236 / 834
ー鼓動ー235
しおりを挟む
そういう事、和也の口からはよく聞くのだけど雄介の口からは今までそんな事言った事もなかったしやった事もない事だった。
……本当に今日の俺……雄介に試されてる!?
俺は雄介が携帯を取りに行っている間ひと息吐く。
そうだ今日の雄介の思惑に気付いてしまったからなのかもしれない。
……ま、いいけどな。
暫くすると雄介が戻って来て、さっき言った通りに手には携帯が握られていた。
今の携帯というのは動画は撮りたいだけ撮れる。 ひと昔前の携帯だと動画で撮れる時間というのは決まっていた。
たった十五秒だ。
お前はCMかいっ!! という時間位しか撮れなかったのに今ではギガ数を超えなければ可能となったという所であろう。
俺達はそんなに携帯の動画なんて使った事もなく、全然ありそうだ。
特に俺達はそうなのかもしれない。
カメラ機能さえも使った事がない俺。 雄介の方はそこの所どうだか分からないのだけど。
「ほな、ええで……」
そう言って雄介は携帯を構える。
流石に素の状態で自分で自分の中に指を入れていくのは恥ずかしい。
でもっ! 今日は雄介に試されているのと、今日は雄介と約束したからやらなきゃいけない状態でもある。
意を決して中指を自分の蕾の中へと入れていく俺。
当然、未だ目を閉じている。
そんな自分の姿なんか見たくない。 それもあるのだけど恥ずかしいという心が一番なのかもしれない。
「目閉じないでな……」
……あ、やっぱり気付かれた? だよなぁ。 でも、そんな事、俺には絶対に無理だ! 今だって指を自分の蕾の中に入れるのだって精一杯なのに目を開いてなんて事は無理に決まっている。
……でも、今日は雄介と約束している。 試されている。
と分かっている今では雄介の指示に従うしかなかった。
……本当に今日の俺……雄介に試されてる!?
俺は雄介が携帯を取りに行っている間ひと息吐く。
そうだ今日の雄介の思惑に気付いてしまったからなのかもしれない。
……ま、いいけどな。
暫くすると雄介が戻って来て、さっき言った通りに手には携帯が握られていた。
今の携帯というのは動画は撮りたいだけ撮れる。 ひと昔前の携帯だと動画で撮れる時間というのは決まっていた。
たった十五秒だ。
お前はCMかいっ!! という時間位しか撮れなかったのに今ではギガ数を超えなければ可能となったという所であろう。
俺達はそんなに携帯の動画なんて使った事もなく、全然ありそうだ。
特に俺達はそうなのかもしれない。
カメラ機能さえも使った事がない俺。 雄介の方はそこの所どうだか分からないのだけど。
「ほな、ええで……」
そう言って雄介は携帯を構える。
流石に素の状態で自分で自分の中に指を入れていくのは恥ずかしい。
でもっ! 今日は雄介に試されているのと、今日は雄介と約束したからやらなきゃいけない状態でもある。
意を決して中指を自分の蕾の中へと入れていく俺。
当然、未だ目を閉じている。
そんな自分の姿なんか見たくない。 それもあるのだけど恥ずかしいという心が一番なのかもしれない。
「目閉じないでな……」
……あ、やっぱり気付かれた? だよなぁ。 でも、そんな事、俺には絶対に無理だ! 今だって指を自分の蕾の中に入れるのだって精一杯なのに目を開いてなんて事は無理に決まっている。
……でも、今日は雄介と約束している。 試されている。
と分かっている今では雄介の指示に従うしかなかった。
0
お気に入りに追加
65
あなたにおすすめの小説
くまさんのマッサージ♡
はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。
2024.03.06
閲覧、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。
2024.03.10
完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m
今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。
2024.03.19
https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy
イベントページになります。
25日0時より開始です!
※補足
サークルスペースが確定いたしました。
一次創作2: え5
にて出展させていただいてます!
