【R18/完結】僕は、お姫様？王子様？

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　……セフレってこんなもんなのかな？

　なんかこう……寂しいっていうのか？

　これがもし恋人同士だったらチュウしたり、抱きしめあったり、イチャイチャしたりしてもうちょっと時間を過ごしていたのかもしれないのだけど、

「ああぁああ……んーー……何か足らない感じがする……」

　僕はソファの上で何かこう考え込んでしまっていた。

　だってだって、何かこう本当に寂しい感じがしたんだもん。

　確かに僕は独り暮らしだから、元から寂しい思いをしているのかもしれないのだけど……でもっ！　こう人を家に呼んでしまうともっとっていうのかなんていうのかな？

　僕はソファにあるクッションの上で今日の事についてではなく、源さんの事について考えてしまう。

　大人の色気……背が高い……顔もいい……！

　……あぁ……。

　考えただけでも源さんってかっこよすぎる……！！

　まるで、女子のように考えては顔を真っ赤にさせて、クッションをバンバンして、もう！　心臓はバクバクになるしっ！

　……それって、恋！！

　それと同時に僕は半身を起こす。

「え？　え？　そうなの！？　そうなの！？」

　はい！　そこで、僕パニック！！

「恋なのっ！？　源さんの事好きになっちゃったの！！」
「あ、でも……源さんとはセフレであって……あ、いやいや……まだ、セフレにもなってない感じでもあるんだけど……！」

　と僕は部屋で1人独り言。

「あ！　え？　んーー……どうしようか？　どうしようか？　ってか、どうしたらいいの？」

　両頬を押さえて1人で女子。

　あ、いや……僕は確かに女子の要素もあるんだから、そこは仕方がない言動なのだけど……。

　でも！　そうなんだよね！　僕は男子でもあって、女子でもあるんだから、恋した時には乙女にもなるって事なのかな！？

　そうだよね！　恋する乙女ーー！？　って感じ！？

「いいんじゃない？　僕……うん！　でもさ、源さんには好きです！　って言う！？」
「でもさ、源さんが僕に興味とか本当にただのセフレとかしかって思ってなかったら！？　もう、この関係は崩れてしまうのかな？」
「あーー！　それは嫌だかもーー！」