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 聖は僕の両手首を取ると、更に腰のスピードを上げてくる。

 ズンズンと激しく聖が腰を動かしてくると、僕のポイントを何度も何度も突いてきた。

「ぁああん! ぁ……んん!」

   ……はぁ……気持ちいい……。

 まさか本当にこの行為がこんなにも気持ちいい事だって今まで知らなかった事なのかもしれない。 だって今までの僕は妄想でとか玩具とかでしかやった事がなかったからだ。

 キスも中毒になっちゃったけど、これも中毒になっちゃったのかも。

 聖が急に腰の動きを止めて息を一気に吐いたようだ。

 すると、

「ホント、もう、限界だから……はぁ……はぁ……達かせもらうよ……」

 そうだ。 聖は本当に限界だという事だ。 そう呼吸を乱しながら言っている位なのだから。

 その聖の言葉に僕は2回程頭を頷かせる。

 それを見た聖は笑顔になっていた。 その瞬間、聖がラストスパートかのように激しく腰を動かし始めてきた。

「ぁあん! ……ぁ……ぁああ!」

 本当に最後の腰の動きは今までの腰の動きとは違うとでも言った方がいいのかな? しかもガンガンと僕が気持ちいいポイントを突いてくるというだけだ。

 そりゃ誰だってそこが1番気持ちいいのだから声が出てしまうのは当たり前なのかもしれない。

 それと同時に僕の方も本当に限界になってきた。

「ひ、聖……はぁ……はぁ……いやぁああ!」

 僕の方も呼吸も乱れてくる。

 体の方だって汗でビショビショになってきて、体中気持ち悪い状態になってきた。

 僕は一瞬体を震わせると聖のモノを締め付けてしまっていたようだ。

「聖……それっ! ダメっ!」

 と本当に聖の方も切羽詰まったような声を出して来る。

 でもそんな事、僕の方は意識してやってる訳ではないのだから仕方がない事なのかもしれない。

「聖……もう、私の方は達くからね……。 もう少し我慢しようかと思ったのだけど……聖のせいだ……」
「ん? ぼ、僕も限界だから……」

 そう僕の方は聖に向かって微笑むと聖の方も微笑んでくれる。

 そして聖はギリギリの所まで腰を引いてくると、思いっきり僕の奥にあるポイント目掛けて突いてきた。

 その瞬間、僕の方も頭の中で何かが弾けたように、白い液体を自分のお腹へと放っていた。 だからなのか急にお腹の上が暖かくなったのが分かった。

 それと同時に聖の腰の動きが止み中の奥の方に温かさを感じる。 そして中で聖のモノがピクピクって動いているのも分かった。

 聖は大きな息をゆっくりと吐き出すと、少しだけ僕の中に聖のモノを止めさせ、その後ゆっくりと僕の中から聖のモノを出していく。
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