上 下
240 / 898

ー鼓動ー239

しおりを挟む
 そんな雄介にクスクスとする俺。

「なら、今日は俺が自分で自分の事をするよ」
「へ? どういう事やねんな。 だって、今は俺が我慢出来なくなって望の事気持ち良くして上げるって言ってんやで……それで、何で一人でヤる! とか言うてんの!?」

 その反応に再びクスクスとし始める。

「だってさ……今日の雄介はちょっと俺に意地悪な事してきたから、俺の方もちょっと意地悪な事言っただけだ」
「……へ?」

 と雄介は再び目を丸くしている。

「って事はやな……今の言葉は嘘って事でええのか?」
「あ、まぁ……そうだな」
「ほな、俺がやってええって事でいいんやな?」
「まぁな……」

 その言葉に今度はホッとしたような表情を浮かべる雄介。

「なーんやそういう事やったんかいな」
「俺だって、自分でやるよりか雄介にやってもらった方が気持ちいいしな」
「ほな……」

 そう言うと雄介は乗っかっていた体を起こし俺の上で四つん這いへとなる。

 そして唇を重ねてくる雄介。

 やっと雄介にもスイッチが入ったようだ。

 唇を離すと、

「ほな、どっちがええ? 四つん這いの状態で攻められるのと仰向けの状態で責められるの?」
「へ? あ、じゃあ……お前の顔が見える方がいい……かな?」

 最後は恥ずかしくなったのか俺は雄介から視線を外して答える。

「ほな、仰向けな……」

 そう言うといきなり雄介は俺の胸の突起へとしゃぶりついてきた。

 本当に今日の雄介は我慢出来なかったのであろう。

「ぁんっ! ちょ、いきなりっ!!」

 そう言ってももう雄介の方は止まらないらしく、しきりに胸の突起を吸ってくる。

 やっぱり自分でヤる時とは違う。

 自分でヤっていると本当に手加減してしまい、気持ち良さが足りない感じがするのだけど人にヤってもらうと手加減無しでくるもんだから気持ちいいのかもしれない。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

執着攻めと平凡受けの短編集

松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。 疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。 基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。 でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。 けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。 同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。 そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

処理中です...