【R18/完結】僕は、お姫様？王子様？

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「それなら、良かった……。　じゃあ、お風呂に入ろうか？　お風呂の方も準備しといたからね……」

　そこに目を丸くする僕。

　……え？　え？　だ、だって……そこは……他人にやらせるような所じゃないでしょーー。　あ、でも、源さんって同じマンションに住んでるから、やり方は一緒なのかーー。

　そう変に納得してしまう僕。

　ま、まぁ、今の時代はボタン１つでお湯は出来る訳だしな……。　ちょっと昔のお湯沸かす機械だったら、ちょっとやり慣れている人じゃないと難しいのかもしれないのだけど……。

　ま、そこは仕方ないか……だって、僕がトイレに籠もった訳だし、うん、まぁ……それだったら、源さんの家でやれば良かったのかな？　ま、そこはいいけどさ……。

「源さん……お風呂に入ります？」

　っていうのも何か変だ。　だって、そこは源さんが用意してくれた訳だし、なんかこうややこしいというのか、これが、もし、ホテルだったら源さんからお風呂に誘ってきて、みたいになるんだろうけど……。

　源さんがお風呂やってくれたのに、ここは自分の部屋だから、僕がそういう事言わなきゃいけないってなんか違和感？

「そうだね……。　もう、裸になってるし、行こうか？」

　とりあえず、その源さんの声に僕は先にお風呂場に向かって歩き出して、その後ろから源さんがついてくるという感じだ。

　これが、恋人同士だったら、きっと源さんが僕の背中でも押して行くのだろうけど……。

　なんだろ？　セフレっていう距離……寂しいような、切ないような変な感じ……。

　恋人同士だったら、もっとこう源さんと接近して……ラブラブな感じなんだろうけど……。

　まぁ、セフレはあくまで友達って事だもんね。　そりゃ、恋人みたいな距離はないって事だもんね。

　それは仕方ないのか……。

　僕は少しその距離感に寂しさを覚えながらも源さんとお風呂場へと向かう。

　お風呂場へと入った僕達。

「やっぱ、同じ造りだよね？」

　なんて言いながら源さんは笑っていた。

　そうこのマンションのお風呂はこう普通の所のお風呂場よりオシャレに出来てるっていうのかな？　タイルは黒で少しばかり何かこうラメみたいなのが入っている。　壁に合わせてなのか浴槽の方も黒色だ。

　入浴剤を入れたら楽しめない色なんだけど……。

　まぁ、後はお風呂場にある小物が源さんのお風呂場と違う位なのかな？