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ー未知ー153
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だけど雄介の場合には、完全に俺の事を知っているのだから、内心では「望やしなぁ……」と思っていてくれているのかもしれない。
「ほな、俺が決めてええんやな?」
って事は、もしかしたら、最初っから俺がそう言うと思っていたからこそ、逆にそう聞いてきたかもしれないと気付いても遅いだろう。
そして雄介によって俺の体は仰向け状態へとされる。
再び俺と雄介は視線が合ってしまうのだ。
そこに顔を赤くする俺。
やはり俺の方は未だに雄介と視線を合わせる事に慣れてないていう証拠だろう。
「ちょ、スマンなぁ……」
そう言って俺の足を高々と持ち上げて、しかも腰までも上がった状態で俺の足を開かせる雄介。
流石にその格好は恥ずかしい。
「ちょ、ゆ、雄介……な、何して……っ!」
そんな格好をさせられてしまったのだから、余計に顔を赤くするのだ。
今までの雄介の性格からして、俺が恥ずかしいと思うことはあまりして来なかった筈なのに、急にそんなことをされてしまい、どうしたらいいのかっていうのが俺自身分からなくなって来る。
「ん? この格好で望の中に玩具入れたら、望も自分の中に玩具が入っている所見えるかなぁ? って思うてな……」
確かにそうなのかもしれないけど。 俺からしてみたらそんな格好で中に玩具を入れられてもと思う程だ。
何とかしてそれを阻止したい所だが、きっとそれは無理な事だろう。
仕方なく俺の方は息を吐く。
それに雄介とは喧嘩したくないのだから余計になのかもしれない。
きっと今の雄介は明日のことを忘れたいくらいに俺を無茶苦茶にしたいのであろう。 何だか雄介からそんなオーラみたいなのを感じることが出来るのだから。
だから息を吐いたっていうのもある。
そして雄介の方にも視線を向けると、気持ち的にこう切なそうな表情をしていた。
仕方がない。 今日は雄介がしたいようにするしかないようだ。
そうだ。 なら今日は雄介の言う通りに従って、ただただ気持ち良くなっていればいいのではないだろうか。
そう考えると体から力を抜くのだった。
そして俺の方は雄介の事を真剣な表情で見上げ、手を挙げると手の届く範囲にいた雄介の頬を両手で包むと、雄介を引き寄せ、俺の方は俺の方で上半身を上げると、唇を重ねる。
「今日はお前のやりたいようにしていいから……」
そう耳側で囁くそうに告げると、俺は再びベッドへと体を預けるのだ。
「あ、おう……ああ、ぅん……」
そう動揺した様子で返事をしている雄介。
寧ろ雄介の方も、俺からそう誘い文句みたいなのには慣れてないもかもしれない。 そういうところ可愛く思えるのは、きっと俺も相当雄介のことが好きだからなんであろう。
「ほな、俺が決めてええんやな?」
って事は、もしかしたら、最初っから俺がそう言うと思っていたからこそ、逆にそう聞いてきたかもしれないと気付いても遅いだろう。
そして雄介によって俺の体は仰向け状態へとされる。
再び俺と雄介は視線が合ってしまうのだ。
そこに顔を赤くする俺。
やはり俺の方は未だに雄介と視線を合わせる事に慣れてないていう証拠だろう。
「ちょ、スマンなぁ……」
そう言って俺の足を高々と持ち上げて、しかも腰までも上がった状態で俺の足を開かせる雄介。
流石にその格好は恥ずかしい。
「ちょ、ゆ、雄介……な、何して……っ!」
そんな格好をさせられてしまったのだから、余計に顔を赤くするのだ。
今までの雄介の性格からして、俺が恥ずかしいと思うことはあまりして来なかった筈なのに、急にそんなことをされてしまい、どうしたらいいのかっていうのが俺自身分からなくなって来る。
「ん? この格好で望の中に玩具入れたら、望も自分の中に玩具が入っている所見えるかなぁ? って思うてな……」
確かにそうなのかもしれないけど。 俺からしてみたらそんな格好で中に玩具を入れられてもと思う程だ。
何とかしてそれを阻止したい所だが、きっとそれは無理な事だろう。
仕方なく俺の方は息を吐く。
それに雄介とは喧嘩したくないのだから余計になのかもしれない。
きっと今の雄介は明日のことを忘れたいくらいに俺を無茶苦茶にしたいのであろう。 何だか雄介からそんなオーラみたいなのを感じることが出来るのだから。
だから息を吐いたっていうのもある。
そして雄介の方にも視線を向けると、気持ち的にこう切なそうな表情をしていた。
仕方がない。 今日は雄介がしたいようにするしかないようだ。
そうだ。 なら今日は雄介の言う通りに従って、ただただ気持ち良くなっていればいいのではないだろうか。
そう考えると体から力を抜くのだった。
そして俺の方は雄介の事を真剣な表情で見上げ、手を挙げると手の届く範囲にいた雄介の頬を両手で包むと、雄介を引き寄せ、俺の方は俺の方で上半身を上げると、唇を重ねる。
「今日はお前のやりたいようにしていいから……」
そう耳側で囁くそうに告げると、俺は再びベッドへと体を預けるのだ。
「あ、おう……ああ、ぅん……」
そう動揺した様子で返事をしている雄介。
寧ろ雄介の方も、俺からそう誘い文句みたいなのには慣れてないもかもしれない。 そういうところ可愛く思えるのは、きっと俺も相当雄介のことが好きだからなんであろう。
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