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ー未知ー45

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 もう完全に俺の方はそれだけでも感じてしまっている。 寧ろ、その雄介がしている行動さえももどかしくなってきていた。 そしてやっと後ろの蕾の入口付近へとその玩具が来たと思ったのだが、思いっきりそこは通過してぐるぐると双丘をその玩具で撫でるだけだ。

 本当にその雄介の行動がもどかしくなってくる。 そして気付いた時には俺の腰は上下へと動いてしまっていた。

 人間ってもどかしくなってくると体の何処かが動いて来てしまうもんなんだろう。 しかも今はこういう行為をしているのだから余計になのかもしれない。

「……腰、また動いて来てんで……やっぱ、ココに欲しいねんやろ?」

 そうまた雄介の方は質問してきたのだけど、俺の方は再び、

「ぅうん……」

 と首を振ってしまっていた。

 本当に相変わらず俺の方はそういう所は素直になれないっていう感じだ。

 そんな俺の反応に一瞬呆れたようなため息が聞こえて来たように思えたのだが、気のせいであろうか。 ま、そこは俺がそんな性格なのだから仕方がない。 確かに雄介に対しては好きとかという言葉は大分簡単に言えるようになってきたようにも思えるのだけど、こういう行為の時の素直さはまた違うような気がする。

「ほな、まだ、望の中にコレ挿れんくても大丈夫やっていう事やんなぁ?」

 そう言いながら雄介はもう一度その玩具で後ろの蕾入口部分を掠めて来る。

 もうそれだけでも俺の方は体がビクビクとしてしまう程だ。

「ま、コレを挿れる前に、中にローション入れんとなぁ……」

 「あっ! そう言えばっ!」とそこで俺の方は思い出した事がある。 さっき自分で後ろの蕾に指を入れた時に痛かった思いをした事をだ。 今雄介が言っていたように、そん時既にローションは使ってなかったようにも思える。 寧ろ使ってなかったから痛かったというのがあるのであろう。

 そりゃ、痛い筈だわぁ。 と一人納得する俺。

 雄介の指先でローションを入れてくれると思いきや、今日のローションというのは、先の方が細く出来ているからなのか、その先端部分が俺の後ろの蕾の中へと入れて来る。

 流石にプラスチックで出来ている部分が中に入って来ているのだから、固く痛い。 そしてその後直ぐに中に冷たい液体が入って来たのだ。

 本当にこの瞬間というのはいつまで経っても慣れない。

 部屋内に水音が聞こえて来た所からすると、雄介がそのローションの容器を押して中身を俺の中へと入れているのであろう。 そしてその容器は抜かれ、雄介の指がやっと俺の中へと入って来る。 中に入っている指が動き、何かを確かめるかのように色々な所を掠めるのだ。

「ふぅ……ぁ……」

 と気持ち良すぎて思わず甘い声が出てしまっていた。
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