2024.10.28
11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。
2024.11.01
https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2
本日22時より、イベントが開催されます。
よろしければ遊びに来てください。
借金完済のために惚れ薬を第二王子にかけました。そろそろ効果が切れるはずなのですが溺愛が止まりません
石田空
恋愛
王立学園に通うぽやぽや下級貴族のイルザは、ある日実家が借金で破産寸前、破産回避のために年齢差四倍の富豪に身売り同然で後妻に入らないといけない危機に直面する。
「年齢差四倍はない。そうだ、惚れ薬を適当にお金持ちな人にかけて借金肩代わりしてもらおう」
唯一の特技の魔法薬調合で惚れ薬をつくったイルザは、早速金持ちを見繕おうとしたら、それをうっかりとクールなことで有名な第二王子のクリストハルトにかけてしまった。
「私なんかが第二王子のお嫁さんなんて無理ぃー!!」
「そんなこと言わないでおくれ、私のバラ、私の小鳥」
「あなた普段のクールをどこで落としてきたんですかぁー!?」
惚れ薬の効力が切れるまでなんとか逃げ切ろうとするイルザと、クールキャラがすっかりとぶっ壊れてしまったクリストハルトが、必死で追いかけっこをする。
*カクヨム、サイトにて先行公開しております。
エレベーターで一緒になった男の子がやけにモジモジしているので
こじらせた処女
BL
大学生になり、一人暮らしを始めた荒井は、今日も今日とて買い物を済ませて、下宿先のエレベーターを待っていた。そこに偶然居合わせた中学生になりたての男の子。やけにソワソワしていて、我慢しているというのは明白だった。
とてつもなく短いエレベーターの移動時間に繰り広げられる、激しいおしっこダンス。果たして彼は間に合うのだろうか…
私が断罪王妃になった理由~自称聖女サマに幼なじみ勇者を寝取られ仲間に裏切られたので離脱した結果「魔王」に見初められました~
琴葉悠
恋愛
ストレリチアには国から勇者に選ばれた幼馴染カインがいた。
二人は恋人同士で、ストレリチアはカインを手助けするために鍛え、旅を共にしていたのだが――
道中で仲間になった聖女で王女のダチュラという女にカインを寝取られ、カインからは「別れよう」とまで言われてしまう。
自棄になったストレリチアはパーティを離脱し、村へと一人帰還する。
村人は全員ストレリチアの味方になってくれたため、ストレリチアは穏やかに過ごそうと考えていたら、王宮から連絡が。
なんと、自分が抜けた後の勇者一行は魔族にあっけなく捕まってしまい、魔王が、ストレリチアが来ない限り各国、各種族を滅ぼすと言い出したとのこと!
ストレリチアは仕方なく、王宮に向かいそこで運命の出会いを果たす――
【本編完結】異世界再建に召喚されたはずなのにいつのまにか溺愛ルートに入りそうです⁉︎
sutera
恋愛
仕事に疲れたボロボロアラサーOLの悠里。
遠くへ行きたい…ふと、現実逃避を口にしてみたら
自分の世界を建て直す人間を探していたという女神に
スカウトされて異世界召喚に応じる。
その結果、なぜか10歳の少女姿にされた上に
第二王子や護衛騎士、魔導士団長など周囲の人達に
かまい倒されながら癒し子任務をする話。
時々ほんのり色っぽい要素が入るのを目指してます。
初投稿、ゆるふわファンタジー設定で気のむくまま更新。
2023年8月、本編完結しました!以降はゆるゆると番外編を更新していきますのでよろしくお願いします。
継母の心得
トール
恋愛
【本編第一部完結済、2023/10〜第二部スタート ☆書籍化 11/22ノベル5巻、コミックス1巻刊行予定☆】
※継母というテーマですが、ドロドロではありません。ほっこり可愛いを中心に展開されるお話ですので、ドロドロが苦手の方にもお読みいただけます。
山崎 美咲(35)は、癌治療で子供の作れない身体となった。生涯独身だと諦めていたが、やはり子供は欲しかったとじわじわ後悔が募っていく。
治療の甲斐なくこの世を去った美咲が目を覚ますと、なんと生前読んでいたマンガの世界に転生していた。
不遇な幼少期を過ごした主人公が、ライバルである皇太子とヒロインを巡り争い、最後は見事ヒロインを射止めるというテンプレもののマンガ。その不遇な幼少期で主人公を虐待する悪辣な継母がまさかの私!?
前世の記憶を取り戻したのは、主人公の父親との結婚式前日だった!
突然3才児の母親になった主人公が、良い継母になれるよう子育てに奮闘していたら、いつの間にか父子に溺愛されて……。
オタクの知識を使って、子育て頑張ります!!
子育てに関する道具が揃っていない世界で、玩具や食器、子供用品を作り出していく、オタクが行う異世界育児ファンタジー開幕です!
番外編は10/7〜別ページに移動いたしました。
どうぞ二人の愛を貫いてください。悪役令嬢の私は一抜けしますね。
kana
恋愛
私の目の前でブルブルと震えている、愛らく庇護欲をそそる令嬢の名前を呼んだ瞬間、頭の中でパチパチと火花が散ったかと思えば、突然前世の記憶が流れ込んできた。
前世で読んだ小説の登場人物に転生しちゃっていることに気付いたメイジェーン。
やばい!やばい!やばい!
確かに私の婚約者である王太子と親しすぎる男爵令嬢に物申したところで問題にはならないだろう。
だが!小説の中で悪役令嬢である私はここのままで行くと断罪されてしまう。
前世の記憶を思い出したことで冷静になると、私の努力も認めない、見向きもしない、笑顔も見せない、そして不貞を犯す⋯⋯そんな婚約者なら要らないよね!
うんうん!
要らない!要らない!
さっさと婚約解消して2人を応援するよ!
だから私に遠慮なく愛を貫いてくださいね。
※気を付けているのですが誤字脱字が多いです。長い目で見守ってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる