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 そういうとこ聖は余裕そうで何だか悔しい気持ちになってくる。

 本当、聖はこういう事に関して詳しそうだ。 ってうより、詳しいんだもんね。 だって、だって、今だってもう少しで僕が気持ち良くなれるポイントだったのに聖そこで指の動き止めちゃうんだもん。

 でも、そこで止められても僕からしてみてもどうしたらいいの? って感じなんですけど……!!

「……で、聖はどうして欲しい?   今日はやっぱ、バックホールで達っちゃう? それとも、ピンクホールの方を時間掛けて私のモノを挿れてみる?」

 ある意味、僕からしてみたら究極の選択なのかもしれない。 だって、だって、本当に僕からしてみたら本物のモノをバックホールでもピンクホールでも受け入れるのは初めてだからだ。

 でも、バックホールの方が多分そんなに時間掛けなくても平気って感じだよね? 多分……だって、そこは普段から自分でも慣らしている所だし……それだったら、バックホールの方がいいのかも……って事で、僕は、

「……こっちかな? だって、その方が時間掛けなくても済みそうだしね……」
「じゃあ、ピンクホールの方はまた次回っていうのか、まぁ、毎回少しずつ広げていくっていうのもありだよね?」
「え? 聖がそう言うなら……」
「じゃあ、そうしようか?」

 最初はあんなに僕のピンクホールの方をやろうって言っていた聖だけど……結局、今日はバックホールの方で折れてくれたみたい。 聖はやっぱ経験者だからピンクホールの方が時間掛かるって判断してくれたのかな?

 でもバックホールだって僕からしてみたら人のモノを受け入れるのは初めてで……ちょっと、そこは流石に怖いかな?

「ねぇ、普段、バックホールを自分でやってる時って、どんな方法でやってるの?」
「……へ?   どんな方法?」

 ……どんな方法って? あれしかないよね?

 聖の質問に少し考えてしまう。

「え? 指とか玩具とかって事?」
「うん……そういう事……。 そうか、君は玩具を使ってるんだ……結構、上級者なんじゃない? 因みにどれくらいの大きさの玩具入れてみてるの?」
「……へ? え?」

 まさか聖がそこまで聞いてくるとは思ってなかった僕は顔を赤くすると、ベッド横にある引き出しを指差す。

「そこに入ってるんだけど……」
「じゃあ、見てみてもいい?」
「うん……」

 恥ずかしいけど自分で出してくるよりかは聖に出してもらった方が恥ずかしくないかと思い、聖にそこにあると言ってみた。

 そうすると聖は僕が言った引き出しを覗きに行ってくれたみたいだ。
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