? どうして?」
このまま朔望達と電話でスるっていう訳ではなかったのではないだろうか。 そこは別に俺からしてみたら、アイツらと付き合っていると当たり前に思えていたのだからいいのだけど。
すると雄介は突然、俺の上へと来て、きっと少し雄介が上に見えたところからすると四つん這いの状態になって、俺に向けて真剣な瞳で見つめて来る雄介。
「はぁあああ!?」と俺の心の中ではそう叫んでしまっていた。 本当に朔望という人間は容赦がないのかもしれない。 そこに再び呆れてしまう俺。
「あんなぁ……俺には、そういう趣味はないのー。 それに、縛ってもうて、お互いに抱き締められないのは嫌やんかぁ……」
「流石は雄介……ナイスフォロー」と心の中で思うと、今度は朔望の方が、呆れたかのように、
『ふーん……やっぱり、雄兄さんってば、面白くないねぇ。 だってさ、相手を縛っちゃって、動けなくなって、悶える姿って良くない?』
「いいや……流石に俺の中では、そういうの有り得んなぁ……」
『そうなんだ……。 やっぱ、そこは、雄兄さんらしいけど……。 じゃあ、縛らなければいいんでしょう? なら、玩具ならいいって事だよね?』
本当に朔望の方は何かしら俺に試してみたいようだ。
「そやな。 玩具やったら、まぁ、俺の方も色々と試してみたいと思っておったから、ま、そこはええかな?」
とそう答える雄介。
ま、そこは俺の方もいいと思えるのだから。
「あ! そや! さっきな、面白い玩具あったんやで……望の中の奥の方にまで見れる玩具兼カメラがな」
『ぉおお! 何それ!? 見てみたい! もう一回、それ、使ってみてよー!』
「え? ええねんけど……これ、ある意味、腸内検査に使われているような物やで……だけど、玩具のようになっとるから、振動出来るようになっておるんやけどな」
『マジ!? そういうの興味あるんだけどー!』
といつの間にか、会話は雄介と朔望になってしまったようだ。
「だけどなぁ、流石に望の中は見せられへんって……」
『兄さんの裸は僕達に見せられるのに?』
「流石に、裸と中は違うやろぉお? あ! そや! いい事思い付いたわぁ……」
最後の方はもしかしたら雄介の独り言だったのかもしれない。
「ほな、また、今度なぁー!」
そう言って雄介の方は突然通話を切ってしまうのだった。 逆にその雄介の姿に目をパチクリとさせたのは俺の方だ。
「え? どうして?」
このまま朔望達と電話でスるっていう訳ではなかったのではないだろうか。 そこは別に俺からしてみたら、アイツらと付き合っていると当たり前に思えていたのだからいいのだけど。
すると雄介は突然、俺の上へと来て、きっと少し雄介が上に見えたところからすると四つん這いの状態になって、俺に向けて真剣な瞳で見つめて来る雄介。
0
お気に入りに追加
65
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話
赤髪命
大衆娯楽
少し田舎の土地にある女子校、華水黄杏女学園の1年生のあるクラスの乗ったバスが校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれてしまい、急遽トイレ休憩のために立ち寄った小さな公園のトイレでクラスの女子がトイレを済ませる話です(分かりにくくてすみません。詳しくは本文を読んで下さい)
ずっと女の子になりたかった 男の娘の私
ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。
ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。
そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。
くまさんのマッサージ♡
はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。
2024.03.06
閲覧、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。
2024.03.10
完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m
今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。
2024.03.19
https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy
イベントページになります。
25日0時より開始です!
※補足
サークルスペースが確定いたしました。
一次創作2: え5
にて出展させていただいてます!
2024.10.28
11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。
2024.11.01
https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2
本日22時より、イベントが開催されます。
よろしければ遊びに来てください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる