477 / 881
ー至福ー196
しおりを挟む
「それに、俺等はこれから結婚すんだろ? それに、俺は本当に雄介の事が好きになったのだから、雄介に体を任せる事にしたんだからさ。 まだ、そこは信じられねぇ?」
その言葉に再び喉を鳴らす雄介。
「あー、スマン……。 恋人の言葉を疑ってまって……。 そこは、俺の悪い癖やんなぁ……」
そう頭まで下げて手を合わせてまで謝って来る雄介。 そこの所は本当に自分が悪い事を言っていると反省しているのであろう。 ホント、そこまでされると誠意というのが伝わって来る位なのだから。
そして雄介は一旦天井へと顔を上げると、思いっきり息を吸い込み、次の瞬間には再び頭をシャワーヘッドの下へと向けるのだ。
そこに俺の方は頭にハテナマークを浮かべたのだが、次の瞬間には謎が解けたような気がする。
要は雄介の中で一旦自分の頭を冷やそうと思ったのであろう。
シャワー水で一回頭を冷やした雄介。 そして俺の肩を両手で抱き締め、
「ホンマ、今一瞬でも望の事を疑ってもうてスマンなぁ。 こんな俺でスマン! もっと、しっかり出来たら、良かったんやけど……そこは、俺の性格やし、堪忍してな。 優柔不断な俺も悪いし、望の言葉を疑ってまう俺も悪いしな」
そう本当に雄介っていうのは、心の底から悪いというのは伝わって来る位だ。
人間の言葉ってそういうもんだろう。 冗談とかおふざけで言ってる言葉と真剣に言ってる言葉では本当に全くもって違うもんなのだから。
「雄介……今までずっとお前が俺の事を想って来てくれたからこそ、今の俺はお前の事を信じれるようになって来たんだよ。 だから、お前との結婚だって決意する事が出来たんだからさ。 確かに、お前からしてみたら、俺がお前の事を信じれるようになるのは遅かったかもしれないけど、それでも、事実今の俺はお前の事を本当に信じる事が出来た。 寧ろ、今の俺からしても信じれるのはお前しかいない。 今だから素直に言える。 本当に俺はお前の事が好きだ。 本当に愛してる……」
そう俺は一旦雄介の腕を取って、雄介の事を見上げるように真剣な瞳で言うのだ。
これで完全に俺の想いは通じただろうか。
「ホンマ、俺も望の事……愛しとるから……」
今度雄介の方が俺の体をしっかりと抱き締めて来てくれる。 そして再び唇を重ねて来る雄介。
恋人なのだから、何度でもキスはしたいと思う。 そして何度でもシたいと思う。
「望にそないな事言われたら、もう、俺の方が我慢出来んようになってきたわぁ」
「ん……」
その言葉に俺の方は甘く言葉を返すのだ。
その言葉に再び喉を鳴らす雄介。
「あー、スマン……。 恋人の言葉を疑ってまって……。 そこは、俺の悪い癖やんなぁ……」
そう頭まで下げて手を合わせてまで謝って来る雄介。 そこの所は本当に自分が悪い事を言っていると反省しているのであろう。 ホント、そこまでされると誠意というのが伝わって来る位なのだから。
そして雄介は一旦天井へと顔を上げると、思いっきり息を吸い込み、次の瞬間には再び頭をシャワーヘッドの下へと向けるのだ。
そこに俺の方は頭にハテナマークを浮かべたのだが、次の瞬間には謎が解けたような気がする。
要は雄介の中で一旦自分の頭を冷やそうと思ったのであろう。
シャワー水で一回頭を冷やした雄介。 そして俺の肩を両手で抱き締め、
「ホンマ、今一瞬でも望の事を疑ってもうてスマンなぁ。 こんな俺でスマン! もっと、しっかり出来たら、良かったんやけど……そこは、俺の性格やし、堪忍してな。 優柔不断な俺も悪いし、望の言葉を疑ってまう俺も悪いしな」
そう本当に雄介っていうのは、心の底から悪いというのは伝わって来る位だ。
人間の言葉ってそういうもんだろう。 冗談とかおふざけで言ってる言葉と真剣に言ってる言葉では本当に全くもって違うもんなのだから。
「雄介……今までずっとお前が俺の事を想って来てくれたからこそ、今の俺はお前の事を信じれるようになって来たんだよ。 だから、お前との結婚だって決意する事が出来たんだからさ。 確かに、お前からしてみたら、俺がお前の事を信じれるようになるのは遅かったかもしれないけど、それでも、事実今の俺はお前の事を本当に信じる事が出来た。 寧ろ、今の俺からしても信じれるのはお前しかいない。 今だから素直に言える。 本当に俺はお前の事が好きだ。 本当に愛してる……」
そう俺は一旦雄介の腕を取って、雄介の事を見上げるように真剣な瞳で言うのだ。
これで完全に俺の想いは通じただろうか。
「ホンマ、俺も望の事……愛しとるから……」
今度雄介の方が俺の体をしっかりと抱き締めて来てくれる。 そして再び唇を重ねて来る雄介。
恋人なのだから、何度でもキスはしたいと思う。 そして何度でもシたいと思う。
「望にそないな事言われたら、もう、俺の方が我慢出来んようになってきたわぁ」
「ん……」
その言葉に俺の方は甘く言葉を返すのだ。
0
お気に入りに追加
72
あなたにおすすめの小説
ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
全8話。1日1話更新(20時)。
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので、最近の作品と書き方やテーマが違うと思いますが、楽しんでいただければ嬉しいです。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる